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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:イギリスの飲食店レポート( 106 )



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ロンドンは東(イースト)と言われて久しい、のですが、
昔も今も、私は西っ子です。

ひと言で“西”と言っても広く、私の場合は、アールズ・コート。
別段特筆すべきスポットはない、山の手の下町。
東京でいうと三軒茶屋みたいな感じでしょうか(空気感が、ね)。

e0038047_22433000.jpgここ10年は、アールズ・コートからちょい東のサウス・ケン(ジントン)をうろうろすることも多く、
駅を北に出て、ヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(V&A)ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムサイエンス・ミュージアムへ向かう道(トンネルじゃなくってね)、
エキシビション・ロードに差し掛かったら、否が応でも目に入るのが、
通りにテーブルと椅子がずらっと並んだ風景。

通り沿いに飲食店を構えている店舗が出しているもので、
そのうちの1軒がコントワール・リバネ/Comptoir Libanais

現在のイギリスで一般化したモダン中近東料理の立役者のうち、
フレッシュでヘルシー、おしゃれなお店がオトレンギ/Ottolenghiだとすれば、
キッチュでカンティーン風、より気軽なのがコントワール・リバネです。

e0038047_22432187.jpgこのオープンエアの席を横目に見ること数え切れず。
ですが、ロンドンを歩いているとコントワール・リバネの店舗に出くわすことが多いし、
今やヒースロー空港ターミナル4にも入っていますから、
いつでも行ける!気持ちになっていて、気になりつつ後回しの状態がずっと続いていました。


ある日、キングス・ロードをスローン・スクウェアに向かっていたとき。
お昼時に差し掛かり、お腹もすいたし、でものんびり食べる時間はないし、
さて、どうしよう。

はた、とデューク・オブ・ヨーク・スクウェアにコントワール・リバネがあることを思い出し、
ちょうどいい機会!と一目散に向かいました。

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12時を回った時間は、イギリスのランチタイムとしてはやや早いのだけれど、
それでも中はそこそこの人。
エキシビション・ロードに面したサウス・ケンジントン店同様、外に席はあるけれど、
太陽が出ていない、どんよりとした曇り日の11月は寒いのだ!
中の席でランチを。

注文したのは、・メゼ・プレート(1人前)/Mezze Platter (for one) £8.75
・ホームメイド・レモネード・ローズ風味(レギュラーサイズ)/Homemade Lemonade Roza (Regular) £2.65
サーヴィス料を入れて、しめて£12.83。
(上記値段は2015年11月のもので、2018年12月現在は少し値上がりしています)
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メゼ・プレートは、ババ・ガヌーシュ(焼きナスのディップ)フムス(ヒヨコ豆のディップ)タブーレ(サラダの一種)、ファラフェル(豆のコロッケ)、レンズ豆のサラダ、チーズ・サンブーサク(揚げ餃子のようなもの)、ピクルス、ピタパンが少量ずつお皿に盛られたもの。
メゼ・プレートの名のとおり、、前菜/スナックを少しずつ多種類食べられる、いわば前菜盛り合わせ。
2人分£14.95もあり、ごていねいにメニューには“シェア”のカテゴリーに入っていて、
夜、お酒も飲むときに、まずはの一皿にぴったりです。

で、これ、盛り合わせ、ということで、
注文を受けてから作る、という類のものではなく、
すでに作ったものを盛って、ってことで、
エキスプレス・ランチ(クイック・ランチ)もびっくり!の
注文してから出てくるまでの速さときたら!

隣のテーブルのサラリーマン風の男性が、私より後から来て、同じものを注文したのだけれど、
ささっと食べて、あっという間に出て行ったのが象徴的。
着席だと、のんびり(と思える)料理が出てきて、会計もゆっくりのイギリスにあって、
このスピード感がいちばんの驚き!でした。

で、味は、というと、可もなく不可もなく。
これだけでは判断できないのは重々承知でいうと、
同じサクッと食べるなら、自然派ヘルシー・ファストフードのレオン/Leonに軍配が上がるなぁ、正直なところ。

というのも、コントワール・リバネのメゼ・プレートはなんというか、
盛り合わせではあるものの、一本調子感が否めないんですよね〜。
レオンの盛り合わせボックスみたいなのは、
食感と味のメリハリがもっとあって、飽きないんです。

まっ、何ごとも経験です!
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あっ、いいな、と思ったのは、コントワール・リバネのメニューに
“glossary(用語集)”があったこと。
メゼ・プレートひとつとっても、各料理はもちろん、そもそもメゼ/Mezzeとはなんぞや?という人もいるだろうから、
スタッフに訊いてもいいんだけれど、
こういうのあると、お客側のお店側もお互いに役立つんじゃないかな。
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tue 10/11/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○夕食@レオン/Leon(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26258286/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/
○テイクアウェイ2@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27200802/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18365143/
○ランチ@デューク・オブ・ヨーク・スクウェア・ファインフード・マーケット/Duke of York Square Fine Food Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27163178/




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by ricoricex | 2018-12-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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ミススペルではありません。
wellcomeとは、“歓迎”を意味するwelcomeではなく、人の名前です。

ヘンリー・ウェルカム/Henry Wellcomeは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、
製薬、医療の分野で活躍した人物。
莫大な財産を作り、これを将来へ生かすべくウェルカム財が設立され、
ウェルカム・コレクション/Wellcome Collectionは、
ウェルカム氏が集めた医学関連のコレクション、
また医療や製薬に親しむ足がかりとして幅広いテーマでアートを展示しているギャラリーです。
マニアックといえばマニアックですが、へええ〜!な内容満載で、なかなか楽しい。
https://wellcomecollection.org

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このウェルカム・コレクション、最寄駅はユーストン。
この日、ユーストンで用事があったので、ウェルカム・コレクションに寄り、
興味があった展示を見終わった後はちょうどお昼時。
どこかで腰を据えて食べる、よりも、サクッと済ませたかったこともあり、
エントラスを入って右手にある「ウェルカム・カフェ/Wellcome Café」へ。
https://wellcomecollection.org/pages/Wvl1wiAAADMJ3zNe
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広々としたカフェですが、入館時はまばらだった人の姿も、お昼時となるとほぼ満席。
オーダーを済ませ、席を見つけて、ひと心地。

私が注文したのは、本日のスープ/Soup of the Day。この日のスープは、
ローストしたパプリカとニンニク/Roasted Red Pepper + Garlic。パンとバター付きで、£4.65。
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たっぷりを注がれたスープはコクがあり、
ニンニクはバッチリ、ではなく、そういえば入っているな、ぐらいのマイルドさ。
そうそう、パプリカってローストすると、ぐっと甘みが出るんだよね〜。

これ、11年前の秋に学んだイギリスのクッカリースクールで知ったんだったな、なんて思い出しながら。

その学校に行っているとき、テレビでゴードン・ラムジィ/Gordon Ramsayの「Ramsay’s Kitchen Nightmares」をやっていて
ゴードン・ラムジィが潰れかかった飲食店を訪問し、立て直すためのアドバイスをする、って番組です)、
ええとブライトンだったかパリのお店だったかの回で、
「スタッフがいないのであれば、凝ったメニューを作る必要はない、
ランチに季節のスープを出す、旬の野菜を凝縮させたスープに、
パンを添えれば、それだけで十分なんだ」
って言って、サンプルメニューを作っていたな〜。

確かにそう。
ここでいうスープは、ミネストローネのような具材が見えるタイプでなく、
ピューレ状にしたポタージュタイプ。
オーダーする側としては安心して注文できるし、
作る方も手間がかからない、という両者にとってありがたいメニューなのです。

ちなみに、ウェルカム・コレクションには2階に、落ち着いたスタイルの「ウェルカム・キッチン/Wellcome Kitchen」もあります。
https://wellcomecollection.org/pages/Wuw19yIAAK1Z3Snk
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この日は、前日にイギリスに到着したばかりで、まったく想像していなかったのですが、
その後、美術館や博物館でランチを摂る率が非常に高かった、という。。。
ゆっくり時間がとりづらいときに、使い勝手のいい飲食店が、ギャラリーカフェ、なのを、
身をもって証明した格好になっちゃいました。
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fri 26/10/18


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○<イギリス料理・レシピ> パプリカとオリーブのサラダ【Charred Pepper and Olive Salad】 → https://ricorice.exblog.jp/10302935/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○お茶@カフェW/Cafe W(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26032608/
○ランチ@フリント・アウル・ベーカリー/Flint Owl Bakery(ルイス) → https://ricorice.exblog.jp/26079388/



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by ricoricex | 2018-11-28 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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イギリスのパンがぐっとレベルアップした背景には、
アルチザンベーカリーの存在があって、
今でこそ多くの優良パン屋さんが点在していますが、
牽引役となったベーカリーのひとつがベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice
ここ出身で活躍している人/店舗は多く、
その最右翼は、ゲイルズ/Gail’sではないかな〜。
https://gailsbread.co.uk

ゲイルズはもはやチェーン店といっても過言ではなく、
ロンドンでは、白と赤をベースにした看板はよく目にします。
身近で重宝、なわけでパンを買うことはちょこちょこあるものの、このときまで私、イートインしたことがなく。

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しかぁし、チャンスは巡ってきました。
この日、午前中ノッティング・ヒルにいて、急激に空腹感を感じたときに目の前に現れたのが、
このゲイルズでした。

店内は大勢の人。
イートインの場合は先に席を確保してから、ということが、イートインの人気ぶりを物語っているようです。
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この日私が注文したのは、サンドイッチとカフェラテ。しめて£8.20。
まだ午前中だったのでイートインならではの朝食メニューもあったのですが、
パン! パン! な気分だったので、
チャバタにトマト、モッツァレラ、ルーコラをはさんだベーシックなサンドイッチをオーダー。
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パンが素直においしい、小麦が香り、ザクっとした食感があるというのかな。
かといって突出して穀物感があるわけではないけれど、
サンドイッチにするなら、パンがフィリングに勝たないこのくらいがいいわけで。

ゲイルズのパンはすごおく個性的でとんがっているわけではないけれど、
ニュートラルで食べ疲れしないから、毎日食べられるパンだなぁ〜、と感じるわけです。
だからチェーン店といて店舗が増えているんだろ〜な。
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っと、思い出したのですが、このときのゲイルズは、
ゲイルズ・キッチン/Gail’s Kitchenという名前でカフェレストランもオープンさせて間もなかった頃。

イートインのテーブルにあったメニューの下にも、ゲイルズ・キッチンについて言及してあったなぁ。
(ゲイルズ・キッチンは現在は閉店)
いやはや歳月が流れるのは早いものです。
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mon 04/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25675717/
○パン@E5ベイクハウス/E5 Bakehouse(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27513246/
○ドーナッツ@セント・ジョン/St. John(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27084901/
○ランチ@ノルディック・ベーカリー/Nordic Bakery(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26231155/
○ロンドンでパン作りを習う@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead → https://ricorice.exblog.jp/26043413/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2018-11-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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名前は知っていて場所も認識していたのだけれど、
なんせピカデリー駅至近とあって、いつでも行けるからそのうちね、と、
それ以上でもそれ以下でもなかったのですが、
がこの店の本『Zedel: Traditions and recipes from a grand brasserie』を執筆したのが、AAギルと知り、


あっ、行っとかないとな、と、私の中の行きたい店リストの上位に急浮上した次第。
AAギルがどんな人物だったかについてはこちらを(↓))
https://ricorice.exblog.jp/26073000/

とはいえ、近いようで遠い、なかなかタイミングが合わないわけです。
とはいえ、ちゃんと機会は巡ってきました。


ブラッセリー・ぜデル/Brasserie Zédel
https://www.brasseriezedel.com/brasserie-zedel


迂闊でした。
あれほど紹介記事を目にしたのに、AAギル執筆の本『Zedel: Traditions and recipes from a grand brasserie』の存在を知るまで、
どうして後手に回してしまっていたのでしょう。

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ピカデリー駅からすぐ。
赤を基調としたエントランスのキャノピーや看板、店の前に設けられたテラス席は、
どんなに地図オンチの人でもすぐにわかる目立つ店構えです。
この外観は、“いかにも”なパリのビストロ。

ですが、店内に入って階段を降りて、驚きました。
外から想像できないほど広いのです。
地下は3ブースに分かれていて、バーとキャバレー(ジャズクラブ)とそしてブラッセリー
床にはどん!と“ZÉDEL”の文字。チケットカウンターもあり、ぐっとクラシック浪漫な趣。
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ブラッセリー・ぜデルはその地階の奥にあり、店内に入ってまた驚き!
アール・デコのスタイルが見事に残されているのです。
やけに広いな〜、と思ったら、200人収容できるそうで、
かつてはホテルのボールルームだったとのこと。道理で。
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いや、もうね、外の世界から切り離されタイムトリップいたような、
このゴージャスな空間だけで訪問の価値あり。
私が来店したときは、ちょうどお昼時の13時前だったのですが、
席数が多いので、すぐに案内してもらえました。

平日、ということもあってか、平均年齢は高め。
英語だけでなくいろんな国の言葉が飛び交い、
イギリスはヨーロッパ(大陸)じゃないけれど、やっぱりヨーロッパなんだなぁ、って感じたりして。
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この豪華なインテリアと、スマートカジュアルなお店で見れらるフレンドリーさとは違ったキビキビとしたサーヴィスと、にも関わらず、
お値段は、(別の意味で)驚くほどお値打ち。

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今日のひと皿(plat du jour)に始まり、オードブル、肉、魚、野菜(付け合わせ)、チーズ、デザート、とアラカルトメニューもあるけれど、
きわめつけはセットメニュー。
2コースで£10.50、3コースで£13.75。
前菜、メイン、デザートにグラスワイン(&お水)がついた「Formule」は£19.75。
これにサーヴィス料がプラスされても、£20ちょいです。

私がオーダしたのは、「Formule」。

メインのみ2種類から選ぶことができ、その内容は以下のとおりです。・セルリアックのサラダ(レムラードソース)/Céleri Rémoulade
・鴨のコンフィ/Confit de Canard
(もうひとつのメニューは、ヘダイ(のポワレ、だと思う。おそらく)/Filet de Daurade)
・タルト・オ・シトロン(レモンタルト)/Tarte au Citron
・ハウスワイン(グラスで)(&お水)/Verre de Vin Maison, Eau
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私は条件反射的に選ぶメニューがあって、鴨のコンフィもそのひとつ。
鴨のコンフィらしいで鴨のコンフィ、まずまず。
そもそも、この値段で、ブラッセリーで、レストランの料理を求めちゃいけないのだ!

鴨のコンフィはまあまあ、なことが多く、なかなか当たり!に遭遇しないにも関わらず、好きなんですよねぇ。
私にとってのベストの鴨のコンフィ(鴨料理全般)は東京・恵比寿にあった「ル・レストラン・ドゥ・レトワール」の、オープンして最初の数年のもの
(途中からランチにパスタを出すようになってからは、迷走しているように見受けられて足が遠のき、気づけば閉店していた。。。)。
この食体験が大き過ぎたのか、ほかのお店でも過度に期待するようになってしまい、果たしてよかったのか悪かったのか。。。
とにかく、「ル・レストラン・ドゥ・レトワール」は鴨がガツン!とした味わいで、圧倒的においしかったんですよ、もう、おいしい、という言葉以外見当たらない。
この衝撃と同レベルか超えるものに出合えることを、もうあれほどのものには出合えないかもと思いつつ、どこかで期待しているのかもしれませんね。

はい、なので、ブラッセリー・ぜデルでも、迷わず、うん、鴨のコンフィ!だったのでした。

前菜のセルリアックのサラダも、いかにもフランスっぽいメニュー。
クネルにした盛りつけもクラシカルで、モダンな料理では見ないので逆に新鮮。
セルリアックの食感、私、好きなんですよねぇ。
トレビスやチコリとか、シャキシャキとかパリパリとは違ったクランチーな野菜の食感が非常に好みなのです。
食べているときの食感が心地いいんですよね〜。

デザートのタルト・オ・シトロンも王道、って感じ。
表面にチョコレートで書かれた“Z”がかわいい。

グラスワインは赤で、フランス・ローヌのワイン。
重過ぎず、渋過ぎず、柔らかいの飲み口で、ひと言でいうとバランスのとれたワイン。
普段飲みによさそーだなー。
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お店を出るとき、入り口のところにハガキサイズのショップカードがあるのに気づき、
これまたアール・デコなデザインに見入っていると、
「どうぞ。お持ちになっていただいていいですよ」と。
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顔を上げると、声をかけてくださったサーヴィスの方の上部の棚には、
デザイン性のある大型パンがあれこれ飾られていて、これも素敵!
「写真を撮ってもいいですか?」と訊くと、
「もちろんです。どうぞ!」
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こういう場所に来ると、レストランで食事をする、というのは、
単に料理がどうのではなく、場を体験することでもあるんだなぁ、と改めて思ったりして。


この立地で、この外観で、このインテリアで、この料理と値段で!
いちいち驚きがあるブラッセリー・ぜデル
使い勝手のよさはピカイチだし、いつまでも大事にしたい飲食店ですねぇ。
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tue 14/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○「サンデー・タイムズ」のレストラン批評家にマリーナ・オローリンが! → https://ricorice.exblog.jp/26073000/
○『ミシュラン2019』が選んだロンドンの“ビブグルマン”はココ! → https://ricorice.exblog.jp/27540085/
○ロンドンのフランス料理店・ベスト15 → https://ricorice.exblog.jp/27355145/
○ランチ@ガーニェ/ガルニエ/Garnier(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25707157//




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by ricoricex | 2018-10-25 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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2012年の夏に訪問したときは、手頃な値段につられたこともあり、アフタヌーンティーをオーダー(↓)。


肝心のケーキがパサパサした印象で、
それはもともとそういうタイプ、ということではなく、時間の経過で、といった感じで、
あれぇ〜、で、がっかりとまではいかないものの、やや期待外れ、だったのです。
それに対して、そんなことないよ、むしろしっとりしてるよ、との声をいただき、
そうかぁ〜、じゃあ、たまたまだったのかな、そういうこともあるよね〜、ぐらいの受け止め方で、
だからといって、再訪を誓う、とかそういうことはなく、ただただ素直にそっか、だったのです。

それがこの日、午前中郊外に出かけていてお昼過ぎにロンドンはファーリンドン駅に戻ったときのこと。
かわいらしいパステルブルーの建物が目に入り、何だろうとのぞいたら、
そこはベアズ・オブ・ブルームズベリー/bea's of bloomsburyのファーリンドン店だったんですね。
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そこで、思い出されたのが、前述のやりとり。
まずはお昼を食べて、その後、お腹に余裕ができれば、ベアズ・オブ・ブルームズベリーに行こう、
ファーリンドン店ではなく、前回訪問して、ふうむ、の印象を私に残したセント・ポール店に行こうと。

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そうして夕方、私が立ち寄ったのは、ベアズ・オブ・ブルームズベリーセント・ポール店
外は雨、なので急いで店内へ。

今日はケーキとコーヒーを頼もう、とディスプレイをぐるっと見渡して、私が選んだのは、
・チョコレートとギネスのケーキ/Chocolate Guiness Loaf Slice
・カフェ・ラテ(小)/Caffè Latte
イートインで、しめて£6.50(テイクアウェイ/持ち帰りの場合は少し安い)。

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「ラテができたら一緒にお席まで運びますね」と渡させれたのは番号は、
木べらに数字を記したもの。かわいい。
砂糖が入っているのはボンヌ・ママンのジャムの空き瓶だし、
花瓶もピタッとしまるタイプのジャーを利用したものだし、
それ用のものをわざわざ、ではなく、あるもの(と思わせる)を利用したようなスタイルも好感が持てます。

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さて、肝心のチョコレートとギネスのケーキは、というと、
今回はしっとり、そして濃い。
ものすごく甘い、とまでではないものの、とにかくコクと深みがある。
一口ごとに、こっくりとした味わいがどん!と広がります。
ケーキに負けず、チーズフロスティングも負けじとパンチがあり、
風味とコクがあるなあ、と思ったら、メイプルシロップを加えているとのこと。
納得!

そんなわけで、「パサパサではなく、むしろしっとりしてるよ」はまさにそうだった、と。
お店の評価は複数訪問しないとむずかしいのは、こういうことがあるからなんですよね。
安定したものを出すのがプロだけれど、そこは人間の手が入っているので、
ブレるのは仕方ないし、そういうもんだ、とも思ってはいんですけどね。


ところで、ベアズ・オブ・ブルームズベリー、現在はここで綴っているものとは別のベイクショップと捉えてください。
というのも、店名にもなっている、創設者でありベイカーのベア・ヴォー/Bea Voは2013年にやめていて、別のシェフや経営者が運営しているから(↓)。


私が訪問したこのときは、彼女がまだとどまっていたのかすでにいなくなっていたのかはわかりませんが、
提供しているケーキなどのメニューはベア・ヴォーがいた頃のものだったのは間違いないでしょう。
それは彼女が在籍していた2012年とケーキのラインナップや見た目、店の雰囲気が変わっていなかっただけでなく(2018年現在は異なります)、
ベアズ・オブ・ブルームズベリーの看板アイテムとして世間を賑わせた、お菓子のハイブリット、
duffin(doughnut + muffin/ドーナッツとマフィンのいいとこどり)をしっかりおいていたから。
(duffinはこんなお菓子です(↓))。


なくなったものはつい忘却の彼方に追いやられてしまい、
いざ思い出そうとすると実に曖昧な記憶だけ。
もう存在しない/変わってしまったお店がブログに載っていても、な方がいらっしゃるのは百も承知ですが、
記録として残しておきたい、その意義は時間の経過とともに、ますます大きくなるので、ね。
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mon 11/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ベアズ・オブ・ブルームズベリー/Bea's of Bloomsburyの創設者が新しいケーキショップをオープン! → https://ricorice.exblog.jp/26106966/
○アフタヌーンティー@ベアズ・オブ・ブルームズベリー/Bea's of Bloomsbury(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/19438004/
○ケーキ@ヴァイオレット/Violet(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25579516/
○カップケーキ 2@ハミングバード・ベーカリー/The Hummingbird Bakery(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25759968/
○カップケーキ@ハミングバード・ベーカリー/The Hummingbird Bakery(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/18343368/
○カップケーキ@ペギー・ポーシェン/Peggy Porschen(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/18710427/



(↑104の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています!



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by ricoricex | 2018-10-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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ずっと気になっていたものの、イーストは地の利もなければ(西っ子だから)、アクセスに難あり(私にとっては)、で後手に回っていたけれど、
数年前にようやく足を踏み入れ、だいたいの地理と距離感がわかればしめたもの。
アクセスに難あり!とはいえ、時間に余裕があれば、
オイスターカード(ロンドンの公共交通機関で使えるICカード。Suicaのようなものですが、割引率や上限額に達すると追加料金が自動的に発生しないシステムなど、本当に使い勝手がよい!)で公共交通機関を駆使しちゃえばいいわけだし。

なわけで、ようやく行きました。
ロンドンはハックニーにあるパン屋さん、E5 ベイクハウス/E5 Bakehouse
http://e5bakehouse.com

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店名になっているE5はおそらく郵便番号で(EはEastを表す)、
現在の店舗の住所はE8ではあるものの、
創始者が2011年に近所のピザ屋さんのオーブンを借りてデリバリーから
パンビジネス(というとなんだかかたい感じですが)をスタートし、そのときの住所と屋号を、
オーヴァーグラウンドのロンドン・フィールズ駅高架下に実店舗を構えてからも、
そのまま引き継いでいるんじゃないかな〜、と察するのです。

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11時ごろに到着すると、たくさんの人。
買い求める人、イートイン(カフェ)のオーダーをする人で賑わっています。
それよりも、ドアを開けて鼻を抜けて脳まで直撃するのが、パンの香り。

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ふわっとやわらかくやさしい、ではなく、パンは大地の味であることを確認させる力強い香りで、
ハード系のパンが焼き上がったときに、パンの表面であるクラストが、湯気を立てながらパリパリ音を立てる、そんな音さえも聞こえてきそうなほどです。

朝ごはん(時間的にはブランチ、か)を、とオーダーしたのは、
田舎パン(名前失念! 要はカンパーニュ、といえばいいのか、ハード系のパンを小さく焼いたものを)、クロワッサン、そしてフラット・ホワイト(オーストラリアやニュージーランドで定番のエスプレッソ版カフェオレ、のようなもの)。
しめて£6.20。
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クロワッサンは、質実剛健、ごっつくあっさり、といった趣で、穀物の主張が強く、バターが弱いなぁ、
王道から外れた、こういうクロワッサンもあるなぁ、でしたが、
田舎パンは秀逸。ここはハード系が断然いい!ということを確信。
立ち込めるような穀物の香り、ごくおだやかな酸味と、もっちりとは違う、適度に水分を含み、噛みごたえのある中味のクラム。
噛みしめるたびに、大地の味わいがしっかりと広がります。

しみじみ、うまい。

骨太で芯がある、といえばいいのかな。
パンがどっしり主張するので、パンとして食べたい(食事に合わせるのではなく)。
おいしいお米で炊いたごはんは、おかずは要らない、おかかだけでいい、そんな感じです。

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ジャム類はテーブルに置かれているものを、隣り合わせたほかののお客さんとシェア。
ジャムはラズベリーとブラックベリーの2種類を選びました。
ブラックベリーはスパイスを効かせていて、これがうまい!
果物はブラックベリーだけでなく、ブラックカラントなどもプラス。
クローヴやカルダモンなどのスパイスはさほど強調したものではないけれど、
ジャムに甘いだけでない、辛さと風味が加わって、食べ飽きない。
口の中に心地よい余韻が残ります。


私自身は、オーガニックだからよい、ではなく、いいな、と思ったらオーガニックだった、
選択肢があって、オーガニックが手頃な値段だったら選ぶ、
というのがオーガニックとの付き合い方で、
E5 ベイクハウスもまずはおいしい!(私にとっては、ね)ありきで、
そして、こんな品種の小麦あるんだ〜、と聞けば、
イギリスで忘れかけられていた品種の小麦を仕入れて、自分のところで挽いて使っているそう。
サスティナブルにも積極的に取り組んでいる、というわけです。

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隣接するカフェMillhouse(中はベーカリーとつながっている)のメニューで提供する、
野菜や果物、肉、乳製品なども近隣の信頼できる生産者から仕入れています。

食べ物だけでなく、再生可能エネルギーや生分解性パッケージの使用、ごみのリサイクル、生ゴミのコンポスト、(自動車ではなく)大きなカゴのついた自転車で近隣のカフェやレストランにパンをデリバリーする、という実戦ぶり。
それを体現するかのように、店構えはそっけなく(店名もそっけないといえばそっけない)、
デザイン狙いのインダストリアル系とは違った、シンプルで大らかな作りなのも納得!です。
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にしても。。。
いかん! 思い出すだけで食べたくなってきた!
そのときもうまい!だったのですが、後からじわじわくる、じわじわ蘇ってくる、
体の細胞の隅々まで行きわたり、舌や頭だけでなく、細胞が記憶する、
私にとってそんなパンを作っているのがE5 ベイクハウス、ってわけで、余波が大きい。
(嗜好は人それぞれなので、あくまで私の場合、ね)
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E5 ベイクハウスのウェブサイトには
“A day in the life of the bakehouse...(パン屋の1日)”というタイトルのショートフィルムもあり、
こちらを見ればどんなパン屋さんか理解しやすいかな〜と思います(↓)。

e0038047_19060810.jpg実際のところ、オーヴァーグラウンドのロンドン・フィールズ駅に行くのは、
近所でないとなかなか腰が上がらないかな〜と思いますが(実際、私がそうだった)、
駅の逆側に抜け、ロンドン・フィールズ(公園)を突っ切るように南下すると、
そこはブロードウェイ・マーケット/Broadway Market

ここは私のお気に入りのマーケットのひとつ。
土曜日には文字どおりマーケットが立つので、併せて行くのがいいかもしれません。
事実、E5 ベイクハウスを私が訪問したのは土曜日。
ブロードウェイ・マーケットに行くことも想定して、予定を立てたのでした。
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sat 04/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ブロードウェイ・マーケット/Broadway Market(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25919385/
○ドーナッツ@セント・ジョン/St. John(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27084901/
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25675717/
○ランチ@ノルディック・ベーカリー/Nordic Bakery(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26231155/
○ロンドンでパン作りを習う@ブレッド・アヘッド/Bread Ahead → https://ricorice.exblog.jp/26043413/



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by ricoricex | 2018-09-22 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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その日の夜、予定があり、
でもそこではせいぜいワイングラス片手に軽くつまむ程度で食事は望むべくもなく。
19時スタートのそこでの時間は2時間30分〜3時間で、終わった頃には夕食難民確定だったので、
先にお腹に入れてから出向くことに。

そんなことをつらつら考えていたら、「ご飯食べようよ」と、友人。
ちょうどいい!と午後遅い、夕食には早い時間だけど大丈夫?と訊くと、「いいよ」との返事。
私の夜の用件は地下鉄ピカデリーラインの西側、友人の動線と照合して、サウス・ケンジントンあたりでどう?ということに。

おっ、チャンス!とばかり、私が提案したのはバンプキン/Bumpkinでした。
サウス・ケンジントン駅を降りて、オールド・ブロンプトン・ロードを西へ歩くこと7〜8分(10分はかからない、と思う)、
このあたりはめぼしいスポットがあるわけではなく、知らないと気づかないかもしれないけれど、
このあたりはテリトリーである私にとって、前を通るたびに気になっていたのです。
https://bumpkinuk.com/


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そうして、その日、サウス・ケンジントン駅で待ち合わせて、いざ。
友人の手にはなにやらプリントアウトしたものが。
「さっき予約入れたばっかり。だけど予約特典でプロセッコがグラス付きだって」と。

そうだ、そうだ、直前だろうが(オンライン)予約を入れておくと、特典に預かること多いのよね〜。
飲食店だけでなく、博物館とかの入場料もそんなところがあったような。。。

入店したのは17時前。
さすがにこの時間、ほかのお客さんは2組ほど。
にしても外からは気がつかなかったけれど、中に広いのねぇ。
奥に長い、というよりも、間口が狭く、奥に広がっていて、その向こうが厨房。
オープンキッチン、というわけではないけれど、仕切りが低いので、厨房の様子がそれとなく伝わる。
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この店の名前、バンプキン/Bumpkinとは“(野暮ったい)田舎者”という意味で、
レンガの壁に木のテーブルに、とrusticというか田舎の素朴さをインテリアでも演出。
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肝心の料理は、というと、これがポイントで、イギリスらしさ、を意識したもの。
キャッチコピーは“A Taste of Seasonal Britain”。
旬の野菜などをふんだんに取り入れ、またイギリスならではの食材も使い、
伝統的な田舎の料理をベースに、味つけや盛りつけに、今らしいエッセンスをプラス。

ガストロパブのメニューともまた違った、もう少し“田舎らしく”素朴さを打ち出した、といったところです。

で、予約特典のプロセッコを飲みながら、メニューを確認。
後で少し食べるんだよなぁ、ってことでプディング(デザート)はパスして、スターターとメインの2コースにすることに。
友人は甘いものを好んで食べないので、同様に2コース。

それぞれ3種の選択肢から、私が選んだのは、
・コーンウォールのヤーグチーズとトマトのピザ風パン/Cornish Yarg & Tomato Firebread
・スズキのグリル、レンズ豆の煮込み添え、ケイパーのバターソース/Seabass, Puy Lentils, Caper Butter Sauce
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おっ、ヤーグチーズがあるじゃない!
ヤーグチーズは牛乳から作られるセミハード・タイプのチーズでネトルの葉で包んで熟成させるのが特徴。
名前こそ知っていたものの食べたことがなかったので迷わず注文。
そして、好物のスズキ。
私は脂ののっていない、というか、あっさりした魚が好きで、
スズキは日本だとものによっては泥臭い、とされていますが、
イギリスで食べるのは上品で厚みのある白身魚、といった様相で、非常に私好みなのです。

で、私、学習しないなぁ、と我ながら苦笑いしてしまったのが、
ヤーグチーズにつられてスターターを選んだのですが、これfirebreadと呼ばれるピザ風パンのトッピングとして使われているんですね。
で、このピザ風パン、というのが直径15cmはありそうな代物で、
そこにチーズがのっかっているわけで、スターターだけでお腹ぱんぱん!な状態に。

私は大食いな方ですが、スターター = 量が少ない、という図式がイギリスでは当てはまらないことをつい忘れてしまうことが多く、
メインが登場する頃には、あああああ〜、お腹ぱんぱん!ってことが少なくないのです。。。
この日のメインはスズキはともかく、レンズ豆も一緒で、これまたお腹にたまる一品。

味は、というと、突出したところはないけれど、おだやかで温かみが感じられ、
とんがったもの、ぐっとレイドバックしたもの、とは違う、等身大の味わい、って印象。
変に背伸びする必要も、ぐっとB級に走ることもなく、このあたりバランスがむずかしいだろうけれど、うまくまとめているんじゃないかな。

気になる値段は2コースで£15。
これにサーヴィス料が加算され、
そしてイギリス人の友人は習慣でおいていかないと居心地が悪いようで、チップをプラスして、
ひとり£18程度払った、かな。

記憶が曖昧なのですが、この価格設定は2015年11月当時、遅い時間までのランチ、もしくはプレシアターとしてセットメニューを設定していたのかもしれません。
2018年9月の状況としては、バンプキンのウェブサイトによると、
平日16時まではセットメニューを、2コース£15.95、3コース£21.95で提供し、
それ以降の夜の時間はアラカルトで対応。
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そして、食事の締めくくりとしてのプディング(デザート)とは別に、
プディング(デザート)&ドリンクのメニューもあり、お茶だけの利用も可能。
レストランなのでサーヴィス料は加算されるけれど、
ドリンクメニューはエスプレッソやアメリカーノが£2.5から、そしてアシェット・デセールといった趣でタルトやケーキを提供してくれ、
何より、コーヒーショップよりもぐっとゆったりできるので、
のんびり時間を過ごしたいときに訪問するのもいいなぁ、と感じます。
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thu 12/11/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○夕食@ザ・カースル/The Castle(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27278748/
○夕食@オベイン/Aubaine(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26068693/
○ランチ@ブックス・フォー・クックス/Books for Cooks(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/23968640/
○ランチ@ハンサム・キャブ/The Hansom Cab(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/22654083/



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by ricoricex | 2018-09-13 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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私は、ここ数年でようやく東(といってもショーディッチではなく、しっくりくるのはハックニー)のおもしろさに目覚めたのですが、
基本、西が拠点。

西、といっても、なんせ私はワーキングクラスですからね。
おほほほほ〜、な絵に描いたようなポッシュなエリアではなく、
心落ち着くのは山の手の下町、アールズ・コートであります。
東京でいうと、三軒茶屋といった感じかな(ざっくばらんな空気感がね)。

アールズ・コートは拠点としてはいいのだけれど、難点は気が利いた飲食店がないのよねぇ。
ちょっと足をのばせば、ハイストリート・ケンジントンとかキングス・ロードとかサウス・ケンジントンとか、
確かにしゃれた飲食店の多いエリアが控えているのだけれど、
でもなぜゆえにめぼしい店がほとんどないのだ? 不思議だ〜。
ここで商売やったらいけるんじゃない、といつもいつも思ってしまうのです。

そんな飲食不毛地帯、アールズ・コートに2017年2月に新しいコーヒーショップがオープンする、ときいて、
これは行かねば!と出かけたのは2017年11月。
9カ月も時間を要したのは、ロンドンの住人ではないので、仕方あるまい。。。

では2017年秋の渡英で、ロンドンに到着してすぐに向かった、というと、そんなことはなくって、
頭の片隅にはあったのだけれど、なんやかんやで後手に回り、
ようやく訪問でしたのは、帰国の前日。
まあ、こんなもんです。


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そのコーヒーショップの名は、オーヴァー・アンダー・コーヒー/Over Under Coffee
https://www.overundercoffee.com/

平日のオープンは6時30分。
は、はやい!
(その代わり、閉店も夕方の早い時間)
なので、朝食時間とすべく、到着したのは7時頃。

すでにお客さんはちらほら、だったものの、持ち帰りの人ばかり。
10席足らずのイートインコーナーは先客なし、で難なく着席。
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オーダーしたのは、カフェオレとクロワッサン。
チップ込みで、しめて£6.50。
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肝心のコーヒーは、というと、、、

う、う、うま〜い!
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おいしい、というのは個人の嗜好によるので、誰しもに当てはまるわけではなく、
私のコーヒーの好みは、酸味がなく、ほどよい苦味、ほのかな甘さ、です。
飲んだ後に、ふくよかに香りが広がるものよりもすっきりとした方がタイプ。

具体例と出すと、日本のチェーン店でいちばんの好みは、
ロイヤルコーヒーショップ、だったっけなぁ、ロイヤルホスト系のコーヒーショップで、成田空港にも入っていた(今も?)けれど、
西新宿のワシントンホテルかどこか高層ビルに入っていたところのもの(今はない、はず)。

もっと身近なところでいうと、ドトール、エクセルシオールなんですよね〜。
スターバックスは好みじゃないし、タリーズは濃過ぎる。

まあ、こういうのほんと、好みですからね。いい悪いではなく。


そんな私にどストライクだったオーヴァー・アンダー・コーヒー
今どきのロンドンのコーヒーといえば、モンマス・コーヒー/Monmouth Coffee Companyが広く知られていますが、
私個人はオーヴァー・アンダー・コーヒーの方が好みだわ!
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ええとですね、現在、肝心のオーヴァー・アンダー・コーヒーのウェブサイトがリニューアル中で、
以下、お店で言葉を交わしたり読んだりした記事からの記憶です。

・カフェ文化の盛んなニュージーランドの系統を汲んでいる
・ヴィーガン・フレンドリーで、対応したカフェメニューがある
ってあたりが特徴、かな。

オーヴァー・アンダー・コーヒーはアールズ・コート駅からも近く、いやぁ、便利、便利!
アールズ・コートは宿が多いので、観光客も多く、
主だったコーヒースポットは軒並み賑わっているのだけれど、オーヴァー・アンダー・コーヒーはアールズ・コート・ロードからほんの数歩入ったところにあって、
こぢんまりとしたシックなグレーの外観なので、知らないと意外と気づかないかもしれません。

2017年11月、ロンドン中心部のソーホーにも支店ができ、
こちらは高級デザインホテル、ハム・ヤード/Ham Yardの中に入っているので、アールズ・コート店よりもポッシュだろう、と思われます。
https://www.firmdalehotels.com/hotels/london/ham-yard-hotel/ham-yard-village/over-under-coffee/
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tue 14/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○コーヒー@モンマス・コーヒー/Monmouth Coffee Company(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26008693/
○お茶@ナチュラル・キッチン/Natural Kitchen(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27413326/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○お茶@カフェW/Cafe W(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26032608/
○お茶@ブルーバード・フードストア/The Food Store at Bluebird(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25903912/




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by ricoricex | 2018-08-29 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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名は体を表す。
ってなわけではないのだけれど(いや、あるのだけれど)、
このお店は、オーガニック食材店。
入ってすぐの陳列棚にはごろんと大きなカンパーニュ系の焼き立てパン、
目の前にはこんもりと盛られ鮮やかな色味が魅惑的な果物のコーナー、
奥に進むとグロッサリー、そして精肉コーナーもあったり、
規模こそ大きくないものの、かごなどを利用した活気あるディスプレイと相まって、
なかなか楽しいお店です。
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このお店、イートイン、というか、しっかり食事もでき、2Fはそのための場所。
1Fの入って右手にもテーブルが設置されており、
ちょっとお茶をするにちょうどいいのがこのスペースです。
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店内は入って左手には焼き菓子なども販売され、ここで飲み物もろともオーダーして、
持ち帰り/イートインを伝え、イートインの場合は、商品を受け取った後、先のテーブルを利用するシステム(だったはず。。。)。
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この日の午後、夕食までお腹が持たない!
ってなわけで、駆け込んだのが、このナチュラル・キッチン/Natural Kitchenでした。
https://www.naturalkitchen.co.uk/

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本店のある、ロンドンのメリルボーンのこの界隈は、
ちょっとお茶をしにふらっと入れる場所が、多くないんですよね。
なので、さしたる思いがあるわけではなく、目に留まったから入った、というのが、この日の私です。

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オーダーしたのは、カフェラテとキャロット&ウォルナッツケーキ。£6.05。
味を覚えていないのは、とにかくお腹を満たすため、と、座ったギャザリングテーブル(相席ですね)で、隣り合わせた人とずっと喋っていたから。

その方はエセックスだったかサセックスだったか、ロンドン近郊にお住まいで、
月に1回ぐらいの割合でロンドンに来ているそう。
昨今(当時)の飲食代の高さをこぼしてらっしゃり、
ナチュラル・キッチンぐらいしか、この界隈は来れる店がなくなっちゃったわ」と。
住民でない私は食材を買うことは基本ないのだけれど、その方曰く、「買い物もよくするの」。
私は私で、ちょっとお茶できるところがなくって、ナチュラル・キッチンを入ったところにカフェスペースがあったな、と思い出して飛び込んだ、と伝えたら、笑って、「そうね、お茶できるところも少ないかも」と。


それが5年前。
今回、画像を引っ張り出して眺めていたら、今は変わっているかも(もしくはこれから変えるかも)、なことが見られて、それがおもしろかった。

それは何か、というと、
・紙コップでドリンクを提供
・テーブルにプラスチックのカトラリーを設置
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いくら1Fの入れ替わりの激しい、気軽な立ち寄り場所のカフェスペースとはいえ、
オーガニックを標榜するナチュラル・キッチンとあらば、
マグでのドリンク提供や木製カトラリーに切り替わっているのでは、と思うわけです
(実際はどうかは確認していないので、不明です)。
なんせ、今はこういうご時世ですから(↓)。



5年という歳月は長いようで短く、短いようで長く、
それまで当たり前だったこういう備品に対する私の意識も変わったわけで、
こういうのはたまに訪ねるからこそ、違いに気づきやすいことでもあり、
そろそろ再訪しよう、と思った次第です。
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sat 09/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスおよびアイルランドのマクドナルドでプラスティックストロー廃止へ! → https://ricorice.exblog.jp/27287954/
○英国コーヒーチェーン最大手のコスタが、紙コップのリサイクルに本気で取り組む → https://ricorice.exblog.jp/27159168/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○お茶@カフェW/Cafe W(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26032608/
○お茶@ブルーバード・フードストア/The Food Store at Bluebird(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25903912/




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by ricoricex | 2018-08-15 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback

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ここ数年、秋に渡英するのが定番化していて、
秋だから、寒いからってわけではないのだけれど、行くたびに風邪を引いている気がする。。。
丸1日寝込む、ってことはないのだけれど、半日おとなしくしている、ってことはしている気がする。。。

この日、朝起きたときはなんてことなかったのに、外を歩いていると、ぞくっとした瞬間に襲われ、
あっ、来たな、と。

風邪の前兆、ってのがこれで、これに捕まったら(ほんと、捕まる、って感じ)、逃れようがないので、
いかに軽く済ませるか、に重きをおくことに。

そんなわけで、お昼は3コースを食べる元気がなく2コースにしましたよ。
それでも食べ切れなかったので(私にしては珍しく)、持ち帰りにして包んでもらいましたよ。


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この日は午前中キングス・クロスにいて、風邪に捕まり、とりあえず食べて帰ろう、と。
お店を選ぶ気力も体力もなく、とりあえずどこぞに入ろう。
あ〜、そういえば、ヴィノテカ/Vinoteca見たな、ってことで近かったこともあり向かいました。
https://www.vinoteca.co.uk/

ヴィノテカは、ロンドン・ファーリンドンに2005年に1号店がオープンしたワインバー。
ワインバーといっても堅苦しさはなく、ワインが充実したカジュアルダイニング、といったところ。

店舗は、前述のファーリンドン、この日私が訪ねたキングス・クロスのほか、メリルボーン、ソーホー、チズィック、そしてシティをロンドン市内に6軒を構えます。
バイザグラスで25種類、200以上をラインナップしたワインリストは年に2回更新。
飲食だけでなく、すべてのお店でワインショップを備えているのも特徴です。
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行くまで知らなかったのですが、ヴィノテカキングス・クロス店には平日はセットランチがあり、
キングス・クロスは主要ターミナル駅、西隣のセント・パンクラスはユーロスターの発着駅でもあり、
またこの界隈は、グーグルのイギリス本社をはじめ、再開発目覚ましく、旅行者のみならず、
オフィス街としてもこれからますます発展しそうなので、
ぱっと選んでぱっと食べられるセットランチ(というかクイックランチ)は重要!ってことを見越してなのかなぁ、と思ってみたり
(まあ、この読みは間違いないでしょう)。

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繰り返しになりますが、とても3コース食べる元気がなかったので、2コースに。
プリフィクスで、前菜、メイン、デザートからそれぞれ3つの選択肢があり、私が選んだのは、
・サバのグリルとフェンネルのサラダ/Grilled Mackerel Fillet & Fennel Salad
・秋野菜のグラタン、ケールとアーモンドのサルサ、フェタチーズ添え/Autumn Vegetable Gratin, Feta Cheese, Kale & Almond Salsa
以上、£15(ちなみに、3コースの場合は£18)。
これにドイツはDr. Koehlerの’Pfandturm’ Merlot Blanc de Noir(メルロー・ブラン・ド・ノワール)をバイザグラス£5.80でつけて、
サーヴィス料入れて〆て£23.40。

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前菜のサバは運ばれてきて、そうだった!なのですが、
前菜とはいえ、どどんと半身なりが出てくるんですよね〜、この店も然り。
イギリスは脂信仰がない国なので(ありがたい!)、サバもあっさりしているのですが、
この日の私には、とにかく、量が〜!
でも、食べる。ひたすら食べる。
にしても、フェンネル、好きだな〜。この香りと歯応えと。

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メインが登場する頃にはお腹いっぱいな状態だったので、
グラタンは味見程度で持ち帰りに
(持ち帰りさせてくれるのがありがたい!)。
全然クリーミーじゃなくって、ジャガイモとかカブとかニンジンとか根野菜をスライスして重ねて蒸し焼きにした感じ。
これはこれでアリだけど、圧倒的に塩が足りない。ワインと一緒だと余計に。

むしろ添え物のケールとアーモンドのサルサ、フェタチーズ添えがぐっと好印象。
ケールってなかなかむずかしい食材だと思う
(いちばん好きなのはオーブンでパリパリに乾焼きにすること。
 焼き海苔とはちょっと違うけれど、個性的な風味とやや苦味のある味と、なんといってもバリバリ食感が激ウマ!)。
それをアーモンドとかフェタチーズとかと、きれいに仕上げたな、って感じ。

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ワインが、この日の私の体調もあったんだけれど、
丸みがあって、やわらかくって、それでいて、すくっとしたところもあって、よかった。
メルローという黒ブドウを使って白ワインに仕上げていて、そのよさが出ている感じ。
いやはや、パンチのあるワインは体力があるときでないと飲めないことも、改めて実感した次第。

それにしても、ロンドンは気軽にワインが飲めて、さくっと食事もできて、って店が増えたなぁ。
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mon 06/11/17


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by ricoricex | 2018-07-28 00:00 | イギリスの飲食店レポート | Trackback