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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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<   2018年 10月 ( 19 )   > この月の画像一覧



今年は季節が変わるよりも、台風、台風に押しやられての秋の幕開けですね。
もうこれ以上のことがないことを願いつつ。。。

さて。月初ということで、当ブログの前の月の記事別アクセスランキング、2018年9月によく読まれた記事トップ10をご紹介します。


e0038047_00075269.jpg01. 人気ベイカー、ポール・ハリウッドへの一問一答
初回から唯一「The Great British Bake Off」に継続出演しているのはこんな人
https://ricorice.exblog.jp/22037113/

02. 決定! 「The Great British Bake Off」の新しいジャッジと司会はこの人たち
2017年から放送局が移動し、出演者も3人変わりました
https://ricorice.exblog.jp/25619402/

e0038047_00075990.jpg03. 「The Great British Bake Off」シリーズ5終了!
2014年のチャンピオンはこの人!(私の予想は外れました。。。)
https://ricorice.exblog.jp/22459636/

04. ハロッズの日本撤退は遅かったんじゃないか、って思う
2017年夏で“さようなら”。何年も前に決断してもよかったのになぁ
https://ricorice.exblog.jp/25922946/

e0038047_00080826.jpg05. メアリー・ベリーについて知られていない12の事柄
2016年まで「The Great British Bake Off」のジャッジを務めた人物について
https://ricorice.exblog.jp/20988657/

06. 新装開店した「The Great British Bake Off」シリーズ8、最終回の視聴状況はいかなるものだったか
放送局&出演者の大半が代わり、いい意味で民放のよさが出た気がします
https://ricorice.exblog.jp/26207338/

e0038047_00094173.jpg07. ゴールデンシロップ【Golden Syrup】
イギリスの製菓や料理で使うことの多い、ハチミツ、のようなもの
https://ricorice.exblog.jp/13224158/

08. メアリー・ベリーとポール・ハリウッドの好きなお菓子
メアリー・ベリーはケーキ、ポール・ハリウッドはパンからセレクト
https://ricorice.exblog.jp/22227622/

e0038047_00095423.jpg09. 「The Great British Bake Off」の新しいジャッジにプリュ・リースか?
2017年から放送局、そして司会&ジャッジが変わりました
https://ricorice.exblog.jp/25364202/

10. お会計をお願いします【The Bill, Please】
支払いもさることながら、その前のコンタクトのとり方も重要です
https://ricorice.exblog.jp/24102256/


e0038047_00095815.jpg先月、2018年9月も、「The Great British Bake Off」関連は、相変わらず強い!
1位の“人気ベイカー、ポール・ハリウッドへの一問一答”、
2位の“ 決定! 「The Great British Bake Off」の新しいジャッジと司会はこの人たち” 、
3位の“「The Great British Bake Off」シリーズ5終了!”、
5位の“メアリー・ベリーについて知られていない12の事柄” 、
6位の“新装開店した「The Great British Bake Off」シリーズ8、最終回の視聴状況はいかなるものだったか”、
8位の“メアリー・ベリーとポール・ハリウッドの好きなお菓子”、
9位の“「The Great British Bake Off」の新しいジャッジにプリュ・リースか?”と、
広義なものまで入れると7記事もエントリー。いやはや。

e0038047_00101203.jpg4位の“ハロッズの日本撤退は遅かったんじゃないか、って思う”も、
相変わらずたくさんの方に読んでいただいています。

同じように、常連記事だった記事に
ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ”があり、
トップ10からは外れたものの、チェックすると11位。
この記事も強いなぁ。


先月もたくさんの方にアクセス&ご拝読いただきました。
どうもありがとうございます! この場を借りて、お礼申し上げます。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○当ブログでよく読まれた記事、2018年8月のトップ10 → https://ricorice.exblog.jp/27467162/
○当ブログでよく読まれた記事、2018年7月のトップ10 → https://ricorice.exblog.jp/27374083/
○当ブログでよく読まれた記事、2018年6月のトップ10 → https://ricorice.exblog.jp/27311466/
○当ブログでよく読まれた記事、2018年5月のトップ10 → https://ricorice.exblog.jp/27254181/
○当ブログでよく読まれた記事、2018年4月のトップ10 → https://ricorice.exblog.jp/27181388/
○当ブログでよく読まれた記事、2018年3月のトップ10 → https://ricorice.exblog.jp/27122434/




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by ricoricex | 2018-10-17 00:00 | 順位&セレクト | Trackback

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ロンドンの飲食メディア、Eater Londonの2018年3月28日(水)づけであったのはこんな記事。
ワイン目的で行きたいロンドンの飲食店・ベスト15
The 15 Most Interesting Places to Drink Wine in London
https://london.eater.com/maps/best-wine-bars-london

選ばれた15軒は以下のとおりです。

01. Capote Y Toros(ケンジントン)
02. Lorne Restaurant(ピムリコ)
03. Kiln(ソーホー)
04. Terroirs(コヴェント・ガーデン)
05. 10 Cases(コヴェント・ガーデン)
06. Noble Rot Wine Bar & Restaurant(ブルームスベリー)
07. Berber & Q - Shawarma Bar(クラーケンウェル)
08. The Sampler(イズリントン)
09. 40 Maltby Street(バーモンジー)
10. Newcomer Wines Dalston(ダルストン)

11. Sager + Wilde(ハックニー)
12. Brawn(ベスナル・グリーン)
13. Furanxo(ダルストン)
14. The Laughing Heart(ハックニー)
15. P. Franco(クラプトン)


前を通ったりして気になっている店、行きたいなと思いつつまで未訪の店もちらほら。
でもって、そっかー、ここ料理で知られているけど、ワインもおもしろんだー、ってところもちらほら。

あっ、そうなのね、と思ったのが、08のThe Sampler
このお店、以前はサウス・ケンジントンの駅近くにもあったんですよ。
2017年だったかな? なくなって、北欧のインテリアショップ、Skandiumが以前の場所より500mほど西側のここに移転してきちゃったんだけどね。
The Sampler、ほかにも店舗があるってきいたけれど、イズリントンにあったのか!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○ワイン好きなら訪ねたいロンドンのレストラン10選 → https://ricorice.exblog.jp/26104818/
○プロが選ぶロンドンでワインが楽しめる店・ベスト37 → https://ricorice.exblog.jp/24201101/
○ロンドンで自然派ワインが楽しめる店7選 → http://ricorice.exblog.jp/23907077/
○最新・ロンドンのワインバー&ワインに注力したレストラン → http://ricorice.exblog.jp/23240436/
○ロンドンのワインバー・トップ10 → http://ricorice.exblog.jp/22561650/




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by ricoricex | 2018-10-16 00:00 | 順位&セレクト(ロンドンの店) | Trackback

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目立つようになったのは2000年代中盤以降で、
それまではポツポツと見られたのが、加速度を上げて多店舗化していったのは。
あれよあれよという間に、ここにもあそこにも店舗ができて、
ロンドン中心部では、そこかしこで見られるようになりました。

それが理由だったとは思わないし、
拡大するときは無理しても一気にした方がいい時期はあるだろうと認識しているのですが、
こういう浮き沈みは、何のビジネスでも同じだなぁ、何が起こるかわらかないなぁ、と感じた次第です。


イギリスで150以上の店舗がある、ベーカリー・カフェ、パティスリー・ヴァレリー/Patisserie Valerie
https://www.patisserie-valerie.co.uk

生クリームやフレッシュな果物でデコレーションしたケーキやタルトなど、
イギリスではなくフランス風(ベルギー風なのかな? というのも創業者のマダム・ヴァレリーはベルギー人なので)のお菓子がウリ(だと思う)お店で、
店名の“PATISSERIE VALERIE”のアール・ヌーヴォー調の書体も印象的です。

このパティスリー・ヴァレリーが、先週後半、2018年10月10日(水)からメディアをざわつかせ、
その状況が随時伝えられました。

何があったか、というと、不正経理の発覚。
その額、なんと2000万ポンド! すぐさま支払いをしないと、倒産の危機に.。
これが10月10日(水)のこと。

翌10月11日(木)。
財務責任者を逮捕。事件としての調査を開始。

10月12日(金)には、会長が資金繰りをして、間一髪、
とりあえず倒産の危機はまぬがれた模様です。


ただし。
額が額ですので、これからどうなるのかなぁ、というのが私の印象です。
1926年に創業して大きくなったお店も、なくなるのは一瞬かぁ。
積み上げたものも、何かあれば一瞬で崩れちゃうんだよね
(お店がなくなるって決まったわけじゃないけど)。


私はパティスリー・ヴァレリー自体に思い入れはないけれど、
ケンジントンのブロンプトン・ロードにあるナイツブリッジ店(V&Aミュージアムの道をはさんでナイツブリッジ寄りに位置)は、
前を通ることが多く、すっかり“そこにあるもの”という認識になっていたので、
風景が変わるかもなぁ、なんてことをぼんやり思ったのでした。


このパティスリー・ヴァレリーの不正経理のニュース、
ぐぐればどっとたくさんの報道が上がってきます。
ざっと状況をつかむべく、当ブログでは、
イギリスの食メディア“Big Hospitality”による、すっかりまとめられた記事を時系列で以下にご案内します。

Patisserie Holdings suspends chief financial officer over fraud probe
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2018/10/10/Patisserie-Holdings-suspends-chief-financial-officer-over-fraud-probe


Patisserie Holdings' finance director arrested
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2018/10/11/Patisserie-Valerie-facing-collapse-closures


Patisserie Holdings outlines £20m rescue package
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2018/10/12/Patisserie-Valerie-restaurant-LukeJohnson-saved



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○ジェイミー・オリヴァー、自身の言葉でレストラン経営危機を語る → https://ricorice.exblog.jp/27464189/
○ゴードン・ラムジィ(ラムゼイ)のMazeが2019年閉店 → https://ricorice.exblog.jp/27211747/
○イギリスのイタリア料理店チェーンがなにかと大変な件 → https://ricorice.exblog.jp/27109756/
○ハッカサン/HakkasanグループがHKKを閉店! → https://ricorice.exblog.jp/26087935/




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by ricoricex | 2018-10-15 00:00 | イギリスの食ニュース | Trackback

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正直、見た目は地味で、お世辞にも美しいとは言えないものの、
食べるとこっくりとしたうまさとマッシュルームならではの風味が感じられ、
気持ちまで温かくなるスープです。

とろみをつけるためにジャガイモをプラス。
コクを加えたいので、スープの素はコンソメではなくチキンブイヨンを使用します。
これは好き好きなので、コンソメでも構いません。

冒頭で述べたように色味に欠けるので、
仕上げにイタリアンパセリを刻んで散らしたり、オリーブオイルを数滴たらしたりすると、
華やかな印象になります。

<材料(2人分)>
バター……10g
マッシュルーム……100g
ジャガイモ……150g
タマネギ……100g(約1/2個)
ニンニク……1/2片
水……450ml
チキンブイヨン……1/2個
塩・コショウ……適量
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<作り方(調理:30分 煮込み:20分)>
1. マッシュルーム、ニンニク、タマネギは薄く切る。ジャガイモは皮をむき、薄く切る。
※マッシュルームは水洗いしないこと、汚れが気になる場合は、キッチンタオルなどでやさしく拭き取る。
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2. 鍋にバターを入れ弱火にかけ、1のマッシュルーム、ニンニク、タマネギを入れ、ふたをして、やわらかくなるまで3〜5分汗をかかせる。
※ときどき鍋をゆするとよい。
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3. ふたをあけて軽くかき混ぜ、飾り分のマッシュルームを数枚とっておき、水、チキンブイヨン、1のジャガイモを入れ、塩・コショウをして、約20分、ジャガイモがやわらかくなるまでとろ火にかける。
※ふたをしない。
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4. ブレンダーでピュレ状にし、味見をして、足りないようであれば塩・コショウを足す。
※濃い場合は、水を足してのばし、火にかけて温め直す。
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5. 皿に盛り、3でとっておいたマッシュルームを飾る。
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by ricoricex | 2018-10-14 00:00 | イギリス料理・レシピ | Trackback

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2012年の夏に訪問したときは、手頃な値段につられたこともあり、アフタヌーンティーをオーダー(↓)。


肝心のケーキがパサパサした印象で、
それはもともとそういうタイプ、ということではなく、時間の経過で、といった感じで、
あれぇ〜、で、がっかりとまではいかないものの、やや期待外れ、だったのです。
それに対して、そんなことないよ、むしろしっとりしてるよ、との声をいただき、
そうかぁ〜、じゃあ、たまたまだったのかな、そういうこともあるよね〜、ぐらいの受け止め方で、
だからといって、再訪を誓う、とかそういうことはなく、ただただ素直にそっか、だったのです。

それがこの日、午前中郊外に出かけていてお昼過ぎにロンドンはファーリンドン駅に戻ったときのこと。
かわいらしいパステルブルーの建物が目に入り、何だろうとのぞいたら、
そこはベアズ・オブ・ブルームズベリー/bea's of bloomsburyのファーリンドン店だったんですね。
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そこで、思い出されたのが、前述のやりとり。
まずはお昼を食べて、その後、お腹に余裕ができれば、ベアズ・オブ・ブルームズベリーに行こう、
ファーリンドン店ではなく、前回訪問して、ふうむ、の印象を私に残したセント・ポール店に行こうと。

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そうして夕方、私が立ち寄ったのは、ベアズ・オブ・ブルームズベリーセント・ポール店
外は雨、なので急いで店内へ。

今日はケーキとコーヒーを頼もう、とディスプレイをぐるっと見渡して、私が選んだのは、
・チョコレートとギネスのケーキ/Chocolate Guiness Loaf Slice
・カフェ・ラテ(小)/Caffè Latte
イートインで、しめて£6.50(テイクアウェイ/持ち帰りの場合は少し安い)。

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「ラテができたら一緒にお席まで運びますね」と渡させれたのは番号は、
木べらに数字を記したもの。かわいい。
砂糖が入っているのはボンヌ・ママンのジャムの空き瓶だし、
花瓶もピタッとしまるタイプのジャーを利用したものだし、
それ用のものをわざわざ、ではなく、あるもの(と思わせる)を利用したようなスタイルも好感が持てます。

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さて、肝心のチョコレートとギネスのケーキは、というと、
今回はしっとり、そして濃い。
ものすごく甘い、とまでではないものの、とにかくコクと深みがある。
一口ごとに、こっくりとした味わいがどん!と広がります。
ケーキに負けず、チーズフロスティングも負けじとパンチがあり、
風味とコクがあるなあ、と思ったら、メイプルシロップを加えているとのこと。
納得!

そんなわけで、「パサパサではなく、むしろしっとりしてるよ」はまさにそうだった、と。
お店の評価は複数訪問しないとむずかしいのは、こういうことがあるからなんですよね。
安定したものを出すのがプロだけれど、そこは人間の手が入っているので、
ブレるのは仕方ないし、そういうもんだ、とも思ってはいんですけどね。


ところで、ベアズ・オブ・ブルームズベリー、現在はここで綴っているものとは別のベイクショップと捉えてください。
というのも、店名にもなっている、創設者でありベイカーのベア・ヴォー/Bea Voは2013年にやめていて、別のシェフや経営者が運営しているから(↓)。


私が訪問したこのときは、彼女がまだとどまっていたのかすでにいなくなっていたのかはわかりませんが、
提供しているケーキなどのメニューはベア・ヴォーがいた頃のものだったのは間違いないでしょう。
それは彼女が在籍していた2012年とケーキのラインナップや見た目、店の雰囲気が変わっていなかっただけでなく(2018年現在は異なります)、
ベアズ・オブ・ブルームズベリーの看板アイテムとして世間を賑わせた、お菓子のハイブリット、
duffin(doughnut + muffin/ドーナッツとマフィンのいいとこどり)をしっかりおいていたから。
(duffinはこんなお菓子です(↓))。


なくなったものはつい忘却の彼方に追いやられてしまい、
いざ思い出そうとすると実に曖昧な記憶だけ。
もう存在しない/変わってしまったお店がブログに載っていても、な方がいらっしゃるのは百も承知ですが、
記録として残しておきたい、その意義は時間の経過とともに、ますます大きくなるので、ね。
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mon 11/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ベアズ・オブ・ブルームズベリー/Bea's of Bloomsburyの創設者が新しいケーキショップをオープン! → https://ricorice.exblog.jp/26106966/
○アフタヌーンティー@ベアズ・オブ・ブルームズベリー/Bea's of Bloomsbury(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/19438004/
○ケーキ@ヴァイオレット/Violet(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25579516/
○カップケーキ 2@ハミングバード・ベーカリー/The Hummingbird Bakery(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25759968/
○カップケーキ@ハミングバード・ベーカリー/The Hummingbird Bakery(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18343368/
○カップケーキ@ペギー・ポーシェン/Peggy Porschen(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/18710427/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2018-10-13 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

ファーギーという愛称はファーガソンという苗字だからなんだ〜、と知ったのは、
この方の母親でだったか、元マンチェスター・ユナイテッドの監督、サー・アレックス・ファーガソンだったか(私は選手時代は知らない)。
そのままズバリの(元ブラック・アイド・ピーズのヴォーカリストの)ファーギー経由からではないのは、私の年齢ゆえですね〜。

母親はセーラ・ファーガソン。ヨーク公爵夫人であり、
ヨーク公爵アンドルー王子の元夫人。
ヨーク公爵アンドルー王子は、エリザベス2世女王の第3子で。兄はウェールズ公チャールズ。

そう、この方とは、ユージェニー(・オブ・ヨーク)王女。
ウィリアム王子とハリー(ヘンリー)王子のいとこにあたりますね。

このユージェニー王女の結婚式が、本日、2018年10月12日(金)、ウィンザー城で執り行われます。
5月のハリー(ヘンリー)王子とメーガン・マークルの結婚式(↓)に引き続き、今年2度目のロイヤル・ウェディング、になるのかな?


結婚式のあれこれはゴシップ誌/紙にお任せするとして、
当ブログでは、どんなウェデイングケーキがお目見えするのか、ご紹介します。

ユージェニー王女とジャック・ブルックスバンクのウェディングケーキは、
レッド・ヴェルヴェット・アンド・チョコレート・ケーキ/Red Velvet and Chocolate Cake。
手がけるのは、2014年からロンドンを拠点にオーダーメイド菓子事業を展開している、Sophie Cabot/ソフィー・ カボット
http://www.sophiecabot.com

ソフィー・ カボットと王室との縁は、ユージェニー王女の父親であるアンドルー王子が支援する
Pitch@Palaceと呼ばれるIT系起業家のスタートアップと人材育成をサポートするプログラムのイベントで、
アイシングを施した特製ビスケットを提供したことから。
Pitch@Palaceがどんなプログラムかについてはこちら(↓))
The Duke of York and Pitch@Palace
https://www.royal.uk/duke-york-and-pitchpalace



ソフィー・ カボットのウェブサイトも、Pitch@Palaceで提供した特製ビスケットもかわいい!

ユージェニー王女とジャック・ブルックスバンクのウェディングケーキとしてお目見えするレッド・ヴェルヴェット・アンド・チョコレート・ケーキは、
"a traditional cake, with a modern feel(伝統的なケーキにモダンなエッセンスを加えたもの)"とされています。
1段£180、5段重ねのケーキでご予算£900。
ご両親のアンドルー王子とセーラ・ファーガソンの結婚式の際は、
同じく5段のウェディングケーキで、伝統的なフルーツケーキが用いられました。

ちなみに5月のハリー(ヘンリー)王子とメーガン・マークルの結婚式でのウェディングケーキは、
レモン・エルダーフラワー・ケーキ/Lemon Elderflower Cakeでした(↓)。


このウェディングケーキを含む、
ユージェニー王女とジャック・ブルックスバンクのロイヤルウェディングについての
王室からのリリース(2018年10月6日(土)づけ)はこちら(↓)。



また、これを受けての、2018年10月7日(日)&8日(月)づけの各メディアによる報道は以下のとおりです。

Sky News
Royal wedding 2018: Princess Eugenie and Jack Brooksbank choose red velvet and chocolate cake
https://news.sky.com/story/royal-wedding-2018-princess-eugenie-and-jack-brooksbank-choose-red-velvet-and-chocolate-cake-11519475


Harper's BAZAAR(ファッション誌)
Princess Eugenie's Wedding Cake Is a Red Velvet Creation Inspired By Autumn
https://www.harpersbazaar.com/celebrity/latest/a23626586/princess-eugenie-royal-wedding-cake-sophie-cabot/


British Baker(イギリスの食メディア)
Details of Princess Eugenie and Jack Brooksbank's wedding cake are revealed
https://bakeryinfo.co.uk/news/fullstory.php/aid/20189/Details_of_Princess_Eugenie_and_Jack_Brooksbank_s_wedding_cake_are_revealed.html


Daily Telegragh(イギリスの新聞)
Who is making Princess Eugenie's wedding cake, and how can you make your own?
https://www.telegraph.co.uk/food-and-drink/cake-recipes/making-princess-eugenies-wedding-cake-can-make/


っと、肝心のソフィー・ カボットによる情報開示はインスタグラム経由で、こちら(↓)。



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ハリー(ヘンリー)王子とメーガン・マークルの披露宴でふるまわれたのはこんなメニュー → https://ricorice.exblog.jp/27215546/
○ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるのはここ! → https://ricorice.exblog.jp/27095229/
○ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるVioletはこんな店! → https://ricorice.exblog.jp/27208234/
○ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるクレア・プタクはこんな人! → https://ricorice.exblog.jp/27204466/
○イギリスのロイヤル・ウェディングケーキを簡単におさらい → https://ricorice.exblog.jp/27105499/
○イギリスのウェディングケーキの歴史(ざっくりと) → https://ricorice.exblog.jp/27200803/
○イギリスのウェディングケーキが三段重ねである理由 → https://ricorice.exblog.jp/25859205/
○メーガン妃が協力、グレンフェル・タワー火災被災者らのレシピ本発売へ! → https://ricorice.exblog.jp/27524197/
○<イギリス菓子・レシピ> レッド・ヴェルヴェット・ケーキ【Red Velvet Cupcakes】 → https://ricorice.exblog.jp/19733022/





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by ricoricex | 2018-10-12 00:00 | イギリスの食ニュース | Trackback(1)

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これはカタカナで使われることもあるから、おなじみといえばおなじみの言葉。
重さを量るための“はかり”は“スケール”と呼ばれることもありますね。

“スケール”は英語から。
scaleと綴り、“はかり”のほか、“縮尺”“比率”もあります。

“はかり”の意味の場合、sを伴うscalesを使うこともあり、イギリスではこちらが主流で、
アメリカ合衆国ではscaleが一般的だとされています。

これ、20年近く前、私がイギリスで学生をしていたときに、
授業で何気なく発せられた言葉で、
へええええ〜っ!と思って即座に英英辞書を引いたら、
確かにはっきりと、台所のはかりの場合、
scalesはイギリス英語、scaleはアメリカ英語と明記してあったんですよね
(当時は授業に持参していたんだよなぁ、あんな重いものを。今では信じられない!)

確かに、イギリスのレシピでは“はかり”はscalesで登場するんですよね、こんな風に。
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しかし、言葉は変わる。“はかり”も然り。
上記の例は2008年にイギリスで出版されたレシピ本からですが、
2018年現在では、むしろイギリスでもscaleが優勢なように見受けられます。
下記のリンクをチェックすると、scalesとscaleが混在しており、かつscaleが主流であることがよくわかります。

Best digital kitchen scales
https://www.bbcgoodfood.com/content/top-five-digital-kitchen-scales


11 best kitchen scales
https://www.independent.co.uk/extras/indybest/house-garden/best-kitchen-scales-2016-digital-salter-john-lewis-traditional-vintage-retro-8437576.html



これ、2010年代に入ってからなのかなぁ。
自然な流れとしてこうなったのかなぁ。何かきっかけがあったのかなぁ。
変遷を調べたいなぁ。


というわけで、
scales/scale → はかり
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 01:大さじ小さじ~ → https://ricorice.exblog.jp/23158480/
○英語でレシピを読む! ~道具 15:まな板~ → https://ricorice.exblog.jp/27511762/
○英語でレシピを読む! ~道具 14:乳鉢&乳棒~ → https://ricorice.exblog.jp/27467161/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → https://ricorice.exblog.jp/23524210/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2018-10-11 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

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2000年にイギリスでローカル新聞社の人と話したときのこと。
「日本の技術はすごいかもしれないけれど(当時は、まだね)、それは日常生活に即したものではなく、あくまで付加価値として各産業に搭載するもの」と発言し、
その私の捉え方は時間を経て、ますます近づいているなぁ、と感じる今日この頃です。

そんなことが思い出されてしまいました。
確かに日本も進化はしているけれど、日常生活の中ではそのスピードは極めてゆっくり、と言わざるをえないなぁ、と改めて感じます。
こういう報道を見ると。


それは、すでにアメリカ合衆国やスウェーデンでは実施されているサーヴィスを、
イギリスの高級スーパーマーケット、ウェイトローズ/Waitroseで現在試験中なのは、
不在時に家の中に(要冷蔵/冷凍の食品は冷蔵庫/冷凍庫まで!)食品配送を行う、というもの。

While You’re Away”と名付けられたこの食品配送サーヴィス、
https://www.wya.waitrose.com
南ロンドンの100戸で試験中。
好評とあらば、来年2019年春には1,000戸以上で実施する予定です。

利用条件は、
・£25以上,、6アイテム以上の買い物
とされていますが、このあたり、トライアルの様子を見て、修正がされるかもしれません。

気になるのは、どうやって不在中に家の中に入るか、ってこと。
利用者が施錠コードを設定し、ウェイトローズに知らせる。
ウェイトローズからドライバーに到着時間に合わせて通知。
この施錠コードはその場限りで、デリバリーが終了したら施錠コードは白紙に戻ります。

ドライバーは胸に小型カメラをつけ、その様子は管理されます。
利用者はリクエストすれば、ドライバーの行動が録画されたヴィデオを視聴することも可能です。こうして、セキュリティの面も確保。

食品は、要冷蔵/冷凍の冷蔵庫/冷凍庫の中に納め、常温OKな食品をキッチンカウンターにおく、というのがノーマルパターンで、
リクエストに応じて、希望の場所に食品を納めてくれることも可能だとか。


この“イン・ホーム”食品配送の試験について、ウェイトローズ側は以下のように説明。
「スーパーマーケットに求められているのは、もはや食品に限らず、
それぞれのライフスタイルに応じたサーヴィスの提供です。
現在、人々は忙しい生活を送っています。
 食品配送も、待つよりも、いない間に家の中に届けておいて欲しい、
 そう願う人が増えているであろうことは、想像にかたくありません。
 そういう声に柔軟に対応するのが、スーパーマーケットの任務だと思っています。
 家に戻った ときにすでに食品が届いていれば、
 料理をしたり、買った食品を食べたりするのにより多くの時間を充てられます」。


世の中はどんどん便利になっていくなぁ。
そこで働く人はますます大変になるなぁ。
そして、これは日本だと時期尚早かなぁ(もしくはやり方を変える)、というのが私の所感です。

というのは、家に他人が出入りすることの感覚が、日本とイギリスでは違うから。
アッパーでポッシュな家庭だけでなく、ふつーの家でも、
掃除機かけたり窓ガラスを拭いたり、に家事ヘルパーさんをお願いすることは珍しくありません。
また、小さい子供がいる家庭では、オゥペアと呼ばれる住み込みで子供の世話をしてくれる人、
それは経済的に豊かでない学生だったりする、を住まわせていることも少なくないですし。
(事実、私もオゥペアでイギリスでの滞在費を浮かそうかな、と考えたこともありました。
 しかぁし、私は子供の世話をする(これはからっきしダメ)よりも一緒に遊んでしまうので、向いていないことに気づき、断念)

他人が家に来るとなると、いいところを見せなければ!の心理が働く間は、
このサーヴィスは無理だろうなぁ。
不在時に届ける、までは、今のこの時代、共通項だろうけれど、その先どうするかは、その国のエリアの状況によって変わってくるってことかな。


このニュース、イギリスのメディアでは2018年10月5日(金)づけで、以下のように伝えています。

BBC
Waitrose unpacks groceries while you’re out
https://www.bbc.com/news/business-45747673


The Guardian(イギリスの新聞)
Pop it in the fridge? Waitrose trials 'in-home' delivery service
https://www.theguardian.com/business/2018/oct/05/waitrose-trials-in-home-delivery-service



話が逸れますが、去年2017年春、韓国の自宅からプロフェッサーがBBCの取材に応じた際に、
書斎に入り込んだ子供を連れ出すのに入った韓国人妻をナニー(子供の世話をするお手伝いさん)と勘違いした、ってことがあり(↓)、


日本では、アジア人軽視だと憤慨する論調でしたが、
私も最初ナニーだと思ったクチです。
その状況において真っ先に抱いた素直な印象として。

確かに、イギリスでナニーとして重宝されるのはフィリピン人だったりのアジアの人々。
そのステレオタイプが、私にもあるのは否定しませんし、
先のニュースで既成概念で物事を捉えないようにしないとな、と思ったのですが、
それよりもこういう知識中産階級の家庭にナニーがいるのはごく自然な光景なんですよね。
そして、こういう場面で子供を連れ出すのはナニーの仕事なんですよね。
(妻の仕事は実務じゃなく、家庭を円満に回すためにナニーに指示をする、というイメージなので)

ただ、これをきっかけに、イギリスでも人種への偏見では?という論議が沸き起こりました。
思い出したタイミングで、これ、もう一度読み直そっと(↓)



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスの高級スーパーマーケット、ウェイトローズが5店舗を閉鎖へ → https://ricorice.exblog.jp/27302482/
○英国大手スーパーマーケットのセインズベリーとアズダが合併へ! → https://ricorice.exblog.jp/27175563/
○フードデリバリー、デリバルー/Deliverooの2017年人気メニューはハンバーガー(イギリスでも世界でも!) → https://ricorice.exblog.jp/26252227/
○イギリスのフードデリバリー、デリバルー/Deliverooがパブに食事を運んでくれる! → https://ricorice.exblog.jp/26214927/
○ロンドンのフードデリバリー、急成長で発展中! → https://ricorice.exblog.jp/25233403/
○イギリス人が好きなスーパーマーケットはこの店! → https://ricorice.exblog.jp/25399519/




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by ricoricex | 2018-10-10 00:00 | イギリスの食ニュース | Trackback

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先日お伝えしたイングリッシュワインに関する記事、
訪問したいイギリスのヴィンヤード(ブドウ畑)はここ!”(↓)。


こちらのオリジナル記事は、イギリスの新聞「デイリー・テレグラフ/Daily Telegragh」の2018年7月13日(金)づけのこちら(↓)。
The English county taking on Champagne – plus the best British wine weekends
https://www.telegraph.co.uk/travel/destinations/europe/united-kingdom/articles/british-wine-weekends/


後半は、当ブログでもご紹介した“訪問したいイギリスのヴィンヤード(ブドウ畑)はここ!”、
前半では、“イングリッシュワインの現状”が紹介されています。
データは大事!ということで、当ブログでもお知らせします。

・産業としては遅まきながら、イギリスでのワイン醸造は、ローマ人によってもたらされ、11世紀には46のヴィンヤード(ブドウ畑)があったことが記録に残っている。
・その後ワイン醸造は衰退。第一次世界大戦が集結する頃には、壊滅したかのように思われた。
・本格的に産業として息を吹き返したのは、1960年代。以降、年々成長を続けている。

このあたりは資料を当たれば出てくる話で、うんうん、だったのですが、
成長を裏付けとして、消費者としてのイギリス人の嗜好がある、ということについても触れられていて、
私にはあっ、そうか!でした。

「自国のスパークリングワインを愛好する様子は、
ジン産業の興隆、近年ではマイクロブルワリーの人気に近いものがある。
イギリス人はちょっとしたマニア心をくすぐるような、時代を先取りしたブティックドリンクが好きなのだ。
それがスパークリングワインを冠とするイングリッシュワインの浸透を加速した」。

どうしても製造の方に目が向きがちで、
・ブドウ栽培に適した気候や土壌
・すぐれたワインメーカーの存在や技術の躍進
といった“造る”にあたっての条件はもちろんですが、
いくら造っても消費されないことには、産業としては発達しないわけで、
それを思い出させてくれたのが、「デイリー・テレグラフ」の記事だった、というわけです。

“製造”と合わせて急成長の両輪の片方を担う、“消費”について。
日本でも、日本ワインの人気が高まっているように、
イギリスでも国産ワインへの眼差しへは熱いものがあるわけで、
加えて環境問題に敏感な国ですから、
フードマイレージ(食糧の輸送に伴って排出される燃料・二酸化炭素の排出量を距離と重量で数値化したもの)を背景に、
“ローカルのすぐれた食品に目を向けましょう”な方向に向かうのは必然であり自然でもあり、
そこに“時代を先取りしたものを好む”嗜好性もプラスされるとなると
(いささか眉唾な気もしますがが。どこまで、というのは???
ただ、そういう側面なしでは、イングリッシュワインの成長には繋がらなかっただろうし、
 確かに、変化を拒否する、という姿勢はなさそうではありますが)、
消費の面でも、イギリスのワイン産業の躍進に大きく後押ししていることが読みとれます。


では、ここで、数字関係をいくつかご紹介。
○生産量(ボトル数):2015年/506万本、2016年/415万本、2017年/531万本
○ワイナリー数:150
○ヴィンヤード(ブドウ畑)数:500以上
○ヴィンヤード(ブドウ畑)の面積:5548エーカー(約2245m²)
○主要ブドウ品種:シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ(この3種で全体の半数以上を占める。いずれもシャンパーニュでもメインで使われるブドウ品種)


データ関係は、見るたびに数字が大きくなっているので、刷新していかないとなぁ。

また、イギリスのワイン産業の近年の状況については、同じく「デイリー・テレグラフ」の別の記事(昨年、2017年秋のものですが)でも紹介してされていますので、
ご興味のある方はこちら(↓)も併せてどうぞ。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○訪問したいイギリスのヴィンヤード(ブドウ畑)はここ! → https://ricorice.exblog.jp/27514898/
○生産者曰く、2018年のイングリッシュワインは期待大! → https://ricorice.exblog.jp/27419996/
○イギリスのスーパーマーケットM&Sの、英国産スパークリングワインの売上げ上昇! → https://ricorice.exblog.jp/26856532/
○イギリス大手のワイン店で、英国産スパークリングワインの売上げが好調! → http://ricorice.exblog.jp/26623778/




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by ricoricex | 2018-10-09 00:00 | イングリッシュワイン | Trackback

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こんなことってあるんですねぇ〜。

2018年3月中旬、イギリスのマスメディア各社で大きく報じられ、当ブログでも取り上げた、
世界企業のユニリーバ/Unileverが、
本社機能をオランダ・ロッテルダムに一元化し、ロンドン本社を閉じるというニュース(↓)。



なぜ、イギリスとオランダに2カ国にまたがって本社があるか、っていうと、
イギリスの石鹸会社“リーバ・ブラザーズ/Lever Brothers”と
オランダのマーガリン会社“マーガリン・ユニ/Margarine Unie”とが
経営統合して、1930年に誕生した会社だから。


このユニリーバの本社一元化のニュースは、
イギリス全土を震撼させたと言っても過言ではなく、
というのも、ユニリーバはイギリスで3番目に大きな企業であり、
イギリスで生まれ育った人たちが愛してやまない(一部、積極的に苦手な人もいます)、トースト用スプレッドのマーマイト/Marmiteの会社でもあり、
その存在感はあまりに大きい。

事態はそのまま、本社をロッテルダムに集約、と思われたのですが(少なくとも私は)、
投資家らの猛反発を喰らい
(そんなことになったら、ユニリーバはイギリスの主要株価指数「FTSE100」から除外され、投資家は株を一気に売りに出すだろう、etc)、
ついに2018年10月5日(金)づけで、白紙撤回を正式に表明しました(↓)。
Statement from the Board of Unilever
https://otp.tools.investis.com/clients/uk/unilever/rns1/regulatory-story.aspx?cid=129&newsid=1196014



3月に“ユニリーバがロンドン本社を閉じる” というニュースが報じられたとき、
ユニリーバ側は否定していましたが、
ブレキジットが主な理由、というのは火を見るより明らか(と私には思われる)で、
これは単に本社機能がオランダに移転されるだけでなく、
イギリスにあった雇用やそこに関わっている人や企業などに大きな影響を及ぼすのは免れようがなく、
そして、この動きに追随する大企業が次々と現れるのではないか、という危惧も伴い、
だからこそイギリスで大きな衝撃を持って受け止められたのです。


とりあえずひと安心、なのかどうかは、なんとも言えませんが、
私としては、こんな大きな事案がひっくり返る、というのは、よっぽどのことだったんだなぁ、と感じ入ったわけです。


このユニリーバのロンドン本社閉鎖を白紙撤回のニュースは、
速報として、2018年10月5日(金)づけのイギリスのメディアで以下のように報道されました。

BBC
Unilever scraps Dutch relocation plan
https://www.bbc.com/news/business-45756738


Financial Times(イギリスの経済紙)
Unilever backs down on plan to move headquarters from UK
https://www.ft.com/content/7c1cabf4-c864-11e8-ba8f-ee390057b8c9


The Guardian(イギリスの新聞)
Unilever scraps plan to move HQ from London to Rotterdam
https://www.theguardian.com/business/2018/oct/05/unilever-scraps-plan-move-london-rotterdam-uk-netherlands


The Independent(イギリスの新聞)
Unilever: UK's third biggest company scraps plans to move HQ from London to Rotterdam
https://www.independent.co.uk/news/business/news/unilever-brexit-uk-hq-move-london-rotterdam-company-jobs-shareholders-a8569596.html



~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○世界大手企業、ユニリーバがイギリス本社を閉じる! → https://ricorice.exblog.jp/27093028/
○イギリス人の好物、実は親会社は外国企業 → https://ricorice.exblog.jp/22564336/
○マーマイト【Marmite】 → https://ricorice.exblog.jp/4688599/
○EU 離脱! これがイギリス国民が出した答 → http://ricorice.exblog.jp/24481123/



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