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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:お菓子( 34 )



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これ、ウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式に際して掲載された記事だと思うんですよね(↓)。
イギリスのウェディングケーキの歴史
https://www.telegraph.co.uk/culture/tvandradio/8461212/The-history-of-the-wedding-cake.html


イギリスの新聞、“Daily Telegragh”の2011年4月19日(火)づけのもので、
ハリー(ヘンリー)王子とメーガン・マークルの結婚式を今月、2018年5月19日(土)に控え、そのウェディングケーキも発表され(↓)、

せっかくのいい機会、上記記事の内容をご紹介したいと思います。

〜〜〜〜〜〜〜〜
イギリスのウェディングケーキの慣習は中世の時代に始まった。
小麦で作られたケーキは、肥沃のシンボル。今から見ると奇妙に思えるが、そのケーキを花嫁にぶつけていたのである。

ケーキは式の後で食されていた。
とはいえ、このとき供されたのはケーキに限らない。
スコーンやビスケットなどの焼き菓子を高く積み重ね(できるだけ高いのがよしとされた)、
新郎新婦は頂上越しにキスすることを促される。
このとき、積み重ねた焼き菓子を崩すことなくキスできれば、
輝かしい未来が待っている、とされた。

17世紀、このイギリスのウェディングケーキの様子をみたフランス人シェフは衝撃を受ける。
あまりにも不安定で野暮に見えたからだ。
そこで、固定するやり方を提案する。
しっかりと固定された菓子は確かにエレガントだが、すぐに移行したわけではない。
受け入れられるのに時間を要した。

同じく17世紀、“花嫁のパイ”が人気を博す。
このパイは種類が豊富で、甘いパンからミンス・パイ、食事パイであるマトン・パイまでがその範疇に含まれた。
ひとつ決まり事があり、パイの中にガラスの指環をしのばせること。
これは、今日のブーケトスに近く、
このガラスの指環の入ったパイが当たった女性が次の花嫁になる、というものだった。

現在のイギリスのウェディングケーキの主流である三段重ねのウェディングケーキが登場するのは18世紀後半。
ケーキ職人のウィリアム・リッチ/William Rich(1755-1812)考案によるもので、
当時、見習いだったリッチは親方の娘と恋に落ち、結婚の申込みをするときに、何か特別なことを、と思って作り出したのが、
聖ブライド教会をモチーフとした大きく美しいケーキ。
これが現在に続く、ウェディングケーキのもととなった。

決定打となったのは、1840年のヴィクトリア女王とアルバート公の結婚式。
この結婚式により、ウェディングケーキとドレスが一般化した。
ウェディングケーキが大衆にも広まった背景には、それまで高価なものだった砂糖がワーキングクラスでも入手できるようになったことも見逃せない。

その後、戦争下においては、とりわけ第二次世界大戦の配給の時代には、ケーキはぐっと小さくならざるを得なかった。
家族や友人から材料を提供してもらったり、技法を凝らしたりして工夫し、
たとえばグレイヴィーで茶色にするとケーキがリッチに見える、外側は作りもので中に本物の小さなケーキを入れる、といったことがなされた。


〜〜〜〜〜〜〜〜
へえええ〜。
私は歴史に疎いのですが、興味対象には、歴史を紐解くって作業ももれなくついてくるので、うんうん唸りながら、そうして新しい発見をする、といった具合です。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスのウェディングケーキが三段重ねである理由 → https://ricorice.exblog.jp/25859205/
○イギリスのロイヤル・ウェディングケーキを簡単におさらい → https://ricorice.exblog.jp/27105499/
○ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるのはここ! → https://ricorice.exblog.jp/27095229/
○<イギリス菓子・レシピ> スコーン【Scones】 → https://ricorice.exblog.jp/15368602/
○<イギリス菓子・レシピ> ミンス・パイ【Mini Mince Pies】 → https://ricorice.exblog.jp/21420933/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!




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by ricoricex | 2018-05-16 00:00 | お菓子 | Trackback

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2018年3月21日(水)にお伝えした、ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキ情報(↓)


この時点では、どこのメディアもまだそこまで詳しい情報が伝えられていないため、軒並み同じ内容でして(当然、か。。。)。


そんななか、BBCの記事が、ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキ情報に併せて、過去のロイヤル・ウェディングケーキを流れをさくっと紹介していました。
これがなかなかにへええ〜っ、な内容でしたので、ご紹介したいと思います。

題して、
“イギリスのロイヤル・ウェディングケーキを簡単におさらい”
Wedding cakes of the past
http://www.bbc.com/news/uk-43472280


○1840年: (ヴィクトリア女王の結婚式)以前:
ウェディングケーキは結婚式の重要な要素ではなかった。その代わりに、披露宴では招待客にブライド・パイがふるまわれた。

○1840年: ヴィクトリア女王とアルバート公の結婚式
ウェディングケーキはブリテン島をかたどり、古代ギリシャの衣裳に身をまとった新郎新婦を祝したもの。その重さはなんと300lb(約136.1kg)
(2016年、このときのケーキの切れ端は、オークションに£1500で出品された)

○1947年: エリザベス女王とフィリップ王配の結婚式
高さ9ft(約2.74m)のウェディングケーキで、花の代わりに両家の紋章、新郎新婦のモノグラム(ルイ・ヴィトン/Louis Vuittonのように、2つの文字などを組み合わせたもの)や好きなアクティヴィティが描かれた。
ケーキを作成したのは、マクヴィティ/McVitie's(当時はマクヴィティ・アンド・プライス/McVitie & Price)。

○1981年: チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の結婚式
ウェディングケーキの高さは高さは5ft(約1.52m)、重さ255lb(約115.7kg)。海軍料理学校が作成。
(2014年、このときのケーキの切れ端は、アメリカのオークションにて£828で落札された)

○2011年: ウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式
2つのウェディングケーキが登場。ひとつは、900もの砂糖細工の花でデコレーションし、真っ白なアイシングが施された8段のフルーツケーキ。もうひとつはノンベイクのチョコレートビスケットケーキ。このケーキに使われたのは、ウィリアム王子の子ども時代のお気に入り、マクヴィティ/McVitie'sリッチティー(・ビスケット)/Rich Tea


っと、さくっと調べていたらこんな記事も発見!
The history of the wedding cake
https://www.telegraph.co.uk/culture/tvandradio/8461212/The-history-of-the-wedding-cake.html


BBCで2011年4月20日(水)に放送されたテレビ番組「The Great British Wedding Cake」をまとめたもので、
ウィリアム王子とケイト・ミドルトンの結婚式のタイミングで放送されたのでしょう。
先にご紹介したロイヤル・ウェディングケーキの変遷と重複する部分はありますが、
これも資料的価値が高そうなので、いずれご紹介したいと思います。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ハリー(ヘンリー)王子&メーガン・マークルのウェディングケーキを手がけるのはここ! → https://ricorice.exblog.jp/27095229/
○ケーキ@ヴァイオレット/Violet(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25579516/
○イギリスのウェディングケーキが三段重ねである理由 → https://ricorice.exblog.jp/25859205/
○エリザベス女王の90歳のバースデー・ケーキを手がけるのはこの人! → https://ricorice.exblog.jp/24314237/
○王子はチョコブラウニーがお好き → https://ricorice.exblog.jp/19984901/



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by ricoricex | 2018-03-26 00:00 | お菓子 | Trackback

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誰しもそうでしょうが、私はその傾向が強い、ような気がします。
興味のあることにはがーっと向かうけれど、そうでないものは見向きもしない。

私の場合は、歴史や自然に無頓着なので、
たとえばロンドン郊外のキュー・ガーデン駅で降りたことはあっても、
キュー・ガーデンそのものには行ったことがないのです。
一応行っておこう、みたいなものは仕事が絡んでないと、まずやんないですね〜。
そんな時間があれば、興味のあることを優先したい!ので。

なもんで、歴史の延長にある伝統とか慣習にも疎い。
へ〜っ、とは思うのですが、それでおしまい。

そんな私ではありますが、このオリジナル記事のヘッドラインを目にしたとき、
そういえばなんでだろう?と思って、思わず読んだ次第。


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“知ってました?
イギリスのウェディングケーキは三段重ねで、それには理由があるってこと。”

私は知らなかったですね〜。
だいたいが日本の結婚事情にも興味がなくて
披露宴に招待されても、よっぽど付き合いのある人のときしか出席しないので
(おめでとう!とは思っているんですよ! ただ、自分とは違う世界のこと、って感覚なので)、
いかに無知か、おわかりでしょう。


で、イギリスのウェディングケーキについて。
下の段は、セレモニーで
真ん中の段は、セレモニーのあとで
そして上の段は、大事にとっておいて結婚1周年で
食べるのだとか。

さらに、上の段は、今でこそ1年後に食されるけれど、
19世紀には最初の子供の洗礼までとっておいたとのことです。
洗礼は英語でchristening。
キリスト教に入る儀式、のようなものですが、
現在は宗教的な意味合いは形骸化して、行事のひとつといったところ。
日本でいうお宮参りが感覚としては近いかな、と思います。

今と違って、結婚してすぐに(1年後とか)子供が生まれていたのが通常だった時代、
結婚式から経過する時間としては、結婚1周年とそんな変わらない、ですもんね。


それぞれ意味があることもだけれど、
特に上の段、そんなに長いこととっておくのか!ってことにも驚き。
ですが、よくよく考えると、
このウェディングケーキ、土台にとなっているのはどっしりとしたフルーツケーキなので、
そりゃ日持ちするよな、と納得した次第。


e0038047_00302122.jpgそこで、あっ!と思い出したこと。
2014年秋のイギリス滞在で、シュガークラフトの講習を受け、
ここで土台となったのは、まさに黒くどっしりとしたフルーツケーキでした。
そして、華やかかつ繊細なシュガークラフトを施すケーキは、
特別な機会に作られるって説明を受けたのです。
この特別な機会、自分の身近な事柄としては誕生日とか賞を受賞とかそんなことばかりが頭の中に映像として占めていたのですが、そうそう、結婚式もそうでした!
自分に関係のないことは、いとも簡単に抜け落ちちゃうなぁ。
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さらにおもしろいことを。
中世の時代には、小さなケーキが積み重ねられ、このときできるだけ高くし、
ケーキの頂上越しに新郎新婦がケーキを崩すことなくキスができたら、
幸せな結婚とされた、とのこと。

フランスには小さなシュー(クリーム)を積み重ねるクロカンブッシュが伝統的な結婚菓子だし、
近年のイギリスでは、ブームにあやかってカップケーキを集合させるウェディングケーキも登場したり、で
ほうほう、なわけです。

ちなみに、17世紀のイギリスでは、
新郎新婦それぞれの象徴する、2つのケーキを使ってウェディングケーキとしていたとか。

その後、ケーキ職人のウィリアム・リッチ/William Rich(1755-1812)考案により、三段重ねのウェディングケーキが登場し、結婚菓子の定番として、現在まで続きます。
三段重ねという形状にはモデルがあったようで、
それはロンドンはシティにある、その名も聖ブライド教会(ブライド/brideは花嫁の意)。
ただ、当時は素材の問題などもあり、シュガークラフトが施されるようになったのは、後のことだとか。


そうなんだ〜!!!
予備知識がないと、いちいち新しいことばかりで、おもしろい!
確かに、手持ちのシュガークラフトの雑誌のウェディングケーキを特集したものは、
豪華な四段、五段も見られるけれど、基本は三段重ねだわ!
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ちなみに、この記事の情報源はこちら(↓)。
Slice of history: This is why a traditional wedding cake has three tiers
https://www.thesun.co.uk/living/2877311/this-is-why-a-traditional-wedding-cake-has-three-tiers/


Why does a traditional wedding cake have three tiers?
http://www.foodheavenmag.com/traditional-wedding-cake-three-tiers/


はい、1番目は、イギリスの東スポ、“ザ・サン/The Sun”からです。
私は、2番目の食メディア“Food Heaven”で知り、でもこれ二次情報で、この“ザ・サン”の情報をもとにしたものなんです。
正直、“ザ・サン”ってあまりにもおやぢっぽくってほとんど読むことがないのですが、いや〜、おみそれしました!
やるなぁ、“ザ・サン”!
スノッブな言い回しがないので、文章もぐっと読みやすいよ!


(おまけ)
こちらは1890年代のイギリスのウェディングケーキを再現したもの(三段ではなく二段重ねだけど)。
なんとまあ、このシュガークラフトの繊細なことよ!
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~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス菓子・レシピ> バッテンバーグ・ケーキ【Battenberg Cake】 → http://ricorice.exblog.jp/24133144/
○エリザベス女王の90歳のバースデー・ケーキを手がけるのはこの人! → http://ricorice.exblog.jp/24314237/



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by ricoricex | 2017-06-21 00:00 | お菓子 | Trackback


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数年前、日本ではコンビニがドーナッツ販売に乗り出し、今や当たり前の光景になりました。
同じ頃、イギリスのベーカリーでドーナッツを目玉商品として販売する動きがあり、
こちらも今や当たり前となり、でも理由がわからず、ん?なんで?と思っていました。

ベーカリーなので発酵生地を作るところまではパンや発酵菓子と同じですが、ドーナッツですもの、オーブンで焼かず、油で揚げるわけで、
わざわざラインナップに加えるってのは、なかなか大変なこっちゃ、なのに、なぜ?
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e0038047_17084337.jpgそのときの私の推察は、ちょうどクロナッツ(クロワッサンとドーナッツのハイブリッド)が巷を賑わせている頃だったこともあり、
その余波でドーナッツか?と。
イギリスは、アメリカのものにすぐに飛びつき、実際にやって来るからなぁ、ぐらいにとらえていました。


もうすぐ、2017年6月5日に私が編集(制作指揮、映画で言うと監督)という立場でがっぷり取り組んだ本『ドイツパン大全』が発売になり( → http://ricorice.exblog.jp/25800157/)、

昨年2016年秋のイギリス滞在では、すでにその企画が動き始めていまして。

それまで私、ドイツに行ったことなかったんです。
イギリスに住んでいたとき、クラスメイトにドイツから来た子もいたし、それを上回って、スイス(スイス・ジャーマン)からの子もいたし、ドイツ在住の知り合いもいたのに、なぜかチャンスがなく。
一度、ロンドンから関空に向かう飛行機がルフトハンザで、乗り換えでフランクフルトに数時間滞在したことはありますが(飛行場だけ)、
実はそのときの印象はよくなかったんですよね。
いえね、別に嫌なことがあったわけではなく、何となく街というか国に拒否されているような感触だったんです。
それもあって、行かずじまいでした。


で、2016年秋。
「やっぱ一度現地に行って感触だけでもつかんでおかないとな。
行ったことある/なしだと大違いだから」。
このときのイギリス滞在は10日ほどと短かったので、
日帰りで行くことにしました。

飛行機はRyanairで往復約£30。
ロンドン・リバプールストリート駅からスタンステッド空港までのexpressの往復が£30。
早朝だったので、リバプールストリート駅までのタクシーを予約してこれが片道£20(ブラックキャブだと£30が相場と思われる)。
あるある!ではあるけど、う〜ん、なんなんだ!
ロンドン〜ケルン往復の飛行機、空港までの往復の列車、タクシー料金の片道がほぼ同じとは!


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ロンドンと1時間の時差があるものの、ケルン市内に着いたときはまだ11時頃。
初めてのドイツは、久しぶりに未知の世界でわくわく。
そして、あ〜、フランスっぽい、都市でいうとリヨンとかそんな感じ。あっ、でもデンマークっぽくもある。
要は大陸だなぁ〜、と感じたのです。
ヨーロッパと言うものの、イギリスってやっぱり突出して全然違うんですよね。

街歩きをして気づいたのは、パン屋さん、もしくはパンを販売しているところが多いこと。
そして、大型店ではドーナッツっぽいものを人寄せパンダのように売ってる!
あっ、イギリスのベーカリーにみるドーナッツはこれをヒントにしたんだ!
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直感的にそう思いました。
なんら不思議はないですよね〜。
EU圏内はどこにでも住める居住権があるし、当然イギリスにもドイツ人は多い。
同時にイギリスからドイツに出向く人もいる。
これ、ちゃんと調べないと、ですが、イギリスでドーナッツを看板商品として売るようになった背景には、
ドイツのパン屋さんでどんと売っているドーナッツっぽいものがヒントになったのは間違いない!と。

このドーナッツのようなもの、感覚としてはスーパーマーケットなどの軒先で売っている大判焼きとかって感じかなぁ。
小銭で買えるちょっとしたおやつ、って感じ。

で、このドイツで売っているドーナッツみないなもの、ベルリーナー・プファンクーヘンと呼びます。
私はケルンの街中ではほかのパンなどを食べていたので眺めるだけだったのですが、
帰路に着くケルンの空港でようやく食べました。
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粉糖がまぶしてあるし、ジャムが入っているし(プルーン系の甘味だけでなく酸味もあるジャムがよろしい)、生地も甘めだし、で甘いは甘いのですが、
一般的なドーナッツに比べるともちっとしたところはあるものの軽い食感で、歯切れがよければ口どけもいい。
これはぱくぱくいけそう(危険だ。。。)。
感覚としては通常のドーナッツ1個のところを、ベルリーナー・プファンクーヘンは2個いけそう、それほどすーっとお腹におさまる食べ物です。
1カ所1個しか食べていないので、この店のがそーなのか、ベルリーナー・プファンクーヘン全般がそーなのか、判断しかねるのですが。。。
でも、『ドイツパン大全』制作で日本のパン屋さんが作ってくださったベルリーナー・プファンクーヘンも軽い食感だったので、概ね間違ってないのかな〜。


教訓。
ものごとは多角的に見ないといけないな〜。
イギリスのドーナッツ・プロモーションの背景にドイツのパン屋さんの一般的な風景がリンクしているかも、とは思わなかったもの!
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tue 15/11/16


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○『ドイツパン大全』6月5日発売です! → http://ricorice.exblog.jp/25800157/
○ロンドンで試したいドーナッツ6選 → http://ricorice.exblog.jp/24439408/
○今週はイギリスのドーナッツ週間です → http://ricorice.exblog.jp/24373251/
○ロンドンで楽しいドーナッツが買える店8選 → http://ricorice.exblog.jp/23089137/
○お菓子のハイブリッドはつまるところマッシュアップ? → http://ricorice.exblog.jp/21185677/
○クロナッツ(のようなもの)in London → http://ricorice.exblog.jp/21474143/




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by ricoricex | 2017-05-27 00:00 | お菓子 | Trackback

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初めて食べたとき、トライフルみたいだなぁ、と思ったのです。
トライフルについてはこちら → http://ricorice.exblog.jp/23043503/
そのお菓子とはイタリアの、ズッパ・イングレーゼ。


e0038047_28234.jpgトライフルはフィンガービスケットやスポンジケーキといったやわらかいケーキ/ビスケット生地をシェリーなどを染み込ませ、カスタード、生クリーム、果物などを重ねたデザート菓子。ゼリーを入れることも珍しくありません。

ズッパ・イングレーゼもこれによく似ていて、シロップに浸したスポンジケーキとクリームを重ねて作られます。
特徴とトライフルとの違いは、アルケルメスという赤い色のリキュールを使うことでしょうか。


このズッパ・イングレーゼ、直訳するとイギリス風スープ。
ズッパがスープで、イングレーゼがイギリス風。
英語だとEnglish soupとなります。

ズッパは説明が必要で、今でこそ液状のスープですが、もともとはかたくて食べれなくなったパンを煮汁やワインなどに浸したもののこと、そこから転じて、現在では汁そのものがズッパ、つまりスープと呼ばれるようになりました。
ズッパ・イングレーゼの場合は、本来の使い方のズッパです。

で、このズッパ・イングレーゼ、16世紀半ばからイタリアの上流階級で食べられていて、名前の由来は、イギリスからの客人に好まれたから、とされていますが、私は、ずばりイギリスから入って来たのでは?と考えています。
単にイギリス人好みにしては、あまりに酷似してはいまいか?


トライフルが文献に登場するのは16世紀後半。
歴史に明るくないので、以下、憶測ですが、貴族同士の交流はヨーロッパでは盛んだったし、ええと、17世紀に入ってからだっけ? イギリスの貴族の子どもがグランド・ツアーと称して大陸へ旅行したのは。
いきなりグランド・ツアーとなるわけではなく、やはりその前の時代から行き来があったと考えるのが自然では?
人が交流すると文化も交換され、食べ物も然り。
そのなかにトライフルがあり、そのままの名前ではイタリアではわかりにくいから、“イギリス風”を冠したズッパ・イングレーゼになったんじゃないかな?


このあたり、確証が得られなかったので、拙著『イギリス菓子図鑑』ではトライフルとズッパ・イングレーゼの関連性については、あいにく踏み込んで綴っていません。


私はイタリア菓子について詳しくないので、ご存知の方がいたらぜひ教えてください!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス・レシピ> トライフル【Trifle】 → http://ricorice.exblog.jp/23043503/
○<イギリス・レシピ> ブードルズ・オレンジ・フール【Boodle's Orange Fool】 → http://ricorice.exblog.jp/24562669/
○フランスのケーキにみるイギリス → http://ricorice.exblog.jp/24390658/




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by ricoricex | 2016-11-10 00:00 | お菓子 | Trackback

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現在の日本では、洋菓子というと圧倒的にフランスで、イギリスなぞ(イギリスだけじゃないけれど)存在感が薄いなぁって思います。

そんなフランスのケーキに、イギリスらしいものもあり、その最たるものがケークではないでしょうか。
カトルカール、もしくはパウンドケーキ、つまり、バター、砂糖、卵、小麦粉を同量ずつ使ったケーキです。
イギリスでは、パウンドケーキ生地は円型で焼くと、ヴィクトリア・サンドイッチになるし、パウンド型やローフ型で焼くこともあり、とりわけ後者はレーズンやドレンチェリーなどのドライフルーツをたっぷり使って焼くことも多く、こちらはフルーツケーキと呼ばれます(もちろん円型でも焼かれますが、その場合、そのまま食べるというよりも、シュガークラフトの土台として使われることの方が多いように感じます)。

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このフルーツをたっぷり使うパウンドケーキ、フランスの焼き菓子にもあり、その名も、ケーク・アングレ/cake anglais。
anglaisとは、フランス語で“イングランドの”、つまり “イングランドのケーキ”という意味です。
ケーク・アングレはフランス菓子店でよくみますね。

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イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドは4つの国で構成されており、イングランドと同じくブリテン島にあり、イングランドの北に位置するのがスコットランド。
スコットランドはフランス語でエコス/Ecosse。
あまりメジャーではありませんが、スコットランドのケーキ、フランス語でケーク・エコセ/cake ecosaisってのもありまして、これは2色の生地が層になったケーキ。
2層がタータンチェックにみえることが名前の由来だそうです。


イギリスでは、イングリッシュ・ケーキ(ケーク・アングレの英語読み)、スコッチ・ケーキ/スコティッシュ・ケーキ(ケーク・エコセの英語読み)というケーキは存在しませんから、これら、日本人がバゲット類をフランスパンと、上部が丸みを帯びた食パンをイギリスパンと呼ぶのと同じ感覚なんでしょうね。
※注:イギリスにイギリスパンは存在しません。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<レシピ> ヴィクトリア・サンドイッチ【Victoria Sandwich】 → http://ricorice.exblog.jp/10474300/
○<レシピ> ライト・フルーツ・ケーキ【Light Fruit Cake】 → http://ricorice.exblog.jp/22964678/
○jane asher party cakes → http://ricorice.exblog.jp/18746935/



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by ricoricex | 2016-05-19 00:00 | お菓子 | Trackback

人間、変われば変わるもんです!
子どもの頃の私は、もらいものをすると待ちきれなくって、すぐに開けたくてうずうず。
なもんで、「ほいとの子みたい」と笑われていました(ほいと、についてはぐぐってみてください。今だとNGワードにされちゃうかもね〜)

今は、というと、いただきものをしたときにすぐに開けるか、もしくはしばらくそのままにしています(興味がないわけじゃないんですよ)。
なもんで、昨年のクリスマスにイギリスから届いた小包、それはお菓子が詰まったもので、ちびちび食べている状態。

以前、ご紹介したカドバリーのスノーマン・チョコレート(→ http://ricorice.exblog.jp/24108264/)に続いて食べたのはこちら!
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これまた、イギリスの一般チョコレートの代名詞、カドバリー/Cadburyの製品。
このメーカー、ほんっとにたくさんの種類のチョコレート加工品を出しているのよね〜。

で、どんなアイテムかというと、チョコレート・サンドイッチ。
リッツ/Ritzルー/Luといった有名なビスケットとのコラボ商品もあります。

・カドバリー・デイリーミルク・リッツ/Cadbury Daily Milk Ritz
ミルクチョコレート80%+ミニ・ソルトクラッカー8枚(片面4枚) 35g
https://www.cadbury.co.uk/products/Ritz--5277?p=5277
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・カドバリー・デイリーミルク・ルー/Cadbury Daily Milk Lu
ミルクチョコレート69%+ミニ・スウィート・ビスケット8枚(片面4枚) 35g
https://www.cadbury.co.uk/products/LU--5275?p=5275
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・オート・クランチ・デイリーミルク/Oat Crunch Cadbury Daily Milk
ミルクチョコレート+ミニ・オート・クランチ2枚(片面1枚) 30g
https://www.cadbury.co.uk/products/Oat-Crunch-7252?p=7252
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いずれも6×7.5×高さ0.5cmほどの掌サイズの小さなものですが、
味の違いは歴然。

はさまれているチョコレートがパキッとしていて、甘さもあり、で
一番好ハーモニーだったのは、オート・クランチとの組み合わせ。
言葉どおり、バリバリとクランチーな食感のオート・クランチは甘さがなく、チョコレートとよき補完関係にあります。
リッツはやや塩気が強い。ルーは甘いビスケットなので、甘さがややくどいのと、ビスケットの食感がチョコレートに比較してやわらかい。

こういう“おやつ”って、そこで暮らす人たちの生活がすけてみえる気がしません?
それを差し引いても、こーゆーの食べるの、素直に楽しい!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○カドバリーのスノーマン・チョコレート → http://ricorice.exblog.jp/24108264/
○イギリスのチョコレートバー・トップ24 → http://ricorice.exblog.jp/23852247/
○アフターエイトは初めて知った大人のミントチョコレート → http://ricorice.exblog.jp/24096564/
○イギリスで買ったもの ~食べもの 03~ → http://ricorice.exblog.jp/23385988/
○イギリスで買ったもの ~食べもの 02~ → http://ricorice.exblog.jp/22972240/
○チョコレート! チョコレート! チョコレート! → http://ricorice.exblog.jp/21663835/
○イギリス人はチョコレートがお好き → http://ricorice.exblog.jp/19663452/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
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by ricoricex | 2016-04-19 00:00 | お菓子 | Trackback

昨年のクリスマスにイギリスから届いた小包は、お菓子(というか駄菓子、スーパーマーケットとかコーナーショップとかキオスクとかで売ってるよーなやつね)の詰め合わせ。
チョコレート加工品が多く、改めて、イギリスの一般チョコレート市場におけるカドバリー/Cadburyの強さやヴァリエーションの豊かさを実感!

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そのひとつが、クリスマスシーズン限定で販売された、スノーマンのチョコレート。
文字どおり、スノーマンをかたどったチョコレート加工品で、商品にはムースと書いてあるものの、そこまでふわふわではなく、ややエアリーなチョコレートに(本当にやや、ね。やわらかいチョコレートといったところ)をミルクチョコレートでコーティングしたもの。
フレイヴァーは2種類あり、ムースがチョコレートかバニラとなっています。
正式名はそれぞれ、
Mousse Snowman Chocolate
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Snowman Vanilla Mousse
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見た目だけはどっちがどっちか区別がつかないけれど、カットすれば一目瞭然。
(見比べるとバニラ・フレイヴァーの方が、コーティングのチョコレートもミルク度が高いように見えますが、だからといって、ぱっと見ではフレイヴァーの予測がつかない)
チョコレートはチョコレート色、バニラは白色となっています。
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どちらも30g、6cmほどの高さなので、2口3口で食べ終わっちゃいます。
これ見比べると分かるのですが、スノーマンの向きが若干違う。。。なぜじゃ? 
あっ、そっか! 違う型を使うことで、(メーカーサイドが)外見からもどっちがどっちのフレイヴァーか区別できるためでしょう。

このスノーマン・チョコレート、毎年クリスマスの時季に登場するのか、昨年2015年クリスマスの企画ものかわかりませんが、スノーマンって、改めてクリスマスの風物詩なんだなぁ。子ども向けのクリスマス・ミュージカルの定番になっちゃったしね。


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by ricoricex | 2016-02-04 12:00 | お菓子 | Trackback

それまで、チョコレートとミントの取り合わせは得意ではありませんでした。
でも、四半世紀以上前に、チョコレートとミントの取り合わせにも、好きなものがあることに気づきました。

ひとつは、東京・広尾(今は白金台、って言った方がいいのかな?)のエリカ・ショコラティエミント
チョコレートとミントチョコレートの2層仕立てになっていて、葉っぱをあしらった見た目もかわいい。
お店のテーマカラーもミントグリーンですが、甘くなり過ぎず。
今でこそ少なくないショコラティエ、チョコレート専門店の草分けのひとつで、当時は大学生だったこともあり、ぐっと大人になった気分を味わったものでした。


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もうひとつ、チョコレートとミントの取り合わせで気に入ったのは、アフターエイト/After Eight
最初、パッケージに魅かれたんですよね。市販のチョコレートだけれど、子ども向けじゃない大人な感じで。
食べてみたら、味もそうだった。
きりっとしていて、キレもいい。そこにすっとした甘さもあるんだけれど、ふわっとしいなくって、余計なものをそぎ落としている感じが、それまでのチョコレートと一線を画していたんです。

記憶が正しければ、東京・青山の紀ノ国屋で買っていた、と思います(というのも、そうはいっても通常のスーパーマーケットなどで売っている国産チョコレートに比べると高いわけで、頻繁に購入していたわけではないから)。

当時の紀ノ国屋は今と違って、表参道の駅を出て外苑前方面に歩いて右側の2階建ての建物でした。
今ほど、輸入食材を扱う店がなかった時代、ソニー・プラザ(現プラザ)にも輸入菓子はあったんだけれど、いつも女子高生&大学生で混んでるからあんまり寄り付かなかったんですよねぇ(ソニー・プラザでアフターエイトを扱っていたかどうかは不明)。
大学生だっら私はたいがい、お菓子は紀ノ国屋、食材は東京・下北沢のカルディコーヒーファーム(以下、カルディ)で調達していました。
(補足:紀ノ国屋もカルディも今ほど店舗がなかったんですよ)


アフターエイトは、1962年にイギリスで生まれたチョコレート菓子。
ややねっとりした、砂糖を水で練った感じといえば想像しやすいでしょうか、ミントクリームを薄いダークチョコレートではさんだもので、ひとつひとつ、黒い薄紙で個包装されています。

現在、メーカーはネスレ/Nestle、ですが、もとはローンツリー/Rowntreeと呼ばれる会社で作っていました。なんせM&Aが激しいですからねぇ。

ほかのロングセラー商品同様、パッケージデザインなどマイナーチェンジを経て今にいたっていますが、アフターエイトはチョコレートも変えています。
昔は乳製品を一切加えていなかったものの、2000年代に入り、乳脂肪を加えるようになったとか。
とはいえ、甘いとかやさしいとか、ではなく、きりっと端整なチョコレートです。

私はコーヒーを濃い目におとして、それこそ、アフターエイト、夕食後に食べますが、飲めればウィスキーと合わせてもいいんだろーなーと思います。


このアフターエイト、昨年2015年12月、イギリス雑貨店「PISKEY VINTAGE(ピスキーヴィンテージ)」(福岡市薬院)さんのイベント「英国の小さなクリスマス市」に参加した際、店内で販売されているのを見て、うれしくなって買っちゃいました。
1枚2枚とついつい食べ過ぎてしまうのが難ですが(私だけ?)、しばらくの間、ゆったりとした気持ちでアフターエイトを過ごすことができました。


それにしても、先日の記事“何を聞いても何かを思い出す”然り、“1カ月遅れのクリスマスプレゼント”然り、味覚と音はタイムマシーンですねぇ。
一瞬にして、その時代の風景がまざまざと眼前に広がります。


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○チョコレート! チョコレート! チョコレート! → http://ricorice.exblog.jp/21663835/
○イギリス人はチョコレートがお好き →http://ricorice.exblog.jp/19663452/
○英国の小さなクリスマス市、終了! ありがとうございました! → http://ricorice.exblog.jp/23985615/
○何を聞いても何かを思い出す → http://ricorice.exblog.jp/24059440/
○1カ月遅れのクリスマスプレゼント → http://ricorice.exblog.jp/24079459/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2016-02-01 00:00 | お菓子 | Trackback

パイのパイのパイ


桜庭ななみじゃなくって郷ひろみなんだよね〜、世代的に。
♪パイのパイのパイ♪
ロッテの「パイの実」のCMソングのことね。

なんで、こんなこと言うかっていうと、今日、1月23日はナショナル・パイ・デイ/Nationapl Pie Day、そう、パイの日なのです。
そんなわけで、当ブログでご紹介したパイのレシピを一挙ご紹介!


<食事パイ>
e0038047_0404380.jpgモダン・フィッシュ・パイ【Modern Fish Pie】
http://ricorice.exblog.jp/21730337/


<お菓子パイ>
レモン・メレンゲ・パイ【Lemon Meringue Pie】
http://ricorice.exblog.jp/23664573/

e0038047_0421437.jpgエクルズ・ケーキ【Eccles Cakes】
http://ricorice.exblog.jp/23227799/

ベイクウェル・タート【Bakewell Tart】
http://ricorice.exblog.jp/22911131/

ミンス・パイ【Mini Mince Pies】
http://ricorice.exblog.jp/21420933/

<パイ生地>
e0038047_043893.jpgショートクラスト・ペイストリー【Short Crust Pastry】
http://ricorice.exblog.jp/21363785/

ラフ・パフ・ペイストリー【Rough Puff Pastry】
http://ricorice.exblog.jp/23181771/


パイ生地を使うパイって(食事パイで紹介しているモダン・フィッシュ・パイは、マッシュポテトでふたをしたもの)、作る時に生地がだれないこと、そのために、材料を冷たい状態で使うことが大事なので、今はまさにパイ作りにうってつけ。
上手に作るためのコツは、、、こちら(↓)をご参照ください。
http://ricorice.exblog.jp/23861577/
お試しあれっ!


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドン&イギリスでおいしいパイが食べられる店15選 → http://ricorice.exblog.jp/24073655/
○ロンドンで食すべきパイ12選 → http://ricorice.exblog.jp/22858707/
○ロンドンのパイ&マッシュの店7選 → http://ricorice.exblog.jp/22898935/
○上手にパイを作るには? → http://ricorice.exblog.jp/23861577/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています。買ってね!



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