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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。http://hanenoriko.daa.jp/


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カテゴリ:イギリスの飲食店レポート( 114 )



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加齢とともに食べなくなったもの。
私の場合、それはアイスクリームです。
夏場なんかは毎日、昼、夜と毎食後食べていたのが、めっきり食べなくなってしまった。。。
食欲自体さほどは落ちていないけれど、寄る年波にはかないませんなぁ。

この日は、夜、ちょうど夕食の時間に予定があり、そこでは軽い食事が出るものの十分には食べられないだろうと、早めに夕食を摂り、参加。
予定のところでは、やはりほとんど何も食べることができず、帰路につく途中、なんだか物足りない。21時30分だと、これから食事ってわけにいかないしなぁ。
そもそも、そこまでしっかり食べたいわけではなし。

はっと、思い出し、「そうだ、アイスクリームを食べよう!」となりました。
冒頭で記したように、アイスクリームを食べなくなり、それと反比例するようにロンドンにはアイスクリーム専門店が増加しているにも関わらず、行く機会がほとんどなかったから。

開いててよかった!
で、飛び込んだのは、サウス・ケン(ジントン)駅近くにあるスクープ/Scoop
サウス・ケン駅界隈を見るだけでもアイスクリーム専門店は増え、その走りは、スクープだったか、オドノズ/Oddono'sだったか。
どちらもナチュラル感を打ち出した、イタリアのジェラートのお店です。

そのスクープで私が注文したのは、
・2フレイヴァー(小/カップ)/Small 2 Flavours (Cup) £4
※フレイヴァーはレモンとイチゴをチョイス。
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ベタベタしたところがなく、すっきり食べられてよろしい。程よい甘さで疲れがとれちゃうね。
が、下にレモン、上にイチゴは順番がよろしくなかった。。。
イチゴの方が甘みが強く、レモンの方がさっぱりなので、レモンにたどり着いてすぐは、今ひとつ味がピンとこなかった。。。
味の淡いものから食べる、当然といえば当然の教訓です。

っと、この記事を書きながら、なぜゆえスクープのウェブサイトにヒットしない?と思ったら。閉店していたのでした。。。(↓)
https://www.facebook.com/ScoopGelatoLondon

嗚呼、時代は変わる。スクープよ、お前もか!
こういうこともあるから記録に残すのは大事かもしれない。。。
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thu 12/11/15




~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○アイスクリームデザート目当てで行きたいロンドンの飲食店12選 → https://ricorice.exblog.jp/27382120/
○ここで食べたい! ロンドンでアイスクリームを提供している店・ベスト11 → https://ricorice.exblog.jp/27363839/
○ロンドンでアイスクリームを食べるならこの28軒! → https://ricorice.exblog.jp/27309634/
○ロンドンで夜遅くアイスクリームを食べたくなったらここへGO! → https://ricorice.exblog.jp/27329379/
○ロンドンで「雪見だいふく」が食べたくなったら、ここへGO! → https://ricorice.exblog.jp/25599847/


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by ricoricex | 2019-04-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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記憶というものは忘れてしまうわけではなくって、使用頻度の高いものの順に頭の中で整理されるんだなぁ、とつくづく思う。
20年近くぶりに訪ねたマンチェスターで、以前の記憶が鮮やかにはっきりと浮き上がってきたもの。

2018年秋のイギリス訪問は、私にとっては北紀行も含んでいて、マンチェスター、リヴァプール、国を超えてグラスゴウ、列車で住んでいたことのあるウィガンを通り過ぎ(よくよく思い出せばそのルートなんだけれど、すっかり忘れていた!)、記憶と時間が伸びて縮んで行ったり来たり。

マンチェスターとリヴァプールは近く、列車で1時間もかからない(30分ちょい、かな)。
ロンドンからマンチェスター/リヴァプール、グラスゴウに行くルートにしていたので、マンチェスター/リヴァプールでの宿泊はマンチェスターにして(その方が列車の都合がいい)、リヴァプールへはマンチェスターから日帰りで行くことに。

マンチェスターは他のイギリス(ヨーロッパ、もか)の都市の例に漏れず、街のど真ん中にターミナル駅があるわけではありません。
中心からは少し離れたところにあり、ロンドンだと、ヴィクトリアとかパディントンとかキングス・クロスとかリヴァプール・ストリートとかウォータールーとか、パリもそうですね、モンパルナスとか北とか。
マンチェスターの場合は、2つ(3つ、か?)。
ピカデリーとヴィクトリア。

マンチェスターからリヴァプールに行くには、ピカデリーとヴィクトリア、どちらの駅からも利用できます。
規模でいうと、ピカデリーの方が大きく、こちらがマンチェスターの鉄道の玄関口、になるかな。
ただ、街最大の繁華街には、ヴィクトリア駅の方が近い。
朝だと賑わっている様子は見られないにしても、記憶との照合をしたくなって、リヴァプールへはヴィクトリア駅から向かうことにしました。

ああ、そうだったな、とあれこれ思い出しながら、マンチェスター・アリーナ/Manchester Arenaまで来たら駅はすぐそこ。

マンチェスター・ヴィクトリア駅を利用するのは初めて。
今までバスかマンチェスター・ピカデリー駅の利用だったんだな〜。

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マンチェスターの街中を走るトラム(メトロリンク)の駅もあるけれど、ヴィクトリアは小さい駅でびっくり!
でもって、歴史的建造物じゃない!(知らなかった!)


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駅に着いたのは8時30分ごろ(っと、時計はまだサマータイムだなぁ。この日の早朝2時にサマータイムが終了したのです)。
まずは古い木造の、味のある窓口でリヴァウールまでも日帰りの切符を購入。
ヴェンダーで買ってもよかったのだけれど、窓口を見たかったので有人で。

この切符の窓口と出口への通路をはさんで向こうに何やら、これまた古い設備があります。
インフォメーションセンターでしょ(この日は日曜だったからか朝早かったからか、お休み)、その並びで向こうに飲食施設が。
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へぇ〜、と思って眺めると、スターバックス/Starbucksが!
朝ごはん食べてないし、列車の出発まで時間があるし、コーヒー飲んで軽くつまむか。

・パイクロースト(・コーヒー)/Pike Roast £1.85
・シナモンロール/Cinnamon Swirl £2.85
紙コップをお願いしたので(飲み切れなかったら列車で飲もう、ってことで)、プラス5p
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イギリスではプラスティック、紙コップなどの使い捨てを見直す動きが大きくなっており、もともとはテイクアウェイ(持ち帰り)の方が安かったのに、テイクアウェイは使い捨て容器を使うので、その分支払いをする逆転現象が起こっています。

コーヒーやシナモンロールについて今さら言及する必要はないでしょうが
(やっぱり私は、コーヒーの味もメニュも、スターバックスって好みじゃないなぁ(笑))、
このマンチェスター・ヴィクトリア駅のスターバックスは、この建物、佇まいを体験するだけで十分に訪問する価値あり!

マンチェスター・ヴィクトリア駅のスターバックスは、もとはファーストクラス乗客用の休憩室だった模様
(ファーストクラス、ねぇ。。。昔も今もこの国には、何にでもクラス(階級)があるのよねぇ)。

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店内の天井や壁の意匠、床のタイルも、おそらく当時のまま、でしょう。
お店のスタッフで注文を受けてくれた方は、まだ10代かな、若い男性で、こういう歴史的建造物の中の、今の店舗で働くってどんな気分なんだろう、って思ってしまいました。
いや、イギリスだってヨーロッパだって、日本にもそういうところはあるわけだから、日常の場所であるときって、別段、そんなもん、古いから却って不便も多い、ぐらいなのかもしれない。
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シナモンロールを食べ切ると、紙コップのコーヒー片手に駅のなかをうろうろ。
タイルでできた、ランカシャー・アンド・ヨークシャー鉄道の壁画地図を眺めながら、
そういえば鉄道の発祥は、イギリス北部だったな、
客貨両用鉄道の始まりはリバプール・アンド・マンチェスター鉄道だったな、
産業革命、かぁ、
なんて思いを馳せながら。
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っと、ということは、マンチェスター・ヴィクトリア駅の、スターバックスや窓口の古い設備は、駅の開業と同じ1844年に造られたもの、なのかなぁ。
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sun 28/10/18




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○ケーキ@パティスリー・ヴァレリー/Patisserie Valerie(マンチェスター) → https://ricorice.exblog.jp/27847050/
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by ricoricex | 2019-03-28 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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あれ〜、名前が変わっている。。。

ロンドンに数あるミュージアムのひとつで、私のお気に入りはサイエンス・ミュージアム/Science Museumです。
誘われるまで、ここでお茶をしたことはあっても、食事をしたことはなかった、のでした。

現地集合で、サイエンス・ミュージアムの1階、Wellcome Wingの中にあるディープ・ブルー/Deep Blue(現・ザ・ダイナー/The Dinerに向かうと、土曜日だからか人が多い。
でも、席数がありますからね、難なく案内されました。
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ここ、青いケミカルなライティングが目立つんですよね。
ディープ・ブルーって店名どおり、席に着くと、深海にいるようでもあります。

オーダーしたのは、私とひとりの友人は、
・ブラックビーンズとバターナッツスクワッシュ(かぼちゃの一種)のスパイシーテイスト、バルガーウィート添え/Black bean & butternut squash chilli £10
もうひとりの友人は、
・フィッシュ・アンド・チップス/Fish &chips £13.50
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・ミーンタイム・ロンドン・ペールエール(ビール)/Meantime London pale ale(330ml、4.3%) £4.50
をそれぞれ頼んだので(珍しく意見の一致!)、ちょっとつまむものも頼もうと、
・ホワイトベイトの唐揚げ、アイオリ添え/WestCoast crispy whitebait, aioli £6.50
・バッファロー・ウィング/Buffalo wings £5.50
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肝心のブラックビーンズとバターナッツスクワッシュ(かぼちゃの一種)のスパイシーテイスト、バルガーウィート添えがぐにゃぐにゃしたテキスチャーと平板な味で、すぐに飽きてしまった!
あ〜、無難と思える、上品な見た目のフィッシュ・アンド・チップスにすればよかったな。。。

なんて、がっかりな反面、おっ、パブの定番、ホワイトベイトの唐揚げがメニュにあるなんてうれしいじゃないの!と、これをパクパク食べながら、ビールをぐいっと。


まあ、なにごとも経験です。特に、店名が変わった今となっては。
(インテリアやメニュも変わったのだろうか?)
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サイエンス・ミュージアムのいいところは、館内にカフェスポットがいくつもあり、かつ、ピニクックエリアもあること。
ピクニックエリアとは、持参した持参した食べ物や飲み物を摂ってOKのスペース。
スクールトリップ(遠足)でやってくる子供たちのお決まりの場所ですが、彼らのためだけじゃない。
誰でも自由に利用でます。
食事を持ち込んでいい、でも、決められたところでね!といったところで、いつもいつも、こういう場所があるっていいなぁ、と思って眺めています。
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sat 14/11/15




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by ricoricex | 2019-03-16 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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スコットランドを代表する、B級フードといえば、まずはこれでしょう!
アイアン・ブルー/Irn Bruと揚げマーズバー/Deep fried Mars Bar。

アイアン・ブルーはスコットランドの国民飲料と呼ばれる、甘〜い炭酸飲料。
これは後日、きちんとご紹介するとして、今回ご紹介するのは、揚げマーズバーです。

揚げマーズバーは、カロリーなんてなんのその! 悪名高きスコットランド名物として、記事などでは目にするし、動画でも見たことはありました。
文字どおり、マーズバースニッカーズみたいなヌガー入りチョコレートバー)にフィッシュ・アンド・チップスの衣をつけて揚げたもので、これがどうにもこうにも、お世辞にもおいしそうに見えない。
もっとも、黒い物体に衣をつけて揚げるわけなので、アトラクティブな見た目になるわけはないのですが。。。

ともかく、知識としてはあったわけです。
ただ、スコットランド名物なわけで、ロンドン、イングランドではお目にかかれない。

それが、来た、来た、来た〜! チャンスはやって来た〜!


2018年秋、スコットランドはグラスゴーで旧友たちと日々をともにした私。
夜、ギグに行き、ヴェニュを出たら、23時ごろ。

夕飯を食べてギグに向かったものの、当然お腹はすく。
なんか食べようか、と向かったのは、テイクアウェイでスナック(フィッシュ・アンド・チップスとかピザとか)を販売しているお店。日本でいうと、提供しているメニュは違うけど、吉野家とか、って感じかな〜。安くてボリュームがあって、夜遅くまであいている、という。

街の中心部にあるその店は、23時回っても20人ぐらいの行列。
老いも若きも、男性も女性も。

何食べようかな〜、とメニュを眺めていたら、
「ノリコ、揚げマーズバーは食べたことある?」
「知ってるけど、食べたことない。って、どっかの店の名物じゃないの? この店にあるの?」
「あるよ。昔ほどじゃないけれど、スコットランドのこの手の店にはおいてる。食べてみてよ! イギリスの食のことやってるなら、試さなきゃ!」
「まじ? 私は好きじゃない」(別の友人)
「何ごとも挑戦! 試してみる!」と私。

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出てきた代物は、やっぱりお世辞にもおいしそうに見えない。。。
少しの後悔と、大きな好奇心で、おそるおそる口にしたところ、、、

う、う、うまいじゃないか〜!!!

“濃厚なチョコレートフォンダン”
“チープでリッチなチョコレートフォンダン”
ですよ、これは!
マーズバーを1本揚げた、という量も多からず少なからずで、ちょうどよい。

「やばい、激ウマ!」
「ほらね!」
「ノリコの味覚はスコットランド人だったのねぇ」。ケラケラと大笑い(別の友人)。

値段は£2.95。supperとしてチップス(フライドポテト)をつけたら£5.50。
さすがに、カロリー度外視した揚げマーズバー、頻繁に食べるには危険な食べ物ですが(もっとも、パンチがあるので、しょっちゅう食べたい代物では、ない)、ほんと、うまい。
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なんでも揚げマーズバーは、アバディーン近くの町で1990年代半ば、冗談に端を発して誕生。その奇抜な発想とあまりのB級っぷりにイギリス全土で知られるようになったそうです。


あ〜、思い出すと、よだれが出ちゃうよ!
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mon 29/10/18




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○抹茶のキットカットがイギリスはじめヨーロッパに逆輸入! → https://ricorice.exblog.jp/27933608/
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by ricoricex | 2019-02-26 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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5年前の2014年、ヴァージン アトアンティク航空/Virgin Atlanticで、イングリッシュワインをテーマに連載を担当しました。
(現在、ヴァージン アトアンティク航空の日本撤退に伴い、ウェブサイトも閉鎖)

それまでワインは近づかないようにしていたんですよね。なんというか、頭で飲む感じに感じられて、それに敬遠しちゃって。まずは楽しくって美味しければいいでしょ、じゃないの〜、って思っていて。
それが、2000年代に入り、イングリッシュワインの成長ぶりに興味を抱き、同時に仕事でもワイン関連が多くなり、私がワインに目覚めたのはオーストラリアのおおらかさだったんですよね。

おいしければいいじゃん! 楽しければいいじゃん!知識はその次、みたいなノリがフィットしたんです(それでもって実のところ、実力派)。
ニューワールドだからなのかな(今さらニューワールド、っていうのも、ですが)、既成概念にとらわれない開放感が気に入ったんです。
そうして、ワインに興味を抱き、いろいろなタイプのワインの仕事をし、点だらけになった知識を、体系的に整理した方が理解が早いな、とついにはWSETに通ったりもしました。

当然、イングリッシュワインやイギリスのワイン事情についてもっと知りたい!の思いが強くなり、2000年代後半からは、現地のワインエステイトを訪ねるようにもなりました。
ただ、ワインエステイト、遠いんだ〜。車がないとつらいんだ〜。

でも、飲んだり、買ったりはできるんです、ロンドンでも。
私はアルコールをさほど飲まないので、グラス1杯でそこまで驚きがなくてもきっちり満足できる食事ができる、肩肘はらないスマートカジュアルなお店が身の丈に合っている。
ロンドンのメリルボーンにある28°-50°もそんな一軒(↓)。


この店舗の姉妹店(というか、新ベンチャーというか)で2016年に、同じくメリルボーンにオープンしたのが、ブランドフォード・コントワール/Blandford Comptoir
https://blandford-comptoir.co.uk


ある日の日曜日、この界隈をうろうろしていて、気づけば13時を回っていて、お腹もすいてきて、さてどうしよう。
日曜日だしなぁ、開いていないところもあるだろうし。
ふと見ると、ブランドフォード・コントワールが。
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あっ、ここか!

ブランドフォード・コントワールのオープンはニュースとして頭の片隅にあったものの、詳細をチェックしたわけではなかったので、向こうからやってきた!って感じ(私はポジティブ解釈です(笑))。
中をのぞくと席もあるようだし。
ランランラ〜ンと入り口の扉を開く。

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笑顔で席を案内されて、見渡すと周囲の人たちがワイングラス片手におしゃべりに興じていて、ややわさわさしたような音が心地よいBGM。
料理の軸は地中海料理、とのことでしたが、外が寒く、暖かいところに入って体が安心したのか睡魔が襲ってきて、頭が回らないし、で、選ぶのが面倒になって、グランドメニューとは別に渡された限定メニューから、サンデースペシャル/Sunday Special £20をオーダー。

その内容は、というと、
・ラムのロースト、バターナッツスクワッシュ(かぼちゃの一種)、芽キャベツ/Rump of Lamb, Butternut Squash, Brussels Sprouts
ワインは、
・2011 Rioja Reserva, S. de la Familia, Bodega Luis Cañas(125ml) £12
スペイン・リオハの赤で、スパイシーで、どちらかというと重厚な味わい。
支払いは、サーヴィス料含めて、トータル£36。
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料理は、ラムのローストは素直に王道、って感じで、それはさておき、バターナッツスクワッシュと芽キャベツの使い方がかわいい。
バターナッツスクワッシュは、フライドポテトのように細く切ったものをロースト、そしてピュレ状にしたものをお皿にポンポンポン。
芽キャベツはゆでてあり、外の大き目の葉は、バターナッツスクワッシュのピュレの上にポン。
ラムのローストはほかの小さい葉の芽キャベツのベッドの上におかれている恰好です。
これらのつけ合わせのせいでしょう、軽やかでパクパクいけちゃいます。

もう一品食べようかな、デザートにしようかな、と思いつつ、いやいや腹八分、この後で何かドンと食べたくなるかもしれないし、で自分で自分を押しとどめました。

訪ねたのが日曜日ということもあるのでしょう、私が入店する前からいて、ずっと会話の花を咲かせている人たち、カウンター席ではスタッフと談笑している人たち、のんびりとした日曜日の気分はこういうところでも味わえるんだなぁ、なんて思いながら店を後にしたのでした。
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sun 12/11/17


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by ricoricex | 2019-02-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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嗚呼! 来るべきときがきたのかもしれません(↓)。



イギリスでチェーン展開しているケーキ屋さん、パティスリー・ヴァレリー/Patisserie Valerie
これは、ついに閉業へのカウントダウンなのか。。。

2018年10月、パティスリー・ヴァレリー倒産危機がイギリスを駆け巡り(その時点ではいったん回避)(↓)、


いやぁ、まずい、これは、まずい!
と数週間後に渡英を控えていた私は、
パティスリー・ヴァレリーに行くことを“TO DOリスト”に追加。

イギリスのケーキというと、どっしり、ばさっとした食感で、比較的重いものが多く、
ケーキは焼きっぱなし、せいぜいアイシングやバタークリームであしらうぐらいで、
日本で一般的なふわふわ生地にクリームや果物をふんだんに使ったデコレーションケーキの類ってあまり見ないんですよね。
イギリスの伝統的なケーキでもないし。

では、デコレーションケーキやフレッシュフルーツのタルトを扱っている店がないのか、というと、そんなことはなく、
その代表格が、パティスリー・ヴァレリーです。

とはいえ、ケーキの生地もクリームの質も日本の一般的なものとは違い、
ドイツとかフランスとか大陸的な感じ。
ふわふわ、というよりもしっとり、クリームも軽いけれどコクはしっかりある。
(スポンジ・ケーキとはよく言ったもので、日本で受けるスポンジ・ケーキや食パンのふわふわさ至上主義は、
イギリスでは、まさしくスポンジをフンガフンガしているみたい、と思われ、受けないと思う。
 知り合いのイギリス人が日本に来てパン難民になったりするもんなぁ。
 まあ、時代が変われば味覚も変わるだろうから、先はわからないけれど)
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1日中、外を歩き回る日だと、お昼と夕食の間にしっかりおやつタイムが体が欲します
(普段、私は間食をしないんです。
 甘いものはデザートとして食べるか、1食分としてしっかり食べるか、のどちらか)。
そんな動き回る日がやって来たのはマンチェスターで。

“TO DOリスト”に入れていたものの、
パティスリー・ヴァレリー訪問はロンドンで、タイミングをみて、ぐらいにぼんやり思っていて、
マンチェスターで行くことは想定していなかったのですが、
この日の午後、「あ〜、甘いもの食べたい! クリームたっぷりの甘いもの!」となり、
はっ!とパティスリー・ヴァレリーの存在を思い出し、
スマホでチェックすると、そのときいた場所からすぐのところにあるじゃない!
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行きましたとも! はい、行きましたとも!
イートインで注文したのは、
・イチゴのケーキ/Strawberry Gateau £4.10
・カフェ・ラテ/Caffè Latte £2.80
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スポンジ生地(そこまでふわふわではない)にシロップを打ち、
カットしたイチゴを混ぜたウィップクリームをはさみ、
上部にもウィップクリームを絞り出すなど、たっぷり。
半分にカットしたイチゴが4〜5粒のっていて、思わず目を引きます。
そこに甘酸っぱいグレイズがかけられ、
つやっとした色みもですが、とろっとした甘酸っぱさが全体のまとめ役。
そして、ケーキの側面にまぶしたアーモンドダイズが食感のいいアクセントの役割を果たします。

ヘヴィーってわけではないのですが、食べた〜!という充足感がしっかり得られます。

すっかり放心状態になって、残ったカフェ・オレをすすりながらぼーっとしていたら、
隣の席に人が座り、どうやた誕生日ケーキの相談のよう。
そうだよね、パティスリー・ヴァレリーのホールケーキは見た目も豪華だし、うれしいよね。
なんて、他人事ながら。

っと、まだ閉業の危機は脱したわけではない、ことが頭をかすめ、
コースターと紙ナプキンと紙袋をちょうだいしました。
もう二度とお目にかかれないかもしれないな、って思いながら。
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嗚呼! パティスリー・ヴァレリー、一体どうなっちゃうの?
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sat 27/10/18


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○嗚呼、パティスリー・ヴァレリー! ついに倒産か? → https://ricorice.exblog.jp/27756899/
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(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2019-01-29 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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ロンドンでの私は完全に西っ子で、
山の手の下町、アールズ・コートが肌感覚でしっくりくる
(東京でいうと三軒茶屋のような感じでしょうか)。

とはいえ、2010年代はアールズ・コートから2駅東、中心部寄りのサウス・ケン(ジントン)を拠点に動くことが多く。
このサウス・ケン、駅を北に出て、クロムウェル・ロードと呼ばれる大きな通りを過ぎると、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(V&A)ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムサイエンス・ミュージアム、もう少し(1kmぐらい、か?)北上すると、ロイヤル・アルバート・ホールがあり、
夏休みや春休み、ハーフターム(学期の中間にある1週間ほどの休日期間)、週末は、子供連れを筆頭に、人、人、人。
各施設のエントランスは長蛇の列、サウス・ケン駅は入場制限が設けられることも少なくありません
(この界隈に行かれるご予定の方は、これらの日を避けることをおすすめします)。

これらの施設は中に入るとカフェなど飲食スペースがあるけれど、至近な場所にひと息できるスポットがないんですね。
ということは、飲食店が集中しているサウス・ケン駅界隈のカフェが混んでいることを意味します。
ほんと、混んでいるんだよなぁ。


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2014年にオープンしたブロンプトン・フード・マーケット/Brompton Food Marketは、
サウス・ケン駅を北に出て、目の前にあるFive Guys(ex Boujis。若かりし頃のハリー(ヘンリー)王子(ウィリアム王子も、か)のお気に入りのナイトクラブ)を左折し、
隣接するベーカリーのGail’s(反対側はPaul)の角を道なりに進んですぐのところにある食のセレクトショップ。
グロッサリーだけでなく、果物や野菜、チーズや食肉加工品(ハム・ソーセージ類)、デリがあり、がっちり、は今だにないけれど、ちょこちょこ買い物をする程度に立ち寄ることがあります。
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このブロンプトン・フード・マーケット、穏やかな店構えのせいか、
放ってくと通り過ぎてしまいそうな店舗で、
そのせいか、看板を利用して、来店を呼びかけています。
そこには「サウス・ケン(ジントン)でいちばんおいしいコーヒーを提供しています」と。
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拠点とする場所って、拠点であって、そこで飲み食いすることは意外と少ない。
なので、“ブロンプトン・フード・マーケットでコーヒーを扱っている”と知っても、
へぇ〜、ぐらいなものでした。

この日、日中出かけて夕方、サウス・ケンに戻ると、どうにもコーヒーが飲みたい気分に。
どこ行っても混んでるんだよなぁ、なんて半ば諦め気分でしたが、
はっと“ブロンプトン・フード・マーケットでコーヒーを扱っている”ことを思い出し、
いそいそと店内に。

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レジカウンターでカフェラテ£2.75をオーダーすると、
「地階はイートインコーナー専用です。ゆっくりできますよ」と。
「えっ、地下もあるんですか?」
「ありますよ。食事もできるますし、ワインやビールも飲めますよ。ラテができたらお持ちしますね」

いやぁ、知らなかったなぁ。地階があったとは!
階段を降りると、20席ほどありそうなイートインコーナー。
廃材かな、古いテーブルや椅子を利用し、自然体が心地いいリラックス空間となっています。
隠れ家ならぬ、隠れスポット、隠れガーデン。
自転車を利用した看板に“Our Secret Garden”とあるのも納得です。
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いやぁ、知らなかったよ、こんなだらっとできる(褒めています!)スペースがあったとは。
夕方17時ごろと、お茶には遅く食事は早い時間だったせいか、先客はなく、スタッフもおらず、私のみ。


すっかり開放感に満たされ、気持ちだけはごろっと横になって、ぼおーっとしてるとカフェラテが運ばれてきて、
ほどなく、軽い食事を摂る人たちもやって来て。
それでも、界隈の飲食店のどこへ行ってもわさわさしているのとは真逆で、実に静か。
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落ち着くなぁ〜。

コーヒーがサウス・ケンで一番おいしいかどうかはおいておいて(これは好き好きだから。格別とがった感じではなく、丸みがある味でした)、
駅至近にして、レイドバックしたようなゆる〜い空間があったとは!
こういう落ち着ける場所って、大事、大事。

下世話な私は、商品(かな?)が陳列されていて、
お水を飲む(最近、無料提供してくれるところ、増えたね)ためのカップもグラスだし、
盗られないのだろうか? CCTVはあるのかな?
なんてことが頭をかすめたのだけれど、
いやいやこのぐらいであれば、たとえ盗られたしても、人件費の方が断然かかるでしょ!と自分にツッコミ。
まぁ、ポッシュなエリアだから成立する、のかもしれないけれど。。。
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mon 13/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○コーヒー@オーヴァー・アンダー・コーヒー/Over Under Coffee(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27456021/
○コーヒー@モンマス・コーヒー/Monmouth Coffee Company(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26008693/
○お茶@カフェW/Cafe W(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26032608/
○お茶@ブルーバード・フードストア/The Food Store at Bluebird(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25903912/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2019-01-15 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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格段においしいとか、そういうことではないのだけれど、
私がイギリスでダントツに行くことが多い飲食店は、
イギリスのコーヒーチェーン最大手のコスタ・コーヒー/Costa Coffee(以下、コスタ)。
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ぐっとおしゃれなわけじゃなく、かといってニオイとゴミが目につくほどの雑多な日常感でもない。
ほどよいゆる〜い感じと、電源とWiFiがあって長居しても放っておいてくれる空気感が心地よく、
滞在中は毎日のように出向いてしまうわけです。

コーヒーを単体で飲むことがほとんどで、
食べ物はたま〜にパン・オ・レザンやチョコバーをオーダーする程度。

っと、今秋、2018年のイギリス滞在では、
フードメニューが減ったなぁ、という印象が大きく、
ショーケースに焼き菓子類が種類も数もあまり見られなかったな。

私の滞在時は、クリスマスメニューに切り替えるときで、
値札やイートインテーブルで、大きくプロモーションしていた食べ物があり、
それはミンス・パイ
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というのも、ライフスタイル誌「Good Housekeeping」イギリス版で、
コスタミンス・パイが高評価を得たから。
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へぇ〜。

ただ、ですね、これが大きいのですよ。
直径7cmぐらいかなぁ。
確かにスーパーマーケットなどの6個箱入りは二口三口で食べられるバイトサイズだけれど、
お菓子屋さんで売っているのと同じく、お茶菓子としてしっかり腰を据えて食べるタイプ。

直径7cm程度ならそんな大きくないじゃん、って思うかもしれませんが、
このミンス・パイ、フィリングはドライフルーツぎっしりで、
見た目より食べ応えがあるんですよ。
なので、ちょっとつまむには大き過ぎる、ってわけで、手を出せずにいたら、帰国の日を迎えました。

あんまりね、こういうの、無理やり自分の側に引っ張らないんです、私。
こういうこともあるよな、ぐらいで。

ところが、最後の最後に巡り合わせがあったんですよね〜。

ヒースロー空港ターミナル4で出国審査も終わり、
見るともなく並んでいるショップを眺め、
コーヒーでも飲むか、と思って歩き始めて目にとまったのが、コスタ

空港のターミナル店の例に漏れず、賑わっていて、10人ほどの行列。
見るともなくショーケースやカウンターを眺めていて目にとまったのが、
例のミンス・パイ £2.20。
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最後にこれを食べてイギリス滞在納めだな、とオーダー。
ごていねいにカロリー表示もあり、1390KJ/キロジュール(330カロリー)。
コルタード(牛乳を加えたエスプレッソ。量が多くないので、ちょっとだけ飲みたいときに重宝しています)£2.40と一緒に。
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コスタミンス・パイはあっさり目。
通常のミンス・パイはフィリングのドライフルーツとスパイスが立っているのですが、
ほろほろしたビスケットを思わせる、生地のサクサク具合の方が印象に残る。
フィリングのぎっしり感が薄いので、一般的なミンス・パイに慣れていると物足りないかも。
ですが、コーヒーと一緒にちょっとつまむのであれば、このくらいがちょうどいい。
ヘビーでない、軽やかなミンス・パイで、
これはこれでありだし、より軽やかさが求められるのは時代だな〜、と感じるわけです。

それでは、みなさま、Happy Christmas! x
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thu 08/11/18


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス菓子・レシピ> ミンス・パイ【Mini Mince Pies】 → https://ricorice.exblog.jp/21420933/
○シーズン到来! ミンス・パイをロンドンの飲食店で食べるなら → https://ricorice.exblog.jp/27675199/
○イギリスのクリスマス食品を3人の人気女性シェフが評価する! → https://ricorice.exblog.jp/27670713/
○イギリスのスーパーマーケットのミンス・パイを評価する! → https://ricorice.exblog.jp/27661293/
○イギリスのクリスマスのお菓子 → https://ricorice.exblog.jp/21446958/
○英コーヒーチェーン最大手のコスタを、コカ・コーラが買収! → https://ricorice.exblog.jp/27464188/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2018-12-24 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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ロンドンは東(イースト)と言われて久しい、のですが、
昔も今も、私は西っ子です。

ひと言で“西”と言っても広く、私の場合は、アールズ・コート。
別段特筆すべきスポットはない、山の手の下町。
東京でいうと三軒茶屋みたいな感じでしょうか(空気感が、ね)。

e0038047_22433000.jpgここ10年は、アールズ・コートからちょい東のサウス・ケン(ジントン)をうろうろすることも多く、
駅を北に出て、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(V&A)ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムサイエンス・ミュージアムへ向かう道(トンネルじゃなくってね)、
エキシビション・ロードに差し掛かったら、否が応でも目に入るのが、
通りにテーブルと椅子がずらっと並んだ風景。

通り沿いに飲食店を構えている店舗が出しているもので、
そのうちの1軒がコントワール・リバネ/Comptoir Libanais

現在のイギリスで一般化したモダン中近東料理の立役者のうち、
フレッシュでヘルシー、おしゃれなお店がオトレンギ/Ottolenghiだとすれば、
キッチュでカンティーン風、より気軽なのがコントワール・リバネです。

e0038047_22432187.jpgこのオープンエアの席を横目に見ること数え切れず。
ですが、ロンドンを歩いているとコントワール・リバネの店舗に出くわすことが多いし、
今やヒースロー空港ターミナル4にも入っていますから、
いつでも行ける!気持ちになっていて、気になりつつ後回しの状態がずっと続いていました。


ある日、キングス・ロードをスローン・スクウェアに向かっていたとき。
お昼時に差し掛かり、お腹もすいたし、でものんびり食べる時間はないし、
さて、どうしよう。

はた、とデューク・オブ・ヨーク・スクウェアにコントワール・リバネがあることを思い出し、
ちょうどいい機会!と一目散に向かいました。

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12時を回った時間は、イギリスのランチタイムとしてはやや早いのだけれど、
それでも中はそこそこの人。
エキシビション・ロードに面したサウス・ケンジントン店同様、外に席はあるけれど、
太陽が出ていない、どんよりとした曇り日の11月は寒いのだ!
中の席でランチを。

注文したのは、・メゼ・プレート(1人前)/Mezze Platter (for one) £8.75
・ホームメイド・レモネード・ローズ風味(レギュラーサイズ)/Homemade Lemonade Roza (Regular) £2.65
サーヴィス料を入れて、しめて£12.83。
(上記値段は2015年11月のもので、2018年12月現在は少し値上がりしています)
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メゼ・プレートは、ババ・ガヌーシュ(焼きナスのディップ)フムス(ヒヨコ豆のディップ)タブーレ(サラダの一種)、ファラフェル(豆のコロッケ)、レンズ豆のサラダ、チーズ・サンブーサク(揚げ餃子のようなもの)、ピクルス、ピタパンが少量ずつお皿に盛られたもの。
メゼ・プレートの名のとおり、、前菜/スナックを少しずつ多種類食べられる、いわば前菜盛り合わせ。
2人分£14.95もあり、ごていねいにメニューには“シェア”のカテゴリーに入っていて、
夜、お酒も飲むときに、まずはの一皿にぴったりです。

で、これ、盛り合わせ、ということで、
注文を受けてから作る、という類のものではなく、
すでに作ったものを盛って、ってことで、
エキスプレス・ランチ(クイック・ランチ)もびっくり!の
注文してから出てくるまでの速さときたら!

隣のテーブルのサラリーマン風の男性が、私より後から来て、同じものを注文したのだけれど、
ささっと食べて、あっという間に出て行ったのが象徴的。
着席だと、のんびり(と思える)料理が出てきて、会計もゆっくりのイギリスにあって、
このスピード感がいちばんの驚き!でした。

で、味は、というと、可もなく不可もなく。
これだけでは判断できないのは重々承知でいうと、
同じサクッと食べるなら、自然派ヘルシー・ファストフードのレオン/Leonに軍配が上がるなぁ、正直なところ。

というのも、コントワール・リバネのメゼ・プレートはなんというか、
盛り合わせではあるものの、一本調子感が否めないんですよね〜。
レオンの盛り合わせボックスみたいなのは、
食感と味のメリハリがもっとあって、飽きないんです。

まっ、何ごとも経験です!
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あっ、いいな、と思ったのは、コントワール・リバネのメニューに
“glossary(用語集)”があったこと。
メゼ・プレートひとつとっても、各料理はもちろん、そもそもメゼ/Mezzeとはなんぞや?という人もいるだろうから、
スタッフに訊いてもいいんだけれど、
こういうのあると、お客側のお店側もお互いに役立つんじゃないかな。
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tue 10/11/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○夕食@レオン/Leon(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26258286/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/
○テイクアウェイ2@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27200802/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/
○ランチ@デューク・オブ・ヨーク・スクウェア・ファインフード・マーケット/Duke of York Square Fine Food Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27163178/




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イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は、イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子のブログです。

イギリスの食に関するお仕事、食関連の書籍や雑誌、冊子の企画、構成、編集、執筆を行なっております。 1冊丸ごとから、情報提供だけ、取材と執筆だけなど、状況に合わせて対応できます。

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by ricoricex | 2018-12-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート

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ミススペルではありません。
wellcomeとは、“歓迎”を意味するwelcomeではなく、人の名前です。

ヘンリー・ウェルカム/Henry Wellcomeは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、
製薬、医療の分野で活躍した人物。
莫大な財産を作り、これを将来へ生かすべくウェルカム財が設立され、
ウェルカム・コレクション/Wellcome Collectionは、
ウェルカム氏が集めた医学関連のコレクション、
また医療や製薬に親しむ足がかりとして幅広いテーマでアートを展示しているギャラリーです。
マニアックといえばマニアックですが、へええ〜!な内容満載で、なかなか楽しい。
https://wellcomecollection.org

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このウェルカム・コレクション、最寄駅はユーストン。
この日、ユーストンで用事があったので、ウェルカム・コレクションに寄り、
興味があった展示を見終わった後はちょうどお昼時。
どこかで腰を据えて食べる、よりも、サクッと済ませたかったこともあり、
エントラスを入って右手にある「ウェルカム・カフェ/Wellcome Café」へ。
https://wellcomecollection.org/pages/Wvl1wiAAADMJ3zNe
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広々としたカフェですが、入館時はまばらだった人の姿も、お昼時となるとほぼ満席。
オーダーを済ませ、席を見つけて、ひと心地。

私が注文したのは、本日のスープ/Soup of the Day。この日のスープは、
ローストしたパプリカとニンニク/Roasted Red Pepper + Garlic。パンとバター付きで、£4.65。
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たっぷりを注がれたスープはコクがあり、
ニンニクはバッチリ、ではなく、そういえば入っているな、ぐらいのマイルドさ。
そうそう、パプリカってローストすると、ぐっと甘みが出るんだよね〜。

これ、11年前の秋に学んだイギリスのクッカリースクールで知ったんだったな、なんて思い出しながら。

その学校に行っているとき、テレビでゴードン・ラムジィ/Gordon Ramsayの「Ramsay’s Kitchen Nightmares」をやっていて
ゴードン・ラムジィが潰れかかった飲食店を訪問し、立て直すためのアドバイスをする、って番組です)、
ええとブライトンだったかパリのお店だったかの回で、
「スタッフがいないのであれば、凝ったメニューを作る必要はない、
ランチに季節のスープを出す、旬の野菜を凝縮させたスープに、
パンを添えれば、それだけで十分なんだ」
って言って、サンプルメニューを作っていたな〜。

確かにそう。
ここでいうスープは、ミネストローネのような具材が見えるタイプでなく、
ピューレ状にしたポタージュタイプ。
オーダーする側としては安心して注文できるし、
作る方も手間がかからない、という両者にとってありがたいメニューなのです。

ちなみに、ウェルカム・コレクションには2階に、落ち着いたスタイルの「ウェルカム・キッチン/Wellcome Kitchen」もあります。
https://wellcomecollection.org/pages/Wuw19yIAAK1Z3Snk
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この日は、前日にイギリスに到着したばかりで、まったく想像していなかったのですが、
その後、美術館や博物館でランチを摂る率が非常に高かった、という。。。
ゆっくり時間がとりづらいときに、使い勝手のいい飲食店が、ギャラリーカフェ、なのを、
身をもって証明した格好になっちゃいました。
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fri 26/10/18


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス料理・レシピ> パプリカとオリーブのサラダ【Charred Pepper and Olive Salad】 → https://ricorice.exblog.jp/10302935/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○お茶@カフェW/Cafe W(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26032608/
○ランチ@フリント・アウル・ベーカリー/Flint Owl Bakery(ルイス) → https://ricorice.exblog.jp/26079388/



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by ricoricex | 2018-11-28 00:00 | イギリスの飲食店レポート