人が来るとワインを開けたりします。
最近、開けたのはイングランドの赤ワイン。
イングランドだけでも珍しいのですが、加えて赤というのは稀少。
実は、昨秋にイギリスに行った際に訪ねたワイナリーのものでもあり、
(訪問したときの旅行記はまだアップできてません。。。)
そのときはう〜んイマイチかなぁと思ったのですが、
改めて飲むと、ちょっと印象が変わりました。
すっごくいいわけではないのですが、そんなに悪くないかも。
がめ煮とか八角をきかせた中華風の鶏肉の甘辛い醤油味とか、
ごちゃっとした、普段のおかずに合いそうなんですよ〜。
料理のほかに、イギリスのクリームクラッカーとも合わせていただきました。

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その画像を見た方から、レシピを知りたい、と。
なので、学校でもらったレシピをお渡ししました。
でも、それは英語。
う〜ん、ハードル高いね〜、とのことだったので、
自分の勉強にもなるので、じゃあ、訳をつけますよ、ちょっと待っていてくださいね、ということに。
ハードル高い、という気持ちはよく分かるのです。
今でこそレシピを読むのに、ほとんど苦労しなくなったのですが、
初めてきちんとレシピを読み始めた頃は、う〜ん、とうなっていました。
スペシフィックなことなので、スペシフィックな言葉が出てくるんですよ。
(まあ、それは料理に限らず、でしょうが。)
たとえばline(型に紙を敷く、の意)とかね。
言葉だけで十分ではない部分もあって、
日本語だと混ぜるが、英語にはmix、blend、stir、foldなどあり、
やっぱりちゃんと違うんです。
頭でぼんやり分かっていたことを、
現地で短期集中料理コースに通い、実際に見て、自身で体験したことで
感覚として分かったというのは、とても大きい。
現在ではレシピgとoz(オンス)と併記しているものが多いのですが、ひと昔前はozのみ。
コースに参加していた20歳過ぎの若い女の子もozの方がわかりやすいと言っていました。
最初は戸惑っていたのですが、確かに慣れるとozの方がしっくりくる。
尺貫法などと一緒で、より生活に密接に結びついているんですよね。
とまあ、訳をする、ということで、そんなことを思い出してみたりしました。

豆は単品でもいいけれど、ヒヨコ豆とかキドニービーンズなど
3種類ぐらい入ったものの方がおもしろい。
肉類は入っていないけれど、たっぷりの豆で食べ応えがあります。
この料理の要はクミンパウダー。
このスパイスが入ることで、ぐっとエスニックな感じに仕上がります。
日本、特に都市部は世界のさまざまな国の料理店がありますが、
なかなかなじみが少ないのが中近東の国のもの。
イギリス、ロンドンにはそういう店も多く、そのせいでしょうか、
こういったエスニックを感じさせるスパイス使いが
一般的な家庭用レシピにも登場するなぁという印象です。
添えるのは、バターライスならぬバタークスクスがよく合います。
より身近なところでは、カンパーニュをオーブンソースターで軽く焼いた
クラスティーなパンがおすすめです。
<材料(4〜6人分)>
タマネギ……1個
ニンニク……1片
ミックスビーンズ缶……350g
チョップドトマト缶……1缶(正味250g)
ホウレンソウ……1把(約180g)
オリーブオイル……大さじ1
水……200ml
クミンパウダー……大さじ1
塩・コショウ…… 適宜

<作り方(調理:35分 煮込み:20分)>
1. タマネギは粗みじん切りに、ニンニクはつぶしてみじん切りにする。




2. 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、中火で1のタマネギを加え、やわらかくなるまで炒める。



3. 2に1のニンニクのみじん切りとクミンパウダーを入れ、約1分炒める。


4. 3にチョップドトマトを汁ごと、水を入れ、塩・コショウをふり、軽くかき混ぜ、ふたをし、とろ火で20分煮る。
※ときどきかき混ぜる。






5. 火にかけている間に、ミックスビーンズ缶の水気を切る。ホウレンソウは根元を取り、泥を洗い流し、5cm程度の長さに切る。


6. 煮始めて10分経ったら(仕上がる10分前)、5のミックスビーンズを加えて煮る。


7. ミックスビーンズを煮始めて5分経ったら(仕上がる5分前)、5のホウレンソウを加え、ふたをして煮る。


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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。
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これはスコットランドの詩人、ロバート・バーンズの誕生日を祝う日で、
夕食会(儀式?)もあります。
バーンズは、「蛍の光」 の詩を書いた人といえば分かりやすいでしょうか。
このバーンズ・ナイトで食されるのが、ハギス。
羊の胃袋に、心臓や肝臓など羊の内臓、タマネギ、オートミールなどを詰めてゆでたもの。
食べる前に、バーンズのハギスをテーマにした詩を朗唱し、
ダイナミックにカットしてから、サーヴされるようです。
内臓が入っているためだと思うのですが、
ハギスはアメリカでは輸入禁止になっています。
なので、アメリカの担当者をスコットランドに招き、
輸入を緩和する働きかけがなされたようです。
Scots government bid to overturn US haggis ban
こちらの動画で、先のダイナミックにカットする様子も見られます。
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空いているスペースを利用して、テンポラリー・カフェが
前の議会によって作られているとか。
'Pop-up' tearooms in Birmingham defy the downturn
電話(今ならスカイプ?)とかメールとか手紙とか手段はいくらでもあるのに、
要件があるとき以外の日常の他愛ないやりとりはほとんどなくって、
それでもクリスマスだけはプレゼントをやりとりしてたのですが。。。
2010年もダメかなぁ〜と思っていたら、クリスマスが過ぎた年末、荷物が!
いつもおもしろいものが入っていて、
今回はクリスマスプディングとボタンでできたアクセサリーと布バッグ。
ん? 布バッグと思ったらヴァセリンズのものでした。へぇ〜。

前にもベル・アンド・セバスチャンのティータオルとか送ってくれたし。
こーゆーおもしろいグッズを現地では売ってるのねぇ。
そこには、できれば買って来て〜とお願いしたイギリスのフードマガジンと、
プレゼントの紅茶が!
年末年始に、ロンドン在住のEさんがご主人と日本にいらしていたのですが、私も
帰省していたりでタイミングが合わなくってお会いできず。
そこで、わざわざ宅配便で前述のものを送ってくださったのです。

彼女のお気に入りのYORKSHIRE TEAを。いつも私はテトレーを飲むのですが、
このYORKSHIRE TEAもgood。
どちらも濃い〜タイプで、ミルクティーにどんぴしゃり!
もいっこはアール・グレイ。
私は夏でも基本的に熱い飲み物を飲むのですが、
そんな中飲む冷たい飲み物は水とかスポーツ飲料とかエルダーフラワーのコーディアルとか。
そしてアール・グレイ。
アール・グレイはホットはそんなに好きでもないのですが、
冷たいものはあの独特の香りが際立つせいか、とっても好み。
もっぱらコールドで飲んでいます。
たっぷり氷を入れた容器に、濃く抽出したアール・グレイを注ぐだけなので、
作るのも簡単。
ふふふ、今年の夏分をしっかりいただきました。
Eさん、ありがと〜!

普段はトーストやシリアルでも、
時間的にも気持ち的にも余裕のある週末の朝食にいいかと思います。
ココット/ラメキン(フランス語でラムカン)を使っていますが、
多く作るときは、一度に6個ぐらい焼ける
(アメリカン)マフィン型などを利用するよいでしょう。
見た目を重視して、ホウレンソウの葉はそのまま使っていますが、
より食べやすく、であれば、
(ナイフを使えば別ですが、フォークだけだと、葉がちぎりにくいのです)
少しちぎってから敷くといいかもしれません。
<材料(1人分)>
食パン……1枚
卵……1個
ホウレンソウ(葉の部分)……2〜3枚
バター/マーガリン……適量
塩・コショウ……少々

<作り方(調理:10分 オーブン:20分)>
下準備
*ホウレンソウの葉をよく洗い、水気を拭き取っておく。
*ココット/ラメキンなどにバター/マーガリンを塗っておく。
*オーブンを180℃に温めておく。


1. 食パンは耳をとり半分にカットする。

2. 1の食パンをめん棒で薄くのばす。

3. 食パンの片面にバター/マーガリンを塗り、塗った面を上にして、ココット/ラメキンに敷く。
※このとき、食パンをクロスさせる感じで。


4. 3にホウレンソウをおき、卵を割り入れ、塩・コショウをふる。


5. 180℃のオーブンで約20分、白身の部分がかたまるまで焼く。

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日本でもイギリスでも。
そんな情勢を憂い、朝食の大事さ、
ひいてはジャムやのプリザーヴを食べましょう
(なんせ広告主はロバートソンだから。。。)
というキャンペーンに起用されたのが
マーマレードが大好物のくまのパディントン。
Paddington Bear tours to re-ignite marmalade passion
“朝食を食べましょう”の使命を背負って、15日にロンドン・パディントン駅を出発。
22日にリバプールに降り、
2月13日にカンブリアで行われるマーマレード・フェスティバルに
出展される自家製マーマレードを集めるそう。
1月29日にはカーディフの駅に出没するようです。

≪ワガママできる≫海外予約サイト。急な変更や直前の申込も可能&格安!

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デンマーク・コペンハーゲンのレストラン、Noma。
別のものを探しているときに、そのインタビュー・ビデオで出くわしました。
René Redzepi, head chef at world's best retaurant, Noma, explains his love of food
Noma chef René Redzepi on being the world's best restaurant
Noma head chef René Redzepi: the philosophy that's made his restaurant the best in the world
How the world's best restaurant got started
How to get a table at the world's best restaurant
イギリスのデイリー・テレグラフという新聞のサイトにあり、
テーマごとに短い時間にまとめて分けられています。
ほかにもこのようなトップレストランからカフ(イギリスの伝統的な一般庶民の喫茶店)、レシピなどいろいろな内容があって、これがなかなか楽しい。
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