人気ブログランキング | 話題のタグを見る

イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

クリームを入れた紅茶のことではない。紅茶、スコーンにクローテッドクリームとストロベリージャムが添えられたもの。これが激ウマ。この取り合わせは、相加相乗効果絶大。どんどん食べちゃう、どんどん飲んじゃう。ダイエットってなに?痩身ってなに?って感じ。
# by ricoricex | 2006-07-24 21:49 | お菓子

イギリスのソーセージはまずいまずい、と聞かされていて、さぞや、とドキドキしながらそのチャンスをうかがっていたが、ついにその機会はなかった。と、そーではなく、私が逆にこのソーセージおいしいなぁ、と思っていたのが、イギリスのソーセージでした…。イングリッシュ・ソーセージを私が好きなのは、私が肉の脂を好きでないからかもしれない。カルビや和牛は脂っこくって苦手だからなぁ。
 
ドイツや日本のパリッとする肉たっぷりの入ったソーセージと違って、見た目はほんのりピンク、そして肉の量はきわめて少ない。替わりにパン粉だかなんだかが入ってふにゃふにゃしている。肉は入っていないという、まことしやかなうわささえあるほどだ。なんでも肉の含有量が少なくって、EUの規定するソーセージの分類に入れられないらしい…。そーいえばイギリスのチョコレートもミルクの量が多すぎて同じようなことになっていたような…。
 
私の好きなイングリッシュ・ソーセージの食べ方は、フライパンで焦げ目が付くまで焼いて、グレイヴィーソースをたっぷりかけて、付け合わせにマッシュドポテト(マッシュドキャロットでもマッシュドピーでもOK)やさやいんげん(人参でもOK)のグラッセ、スチームもしくは茹でたカリフラワー(ブロッコリー、キャベツや芽キャベツでもOK)とかを添えるというもの。ただし、日本ではイングリッシュ・ソーセージを見かけないので、食べられないのが残念。いかん、食べたくなってきた…。



・当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます。
# by ricoricex | 2006-07-10 00:50 | スナック

カスタード【Custard】


カスタード、要するにカスタードクリームのことだが、まあ、生活してみるまで、イギリス人がこーもカスタード好きだとは思わなかった。アップルクランブルやケーキ、缶詰めの果物など、なんでもござれだ。

クリスマスプディングにはお酒の効いたアイシングソース(っていうのか?)と相場が決まっていて、ある時、クリスマスプディングを日本に送ってくれたはいいが、果たしてソースをどーしよう、どうやってつくるのだろうと訊いたら、ああカスタードで十分だよ、とのこたえ。で、カスタードの粉をもっていた私は、指示通り、クリスマスプディングにカスタードをかけて食べたのですが、これがおいしかった! 

カスタード【Custard】_e0038047_1930530.jpgこのカスタード、缶詰めや粉(お湯を加えて使う)で売っている。粉を使う場合は、粉臭さをとばすために、30秒ぐらい電子レンジにかけるといいわよ、と教えてもらった。あくまで短い時間でね、と。長くかけるとカスタードがかたくなってしまうからだそーだ。

でも、よく考えてみれば、アングレーズソース(de la sauce anglaise)、つまりフランス語でイングランド風ソースとは、カスタードをゆるくしたようなソースだもんなぁ。



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


# by ricoricex | 2006-06-25 20:22 | お菓子

紅茶【Tea】


もういい加減、お紅茶イメージはやめにしないか、と言いたい。今日日ソーサー片手に香りを楽しむような紅茶の飲み方を日常的にしているイギリス人なんて、圧倒的にマイノリティーだろう。まあ、海外では一般的に日本茶といえば茶道のイメージが抜けないのでお互い様といえばお互い様だし、それはそれでその国の一部だから間違いではないけど、なんだかパブリックイメージをつくり上げて、いいように商売に利用されているような気もする。うがち過ぎだろうか。

コーヒーも飲むようになったとは言うが、確かにイギリス人は紅茶をよく飲む。特に家では。1日5〜6杯なんてざらだろう。私が学校に行ってたとき、休憩のあと、先生が紅茶の入ったマグ片手によく教室に来てた。日本人がちょっとお茶でも、といって番茶を飲む、それを同じことだと思う。

イギリス人の紅茶の飲み方はマグでティーバッグとラフなもの。ティーリーフを使っている人は見たことがない。そりゃ毎日飲むものだもん、面倒臭いことはしてらんないわな。ティーバッグもたいがい四角とか丸とかでひものないタイプ。マグにティーバッグを入れて、熱湯を注ぎ、スプーンでぎゅっとやるからひもはいらないし、あるとかえって邪魔なんだろう。そして、砂糖2杯にミルクたっぷりを入れる。まあ、これは個人の好みだけどね。



・当ブログ内の文章、写真、その他の無断転用、転載を固く禁じます。



# by ricoricex | 2006-06-21 23:12 | 飲み物

ミシュランの星をもつ、おそらくイギリスで一番信頼の厚いシェフ、ではあるまいか。元フットボーラーで、ケガだかでリタイヤを余儀なくされたあと、お姉さんだか妹さんだかの助言で、ぶらぶらしているぐらいならと、クッキングスクールに通い始めたのが料理の世界に入るきっかけだったらしい。その後メキメキと頭角を現し、あっという間にスターシェフの仲間入りをした。料理の腕もさることながら、スタッフへの罵声もすごいとか…。まあ、見た目もなかなかいかついのであります。

2004年のGW、イギリスにいた私。チャンネル4だかBBCだかで、ゴードン・ラムジィが地方の傾きかけたレストランに行って、その実態をみきわめる、みたいな番組があった。『Kitchen Nightmare』だかなんだかそういうタイトルの番組だったが、これがたいそう興味深かった。ゴードンの容赦ないがもっともな指摘、ふてくされるレストランスタッフなど、一種のドキュメンタリーである。そして、ここが日本の番組と決定的に違う点だが、彼はレストランの復活劇に加担するわけではない。番組はあくまでゴードンの目からみたダメレストランを追う。その後、しばらくして、そのレストランはつぶれてしまったらしい…。

ところで、コンラッド東京のメインダイニングのシェフがゴードン・ラムジィときいて、腰を抜かすほどびっくりした。しかもレストラン名は彼の名を冠しているではないか。生粋のフレンチシェフの後退か(フランスの労働条件の弊害かもしれない、もちろん理由はそれだけでないだろうが)、はたまた差別化を図るためか、いずれにしろ、ファインダイニングのシェフがフランス一辺倒じゃない時代に突入したのねぇ。で、そのコンラッド東京での表記はゴードン・ラムゼイになっている。うーん、発音の問題だから、正しい日本語表記は存在しないわけだが、ゴードン・ラムジィという方が私はピンとくる。


(追記)
※コンラッド東京に入っていたゴードン・ラムジィのレストランは、2013年5月末をもって閉店しました。
http://shinbashi.keizai.biz/headline/1428/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!

# by ricoricex | 2006-06-14 23:46 | 食の人