
フランス菓子でいうところの、フイユタージュ生地に該当します。
フイユタージュ生地は、粉ベースの生地のデトランプとバターを折り込んで作ります
(どちらで包むかにより、オルディネールとアンヴェルセの2つがあります)。
フランスのフイユタージュ生地には、もうひとつの作り方があり、それはラピッド、
つまり速成できるもので、イギリスにもこれに相当するものがあり、
それがここでご紹介するラフ・パフ・ペイストリーです。
時間や手間をかけずにできるラフ・パフ・ペイストリーが家庭で作るには適しており、
実際にイギリスの料理本でも。家庭向けのものは、
ラフ・パフ・ペイストリーをパフ・ペイストリーとして紹介しているケースが多いのです。
ラフ、というように、大らかに手早く作れます。
作った生地は使うまで冷蔵庫で休ませるようにすること。
これを守ると、サクサクした焼き上がりになります。
<材料>
薄力粉……100g
強力粉……50g
バター……115g
水……大さじ5〜6
塩……小さじ1/4

<作り方(調理:20分 生地の休ませ:30分以上)>
下準備
*バターを室温でやややわらかくしておく。
*水を冷蔵庫で冷やしておく。
1. 薄力粉、強力粉と塩を合わせて、2〜3度ふるう。


2. バターを1〜2cm角に切り、1の粉類に加える。


3. バターを粉類にまぶすように、ナイフやへらなどで混ぜ合わせる。
※こねない。


4. 少しずつ冷水を加え、手で生地をまとめる。



5. 作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、4の生地をおき、15×30cm程度の長方形にのばす。




6. 左3分の1の生地を内側に折り、右3分の1の生地を内側に折り、90度回す。



7. 生地を5同様、長方形にのばす。

8. 6と7を3回繰り返す。
9. 左3分の1の生地を内側に折り、右3分の1の生地を内側に折り、ラップでくるみ、冷蔵庫で30分以上休ませる。
※左3分の1の生地を内側に折り、右3分の1の生地を内側に折る、三つ折りの作業は全部で4回。





(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!)
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先のイギリスのドーナッツ週間にちなみ、2015年5月8日(金)づけのイギリスのレストランガイド、Harden’sにあったのは以下の記事。
ロンドンでおいしいドーナッツが食べられる店・ベスト10
London’s top 10 sweet and savoury ‘nuts
http://www.hardens.com/uk-london/08-05-2015/doughnut-week-londons-top-10-sweet-and-savoury-nuts/#utm_sguid=148144,d96df739-4349-42f6-6b69-46d828278af5
選ばれたのは以下の10軒です。
01. St John
https://www.stjohngroup.uk.com/
02. Crosstown Doughnuts
http://www.crosstowndoughnuts.com/
03. Chiltern Firehouse
http://www.chilternfirehouse.com/
04. Duck & Waffle
http://duckandwaffle.com/
05. 1235 Doughnuts @ The Lockhart and Columia Road Flower Market
https://twitter.com/1235donuts
06. Flesh & Buns
http://www.bonedaddies.com/flesh-and-buns/
07. Bread Ahead
http://www.breadahead.com/
08. You Doughnut
http://youdoughnut.co.uk/
09. Bird
http://birdrestaurants.com/
10. Parlour
http://www.parlourkensal.com/
今月上旬にお届けした記事“ロンドンで楽しいドーナッツが買える店8選”に比べるとぐっと正統派な印象です。
と言っても中には、甘くないドーナッツもありますが。
同じことをテーマに掲げても、媒体によってセレクションが違うのも(当たり前ですが)、おもしろいものです。
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンで楽しいドーナッツが買える店8選 → http://ricorice.exblog.jp/23089137/
○お菓子のハイブリッドはつまるところマッシュアップ? → http://ricorice.exblog.jp/21185677/
○クロナッツ(のようなもの)in London → http://ricorice.exblog.jp/21474143/
○「BuzzFeed」が選ぶ安ウマ・ベスト21 → http://ricorice.exblog.jp/22800185/
○ロンドンの安ウマな食べ物13選 → http://ricorice.exblog.jp/22591044/
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先日リクエストに応えて、あるお店に入ったときのこと。
最初通されたのは奥のテーブル席。そのお店にはカウンターがあり、調理をしている様子が目の前に見られるので、あいたらそっちに移りたいと友人。お店にその旨伝えると快諾いただきました。
とりあえず飲み物だけオーダーしたところですぐに席を移動。
いよいよ食べ物のメニューを見ると、以前にはなかった英語表記がありました。
オーダーを終え、目の前での調理風景に興味津々の友人が写真を撮ってもいいかと訊くとこれも快諾いただき、えらくご満悦。
これをきっかけに調理人の方と話すようになり、英語のメニューは半年前からとのこと、きっかけは東南アジアに支店をオープンしたこと、今スタッフ(みんな、かな?)は週に一回英語の授業を受けていること、などなど。
っと、英語のメニューで気づいたところ、修正した方がいいところとかあれば教えてもらえますか?と。英語のメニュー作成には(英語の授業も、かな)人をお願いしているものの、食に詳しい方ではないため、首を傾げる部分があるとのこと。
ふむふむ。
食事がてらだったので、ざざっと見て、その調理人の方が疑問を感じたようにこう表現した方が伝わりやすいよなぁ、という箇所を少々発見。それとミススペルを報告。
あの〜、もしかしてプロの方ですか、と。
確かにメニューチェックなどを依頼されることがあるので、ええ、まぁ、とお茶を濁していたら、いやはや、わかりそうな方だなぁと思ったので気軽にお願いして申し訳ないです、と。あはは、いいですよ、きちんとやるとなれば話は別ですが、ざっと見でぱっと気づいたところだけ、とりあえずですから。
いろいろ気づくことが多い時間でした。
あとで訂正があるにしろ、とりあえず外国語が併記されているととっても助かるのは事実。
なので、今回うかがったそのお店が英語表記を併記されていたのは、本当にありがたいことでした。
よく語学(だけじゃないけれど)をしている人が、もう少しちゃんとできるようになってから、となかなか実践しないのを見受けますが、個人的にはもったいないなぁと思います(それって勉強が趣味ってことなんだろうなぁ)。
もう少しちゃんとできるように、って、永遠にその時はやって来ないし(そんなのきりがない)、実践して初めて気づくことって山のようにあり、あ〜こうすればよかったのか、と自分で気づき、それを積み重ねていくことが血となり肉となるんじゃないかなぁ。
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2015年4月30日づけのイギリスの新聞、The Independentにあったのはこんな記事。
イギリス人が考える、奇妙だけど試しておきたい日本の味覚・ベスト10
10 unusual and delicious Japanese foods
http://www.independent.co.uk/life-style/food-and-drink/10-unusual-and-delicious-japanese-foods-10216580.html
ではでは、早速みてみましょう!

02. 馬刺/Basashi (raw horse meat)
03. ざるそば/Zaru soba (Cold soba noodles)
04. うに/Uni (Sea Urchin)
05. オムライス/Omu-rice (Rice omelette)
06. お好み焼き/Okonomiyaki
07. トリ貝/Tori Gai (Japanese Cockle)
08. かき氷/ Kakigori
09. 土瓶蒸し/Dobin Mushi
10. 白子/Shirako (Fish Sperm)
いかにも、ってなものから、こんなものが!っていうのもあり、土瓶蒸しなんて渋いところをついてくるよなぁ。
カレーパン、かき氷はいける!と思います。
そうそう、カレーパンは英語の感覚だとパンじゃないんですよねぇ。揚げていることもあるし、甘くはないけれどドーナッツの類と紹介した方が理解しやすいのは間違いない。
加えて、ときどき見かける揚げていないカレーパンの場合は、カレーバン/Curry bunsと言うと分かりやすいでしょう。
そして、今ひそかに思っているのが、現在イギリス、というか、ロンドンは、いわゆる日本のラーメンが賑やかですが、次はお好み焼きが来るんじゃないか、と。
理由は違えどマクドナルドの不振はイギリスでも同様で、それでも、忙しい現代、時間とお金のかかるレストランの食事よりも、日常的にはさくっと食べられるファストフード的なものがより求めていて(ラーメンが賑々しい理由のひとつはこれもあると思います)、私自身のこれまでの経験だと、あの甘みのあるお好み焼きソースは日本のブラウンソースだと言っちゃえばなじみやすいし、お好み焼きにいたっては(甘くない)パンケーキだよん、と説明すればとっつきやすい。
加えて鉄板でのパフォーマンス。作る方はそう思っていないかもしれませんが、あれ、彼らにとっては驚嘆に値すると思います。紅花が当たった理由のひとつはこれなわけだし、しかも鉄板焼きよりぐっとカジュアルに食べられるとあらば。
これ読みながら思い出したのが、以前、イギリス人の友人をてっちり(ふぐ鍋)屋さんに連れていったら不評だったこと。
味がしない、というのがその理由。
微妙な味わいではなく、ぱっと分かりやすい方が受けるんだなぁ、と学習したのでありました。

九州産『朝摘み野菜』セット【九州ムラコレ市場】

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ロンドンの“この店のこのひと皿”100選
The best dishes in London
http://www.timeout.com/london/restaurants/best-dishes-in-london-in-detail
選ばれたメニューとお店を見てみましょう。
1行目はメニュー名、2行目は店名、かっこの中はエリア、3行目は予算の目安です(一部ないところあり)。
<ロンドン中心部>
01. イカとサバのハンバーガー/Squid and mackerel burger
@Arbutus(ソーホー)
予算:££
02. クラシック・トルティージャ/Classic tortilla
@Barrafina(ソーホー)
予算:££
03. ビーツのラヴィオリ/Beetroot ravioli
@Bistrot Bruno Loubet(ファーリンドン)
予算:£££
04. 抹茶グリーンバブルティー/Matcha green bubble tea
@Boba Jam(チャイナタウン)
予算:£
05. ラディッシュとセロリアック、ザクロのサラダ/Radish, celeriac, and pomegranate salad
@Bocca di Lupo(ソーホー)
予算:££
06. 牛肉のフォー/Beef pho
@Cay Tre(チャイナタウン)
予算:£
07. タルタルステーキ/Steak tartare
@Chiltern Firehouse(メリルボーン)
予算:££££
08. “ボール! ボール! ボール!”/”All Balls”
@Cinnamon Soho(ソーホー)
予算:££
09. チップス(フライドポテト)/The chips
@Comptoir Gascon(スミスフィールド)
予算:££
10. アホ・ブランコ(白いガスパチョ)/Ajo blanco
@Copita(ソーホー)
予算:£££
11. ミンス・アンド・タティーズ/Mince and Tatties
@Dean Street Townhouse(ソーホー)
予算:£££
12. ヴィーナー・シュニッツェル/Wiener Schnitzel
@The Delaunay(アルドウイッチ)
予算:££££
13. 和牛の握り/Wagyu beef nigiri
@Dinings(ベイカー・ストリート)
予算:£££
14. ミート・フルーツ/Meat fruit
@Dinner by Heston Blumenthal(ハイド・パーク)
予算:££££
15. ベビーリーフのサラダ、アンチョビとパンチェッタ添え/Baby gem salad with anchovies and pancetta
@Fino(フィッツロヴィア)
予算:£££
16. タルト・タタン/Apple tarte tatin
@Galvin Bistrot de Luxe(メリルボーン)
予算:££
17. ブラッドオレンジ・グラニタ/Blood orange granita
@Gelupo(ソーホー)
予算:£
18. ボックヴルスト/Bockwurst
@Herman ze German(フィッツロヴィア)
19. ヘヴン・アンド・アース/Heaven and Earth
@Hix(ソーホー)
予算:£££
20. フムス/Houmous
@Hummus Bros(ソーホー)
21. マトンのロティ/Mutton roti
@Jerk City(ソーホー)
予算:£
22. スンドゥブチゲ/Soondooboo chigae
@Koba(フィッツロヴィア)
予算:££
23. ターキッシュ・エッグ/Turkish eggs
@Kopapa(レスター・スクエア)
予算:£££
24. クルミ味噌うどん/Walnut miso udon
@Koya(ソーホー)
予算:£
25. フリアン/Friands
@Lantana(フィッツロヴィア)
予算:£
26. ラズベリーとホワイトチョコレートのエクレア/Raspberry and white chocolate éclairs
@Lobby Lounge at the Corinthia(トラファルガー・スクエア)
予算:££
27. チキン・ワッフル/Chicken waffle
@The Lockhart(マーブル・アーチ)
予算:£££
28. ラムの串焼き/Chilli lamb skewers
@Manchurian Legends(チャイナタウン)
予算:££
29. ピクルスの揚げ物、ブルーチーズ・ドレッシング添え/Deep-fried pickles with blue cheese dressing
@Meat Liquor(メリルボーン)
予算:£
30. ビーツのボラニ、フェタチーズのせ/Beetroot borani with feta, dill and walnuts
@Morito(クラーケンウェル)
予算:££
31. ウニの寿司/Sea urchin sushi
@Nizuni(フィッツロヴィア)
予算:££
32. ブッラータ、ミカンとコリアンダーシード添え/Burrata with miyagama and coriander seeds
@NOPI(ソーホー)
予算:££££
33. シナモンパン/Cinnamon buns
@Nordic Bakery(ソーホー)
予算:£££
34. 豚のコンフィ、豆の煮込み添え/Confit of pork belly with rosemary-scented cannellini beans
@Opera Tavern(アルドウィッチ)
予算:££
35. チョコレート・プラリネ・エクレア/Chocolate-cloaked praline éclair
@La Pâtisserie des Rêves(メリルボーン)
36. プルド・ポーク/Pulled pork
@Pitt Cue Co(ソーホー)
予算:££
37. 特製ブランチ/Quail brunch with 'cereal', 'egg', 'tea' & 'toast'
@Pollen Street Social(メイフェア)
予算:£££
38. 豚肉とフェンネルのミートボール/Spicy pork and fennel meatballs
@Polpo Covent Garden(コヴェント・ガーデン)
予算:££
39. ラクサ/Laksa
@The Providores & Tapa Room(メリルボーン)
予算:£££
40. 帆立の炉端焼き/Robata-grilled scallops
@Roka(フィッツロヴィア)
予算:£££
41. ポテトケーキとヒヨコ豆のカレー/Potato cakes with chickpea curry
@Roti Chai(マーブル・アーチ)
予算:££
42. ヤギのチーズを詰めたズッキーニの花、ラヴェンダーハニー添え/Goats’ cheese-stuffed courgette flowers with lavender honey
@Salt Yard(フィッツロヴィア)
予算:££
43. セビチェ/The Spaniard (ceviche)
@Señor Ceviche(ソーホー)
44. “七人の侍”ロブスターロール/The ‘Seven Samurai’ lobster roll
@Smack Deli(メイフェア)
予算:£
45. “ゼリーとアイスクリーム”/‘Jelly and ice cream’
@Social Eating House(ソーホー)
予算:£££
46. 骨髄とパセリのサラダ/Bone marrow and parsley salad
@St John(スミスフィールド)
予算:£££
47. シャルキュトリ/The charcuterie
@Terroirs(トラファルガー・スクエア)
予算:££
48. ハト、トウモロコシとベーコンポップコーン添え/Anjou pigeon, sweetcorn, bacon popcorn
@Texture(マーブル・アーチ)
予算:££££
49. 豚肉のブリトー/Slow-cooked pork burrito
@Wahaca(フィッツロヴィア)
予算:£
50. ケジャリー/Kedgeree
@The Wolseley(ピカデリー)
予算:£££
51. 鶏のレバー料理/Chicken livers
@Yalla Yalla(ソーホー)
予算:£
52. シカのパイ包み/Venison puffs
@Yauatcha(ソーホー)
予算:££

<ロンドン北部>
53. ケバブ/Kebabs
@Antepliler(イズリントン)
予算:££
54. ロード・ルパート/The Lord Rupert
@The Bell and Brisket(キングス・クロス&セント・パンクラス)※ストリートフードゆえ、場所は変更になることあり
55. ラムのジャルフレジ・バーガー/Lamb jalfrezi burger
@Bhangra Burger, Kerb(キングス・クロス&セント・パンクラス)
56. シャルキュトリ・ボード/Charcuterie board
@Bull & Last(ハムステッド)
予算:££
57. ポーク・リブ/Pork ribs
@Duke's Brew & Que(ハックニー)
予算:££
58. コーン・ブリオッシュのトースト、リークとアヒルのポーチドエッグのせ/Toasted fermented corn brioche with burnt leeks and slow-poached duck eggs
@Grain Store(キングス・クロス&セント・パンクラス)
59. ナスのロースト、パセリオイルとシード各種和え/Roasted Aubergine with parsely, parsely oil and mixed seeds
@Ottolenghi(イズリントン)
予算:££
60. ソルト・チョコレート・カラメル・タルト/Salted chocolate caramel tart
@Pizza East Kentish Town(ケンティッシュ・タウン)
予算:££
61. キャベツのスパイス炒め(トーラン)/Stir-fried spicy cabbage(thoran)
@Rasa(スタンフォード・ヒル)
予算:£
62. パニプリ/Panipuri
@Sakonis(ウェンブリー)
予算:£

<ロンドン南部>
63. チョリソー・サンドイッチ/Chorizo sandwich
@Brindisa stall, Borough Market(サザーク)
64. パジョン/Pa joen
@Cah Chi(レインズ・パーク)
予算:££
65. ドーサ/Dosa
@Dosa n Chutny(トゥーティング)
予算:£
66. マテ貝のグリル/Grilled razor clams
@José(サザーク)
予算:££
67. ソムタム/Son tam
@KaoSarn(ブリクストン)
予算:£
68. トースト・チーズ・サンドイッチ/Toasted cheese sandwich
@Kappacasein, Borough Market(サザーク)
69. モンゴル鍋/Monglian hotpot
@Mongolian Grill(クラパム)
予算:£
70. ポーチド・ペアとレモンバーベナのソルベ、バラの花びら添え/Poached pear with rose petals and lemon verbena sorbet
@Petersham Nurseries Café(リッチモンド)
予算:£££
71. ハモン・イベリコと鶏のクロケッタ/Jamón Ibérico and chicken croquetas
@Pizarro(バーモンジー)
予算:££
72. セップ茸と牛の骨髄/Ceps with bone marrow
@Soif(バターシー)
73. カスタード・ドーナッツ/Custard doughnut
@St John Bakery(バーモンジー)
74. サンデー・ロースト/Sunday roast
@Trinity(クラパム)
予算:££
75. 仔牛のチョップ/Veal chop
@Zucca(バーモンジー)
予算:££

<ロンドン東部>
76. バイン・ミー/Banh mi
@Banh mi 11, Broadway Market(ロンドン・フィールズ)
77. ホットドッグ/Hot dog
@Big Apple Hot Dogs(キングス・クロス&セント・パンクラス)
予算:£
78. ソルト・ビーフ・ベーグル/Salt beef bagel
@ Brick Lane Beigel Bake(ブリック・レイン)
予算:£
79. 豚の生春巻き/Shredded pork summer roll
@Café East(サリー・キーズ)
予算:£
80. ベーコン・ナン・ロール/Bacon naan roll
@Dishoom(ブリック・レイン)
81. バーベキュー風味のスパイシーな豚の耳/BBQ-spiced cripy pigs’ ears
@Duck & Waffle(シティ)
予算:££
82. 牛の頬のフレンチディップ/Ox cheek French dip
@Hawksmoor Spitalfields (bar)(スピタルフィールズ)
予算:££
83. ベイティ・キョフテ/Beyti kofte
@Mangal Ocakbasi(ダルストン)
予算:£
84. フィッシュ・アンド・チップス/Fish and chips
@Poppies(スピタルフィールズ)
予算:£
85. ウズラのチャーグリル/Chargrilled quail
@Song Que(ハガーストン)
予算:£
86. パイ・アンド・マッシュ/Pie and mash
@Square Pie(スピタルフィールズ)
予算:£
87. ラム・チョップ/Lamb chops
@Tayyabs(ホワイトチャペル)
予算:£
88. インディアン・チキンのフライドポテト添え/Roasted barn-reared Indian Rock chicken with stuffing and chips
@Tramshed(オールド・ストリート)
予算:££
89. 牛肉とスモークしたビーツ、カブ、ホースラディッシュ、ソレル/Raw beef, smoked beetroot, turnip, horseradish and sorrel
@Typing Room(ベスナル・グリーン)
予算:£££

<ロンドン西部>
90. 納豆巻き/Natto maki
@Atari-Ya(イーリング)
予算:££
91. トゥールーズのカスレ/Cassoulet de Toulouse
@Colbert(ベルグレイヴィア)
92. シカのスコッチエッグ/Venison scotch egg
@Harwood Arms(フラム)
予算:££
93. ペルシャのフェセンジュン/Persian fesenjân
@Kateh(リトル・ヴェニス)
予算:££
94. サバのグリル、ウナギのスモーク添え/Flame-grilled mackerel with smoked eel
@The Ledbury(ウェストボーン・パーク)
予算:£££
95. パステル・デ・ナタ/Pastel de nata
@Lisboa Pâtisserie(ウェストボーン・パーク)
予算:£
96. アヒルの卵のタルト、赤ワインソース添え/Duck egg tart with red wine sauce
@Medlar(チェルシー)
予算:££
97. 塩キャラメルのアイスクリーム/Salted caramel ice-cream
@Oddono's(サウス・ケンジントン)
98. ヤムイモの焼きダンプリング/Fried yam paste meat dumplings
@Royal China(ベイズウォーター)
予算:££
99. チキン・サテー/Chicken satay
@Satay House(エッジウェア・ロード)
予算:££
100. 握り寿司/Nigiri sushi
@Yashin(ケンジントン)
予算:£££
ふぅ、お腹がすいてきました。
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンの“この店のひと皿”・トップ10 → http://ricorice.exblog.jp/22660277/

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そのときに記したように、英語のレシピ本を読むことはまったく簡単なことです。
もちろん、ていねいに読みこなそうと思えば、骨の折れることもありますが、それでも身近な単語のオンパレードなので、心配ご無用! ひるむに及びません。
むしろ、電化製品の取り扱い書や、電車の時刻表から乗り継ぎを考えるよりもぐぐっとイージーです。
簡単な大きな理由のひとつ。
私が昔やっていたように、材料さえちゃんと押さえれば、作り方やコツなどはすっとばしてもたいがい問題ありません!
おまけに今の料理本はビジュアルも重視するようになったので、仕上がり写真(ときにプロセス写真も!)あるので、どんな工程を経るのか見当をつけやすい。
特に、少しでも料理をし、日本語のレシピを読んだことのある人であれば、ふんふん、ってな調子で材料を理解できると思います。
繰り返しになりますが、材料さえきちんと押さえておけばいいということです。
材料は、egg/卵だの、flour/小麦粉だの、onion/タマネギだの、身近なものがほとんどなので、もし知らない単語が出てくればググればいい(これが面倒なんじゃん!という声が聞こえてきそうですが、まあ、全体からみれば数は少ないはずですし、これってこのことかぁ〜、というものについてはおいおい述べていきます)。
材料では、何を使うかもそうですが(さっきも述べたように知っておいた方がいい材料についてはおいおい)、どのくらい使うかも知っておきたいところ。
正直、料理であればさほど気にしなくてこんなもんかな〜、あ〜こういう組み合わせね、はいはい、と自己流でやっても構わないのですが、お菓子となるとそうはいかない。お菓子作りが成功するかどうかは、その大きな部分を“正確に分量する”ということが占めるからです。
なので、その後、アレンジするにしても、基本の分量はおさえておきたい。
分量といってもですね、重さはg(かつてはイギリスのレシピ本はオンス表記でしたが、今はg表記か併記)ですし、容積はccもしくは㎖(こちらも、かつてはイギリスのレシピ本はパイント表記でしたが、今はccもしくは㎖表記か併記。これらについても追って)。
あとはそれ以外の単位を、と言っても多くはありませんが、習得していればOK。

容積で少量の場合は、日本ではccや㎖ではなく、大さじ(15cc/㎖)や小さじ(5cc/㎖)が用いられます。
イギリスでもこの単位は同じ。
では、大さじ、小さじはどう表現されているか。
大小のサイズがそのままわかる言葉ではないものの、実にイメージしやすいspoon/さじ表記の、tablespoon/テーブルスプーン、teasppon/ティースプーンとなります。


tablespoon/テーブルスプーンとは食事の際にテーブルにおかれるスプーンをイメージするとわかりやすい。大きめのスプーンです。
一方、teasppon/ティースプーンは、お茶に添えられるスプーン。こっちはサイズは小さめ。
なので、tablespoon/テーブルスプーンは大きい方、teasppon/ティースプーンは小さい方というわけです。
ここでひとつ注意を。
tablespoon/テーブルスプーン、teasppon/ティースプーンはそれぞれそのまま、tablespoon、teaspponと表記されることもありますが、これらを略して、tbsp、tspとされることもあります。
そして、お気づきのようにそれぞれ最後の2つのアルファベット、spはspoonの略です。


というわけでまとめると、
・大さじ=tablespoon=tbsp
・小さじ=teaspoon=tsp
となり、容量の多さに比例して、略すと小さじより大さじの方がアルファベットがひとつ多いな、という覚え方でもいいんじゃないかな。
もうひとつ。
日本語にしろ英語にしろ共通事項として、意外と、大さじは小さじの倍量を思っている方が多いのですが、3倍ということをお間違えないよう。
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~序章 01~ → http://ricorice.exblog.jp/23122508/
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そんな折り、目に入ったのが、イギリスの女性誌『Stylist』による以下の記事。
イギリスでグルテンフリーメニューのある飲食店・ベスト30
The best and coolest gluten-free restaurants, cafes and bakeries in the UK
http://www.stylist.co.uk/life/recipes/the-best-gluten-free-restaurants-cafes-and-bakeries-in-the-uk#
選ばれた30軒は以下の通りです。
01. Le Bistrot Pierre(各地)
http://lebistrotpierre.co.uk/
02. The Sweet Reason Company(各地)
http://thesweetreasoncompany.co.uk/
03. Pho(各地)
http://www.phocafe.co.uk/
04. Pure Taste(ロンドン)
http://puretasterestaurant.com/
05. Ceviche(ロンドン)
http://www.cevicheuk.com/
06. Bird(ロンドン)
http://birdrestaurants.com/
07. Inspiral(ロンドン)
http://www.inspiral.co/cafe
08. Niche(ロンドン)
http://www.nichefoodanddrink.com/
09. Banana Tree(ロンドン)
http://www.bananatree.co.uk/
10. The Truscott Arms(ロンドン)
http://www.thetruscottarms.com/
11. Vozars(ロンドン)
http://vozars.co.uk/
12 The Goring(ロンドン)
http://www.thegoring.com/
13. NomNom Bakery(ロンドン)
http://www.yournomnom.co.uk/
14. Honest burgers(ロンドン)
http://www.honestburgers.co.uk/
15. Dishoom(ロンドン)
http://www.dishoom.com/
16. La Polenteria(ロンドン)
http://lapolenteria.com/
17. The Modern Pantry(ロンドン)
http://www.themodernpantry.co.uk/
18. Rossopomodoro(ロンドン、バーミンガム)
http://www.rossopomodoro.co.uk/
19. Naturally Chinese(サリー)
http://www.naturallychineserestaurant.co.uk/
20. The Creperie(ブライトン)
http://www.thecreperiebrighton.com/
21. Bee Shack Cafe(ドーセット)
http://www.honeybuns.co.uk/
22. Nibsy's(レディング)
http://www.nibsys.com/
23. Royal Shakespeare Company Rooftop restaurant(ストラトフォード=アポン=エイヴォン)
http://www.rsc-rooftop-restaurant.co.uk/
24. Lost and Found(バーミンガム)
http://the-lostandfound.co.uk/
25. Tea42(マンチェスター)
http://www.tea42restaurants.com/
26. Fosters Fish & Chips(マンチェスター)
http://www.fostersfishandchips.co.uk/
27. Roma(シェフィールド)
https://www.facebook.com/romabar
28. 2 Oxford Place(リーズ)
http://2oxfordplace.com/
29. Café Andaluz(エディンバラ、グラズゴウ)
http://www.cafeandaluz.com/
30. Marthas(グラズゴウ)
http://mymarthas.co.uk/
このオリジナル記事のコメントがなかなか辛辣です。。。
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○グルメも納得!のイギリスのベジタリアン・レストラン・ベスト15 → http://ricorice.exblog.jp/23061126/
○イギリスでおすすめのベジタリアン・レストラン・ベスト29 → http://ricorice.exblog.jp/22977151/
○ロンドンのヘルシーレストラン&バー・ベスト20 → http://ricorice.exblog.jp/22789643/
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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。
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それをサイダー(リンゴ酒)におきかえたのがこれ。
イギリスのリンゴの産地は、サイダーの産地。
特段、アサリのサイダー蒸しが名物というわけではないのですが、
イギリスのクックブックを眺めていたら、目に飛び込んで来て、
そうよね〜、サイダーの産地であれば、飲むだけでなく、料理やお菓子に使うってこと、
ごく自然なことよねぇ、と納得したのです。
豚ブロック肉は、本当はバラ肉がほどよい脂があってよい。
でも、私は、肉の脂がとっても苦手なんですね。。。
ですので脂がほとんどない肉を使っていますが、
ぜひバラ肉を使ってください。
ほどよい脂が旨みとなって、アサリだけを使うより、コクがありますよ。
サヤエンドウを加えることで、見た目と青い風味をプラス。
グリーンピースや芽キャベツなどでもおいしくできます。
<材料(2人分)>
アサリ(殻付き)……200g
豚ブロック肉……200g
タマネギ……1/4個
サヤエンドウ……25g
ニンニク……1片
サイダー……100ml
リンゴ酢……大さじ1
オリーブオイル……大さじ1/2+大さじ1/2
塩・コショウ……適量

<作り方(調理:30分)>
下準備
*アサリは塩抜きをしておく。
1. サヤエンドウはへたをとる。タマネギとニンニクは薄く切る。







2. 豚ブロック肉は2〜3cm角に切る。


3. 2の豚肉に塩・コショウをふり、すりこむ。




4. 鍋にオリーブオイル大さじ1/2を入れ、熱くなったら3の豚肉を入れ、中火で両面をこんがり焼き色がつくまで焼き、いったん取り出す。






5. 4の鍋にオリーブオイル大さじ1/2を入れ、熱くなったら1の薄く切ったタマネギとニンニクを入れ、弱火で炒める。



6. 5のタマネギとニンニクがしんなりしたら、4の豚肉、サイダー、リンゴ酢を入れ、中火にする。


7. アサリを洗う。

8. 6が沸騰したら、7のアサリを入れ、3分煮る。



9. 8のアサリの口が開いてきたら、サヤエンドウを入れ、ふたをし、さらに1分煮る。



10. 塩・コショウで味を調える。
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チョコレートショップ・ベスト10
London's 10 best chocolate shops
http://www.standard.co.uk/lifestyle/foodanddrink/londons-10-best-chocolate-shops-10149858.html
選ばれた10軒は以下の通りです(順不同)。
01.Melt
http://www.meltchocolates.com/

http://www.paulayoung.co.uk/
03. La Maison Du Chocolat
http://www.lamaisonduchocolat.co.uk/
04. Artisan du Chocolat
http://artisanduchocolat.com/
05. Melange
http://www.themelange.com/
06. Philip Neal
http://www.philipnealchocolates.co.uk/
07. Montezuma's
http://www.montezumas.co.uk/
08. Prestat
http://www.prestat.co.uk/

http://www.rococochocolates.com/
10. William Curley
http://www.williamcurley.com/
お手本のような安定したラインナップです。
これらもお店は路面店のみならず、ロンドンのデパートに入っているところが多いので、気軽に買い求めたい向きには便利ですね。
~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○チョコレート! チョコレート! チョコレート! → http://ricorice.exblog.jp/21663835/
○よいチョコレートの見分け方 → http://ricorice.exblog.jp/21271797/
○イギリス・チョコレート週間2014 → http://ricorice.exblog.jp/22474529/
○イギリス・チョコレート週間2013 → http://ricorice.exblog.jp/21210198/
○ゴージャスなチョコレートバー・ベスト10 → http://ricorice.exblog.jp/21549056/
○イギリス人はチョコレートがお好き → http://ricorice.exblog.jp/19663452/
○チョコレート【Chocolate】 → http://ricorice.exblog.jp/5417190/
○ロンドンでホットチョコレートが楽しめる店・ベスト11 → http://ricorice.exblog.jp/22637470/
○食べもの 02 → http://ricorice.exblog.jp/22972240/
(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!)
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ん〜、でもそれも言い訳かも。仕事の資料用とか新書とか、データを文書化したようなものはせっせと読むのですが、といっても、こっちもたいして多くはないので。
要は本をあまり読んでいないってことですね。
それでもときどき、まとまった時間が発生することがあります。
それは移動の時間。ヨーロッパ便は最適です。というのも、私は機内で映画も見なければゲームもしないので(なんだか落ち着かないんですよねぇ。。。)、寝ているか本を読んでいるかどっちかです。
ときどき仕事もしてますが、基本、海外へ行くときに仕事は持ち込まないようにしているので、時間はたっぷりあるわけです。
あとは、渡航先での列車移動などの時間や、めいっぱい予定を入れて動き回らないので、夜あいていたりすると、時間がここでも発生するのです。
そんなときに読むのが、文芸書の類。
新しいものを読むこともあれば、昔読んだものを読み直すこともあります。
とりわけ印象に残っているのは、南仏をのんびり旅しているときのこと。特に、リュベロンを公共のバス移動(一日数本しかバスがない)している際は、なんせ時間だけはたっぷりあるといった状況で、そのとき拠点にしていたマルセイユの友達の家から借りてきた『草枕』と泉鏡花がやけにしっくりきました。
初めて読んだのは高校生のときだったか、そのときに見えなかった風景がくっきりわかる。
年をとるってこういうことなかものねぇ。
こういう風に旅先で巡り合って再読するものもあれば、温存していて旅先で読む物もあります。
2014年秋のイギリス滞在では、カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』を持参。
『わたしを離さないで』は発売されてからずっと読みたいなと思っていたのですが、なんとなくほとぼりが冷めるのを待ってから、やっと購入して、ようやくイギリス入りして読むにいたったわけです。
いろんな意味で静かでバタバタしていない状況で読みたい、って思ったんですよ。
描かれている特にどーってことないイングランドの田舎のシャビーな風景が、過去の記憶や、時に目の前の光景にやけにオーバーラップして、小説そのものが静かに中へ中へ入っていくようで、じわじわと、でも確実に響きました。
(名前からわかるように、カズオ・イシグロはルーツこそ日本ですが、彼はイギリス人だし、私自身は圧倒的にイギリスを感じる作家です。日本での紹介のされ方が、日本が強調され過ぎるように思われて、いい加減うんざり! ちょっと外国で名をなすと、その人物がもはや日本人でないのに(または日本をベースとしていないのに)日本をやたら強調すること、いい加減やめません? それにより作品や実績そのものがぼやける傾向は、なんとかならんもんですかね?)
ビスケットを持参とかね、どーってことない食事やカフェ(カフ?)のシーンとか、描き方が鮮やかで、そのディテールに、嗚呼、イギリスなんだよなぁ、とつくづく思ってしまいました。
ところで、日本の普段の生活の中で読んでいたら、いったい私はどう感じたんだろう?
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