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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<   2018年 10月 ( 34 )   > この月の画像一覧



イギリスの飲食業界誌「Restaurant Magazine」が選ぶ
世界のベストレストラン50”といえば、
毎年春に発表され、大きな話題となるので、ご存知の方も多いかと思います。
( → https://ricorice.exblog.jp/27208867/

世界のベストレストラン50は、その名のとおり、世界を対象に優良なレストランをランキングするもので、
Restaurant Magazine」を擁するWilliam Reed Business Mediaでは、
バーについても同じように“世界のベストバー50”をランキング。
こちらは毎年秋に発表され、今年は、2018年10月3日(水)に発表されました。
The World’s 50 Best Bars
http://www.worlds50bestbars.com


ランキングは以下のとおりです。
※レストラン名の後にある数字(かっこに入った場所の後)は、昨年、2018年のランキング、Nはニューエントリーです。

01. Dandelyan, Mondrian London(ロンドン、イギリス) 02
02. American Bar, The Savoy Hotel(ロンドン、イギリス) 01
03. Manhattan, The Regent Hotel(シンガポール) 07
04. The NoMad, NoMad Hotel(ニューヨーク、アメリカ合衆国) 03
05. Connaught Bar, The Connaught(ロンドン、イギリス) 04
06. Bar Termini(ロンドン、イギリス) 09
07. The Clumsies(アテネ、ギリシャ) 06
08. Atlas(シンガポール) 15
09. Dante(ニューヨーク、アメリカ合衆国) 16
10. The Old Man(香港) N

11. Licoreria Limantour(メキシコシティ、メキシコ) 14
12. High Five(東京、日本) 13
13. Native(シンガポール) 47
14. Floreria Atlántico(ブエノスアイレス、アルゼンチン) 23
15. Attaboy(ニューヨーク、アメリカ合衆国) 08
16. The Dead Rabbit(ニューヨーク、アメリカ合衆国) 05
17. Oriole(ロンドン、イギリス) 17
18. Coupette(ロンドン、イギリス) N
19. Himkok(オスロ、ノルウェー) 20
20. Speak Low(上海、中国) 10

21. Sweet Liberty(マイアミ、アメリカ合衆国) 27
22. Baba Au Rum(アテネ、ギリシャ) 30
23. Operation Dagger(シンガポール) 24
24. Le Syndicat(パリ、フランス) 34
25. Lost & Found(ニコシア、キプロス) 29
26. Employees Only(ニューヨーク、アメリカ合衆国) 37
27. Central Station(ベイルート、レバノン)
28. Scout(ロンドン、イギリス) N
29. Three Sheets(ロンドン、イギリス) N
30. Black Pearl(メルボルン、オーストラリア) 22

31. Tales & Spirits(アムステルダム、オランダ) 35
32. Linje Tio(ストックホルム、スウェーデン) 44
33. Little Red Door(パリ、フランス) 11
34. 28 HongKong Street(シンガポール) 25
35. Happiness Forgets(ロンドン、イギリス) 12
36. La Factoría(サンフアン、プエルトリコ) 39
37. Paradiso(バルセロナ、スペイン) N
38. Indulge Experimental Bistro(台北、台湾) 28
39. El Copitas(サンクトペテルブルク、ロシア) N
40. Tommy's(サンフランシスコ、アメリカ合衆国) 48

41. Blacktail(ニューヨーク、アメリカ合衆国) 32
42. Candelaria(パリ、フランス) 19
43. Schumann´s(ミュンヘン、ドイツ)38
44. Trick Dog(サンフランシスコ、アメリカ合衆国) 26
45. Fifty Mils(メキシコシティ、メキシコ) N
46. Swift(ロンドン、イギリス) N
47. Salmon Guru(マドリード、スペイン) N
48. Buck and Breck(ベルリン、ドイツ)
49. Bar Benfiddich(東京、日本) 36
50. Lost Lake(シカゴ、アメリカ合衆国) N


詳細は、以下で(↓)
The World’s 50 Best Bars
http://www.worlds50bestbars.com

でチェックするのがいいのですが、
ざっとならすなら、こちら(↓)がおすすめ。
The World's 50 Best Bars 2018: the list in pictures
https://www.theworlds50best.com/blog/News/worlds-50-best-bars-2018-list-in-pics.html


とにかく写真がきれいでね。
眺めているだけで楽しい。
カクテルでシンプルな分、作る方も撮る方も創作意欲がかき立てられて楽しいんだろ〜な〜。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスの業界誌が選ぶ2017年“世界のベストバー50” → https://ricorice.exblog.jp/26092218/
○イギリスの業界誌が選ぶ2018年“世界のベストレストラン50” → https://ricorice.exblog.jp/27208867/
○イギリスの業界誌が選ぶ2018年“世界のベストレストラン”51〜100位 → https://ricorice.exblog.jp/27284095/
○exエル・ブジのシェフ、今夏ロンドンはメイフェアにレストランをオープン! → https://ricorice.exblog.jp/27278749/




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by ricoricex | 2018-10-31 00:00 | 順位&セレクト | Trackback

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ロンドンの飲食メディア“Eater London”の2018年9月1日(土)づけであったのはこんな記事(↓)。
今すぐ行きたい! ロンドンのハンバーガー店・ベスト15
15 Brilliant Burgers in London
https://london.eater.com/maps/best-burgers-london


選ばれたのは以下の店舗です。

01. Lucky Chip(ロンドン各所)
02. The Duke of Richmond Public House & Dining Room(ダルストン)
03. Shake Shack Stratford(ストラトフォード)
04. Chick 'n' Sours(キングスランド)
05. Burger and Beyond(ロンドン各所)
06. The Drapers Arms(イズリントン)
07. The Patate(キングス・クロス)
08. Hawksmoor(ロンドン各所)
09. Bleecker(ロンドン各所)
10. Baba G's(ロンドン各所)

11. Mac and Wild(フィッツロヴィア、シティ)
12. Patty & Bun(ロンドン各所)
13. Bar Boulud(ナイツブリッジ) ※休業中(2018年12月4日(火)再オープン予定)
14. Slow Richie's(ペッカム)
15. Other Side Fried(ロンドン各所)


おなじみのチェーン店から、新進気鋭の個人店、はたまた肉料理に定評のある店やパブ、ホテル内の飲食店まで、
見ているだけで独特の脂と油の匂いが鼻先に漂ってきそう。
そして、この豪華でカラフルなラインナップに、もはやハンバーガーはお手軽というイメージを、いったん払拭した方がよさそうですね。

このラインナップには、アメリカ合衆国発のポッシュ(グルメ)バーガーチェーンのShake Shackも入っていて、
いやぁ、昨年2017年秋の一年ぶりの渡英では、
Shake Shackの増殖ぶりに驚きました。
Shake Shack未体験の私、次回のイギリス訪問では試してみるかな。

~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンのハンバーガー・ベスト15 → https://ricorice.exblog.jp/24668948/
○ロンドンで食べたいハンバーガー8選 → https://ricorice.exblog.jp/24344835/
○イギリスで食すべきハンバーガー17選 → https://ricorice.exblog.jp/22878825/
○グルメバーガーの快進撃はいつまで続くのか? → https://ricorice.exblog.jp/23600997/
○グルメバーガーに新局面 → https://ricorice.exblog.jp/20796887/
○夕食@オネスト・バーガー/Honest Burgers(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25201246/
○ランチ@バイロン・ハンバーガー/Byron Hamburgers(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26056135/




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by ricoricex | 2018-10-30 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店) | Trackback

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2018年5月23日(水)づけのイギリスのフードマガジン「オリーヴ・マガジン/Olive Magazine」にあったのはこんな記事。

休日に出かけたいイギリスのヴィンヤード(ブドウ畑)はここ!
Best English vineyard breaks
https://www.olivemagazine.com/travel/uk/best-english-vineyard-breaks/


イングリッシュワインを飲むだけでなく、
原料となるヴィンヤード(ブドウ畑)にも行ってみましょう!ってわけです。

オリジナル記事には、ワインのほかに、
おすすめの食事や宿についても言及していますが、
当ブログでは、とりあえずおすすめワインまでご紹介します。

あっ、そうそう、オリジナル記事に倣って“ヴィンヤード(ブドウ畑)”と綴っていますが、
ワインエステイト/ワイナリーと同じと捉えて問題ないか、と。

そんなわけで、選ばれたのはヴィンヤード(ブドウ畑)は以下のとおりです。

01. Tinwood Estate(ウェスト・サセックス)
おすすめワイン: Blanc de Blancs sparkling Chardonnay

02. Hush Heath Estate and Winery(ケント)
おすすめワイン: Balfour Brut Rosé 2010

03. Kingscote(ウェスト・サセックス)
おすすめワイン: The Fat Fumé

04. Camel Valley Vineyard(コーンウォール)
おすすめワイン: The 2012 Cornwall Pinot Noir Rosé Brut

05. Three Choirs(グロスターシャー)
おすすめワイン: The Siegerrebe 2012

06. Wyken Vineyards(サフォーク)
おすすめワイン: Wyken Moonshine

07. Chapel Down(ケント)
おすすめワイン: The 2014 Flint Dry

08. Sharpham Wine and Cheese(デヴォン)
おすすめワイン: The Estate Selection 2014

09. Ryedale Vineyard(ノース・ヨークシャー)
おすすめワイン: Yorkshire’s Lass

10. Rathfinny Estate(ウェスト・サセックス)
おすすめワイン: Sparkling


09のRyedale Vineyardのように、
もはやイングランド南部だけでなく、北部もヴィンヤードが当たり前にある状況になったことを、改めて認識。

こういう記事を眺めるとすぐに飛んで行きたくなり、
私自身これまでにいくつかのヴィンヤードを回ったけれど、問題は足!
車でないとなかなか不便で、友人と連れ立ったり、タクシーで行ったり、一度は迎えにきてもらったこともありました。

運転免許は持っているし、オートマよりもミッションの方が運転しやすいな〜、だったので(遠い記憶)、
ミッションカーが主流(今も、かな?)のイギリスではい〜んじゃない!って思わなくもないけれど、
年に数日のために、すっかり錆びた腕を取り戻すために、ペーパードライバー教室に行くのもなぁ〜、とほったらかし。
早く自動運転車が一般化することを願う!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○訪問したいイギリスのヴィンヤード(ブドウ畑)はここ! → https://ricorice.exblog.jp/27514898/
○保存版! 活用したいイギリスのヴィンヤードマップ → https://ricorice.exblog.jp/27116137/
○ロンドンから2時間以内、訪問したいイギリスのワイナリー → https://ricorice.exblog.jp/26476583/
○イングリッシュワイン用、ユニークなブドウ畑10選 → https://ricorice.exblog.jp/25071276/




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by ricoricex | 2018-10-29 00:00 | イングリッシュワイン | Trackback

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へヴァ/Hevvaとは聞き慣れない言葉で、
それもそのはず、コーニッシュの言葉でHeavyを意味します。
なので、このお菓子は別名、ヘヴィー・ケーキ/Heavy Cakeと言います。

なぜ、Hevva(Heavy)なのか。
これ、掛け声だったようです。

どういうことか、というと、
コーンウォールは海に面したエリア。
ということは漁が盛んだったところでもあります。
(現在でも漁村は健在で、リック・スタインの例に漏れず、
新鮮なシーフードを求めて、この地にレストランを構える料理人も見られます。)

かつては現在のように、ハイテクではありませんでしたから、
目視も漁には大切な要素となります。
そこで、イワシ漁の際に、漁師の妻たちは崖の上からイワシの群れを探し、
そうして見つけたら、海で漁を待ち構えている夫の漁師たちに、叫びます。
このときの掛け声が「へヴァ/Hevva」だったとのこと。

そうして、無事、イワシの群れを伝えた妻たちは急いで家に戻り、
大漁となって帰宅する夫たちをねぎらうために焼いたのが、このケーキなのです。
材料を混ぜて焼くだけ、の簡単さは、
すぐにできるように、の表れなのです。

へヴァ・ケーキの特徴である表面の格子は、漁網を意味しているのだとか。
ということは、レーズンはイワシなのかもしれません。
そして、HevvaというのはHeavyであり、つまり“重い”ということで、
これは大漁を意味するとともに、願かけでもあったのかなぁ、と推察するのです。

また、魚は群れをなすので、黒いかたまりとなって見つけられる、というのは、
魚は群れをなすので、通常は数えられない名詞、不可算名詞として扱う
(こういう数えられる、数えられない、実際はケースバイケースです)、
ということにも妙に納得したりして。
そして、どうしても金子みすゞの「大漁」の詩を思い出してしまう私です。

ところで、ケーキなのにそんなにすぐに作れるの?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
イギリスでいうケーキの定義は、日本のそれとは異なり、広範囲にわたります。
このヘヴァ・ケーキのケーキは、ロック・ケーキのような、ウェルシュ・ケーキのような、はたまたスコーンのような、
クリックブレッドならぬクイックケーキとも呼べそうなもので、
これらのケーキ同様、ケーキのような、ビスケットのような、パンのような、
材料を混ぜるだけの生地と、ホロホロと口の中でほどけ紅茶をガブガブ飲みたくなるところが共通項です。

コーンウォールに伝わるレシピは、油脂はラードだけ、のようですが、
バターを使うことで、現代風のリッチな味わいにしました。

<材料(26×19cm型のトレイ1個分)>
薄力粉……300g
バター……100g
ラード……50g
グラニュー糖……75g
卵……1個
牛乳……大さじ2
塩……小さじ1/2
レーズン……150g
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<作り方(調理:35分 オーブン:40分)>
下準備
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. 薄力粉と塩を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。卵をときほぐす。
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2. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
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3. 2をボウルにあけ、グラニュー糖、ラード、レーズンを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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4. 3のくぼみに、1のときほぐした卵と牛乳を入れる。
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5. ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
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6. 5の生地を準備しておいた型に入れ、生地を広げ、表面を平らにならす。
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7. 6の生地の表面に、ナイフで格子状に浅く切り込みを入れる。
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8. 180℃のオーブンで40分焼く。
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9. 冷めたら型から外し、適当な大きさ(3×4または4×6)に切る。
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(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2018-10-28 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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遅くなりましたが。。。
2018年6月11日(月)、イギリスの飲食メディア“SquareMeal”による
ロンドンを除くイギリスのレストランのトップ100が発表されました。
UK Top 100 Restaurants 2018
https://www.squaremeal.co.uk/restaurants/news/awards/uk-top-100-restaurants-2018

ランキングは以下のとおりです。


01. Casamia(ブリストル)12
02. L'Enclume(カートメル、カンブリア) 03
03. The Sportsman(シーソルター、ケント) 01
04. Belmond Le Manoir aux Quat’Saisons(オックスフォードシャー) 02
05. The Fat Duck(メイデンヘッド、バークシャー) 04
06. The Hand & Flowers(マーロウ、バッキンガムシャー) 05
07. 64 Degrees(ブライトン) 17
08. Restaurant Sat Bains(ノッティンガム) 11
09. Midsummer House(ケンブリッジ) 07
10. The Waterside Inn(メイデンヘッド、バークシャー) 06

11. The Artichoke(オールド・アマーシャム、バッキンガムシャー) 10
12. Restaurant Nathan Outlaw(ポート・アイザック、コーンウォール) 08
13. Fraiche(ウィラル、マージーサイド) 13
14. The Elephant(トーキー、デヴォン) 09
15. Matt Worswick at the Latymer(バグショット、サリー)
16. Isaac At(ブライトン)
17. Paul Ainsworth at No. 6(パドストウ、コーンウォール) 40
18. The Kitchin(エディンバラ) 27
19. Little Fish Market(ブライトン) 56
20. Benedicts(ノーリッチ)75

21. The Black Swan at Oldstead(ヨーク) 82
22. The Whitehouse Restaurant(ロッカライン、スコットランド)
23. André Garrett at Cliveden(メイデンヘッド、バークシャー) 22
24. Salt Room(ブライトン) 55
25. Stovell’s(チョブハム、サリー) 16
26. Moor Hall(オートン、ランカシャー)45
27. Raby Hunt(ダーリントン) 19
28. The Three Chimneys(コルボースト、スコットランド) 46
29. Ynyshir(ポーイス、ウェールズ) 80
30. The Pony & Trap(ブリストル) 77

31. Ondine(エディンバラ)73
32. The Woodspeen(ニューベリー、バークシャー)
33. The Man Behind the Curtain(リーズ) 29
34. Cin Cin Brighton(ブライトン)
35. The Seahorse Restaurant(ダートマス、デヴォン) 62
36. Where the Light Gets In(ストックポート、マンチェスター)
37. Lake Road Kitchen(アンブルサイド、カンブリア) 18
38. Sticky Walnut(チェスター)14
39. The Coal Shed(ブライトン)
40. Adam’s(バーミンガム) 38

41. The Hind's Head(メイデンヘッド、バークシャー)
42. Restaurant Mark Greenaway(エディンバラ) 15
43. Pascere(ブライトン)
44. Orwells(ヘンリー・オン・テムズ) 31
45. The Seafood Restaurant(パドストウ、コーンウォール) 65
46. Forest Side(グラスミア、カンブリア) 28
47. L’Ortolan(レディング) 86
48. Morston Hall(ホルト、ノーフォーク) 83
49. Whatley Manor(マームズベリー、ウィルトシャー)
50. Salt(ストラトフォード=アポン=エイヴォン、ウォーリックシャー)

51. The Jetty(クライストチャーチ、ドーセット)
52. Beckford Arms(ウォーミンスター、ウィルトシャー)
53. The Pig(ブロッケンハースト、ハンプシャー) 57
54. The Hardwick(アバガヴァニー、ウェールズ) 36
55. Nut Tree Inn(キッドリントン、オックスフォードシャー)
56. Y Polyn(カーマーゼン、ウェールズ) 20
57. Bohemia(セント・ヘリア、ジャージー) 42
58. Freemasons at Wiswell(クリザーロー、ランカシャー) 41
59. Adam Reid at The French(マンチェスター) 26
60. The Crown at Burchetts Green(メイデンヘッド、バークシャー) 

61. Gravetye Manor(イースト・グリンステッド、サセックス)
62. The Walnut Tree(アバガヴァニー、ウェールズ) 39
63. Rogan & Co(カートメル、カンブリア)
64. Sorrel(ドーキング、サリー)
65. Purnell's(バーミンガム)51
66. Le Champignon Sauvage(チェルトナム) 43
67. The Coach(マーロウ、バッキンガムシャー) 84
68. Castle Terrace(エディンバラ) 50
69. Craig Millar @ 16 West End(ファイフ、スコットランド) 33
70. Alimentum(ケンブリッジ) 34

71. The Idle Rocks(セント・モース、コーンウォール)
72. The Gingerman(ブライトン)
73. The Sir Charles Napier(チナー、オックスフォードシャー) 54
74. The Leaping Hare Vineyard Restaurant(ベリー・セント・エドマンズ、サフォーク)
75. The Greyhound on the Test(ストックブリッジ、ハンプシャー)
76. Restaurant Andrew Fairlie(パースシャー、スコットランド) 44
77. Bulrush(ブリストル)59
78. Northcote(ブラックバーン、ランカシャー) 32
79. Coombeshead Farm(レワニック、コーンウォール) 89
80. Hambleton Hall(オーカム、レスターシャー) 47

81. Skosh(ヨーク)
82. Restaurant James Sommerin(カーディフ) 30
83. Terre à Terre(ブライトン)
84. JSW(ピーターズフィールド、ハンプシャー)
85. Restaurant Martin Wishart(エディンバラ) 37
86. Simpsons(バーミンガム) 25
87. Read’s(フェイバーシャム、ケント) 35
88. The Star Inn (Harome)(ハローム、ヨークシャー) 66
89. Roger Hickman’s Restaurant(ノーリッチ) 52
90. Burnt Truffle(ヘスウォール、マージーサイド)48

91. Maison Bleue Bury St Edmunds(ベリー・セント・エドマンズ、サフォーク)
92. Chapter One(ロックスボトム、ケント) 91
93. World Service(ノッティンガム)
94. Timberyard(エディンバラ) 99
95. Luscombes(ヘンリー・オン・テムズ、オックスフォードシャー) 93
96. The Beehive(メイデンヘッド、バークシャー)
97. The Whitebrook(モンマス、ウェールズ) 96
98. Lympstone Manor(エクスマウス、デヴォン)
99. The Dining Room at Chewton Glen(ニュー・ミルトン、ハンプシャー) 94
100. The Pointer(ブリル、バッキンガムシャー) 69


この“SquareMeal”のトップ100、冒頭でリンクを張ったニュース&リストのほかに、それぞれのお店を写真付きでダイジェストに紹介した記事もあります(↓)。
UK Top 100 Restaurants 2018
https://www.squaremeal.co.uk/restaurants/selections/uk-top-100-restaurants


こちらでは、地図上に各レストランの場所が示されていて、
ひと目で、どこにどのお店があるのか、
とりわけ、なじみのない地域でもすぐにチェックできて便利です。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○SquareMealが選ぶ 2017イギリスのレストラン・トップ100(ロンドンを除く) → https://ricorice.exblog.jp/25989833/
○発表! 『ミシュランガイド イギリスおよびアイルランド』2019年版 → https://ricorice.exblog.jp/27538563/
○最新UKトップ50レストラン for 2019 → https://ricorice.exblog.jp/27474963/
○ナショナル・レストラン・アウォーズ2018 → https://ricorice.exblog.jp/27273168/
○Harden’sによる2017年イギリスのレストラン・トップ100 → https://ricorice.exblog.jp/26240794/




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by ricoricex | 2018-10-27 00:00 | 順位&セレクト(イギリスの店) | Trackback

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4〜5年前だったでしょうか。
駅前の広場でストリートフードマーケットが立ち、
その日の私の動線上にあり、さっとテイクアウェイして、さっと食べるのにいいし、
何より好奇心がむくむく沸き起こって、キングス・クロスに立ち寄ったのは。

キングス・クロスに到着したときに、あれっ?となったのは、
2012年に駅舎の改修工事が終わり、
そういえば、と思い起こせば、隣接するセント・パンクラス駅が2007年にユーロスターの発着駅となり、
ここから拍車がかかり始めたのか、
かつての薄汚い、いかにも治安の悪い場所だったのと打って変わって、
なんだかきれいになっていて、活気もあるじゃない!

キングス・クロスの再開発が目覚ましいのは、駅もさることながら、
リージェンツ・カナルを渡ったエリアもそう。
2011年、ロンドン芸術大学のカレッジのひとつ、セントラル・セント・マーチンズ/Central Saint Martinsが、ウェストエンドから
元穀物倉庫、グラナリー・ビルディング/Granary Buildingを改修した建物に引っ越し、
セントラル・セント・マーチンズと聞けば、パブロフの犬のごとく、Pulpの「Common People」を口ずさんでしまう私です)



e0038047_15453967.jpgこの建物にぐるっと沿って歩くと、モダン・インディアンカフェのディシューム/Dishoomをはじめ、
気のきいた飲食店が入っていたりします。

また、このエリアの大きな話題といえば、
ここにはグーグル/Googleの英国本社が(これが巨大なビルらしい)建設されるってこと(↓)。


そして、運河沿いのコール・ドロップス・ヤード/Coal Drops Yardもそのひとつ。
コール・ドロップス・ヤードはその名のとおり、
かつては北イングランドから運ばれてきた石炭を管理していた場所。
ヴィクトリア朝時代の建物が非常に印象的です。
この建物がショョッピングコンプレックスとして新しく息を吹き返し、
本日、2018年10月26日(金)、約50の店舗がオープンを迎えます。
すでにトム・ディクソン/Tom Dixonの旗艦店は4月にオープンしていたりするのですが、
本日が実質的なグランドオープンといえるでしょう。

先に記したトム・ディクソンのほか、ポール・スミス/Paul Smithマーガレット・ハウエル/MHL.(Margaret Howell)フレッドペリー/Fred Perryユニバーサル・ワークス/Universal Worksロスト・プロパティ・オブ・ロンドン/LPOL(Lost Property of London)といったファッションブランドのほか、
飲食店も店舗数こそ多くないものの、“今”を感じさせる話題のお店が入店。
ラインナップは以下のとおりです。

Barrafina
Bodega Rita’s
Casa Pastor
Coal Office
Hicce
House of Cans
Le Chocolat Alain Ducasse
Morty & Bob's
Redemption Roasters

何より、コール・ドロップス・ヤードのウェブサイトがワクワク感あふれていて楽しい!
私の好きな世界観だわっ!


このコール・ドロップス・ヤードのオープンについて、イギリスのメディアの報道のリンクをはっておきますね。

London Evenig Standard(ロンドンの夕刊)
Coal Drops Yard: London’s new eating, shopping and playing paradise
https://www.standard.co.uk/go/london/attractions/coal-drops-yard-eating-shopping-kings-cross-a3963551.html


Time Out(ロンドンの情報メディア)
London’s coolest new shopping district opens this week
https://www.timeout.com/london/news/londons-coolest-new-shopping-district-opens-this-week-102218


Eater London(ロンドンの飲食メディア)
The Lowdown on All the New Restaurants Coming to King’s Cross
https://london.eater.com/2018/7/31/17633766/kings-cross-coal-drops-yard-barrafina-pastor-harts-group



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○朝食@ディシューム/Dishoom(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27226476/
○ランチ@ヴィノテカ/Vinoteca(ロンドン) → <https://ricorice.exblog.jp/27367160/
○お茶@ジャーマン・ジムナジウム/German Gymnasium(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27302483/
○アラン・デュカスのチョコレートショップ、2018年秋ロンドンにオープン → https://ricorice.exblog.jp/27320487/
○2017年秋、ロンドン・シティに登場するブルームバーグのヨーロッパ本部は新ダイニングスポットでもある → https://ricorice.exblog.jp/25977424/




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by ricoricex | 2018-10-26 00:00 | イギリスの食ニュース | Trackback

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名前は知っていて場所も認識していたのだけれど、
なんせピカデリー駅至近とあって、いつでも行けるからそのうちね、と、
それ以上でもそれ以下でもなかったのですが、
がこの店の本『Zedel: Traditions and recipes from a grand brasserie』を執筆したのが、AAギルと知り、


あっ、行っとかないとな、と、私の中の行きたい店リストの上位に急浮上した次第。
AAギルがどんな人物だったかについてはこちらを(↓))
https://ricorice.exblog.jp/26073000/

とはいえ、近いようで遠い、なかなかタイミングが合わないわけです。
とはいえ、ちゃんと機会は巡ってきました。


ブラッセリー・ぜデル/Brasserie Zédel
https://www.brasseriezedel.com/brasserie-zedel


迂闊でした。
あれほど紹介記事を目にしたのに、AAギル執筆の本『Zedel: Traditions and recipes from a grand brasserie』の存在を知るまで、
どうして後手に回してしまっていたのでしょう。

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ピカデリー駅からすぐ。
赤を基調としたエントランスのキャノピーや看板、店の前に設けられたテラス席は、
どんなに地図オンチの人でもすぐにわかる目立つ店構えです。
この外観は、“いかにも”なパリのビストロ。

ですが、店内に入って階段を降りて、驚きました。
外から想像できないほど広いのです。
地下は3ブースに分かれていて、バーとキャバレー(ジャズクラブ)とそしてブラッセリー
床にはどん!と“ZÉDEL”の文字。チケットカウンターもあり、ぐっとクラシック浪漫な趣。
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ブラッセリー・ぜデルはその地階の奥にあり、店内に入ってまた驚き!
アール・デコのスタイルが見事に残されているのです。
やけに広いな〜、と思ったら、200人収容できるそうで、
かつてはホテルのボールルームだったとのこと。道理で。
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いや、もうね、外の世界から切り離されタイムトリップいたような、
このゴージャスな空間だけで訪問の価値あり。
私が来店したときは、ちょうどお昼時の13時前だったのですが、
席数が多いので、すぐに案内してもらえました。

平日、ということもあってか、平均年齢は高め。
英語だけでなくいろんな国の言葉が飛び交い、
イギリスはヨーロッパ(大陸)じゃないけれど、やっぱりヨーロッパなんだなぁ、って感じたりして。
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この豪華なインテリアと、スマートカジュアルなお店で見れらるフレンドリーさとは違ったキビキビとしたサーヴィスと、にも関わらず、
お値段は、(別の意味で)驚くほどお値打ち。

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今日のひと皿(plat du jour)に始まり、オードブル、肉、魚、野菜(付け合わせ)、チーズ、デザート、とアラカルトメニューもあるけれど、
きわめつけはセットメニュー。
2コースで£10.50、3コースで£13.75。
前菜、メイン、デザートにグラスワイン(&お水)がついた「Formule」は£19.75。
これにサーヴィス料がプラスされても、£20ちょいです。

私がオーダしたのは、「Formule」。

メインのみ2種類から選ぶことができ、その内容は以下のとおりです。・セルリアックのサラダ(レムラードソース)/Céleri Rémoulade
・鴨のコンフィ/Confit de Canard
(もうひとつのメニューは、ヘダイ(のポワレ、だと思う。おそらく)/Filet de Daurade)
・タルト・オ・シトロン(レモンタルト)/Tarte au Citron
・ハウスワイン(グラスで)(&お水)/Verre de Vin Maison, Eau
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私は条件反射的に選ぶメニューがあって、鴨のコンフィもそのひとつ。
鴨のコンフィらしいで鴨のコンフィ、まずまず。
そもそも、この値段で、ブラッセリーで、レストランの料理を求めちゃいけないのだ!

鴨のコンフィはまあまあ、なことが多く、なかなか当たり!に遭遇しないにも関わらず、好きなんですよねぇ。
私にとってのベストの鴨のコンフィ(鴨料理全般)は東京・恵比寿にあった「ル・レストラン・ドゥ・レトワール」の、オープンして最初の数年のもの
(途中からランチにパスタを出すようになってからは、迷走しているように見受けられて足が遠のき、気づけば閉店していた。。。)。
この食体験が大き過ぎたのか、ほかのお店でも過度に期待するようになってしまい、果たしてよかったのか悪かったのか。。。
とにかく、「ル・レストラン・ドゥ・レトワール」は鴨がガツン!とした味わいで、圧倒的においしかったんですよ、もう、おいしい、という言葉以外見当たらない。
この衝撃と同レベルか超えるものに出合えることを、もうあれほどのものには出合えないかもと思いつつ、どこかで期待しているのかもしれませんね。

はい、なので、ブラッセリー・ぜデルでも、迷わず、うん、鴨のコンフィ!だったのでした。

前菜のセルリアックのサラダも、いかにもフランスっぽいメニュー。
クネルにした盛りつけもクラシカルで、モダンな料理では見ないので逆に新鮮。
セルリアックの食感、私、好きなんですよねぇ。
トレビスやチコリとか、シャキシャキとかパリパリとは違ったクランチーな野菜の食感が非常に好みなのです。
食べているときの食感が心地いいんですよね〜。

デザートのタルト・オ・シトロンも王道、って感じ。
表面にチョコレートで書かれた“Z”がかわいい。

グラスワインは赤で、フランス・ローヌのワイン。
重過ぎず、渋過ぎず、柔らかいの飲み口で、ひと言でいうとバランスのとれたワイン。
普段飲みによさそーだなー。
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お店を出るとき、入り口のところにハガキサイズのショップカードがあるのに気づき、
これまたアール・デコなデザインに見入っていると、
「どうぞ。お持ちになっていただいていいですよ」と。
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顔を上げると、声をかけてくださったサーヴィスの方の上部の棚には、
デザイン性のある大型パンがあれこれ飾られていて、これも素敵!
「写真を撮ってもいいですか?」と訊くと、
「もちろんです。どうぞ!」
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こういう場所に来ると、レストランで食事をする、というのは、
単に料理がどうのではなく、場を体験することでもあるんだなぁ、と改めて思ったりして。


この立地で、この外観で、このインテリアで、この料理と値段で!
いちいち驚きがあるブラッセリー・ぜデル
使い勝手のよさはピカイチだし、いつまでも大事にしたい飲食店ですねぇ。
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tue 14/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○「サンデー・タイムズ」のレストラン批評家にマリーナ・オローリンが! → https://ricorice.exblog.jp/26073000/
○『ミシュラン2019』が選んだロンドンの“ビブグルマン”はココ! → https://ricorice.exblog.jp/27540085/
○ロンドンのフランス料理店・ベスト15 → https://ricorice.exblog.jp/27355145/
○ランチ@ガーニェ/ガルニエ/Garnier(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25707157//




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by ricoricex | 2018-10-25 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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2018年10月22日(月)、イギリス政府から以下の発表がなされました。
「プラスティック製ストロー、綿棒、マドラーの廃止案を計画」
Government launches plan to ban plastic straws, cotton-buds, and stirrers
https://www.gov.uk/government/news/government-launches-plan-to-ban-plastic-straws-cotton-buds-and-stirrers


ここにきて、ようやく日本でも報道されるようになった、海洋プラスティック汚染。
その取り組みとして、イギリス政府は、
プラスティック製のストロー、綿棒、マドラーの流通そして販売を
来年2019年10月から2020年10月の間に廃止する方針を発表しました。

現在、イギリスでは年間でプラスチック製ストローが47億本、綿棒が18億本、マドラーが3億1,600万本消費されています。
これらの3品目については、すでに代替品が市場に存在していると、イギリス政府は判断し、
それをふまえて、この方針が打ち出された模様です。
ただ、全面廃止、というわけではなく、医療の現場などではプラスチックストローは必要との認識はなされています。


海洋プラスティック汚染軽減のためにプラスティックストローをやめよう、という動きは、
日本でもようやく取り組みを始めた企業が出てきたので、
なぜなのか、その理由については広く報道されているので、ここでは割愛しますが、
先日、「そんなこと言ってもイギリスの牛乳はプラスティックボトルに入っているじゃん」と言われ、
それはそれで取り組みをする時期に来たように思えますが、
プラスティックストロー、綿棒、マドラーがなぜ問題かというと、そのサイズにあるからなんですよね。
その細さ、小ささゆえ、ゴミ処理をすり抜けてしまう、からなんです。


また、これはピンとこないかもしれませんが、
綿棒については、イギリスでは10%がトイレに捨てられ、下水を通って海に流れ着いているとされています。
対象になっているのはそのためです。


このニュース、イギリスの主要メディアでは以下のように伝えています。

The Guardian(イギリスの新聞)
Plastic straws and cotton buds could be banned within a year
https://www.theguardian.com/environment/2018/oct/22/ban-on-plastic-straws-stirrers-and-cotton-buds-pollution-could-come-into-force-by-2019


The Independent(イギリスの新聞)
Plastic straws and cotton buds could be banned from next year in bid to tackle ocean pollution
https://www.independent.co.uk/news/uk/politics/plastic-straws-pollution-oceans-marine-michael-gove-environment-government-a8592186.html


Metro(ロンドンの新聞(フリーペーパー))
Plastic straws could be banned within a year
https://metro.co.uk/2018/10/22/plastic-straws-could-be-banned-within-a-year-8061785/


The Morning Advertiser(イギリスの飲食メディア)
Plastic straws could be banned by October 2019
https://www.morningadvertiser.co.uk/Article/2018/10/22/Plastic-straws-could-be-banned-by-October-2019



冒頭でご紹介した政府の発表の中には、この案の理由のひとつとして、
“In England we are taking world-leading action with our ban on microbeads, and thanks to the public’s support have taken over 15 billion plastic bags out of circulation with our 5p charge. ”というのがあり、ここで、
“環境問題への取り組みとして、イギリスは世界の旗振り役である”とうたっていて、
賢いな〜、と思ってしまいました。

私は、あらゆる面から2020年東京オリンピックには反対で、今も、早く返上すれば?と思っているのですが、
政府のプロパガンダの場としては非常に好都合なわけで、
なんでこういうことを日本がやらないのかな?と思うわけです。

レジ袋とか過剰包装とかが氾濫している今の日本の状況は、
外国人、特にこういうことに意識が高いヨーロッパ人から見れば、
“ていねい”とは思わず、“余計なこと”“時代遅れ”と感じるだろーなーと想像するにかたくないわけです。

ヨーロッパ人のやることに歩調を合わせよう、ということではなく、
環境問題は待ったなし!にきていて、そういう時代になったわけで、
遅かれ早かれ着手しなければならない。
だったら先発隊をいくのが、しかも大々的に宣言していくのがいい、
オリンピックなんてアピールする絶好の機会じゃないか、と思うのですが、
おもてなしだの、どーでもいいことばっかり。

企業では独自でそういう動きをするところも出てきていますが、
プラスティックストロー、綿棒、マドラー、レジ袋、
そして、日本の場合は過剰包装をなんとかするだけでも大きな一歩だと思うのですが、
なかなか腰が重い状況は、
お客のために、というよりも、
何かあったときやクレームがきたときに、
責任を取りたくない、私たちはこんなにもやっています!のポーズなんだろうなぁ。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスのレストランの動向に見る、これからの店舗や会社に求められるもの → https://ricorice.exblog.jp/27355146/
○イギリスおよびアイルランドのマクドナルドでプラスティックストロー廃止へ! → https://ricorice.exblog.jp/27287954/
○英国コーヒーチェーン最大手のコスタが、紙コップのリサイクルに本気で取り組む → https://ricorice.exblog.jp/27159168/




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by ricoricex | 2018-10-24 00:00 | イギリスの食ニュース | Trackback

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こういう言葉に出くわすと、
言語は単に置き換えての言葉ではなく意味で捉えないと、理解がむずかしいことを痛感します。

steep/スティープ

この言葉、“(勾配が)急な”などの形容詞として記憶することが先かな〜、と思いますが、
“浸ける” “浸す”といった動詞としてもの意味もあり、台所でも使われます。

ただし、台所といってもストライクの調理ではなく、お茶やコーヒー、ハーブやスパイスなどを使うドリンクを作るときに見られます。

例を出しましょう、こんな感じです。

ティーバッグを浸す(steep the tea bags)
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約10分浸ける(steep for about 10 minutes)
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浸けて(浸して)おく(let it steep)
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※letは“そのままの状態にしておく”といったニュアンス。ザ・ビートルズの「Let It Be」と一緒ですね

浸けて(浸して)おく(allow to steep)
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※letの方が一般的だけれど、allowは“許す”という意味で、“させておく”としても使われる、英語らしい表現

ここで疑問が生じた方もいらっしゃるかと思います。

“浸す”を意味する言葉には、“soak”もあるじゃないか(↓)、どう違うの?


soak”の場合は、“浸して水分を吸わせる”です。たとえば乾燥豆だったり、ドライフルーツだったり。
一方、“steep”は水分を吸わせることが目的ではなく、浸すことによって、浸されるもの、茶葉だったりのエキス(便宜上、エキスとします)を水分に移すことを指します。
何のために“浸す”のか、その目的がまったく逆なんですよね。

また、紅茶やコーヒーをお湯や水に浸して飲み物を作るのであれば、“淹れる”と日本語をあてることもでき、
さらには“extract(抽出する)”ではないか、という声も聞こえてきそうです。
確かに、“抽出する”という行為を取り出して、辞書で引くと真っ先に登場するのは“extract”だと思います。
そして、間違いではない。

でもね、“extract”という言葉、専門用語っぽいというか化学用語というかに聞こえてしまうんですよ。
このあたり、“抽出する”が与える、日本語と英語のニュアンスも違いも大きいかと思います。
英語の場合は、学問ではなく、台所で実践として使うような言葉では、“steep”の方がぐっと広く使われています。


“浸ける” “浸す”を意味する“steep”、動詞だけでなく、
“浸けること” “浸したもの”といった名刺でも使われます、こんな風に。

短時間で浸けること/浸したもの(quick steep)
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時間をかけて浸けること/浸したもの(long steep)
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この“steep”という言葉、製菓や料理よりも、
紅茶などお茶をやっている、興味がある人により重要な言葉かもしれませんね。


というわけで、
steep → 浸ける/浸す/淹れる
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 58:浸す~ → https://ricorice.exblog.jp/26183479/
○英語でレシピを読む! ~工程 56:注ぐ/かける~ → http://ricorice.exblog.jp/26109011/
○英語でレシピを読む! ~工程 53:搾る~ → https://ricorice.exblog.jp/26068692/
○英語でレシピを読む! ~工程 55:ドリズル~ → https://ricorice.exblog.jp/26094437/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24302469/




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by ricoricex | 2018-10-23 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

物事を客観的に判断し批評するには、最低20年、30年ぐらいでようやく、なんじゃないか。
そう思いながらここのところ日々を過ごしていて、
そんな最中に目に入ったのが、このニュース(↓)。

Vintage to release 20th anniversary edition of Nigella's 'iconic' first book
https://www.thebookseller.com/news/vintage-release-20th-anniversary-edition-nigellas-iconic-first-book-808316


2018年6月15日(金)づけで報じられたとおり、
今月、10月4日(木)に発売となったのが、
イギリスの料理家、ナイジェラ・ローソン/Nigella Lawsonの1998年に発売された初の著書『How to Eat』の20周年記念版にして、
パーパーバックで再登場しVintage Classicsの仲間入りを果たした
How to Eat: Vintage Classics Anniversary Edition』。



再編集&出版、というのは、この手があったか!というほどの目新しい手法ではないけれど、
こういうやり方は話題になるし、改めて振り返るきっかけには、確実になるわけで、
この『How to Eat: Vintage Classics Anniversary Edition』に際して、
ほかの著名料理家が新聞などに寄稿したり、大きく取り上げられる(↓)、というのはおもしろい現象。

OFM’s classic cookbook: Nigella Lawson’s How to Eat
https://www.theguardian.com/food/2018/sep/16/ofms-classic-cookbook-nigella-lawsons-how-to-eat


Diana Henry: Nigella’s How to Eat got me back in the kitchen - and now, 20 years later, I'm handing it on to my son
https://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/features/diana-henry-nigellas-eat-taught-live-now-20-years-later-handing/


Recipes from Nigella Lawson’s How to Eat
https://www.thetimes.co.uk/article/recipes-from-nigella-lawsons-how-to-eat-t5z3l52xn



20年前の発売当時とは違って、その間の社会の変化などについても考慮せざるを得ないので、腰を据えて評価するには、
“Vintage Classics”として定番として太鼓判を押すには、最低20年の歳月が必要なんだなぁ、と思った次第です。


私がイギリスに暮らしたのは2000〜01年。
非常にラッキーだったのは、イギリスという国が食に目覚め、
それが一般化していった時期で勢いがすさまじかったから
(そして、今につながる、と)。
わかりやすくいうと、これまでの家庭のイデオロギーを脱した、
娯楽としての食、快楽としての食、
が、テレビ番組や料理本が相次いで登場していた頃。

ナイジェラ・ローソンの『How to Eat』が1998年が発売で、
翌1999年からテレビ番組で『Nigella Bites』が始まり(〜2001年)、同名のレシピ本も発売され、
私が彼女のことを知ったのは、この『Nigella Bites』で。


ジェイミー・オリヴァー/Jamie Oliverを一躍有名にしたテレビ番組『The Naked Chef』の放送は1999〜2001年で、
これに準じた料理書、『The Naked Chef』は1999年、『The Return of the Naked Chef』は2000年、『Happy Days with the Naked Chef』は2001年発売。



(こちら(↑)は現在の表紙)

本屋さんに行くと、彼らの本が山積み、雑誌の表紙などにも登場していたのをよく覚えています。
破竹の勢い、ってこういうことを言うんだなぁ、と思いながら眺めていました。


私にとってナイジェラ・ローソンを知るきっかけとなった、『Nigella Bites』を初めて見たときの印象は、
「料理は楽しいもの、おしゃれするのと同じようにね」といった感じで、
それまでの女性料理家=主婦のイメージではなく、オサレ〜、な感じもよかったし、
きっちりかっちりやりましょう、ではなく、ラフな感じもよかった。
よかった、というより、おもしろいな〜で、
こういうライフスタイルを送ってみたい、を見せてくれた、って感じじゃなかったかな、と思うのです。

今回のこの20周年記念版の『How to Eat: Vintage Classics Anniversary Edition』の紹介で、出版社のPenguin Books
“Relax and relish Nigella Lawson's delicious prose in her first, revelatory cookery book, published as a reading edition in Vintage Classics for the first time to celebrate twenty years of How to Eat.”としているのも、
How to Eat: Vintage Classics Anniversary Edition』のサブタイトルに、
“The Pleasures and Principles of Good Food”
とあるのも、
私がナイジェラ・ローソンを最初に知ったときに抱いた印象は、そのままなんだな、
ではあるのですが、これも時間が経って初めて確信に変わるわけで、
物事をその後の流れもふまえてみるには、最低20年必要なんだよなぁ、とつくづく感じた次第です。

Penguin Booksによる『How to Eat: Vintage Classics Anniversary Edition』の紹介(↓))
How to Eat Nigella Lawson
https://www.penguin.co.uk/books/111/1116643/how-to-eat/9781784874865.html



っと、肝心のナイジェラ・ローソンによる『How to Eat: Vintage Classics Anniversary Edition』出版に際してのコメントはこちらです(↓)。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○メーガン妃が協力、グレンフェル・タワー火災被災者らのレシピ本発売へ! → https://ricorice.exblog.jp/27524197/
○ロンドン・モダン中東料理の旗手、オトレンギの新刊はpodcastとともに! → https://ricorice.exblog.jp/27479411/
○イギリスで、シリアの子どもたちのためのチャリティ料理本第2弾が6月刊行! → https://ricorice.exblog.jp/27145430/
○オブザーバー・フード・マンスリー・アウォーズ2017 → https://ricorice.exblog.jp/26085869/
○イギリスの新聞「The Guardian」が選ぶ2017年のベスト・フードブック11選 → http://ricorice.exblog.jp/26233052/
○イギリスの新聞「The Guardian」による2017年のベスト・フードブック20選 → https://ricorice.exblog.jp/26238952/
○オブザーバー・フード・マンスリー・アウォーズ2014 → https://ricorice.exblog.jp/22555013/




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