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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:イギリスのグルメ店レポート( 98 )



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名は体を表す。
ってなわけではないのだけれど(いや、あるのだけれど)、
このお店は、オーガニック食材店。
入ってすぐの陳列棚にはごろんと大きなカンパーニュ系の焼き立てパン、
目の前にはこんもりと盛られ鮮やかな色味が魅惑的な果物のコーナー、
奥に進むとグロッサリー、そして精肉コーナーもあったり、
規模こそ大きくないものの、かごなどを利用した活気あるディスプレイと相まって、
なかなか楽しいお店です。
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このお店、イートイン、というか、しっかり食事もでき、2Fはそのための場所。
1Fの入って右手にもテーブルが設置されており、
ちょっとお茶をするにちょうどいいのがこのスペースです。
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店内は入って左手には焼き菓子なども販売され、ここで飲み物もろともオーダーして、
持ち帰り/イートインを伝え、イートインの場合は、商品を受け取った後、先のテーブルを利用するシステム(だったはず。。。)。
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この日の午後、夕食までお腹が持たない!
ってなわけで、駆け込んだのが、このナチュラル・キッチン/Natural Kitchenでした。
https://www.naturalkitchen.co.uk/

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本店のある、ロンドンのメリルボーンのこの界隈は、
ちょっとお茶をしにふらっと入れる場所が、多くないんですよね。
なので、さしたる思いがあるわけではなく、目に留まったから入った、というのが、この日の私です。

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オーダーしたのは、カフェラテとキャロット&ウォルナッツケーキ。£6.05。
味を覚えていないのは、とにかくお腹を満たすため、と、座ったギャザリングテーブル(相席ですね)で、隣り合わせた人とずっと喋っていたから。

その方はエセックスだったかサセックスだったか、ロンドン近郊にお住まいで、
月に1回ぐらいの割合でロンドンに来ているそう。
昨今(当時)の飲食代の高さをこぼしてらっしゃり、
ナチュラル・キッチンぐらいしか、この界隈は来れる店がなくなっちゃったわ」と。
住民でない私は食材を買うことは基本ないのだけれど、その方曰く、「買い物もよくするの」。
私は私で、ちょっとお茶できるところがなくって、ナチュラル・キッチンを入ったところにカフェスペースがあったな、と思い出して飛び込んだ、と伝えたら、笑って、「そうね、お茶できるところも少ないかも」と。


それが5年前。
今回、画像を引っ張り出して眺めていたら、今は変わっているかも(もしくはこれから変えるかも)、なことが見られて、それがおもしろかった。

それは何か、というと、
・紙コップでドリンクを提供
・テーブルにプラスチックのカトラリーを設置
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いくら1Fの入れ替わりの激しい、気軽な立ち寄り場所のカフェスペースとはいえ、
オーガニックを標榜するナチュラル・キッチンとあらば、
マグでのドリンク提供や木製カトラリーに切り替わっているのでは、と思うわけです
(実際はどうかは確認していないので、不明です)。
なんせ、今はこういうご時世ですから(↓)。



5年という歳月は長いようで短く、短いようで長く、
それまで当たり前だったこういう備品に対する私の意識も変わったわけで、
こういうのはたまに訪ねるからこそ、違いに気づきやすいことでもあり、
そろそろ再訪しよう、と思った次第です。
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sat 09/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○イギリスおよびアイルランドのマクドナルドでプラスティックストロー廃止へ! → https://ricorice.exblog.jp/27287954/
○英国コーヒーチェーン最大手のコスタが、紙コップのリサイクルに本気で取り組む → https://ricorice.exblog.jp/27159168/
○お茶@ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム・カフェ/V&A Café(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26090115/
○お茶@カフェW/Cafe W(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26032608/
○お茶@ブルーバード・フードストア/The Food Store at Bluebird(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25903912/




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by ricoricex | 2018-08-15 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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ここ数年、秋に渡英するのが定番化していて、
秋だから、寒いからってわけではないのだけれど、行くたびに風邪を引いている気がする。。。
丸1日寝込む、ってことはないのだけれど、半日おとなしくしている、ってことはしている気がする。。。

この日、朝起きたときはなんてことなかったのに、外を歩いていると、ぞくっとした瞬間に襲われ、
あっ、来たな、と。

風邪の前兆、ってのがこれで、これに捕まったら(ほんと、捕まる、って感じ)、逃れようがないので、
いかに軽く済ませるか、に重きをおくことに。

そんなわけで、お昼は3コースを食べる元気がなく2コースにしましたよ。
それでも食べ切れなかったので(私にしては珍しく)、持ち帰りにして包んでもらいましたよ。


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この日は午前中キングス・クロスにいて、風邪に捕まり、とりあえず食べて帰ろう、と。
お店を選ぶ気力も体力もなく、とりあえずどこぞに入ろう。
あ〜、そういえば、ヴィノテカ/Vinoteca見たな、ってことで近かったこともあり向かいました。
https://www.vinoteca.co.uk/

ヴィノテカは、ロンドン・ファーリンドンに2005年に1号店がオープンしたワインバー。
ワインバーといっても堅苦しさはなく、ワインが充実したカジュアルダイニング、といったところ。

店舗は、前述のファーリンドン、この日私が訪ねたキングス・クロスのほか、メリルボーン、ソーホー、チズィック、そしてシティをロンドン市内に6軒を構えます。
バイザグラスで25種類、200以上をラインナップしたワインリストは年に2回更新。
飲食だけでなく、すべてのお店でワインショップを備えているのも特徴です。
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行くまで知らなかったのですが、ヴィノテカキングス・クロス店には平日はセットランチがあり、
キングス・クロスは主要ターミナル駅、西隣のセント・パンクラスはユーロスターの発着駅でもあり、
またこの界隈は、グーグルのヨーロッパ本社をはじめ、再開発目覚ましく、旅行者のみならず、
オフィス街としてもこれからますます発展しそうなので、
ぱっと選んでぱっと食べられるセットランチ(というかクイックランチ)は重要!ってことを見越してなのかなぁ、と思ってみたり
(まあ、この読みは間違いないでしょう)。

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繰り返しになりますが、とても3コース食べる元気がなかったので、2コースに。
プリフィクスで、前菜、メイン、デザートからそれぞれ3つの選択肢があり、私が選んだのは、
・サバのグリルとフェンネルのサラダ/Grilled Mackerel Fillet & Fennel Salad
・秋野菜のグラタン、ケールとアーモンドのサルサ、フェタチーズ添え/Autumn Vegetable Gratin, Feta Cheese, Kale & Almond Salsa
以上、£15(ちなみに、3コースの場合は£18)。
これにドイツはDr. Koehlerの’Pfandturm’ Merlot Blanc de Noir(メルロー・ブラン・ド・ノワール)をバイザグラス£5.80でつけて、
サーヴィス料入れて〆て£23.40。

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前菜のサバは運ばれてきて、そうだった!なのですが、
前菜とはいえ、どどんと半身なりが出てくるんですよね〜、この店も然り。
イギリスは脂信仰がない国なので(ありがたい!)、サバもあっさりしているのですが、
この日の私には、とにかく、量が〜!
でも、食べる。ひたすら食べる。
にしても、フェンネル、好きだな〜。この香りと歯応えと。

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メインが登場する頃にはお腹いっぱいな状態だったので、
グラタンは味見程度で持ち帰りに
(持ち帰りさせてくれるのがありがたい!)。
全然クリーミーじゃなくって、ジャガイモとかカブとかニンジンとか根野菜をスライスして重ねて蒸し焼きにした感じ。
これはこれでアリだけど、圧倒的に塩が足りない。ワインと一緒だと余計に。

むしろ添え物のケールとアーモンドのサルサ、フェタチーズ添えがぐっと好印象。
ケールってなかなかむずかしい食材だと思う
(いちばん好きなのはオーブンでパリパリに乾焼きにすること。
 焼き海苔とはちょっと違うけれど、個性的な風味とやや苦味のある味と、なんといってもバリバリ食感が激ウマ!)。
それをアーモンドとかフェタチーズとかと、きれいに仕上げたな、って感じ。

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ワインが、この日の私の体調もあったんだけれど、
丸みがあって、やわらかくって、それでいて、すくっとしたところもあって、よかった。
メルローという黒ブドウを使って白ワインに仕上げていて、そのよさが出ている感じ。
いやはや、パンチのあるワインは体力があるときでないと飲めないことも、改めて実感した次第。

それにしても、ロンドンは気軽にワインが飲めて、さくっと食事もできて、って店が増えたなぁ。
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mon 06/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ランチ@テロワール/Terroirs(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25260314/
○ランチ@10グリーク・ストリート/10 Greek Street(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26096376/
○ランチ@マジ/Mazi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26024025/
○ランチ@28°-50°(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26720152/
○タパス@ホセ/José(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25839523/




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by ricoricex | 2018-07-28 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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確か、このお店のことは誰かに聞いたんだと思う。
というのも、その話題になったときに、この界隈はうろうろすること数え切れず、見過ごしていたんだ〜、ってことと、
な〜んかだっさい店名だなと思った矢先に、はっと、
ナーサリーライム(マザーグース)に同じタイトルの歌があったなで、
どこか頭の隅にしまっておいていた記憶が、前を通ったときにぱっと戻ってきたから。

その日の朝、といっても10時ごろだったのですが、
ロンドンはケンジントン・ハイストリートからアールズ・コートに向かおうと南下すべく細い道を入り、
少し歩いたところにお店はあったのでした。

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あ〜、ここだったんだ〜、ここにあったんだ〜!

お店の名前は、ザ・マフィンマン/The Muffin Man
http://www.themuffinmanteashop.co.uk/

都会の、しかもしゃれた(とされる)エリアにあって、田舎のティーハウスのようなレイドバックした雰囲気。
ええとですね、東京都心で今どきのお店が林立する中、ちょっと路地裏を見やれば昭和な喫茶店がひっそりある、そんな感じ。

1963年開業のこの店、ザ・マフィンマンは実際メニューも日本の喫茶店のあり方を彷彿とさせます。
コーヒーや紅茶のドリンクメニュー、モーニングセット(と呼びたい!)からパスティー、ケーキ、サンドイッチ、店名にもなっているマフィン(ここでいうマフィンはカップケーキの大型版のようなアメリカのマフィンではなく、パンの一種といえるイングリッシュマフィンのことです、念のため。でもって、ザ・マフィンマンではアメリカンマフィンも扱っています。ややこしい。。。)まで、ド定番の軽食が楽しめます。

さあ、何を頼もう。
いろいろあって迷っちゃうな。

オーダーしたのは、
・デヴォン・クリームティー/Devon Cream Tea
チップ入れて£7ちょい。
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ええと、クリームティーとは、クリームの入ったお茶(紅茶)ではなく、
紅茶とクリームのついたスコーンのセットのこと。
ザ・マフィンマンでも、ポットに入った紅茶と、スコーン2つ、クロテッドクリームとジャムのセットです。

運ばれてきたスコーンは直径6cm程度。横半分にスライスしてトーストしてから提供されます。
ふわっとも、しっとりとも違って、トーストしているせいもあってざくざくした食感。
それこそ甘みとやや目が詰まったところはあるけれど、イングリッシュマフィンに近い。
一瞬面喰らってしまいましたが、もともと私はクランチーでクリスピーな食感が好みなので、
これはこれであり。
だけれど、これがニュートラルなスコーンとされると、戸惑っちゃうな〜。

冒頭で田舎のティーハウスと書きましたが、
店内は1960〜70年代の田舎にレイドバックしたかのよう。
繰り返しになりますが、しゃれた(とされる)エリアのケンジントンにこんな店があったとは!です。

んでもって、お前もだろ!のごとく、各国(の田舎)からやって来た旅行者が多い!
現地のウェブサイトやトラベルガイドで紹介されているのでしょうか?
このあたりに(も、か)ホテルがごろごろあるから、それで?


フツーと思っている店は、もはやフツーに存在しなくなっていて、
今年の頭、体調が悪いときに仕事で外にいて、
お昼に鍋焼きうどんでも食べるか、と思ったら、
折り目正しいうどん屋にしか遭遇できず、
う〜ん、町のうどん屋はどこへ?とうどん難民になり、
日本だけでなく、ロンドンでも昔ながらのカフ(食堂)やパブは減少の一途だし、
ふらっと行って、手頃な値段で手頃なものを食べられる店(チェーン店でないってこと)の範疇にザ・マフィンマンも入るだろうから、これまた絶滅危惧種かもしれません。
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sat 07/11/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○スコーン@フリート・リヴァー・ベーカリー/Fleet River Bakery(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25964233/
○スコーン@ギャラリー・メス/Gallery Mess(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25934395/
○セットティー@フレッチャーズ・ハウス/Fletcher’s House(ライ) → https://ricorice.exblog.jp/25989838/
○クリームティー【Cream Tea】 → http://ricorice.exblog.jp/3870384/




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by ricoricex | 2018-07-13 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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2015年の夏だったか秋だったか、このレストラン(というよりもグランドカフェと呼んだ方がしっくりくる)のオープンを知ったとき、
心動かされたのはメニューとか立地(これは多少はある)とかではなく、建物。

ジャーマン・ジムナジウム/German Gymnasium
https://www.germangymnasium.com/

ジャーマン・ジムナジウムはその名のとおり、元“ドイツ体育館”。
ドイツ体育協会のために、1864〜5年にかけてEdward Gruningがデザインした建物で、
1866年に初めてのオリンピック屋内競技が開催されたのもこの体育館です。
そして建立から150年後の2015年11月12日(木)、レストランとして生まれ変わった次第。

最初に私がジャーマン・ジムナジウムを知ったのは、
店舗のオープン情報で、だったのですが、
そこで、この建物が元体育館であり、イングランドの指定建造物Grade II(特別に重要な建造物)でもあると知って、俄然興味を抱いたってわけです。

そして、実際に外観の古色蒼然とした(失礼!)体育館らしい建物と、一変して内観の、古き佳き時代のヨーロッパの大きなターミナルステーションを彷彿とさせるクラシカルゴージャスさにノックアウトされてしまった、ってです。


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実際に私がジャーマン・ジムナジウムを訪ねる機会に恵まれたのは、
オープンから2年後の2017年11月4日(土)。

2018年7月2日(月)に発売となる『ドイツ菓子図鑑』(誠文堂新光社刊)の本格的な制作を控えていたときでした。


ジャーマン・ジムナジウムではドイツなどヨーロッパのデザートや料理を提供してており、
その日の動線ではちょうどお茶するタイミングでジャーマン・ジムナジウムへ行くのに都合がよかったので、
そそくさと出かけていきました。

オーダーしたのは、
・アプフェル・シュトゥルーデル、ヴァニラソース添え /Warm Apple Strudel Vanilla Sauce £7.00
・カフェ・アメリカーノ/Americano £2.20
これにサーヴィス料をプラス。
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粉糖でおすましした表情のアプフェル・シュトゥルーデルは温かくしてサーヴ。
薄くサクサクのシュトゥルーデル生地に、食べやすくスライスしたリンゴとレーズンが入っています。
おだやかな味わいで、添えられたたっぷりのヴァニラソース(上品なカスタードといったところ)をたっぷりかけていただきました。

やさしい味わいは好きではあるのですが、感動するほどのものではなく、可もなく不可もなく。
お腹にガツンなボリュームでもなく。

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ジャーマン・ジムナジウムはロンドンのターミナル駅のひとつ、キングス・クロス駅の東側(地下鉄のキングス・クロスの駅からだと北側)に位置。
キングス・クロス駅は同様にターミナル駅であるセント・パンクラス駅に近く、
セント・パンクラス駅はヨーロッパ大陸への鉄道手段であるユーロスターが発着する駅なので、
カジュアルな恰好の旅行者の利用ももちろん多いのですが、
なんせエレガントな内装ですから、
とりわけバーやレストランとして利用するときは、
おしゃれして着席して乙に澄ませたいもんだなぁ、と反省。

そんなわけで、単なるお茶利用であれば、
キングス・クロス駅なりキングス・クロス駅なりに入っているコーヒースポットで充分ですが、
この空間のゴージャスさを体験しに行くところで、
それを考えればケーキとコーヒーで£10ちょいは安いものかもしれません。
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このジャーマン・ジムナジウム、手がけているのは、テレンス・コンランのレストラングループ、D&D
(別のレストラン会社、Prescott & Conranは破産してしまったけれど(↓))。


D&Dの他店同様、この店舗も空間の演出がうまいな〜、と感じます。
なんせ以前は体育館ですから、まず縦にも横にも空間が広い。
店内は1Fがグランドカフェ。入ってすぐ奥に向かうようにしてあるのがゴージャスシックなバー。
グランドカフェは手前がいわゆる4人テーブルのレストラン使用、奥が2人または1人のカフェという棲み分けかな〜。
店サイドとしても、なるべくエレガントでゆったりとした佇まいの人たちを入り口から目に入りやすい中央の目に留まりやすいところにおいて、呼び水というか、絵画的効果を狙っているんだろーなー。
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天井を見上げると体育館だった名残りが。
建物は吹き抜けですが、壁沿いの2階が設けられ、そこにもダイニングテーブルを設置。
窓の外の駅、そしてグランドカフェに集う人々を眺めながら、
ノスタルジックな映画の主人公にでもなった気分でゆっくり食事を洒落込みたいものです。
トイレも大理石仕様でエレガント。抜かりがありません。
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ところで、Gymnasiumって英語からだとジムナジウム、もっというとジムネイジアムって充てるのが妥当かな、と思っているのですが、
ドイツ語(本当の読み方は違うように思うけれど)にするとギムナジウムになり、
一気にヘッセやケストナーの小説、もしくは萩尾望都や竹宮惠子ら24年組のマンガの世界か!
(私自身は、萩尾望都も竹宮惠子も絵が苦手でほとんど読んでいない。ベルバラも読んでいない。
 こういうヨーロッパ=ステキ!の世界に浸ったのは、世代的にもう少し上、50歳過ぎの人たちじゃないかな)
になってしまいます。

Gymnasiumは屋内体育館も教育機関もどっちも意味するんですけど、
なんだかうまく一致しなくって、不思議な気分。

ふうむ。
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sat 04/11/17


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ロンドンのテレンス・コンランのレストラン3軒が閉店! → https://ricorice.exblog.jp/27287956/
○朝食@アルビオン/Albion(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25739952/
○ランチ@ル・ポン・デ・ラ・トゥール/Le Pont de la Tour(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25630910/
○7日目<2010年11月04日(木)> → http://ricorice.exblog.jp/16294945/



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by ricoricex | 2018-06-30 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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自分のバカさ加減に自分で呆れちゃう。
記録は記憶が風化される前に残しておかないとなぁ。

2013年秋だから、もう5年近く前(!)。
現場に足を運ぶって大事だなぁ、って実感したのは、このパブのことを教えてくれたのは、ワインエステイトの人だったから。

イングリッシュワインを追っている身としては、
車を運転できないので行動範囲は限られるものの、それでも訪問できるときは訪問したいな、ってことで、
行ったワインエステイトで、ロンドンでイングリッシュワインをおいていて、アクセスがしやすくってカジュアルな店舗で、ってことで教えてもらったのが、
ノッティング・ヒルにあるパブ、ザ・カースル/The Castle
https://www.castleportobello.co.uk/


あ〜、ウェブサイトが変わってる!
これ、単にリニューアルしたのか、経営が変わったのか、いまひとつよくわからないけれど、後者のような。。。

なので、現在のウェブサイトは参考にならないのだけれど、
当時のメモとかすかな記録をせめて当ブログに残しておくとしよう。。。


ザ・カースルに訪問したのは、2013年11月6日(水)の夜。
地元の人がぽつぽつ入っていて、って状況で、
私がオーダーしたのは、フィッシュ・アンド・チップスと白ワインを1杯。トータル£13.30。
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このワイン、イングリッシュワインだったかなぁ。
違ったかも。メモを残していない、ってことはイングリッシュワインでない可能性が高い、ような。。。
ただ、ボトルはおいていたかも。

今のウェブサイト見ると、ワインにも注力していて、イングリッシュワインをおいていることは確認できるんだけど、ね。


そんなわけで、繰り返すようだけれど、かろうじての記憶ながら記録に留めておくために、こうして残しておこうと思います。
後手に回すとよくないなぁ、なんだけれど、まあ、こういうこともあるよね(と自分を慰める)。

wed 06/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○ランチ@ポピーズ/Poppie's(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26325157/
○夕食@レオン/Leon(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26258286/
○軽食@プリンチ/Princi(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/26117223/
○フィッシュ&チップス・アウォーズ2018 → https://ricorice.exblog.jp/26556762/




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by ricoricex | 2018-06-15 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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21世紀に入り、ミシュランで星を獲得する高級店が現れるなど、
街の食堂然とした飲食店だけではない、
幅の広さが知れ渡るようになったロンドンのインド料理店。

そこに、 今どきのモダンスマートカジュアルを
“ボンベイカフェの復活”を標榜して、新しい息吹を吹き込んだのが、
ディシューム/Dishoom
http://www.dishoom.com/

ボンベイカフェとは耳慣れない言葉ですが、
イランからインド・ボンベイ(現・ムンバイ)に移住して来た人たちによって20世紀初期に始まり、
1960年代頃には400軒以上を数え、ピークだったものの、
現在は30を切ってしまったカフェスタイルのこと。

このエレガントレトロなカフェのコンセプトをロンドンに持ちこんだのが、ディシュームってわけです。
2010年にコヴェント・ガーデンにオープンすると、あっと言う間に人気店の仲間入りを果たし、
予約しないとありつけない状況になっちゃって、なかなかチャンスを逃していました。

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2017年秋、動線上にキングス・クロスが位置する日があり、
これは!と思って朝食に向かいました。
そう、ディシュームのキングス・クロス店は再開発めざましい、キングス・クロス駅の北側(運河がある方)に位置。
余談ですが、ヨーロッパのグーグル本社もキングス・クロスのこのエリアに建設中です。

キングス・クロス店はゆったりした造り、ってことと、
明確な用事や目的がなければわざわざキングス・クロスのこのエリアに行かないだろう、
つまり、予約なしで行っても大丈夫、とふんでの訪問でした。
(筆者注:時間帯だったか店舗だったかによっては予約不可です。要確認を!)


お店に到着したのは10時前。
読みどおり、予約なしでもスムーズに通してくれました。

注文したのは、
・ビッグ・ボンベイ/The Big Bombay £11.90
・ハウス・チャイ/House Chai £2.70
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“ビッグ・ボンベイ”は、ディシューム風イングリッシュブレックファスト。
上質なベーコン、ソーセージ、トマトのグリル、マッシュルームのグリル、カレー風味のスクランブルエッグ、コリアンダーが香るベイクドビーンズ、そして自家製パン。
普段私は卵メインの料理ってそんなに好まないのですが、カレー風味のスクランブルエッグは、マイルドなスパイス使いで、卵の無機質な感じ(なんだな、私には)が払拭されてよかった。この微妙な加減は自分じゃ到底無理だな。
そして、これ、いい!だったのが、コリアンダーをきかせたベイクドビーンズ。
どろんとべとっと甘いベイクドビーンズが、キリッと引き締まっていい!
これは自分でも実践しよう!

“ハウス・チャイ”は現地インドのレシピに忠実に従ったものだとか。
スパイスが豊かに香り、通常の紅茶は砂糖を入れない私も、これは甘い方が確実にいいね。
ただなぁ、量がなぁ、ダブルエスプレッソぐらい(もうちょっとある、か)で、
イギリスの一般的なコーヒーチェーンのドリンクの量を想定していた私には、
その分値段も上げて、倍ぐらいあってもいいんじゃないの、でした。
(追加オーダーするのが面倒。。。)

スパイス使いが上等、って店は多いのですが、
スパイス使いにフレッシュ感を感じるってのは、なかなか新鮮で、おもしろい!


料理もさることながら、ディシュームのキングス・クロス店のよさは、インテリア。
ノスタルジックなコロニアルな雰囲気があり、吹き抜けの2階建ては開放感があります。
バーコーナーも上品なラフさといった雰囲気で魅力。
地下は貸し切り用、かな? トイレも地下にあり、使い勝手はともかく、インドらしさを押し出していて、
コンセプトにブレがありません。
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昨年、2017年暮れにオープンしたディシュームのケンジントン店は1930年代のアールデコ風でボンベイのゴージャズなジャズ時代を彷彿させる造り(らしい)(↓)。

次はここを訪ねるとしますか。


mon 06/11/17


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by ricoricex | 2018-05-28 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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どこかに食べに行くほどの元気はなく、かといってスーパーマーケットやファストフードで買ってって気にもならず、
手がかかったデリで、持ち帰りにしよう。

ということでその日向かったのは、オトレンギ/Ottolenghiのベルグレイヴィア店。
http://www.ottolenghi.co.uk/

到着したら、閉店まで1時間を切っていて、
なので半分以上は、もうなくなっている有り様(当然です)。
その日の夕食用を買い求める人で、狭い店内は会計を待つ人が常時3人はいる状況。

何にしようかなぁ。
オーダーしようと前の人の注文を待っていたら、
スタッフの方がなんだかいらついている様子。
そんなつっかかるような物言いをしなくてもいいのになぁ。
忙しいのはわかるけどさぁ。

私の番が回ってきたら、やっぱりうんざりしたような言い方。
ひとり分ってこともあって、あからさまに「これだけ?」みたく言われ、
「そう。今日はこれで充分です。会計していただけるかしら」と返答。

店を出ようとしたら、私の前で注文をしていたマダムがエントランスのドアを開けて待っていてくれて、
「お料理やお菓子はおいしいし、いいお店なんだけれど、今日のスタッフのあの言い方はなかったわね」と。
そのやさしくおだやかな口調は、自分も同じ目に遭ったから、同志よ!という、同調を求める、ってトーンではなく、いたわりの気持ちで言ってくれたよう。

「確かに。まあ、こういうこともありますよね。夕食時に食品を扱って、忙しくてお腹もすけばイライラもするでしょう」と言うと、
「そうね」とにっこり。
なんとなく、軽く八つ当たりをされたようで、もやもやと持って行き場のない気持ちだったから、こういう言葉を交わすことで、気持ちがすっきり晴れたよう。

ベルグレイヴィアというポッシュなエリアってこともあるけれど、
こういう、こなれた大人な対応、気持ちのよい雰囲気を作って共有することがうまいよなぁ、と改めて。


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ちなみに、この日私が買ったのは、
・ナスのオーブン焼き/Baked aubergine
・ミックス・グリーンビーン/Mixed green beans
合わせて£5.18。

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これにクラッカーを合わせて、この日の夕食なり。
サラダはパリッとしていたけれど、ナスが時間が経ってしなっちゃったなぁ。ナスに火を通したら、仕方ないんだけど。


tue 03/11/15


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○ロンドン・モダン中近東料理ブームの立役者、サミ・タミミの理想の食事 → https://ricorice.exblog.jp/25691555/
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by ricoricex | 2018-05-15 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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だからぁ、時代はイースト(東)と言われて久しいけれど、私は西っ子なんだってばぁ。
なので、ほかで代替のできない、明らかな目的がない場合以外は、
ロンドンの西をうろうろして、ロンドンの西でいろいろ済ませてしまう、という、ね。

この日は土曜日で、午後の早い時間にスローン・スクエアで友人と落ち合うことになっていたので、
だったら、と午前中に出かけ、ぶらぶら。
あれやこれやいろいろチェックしていたら、あっと言う間にランチタイムになり、
かといってもう少しあれこれ見て回りたかったので、
飲食店に入ってのんびりランチタイムはできなさそう。

やむなし。
キングス・ロードを西に向かって、プレタ・マンジェ/Pret a Manger(サンドイッチ・カフェチェーン)にでも入るか、
それかM&S(スーパーマーケット)で何か買って食べようかなぁ、
なんて歩き出したら、フードマーケットに遭遇!

あっ、そうか! 今日は土曜日だ!
デューク・オブ・ヨーク・スクウェア/Duke of York Squareでストリートフードマーケット、ファインフード・マーケット/Duke of York Square Fine Food Market(またの名は、パートリッジズ・フードマーケット/Partridges Food Market)が立つ日だ!
http://www.dukeofyorksquare.com/food-and-dining/categories/fine-food-market
https://www.partridges.co.uk/foodmarket/

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場所を具体的に言うと、スローン・スクエア駅を背にキングス・ロードを西に向かって歩くこと数分、
右手にショッピング&レストランが集まったスポットがあり、サアチ・ギャラリー/Saatchi Galleryがあり、ちょっと間をあけてパートリッジズ/Partridgesという高級スーパーマーケットがあり、
このパートリッジズの向かいにちょっとしたスペースがあり、ここがデューク・オブ・ヨーク・スクウェア
毎週土曜日の10時から16時までフードマーケットが立つ、ってわけです。
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2005年10月29日(土)に始まったこのマーケット、当初は15ほどのだった出店ストールは、今は約70。
乳製品とか精肉とか魚介類とかジャムとかの食品、パンやケーキ、コーヒーやカクテルなどの飲み物もありますが、
開催時間がランチタイムをはさむこともあり、ストリートフードが多い。
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ひととおりならして、ここ!と私が目星をつけたのは、
Rainforest Creationsというカリビアンフードをベースにした野菜たっぷりのオーガニック、そしてカラフルでボリューミーなロティのラップ(ロールというか、巻いたもの、ってこと)。
(私はオーガニック信者ではないけれど、チョイスがあれば選んじゃうな〜。
 仙人のような色味の乏しい質素なZenスタイルは苦手で、
 見た目が楽しく、食べごたえのあるものが、非常に好み!)
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コーンミール、レンズ豆、全粒粉を使ったロティのラップは全部で4種類。
どのラップにも自家製フムスがたっぷり塗られます。
私が選んだのは、レンズ豆バーガーのロティ/Lentil Burger Roti £5。
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色とりどりのたっぷりの野菜とコールスロー、ほんのり辛さのあるカリビアンなソース、
握りこぶしほどの大きさのレンズ豆のパティ(日本ではバーガーではなくパティの方がとおりがいいかと。そして、ファラフェルと呼んだ方がいいかも)を半分に割って軽くつぶしたものがフィリング。
手にとるとずしっと重く、これらのフィリングが均一に入っていないので、
食べるたびに味や食感が変わって、食べ飽きない。
レンズ豆のパティたっぷりなので、食べごたえも充分!です。
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もともとモダン中近東ものが好きな私。
カリビアン色があくまでほんのり、むしろカラフル・オーガニックが強く、
ファラフェルを思わせる豆のパティがあったりで、包むのがピタパンではないものの、
中近東のストリートフードを思わせる、この一品、
どストライクでした。
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sat 11/11/17


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○モルトビー・ストリート・マーケット/Maltby Street Market(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26209327/
○ブロードウェイ・マーケット/Broadway Market(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25919385/
○ランチ@ホワイトクロス・ストリートフード・マーケット/Whitecross Street Food Market(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25549377/
○ストリートフード@リアルフードマーケット・アット・ザ・サウスバンクセンター(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/22560842/
○週末のお出かけに! ロンドンのサタデー・マーケット → http://ricorice.exblog.jp/23421394/




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by ricoricex | 2018-04-28 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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その日の午前中、ピンク・フロイドの「アニマルズ/Animals」のアルバムカバーであまりに有名な
バターシー・パワーステーション/Battersea Power Stationの最後の姿を見学。

(エリア再開発でその姿がなくなる前に、株主さんの厚意で内部見学でき、
 ちょうどそのタイミングでロンドンにいてうまく時間も作れたのです(↓))


見学が終わったときにはすっかりランチタイム。
午後から約束があり、お店に入ってゆっくり食べる時間はないなぁ、どうしようかなぁ。

ちょうど移動の動線上にロンドン・ブリッジ駅があり、
ここで降りて、バラ(ボロー)・マーケット/Borough Marketにでも行って、さくっと何か食べるとしますか!

ざっと回って、この日の気分にフィットするものに出合えず。
っと、はっと思い出したのが、ベーカリーのコンディトー&クック/Conditor & Cook
ケーキやタルトで知られているけれど、デリもあったはず。
https://konditorandcook.com/

はい、記憶に間違いありませんでした。
注文したのは、キッシュ・ブッフェ・ランチ/Quiche Buffet Lunch £5.95。
トマトをトッピングしたキッシュと、ナスとグリーン野菜のサラダの2品です。
ぎとぎとキッシュではなく、おだやかな味わいのすっきりとした味わい。
サラダの、パリッとクリスピーな生野菜と火を入れてぐにゃっとやわらかくなったナスをまとめるのは、控えめなサラダクリーム(私はべとべとしたマヨネーズやべったりしたドレッシングが苦手なのです)。
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淡白な味や風味が好みの私には、いい按配。
本筋のベイキング(パンや焼き菓子)よりも好みかも(笑)。

金曜日でお昼どきでバラ(ボロー)・マーケットは混雑。
座って食べられそうにもないので、スペースを見つけて立ち食い。

お腹を満たし、次の目的地へと向かったのでした。
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ところで、このコンディトー&クックに限らず、
オトレンギ/Ottolenghi然り、ローズベーカリー/Rose Bakery然り、
デリよし焼き菓子よし、両方任せて!なスタイルなお店をロンドンで散見します。

これってイギリス独特、なのかな?


fri 08/11/13


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○タルト@コンディトー&クック/Konditor & Cook(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25870296/
○テイクアウェイ@オトレンギ/Ottolenghi(ロンドン)→ https://ricorice.exblog.jp/18365143/
○ランチ@ローズベーカリー/Rose Bakery(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/18354712/
○パン@ベイカー・アンド・スパイス/Baker & Spice(ロンドン) → http://ricorice.exblog.jp/25675717/
○バターシー・パワーステーション/Battersea Power Station公開! → https://ricorice.exblog.jp/21345239/




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by ricoricex | 2018-04-14 00:00 | イギリスのグルメ店レポート | Trackback

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いずこの国でも、“フランス料理は敷居が高い”ってのが相場のようで、
それはイギリスも然り、だったのですが
(イギリスの場合、フランス料理店は、高い、だけでなく、レイドバックした、ってイメージもあったと思うけど)、
このレストランの登場で、
今の感覚にフィットしたスマートカジュアルなアプローチで
ビストロが息を吹き返したように思えます。

カフェ・ルージュ/Café Rouge
https://www.caferouge.com/

1989年創業。
私がその存在をはっきりと目にして認識したのは、イギリスに住んでいたときの2000年。
カフェ・ルージュは1990〜2000年代にかけて、ここなら誰が行ってもそこそこ満足できて安心!
みたいなパブリックイメージだったと記憶しています
というのも実際に、「カフェ・ルージュ、いいよ」「カフェ・ルージュ、お気に入り」って言われたことが幾度となくあったから。

今のイギリスは、とにかく飲食店が多いので、フーディーを自称する人たちは、
インディペンデントで知る人ぞ知る的な店を推すと思われますが、
当時はまだ不特定多数に共通項としての良店、ってのが存在していたんですよね〜。


なわけで、知ってはいたものの、レストランのチェーン店といった様相なので、
いつでも行けるじゃん、どこにでもあるじゃん、
で、後回しになっていたのですが、
あ〜、こういうときに、この手のチェーン店は強いな、というタイミングがやってきました。

2017年秋の日曜日、朝から出歩いていて、ひと仕事終わったときはすでに午後。
15時をとうに回り、すっかりお茶の時間帯です。
日曜日だし、ランチとディナーの間の時間だし、でもお腹はすいているし、
どこで食べよーか、どこぞのターミナル駅にとりあえず行ってバーガーキング/Burger King
(私はファストフード・ハンバーガーチェーンではバーガーキングがお気に入りなのです。
 あの大味なのが、たまらん!
 一度、国際線機内食が最悪だったとき、乗り換えでシンガポール・チャンギ空港に到着するやいなや
 バーガーキングに駆け込んだことは言うまでもない)
と思って、向かったのはヴィクトリア駅。

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っと、ヴィクトリア鉄道駅内、コーチステーション側に、ヴィクトリア・プレイス/Victoria Placeという食事&ショップ・コンプレックスがあり、そこにカフェ・ルージュが入っているじゃないの!
お茶の時間でも利用できる食事のセットメニューもあるじゃないの!
ランチからスタートして閉店時間まで提供、とはありがたい!
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なわけですかさず、カフェ・ルージュへ。
プリフィクスの2コース、スターター+メインで£12.95。
私が選んだのは、
・季節のスープ(この日はバターナッツ・スクウォシュ(カボチャの一種))/Soupe de Saison
・魚のポテトグラタン/Fish Parmentier
フランス・コンテの白のグラスワイン£4.95もオーダーし、
チップ£2で、合計£19.90。
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味は、可もなく不可もなく。
値段が値段だし、まあ、こんなもんでしょう。
この値段で文句を言っちゃいけない。


へええ〜っ、だったのが、インテリアなどをフランス風に仕立てたり、
今やロンドンの主だった飲食店はあらかじめサーヴィス料を加算して請求するにも関わらず、今もってチップを払うシステムを固守したり、と
フランスらしさを演出するのに加え、
メニューもフランス語表記にして、英語で説明を添えるってやり方。
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イギリスではフランス語がそのまま使われることは少なくないし、料理なんか特にそうだけれど、
それは翻訳しづらい言葉の場合。

こんな風に、フランス語で通す、ってのは、
ハイエンドなファインダイニング、オーセンティックないかにもな店はともかく、
こういうカジュアルスマートなチェーン店で、ってのは、へぇ〜、なわけです。

今はイギリスの学校も外国語の選択肢は増えたので、
フランス語はちんぷんかんぷんな人は少なくなくって、
メニューをフランス語にしているのは、明らかに“フランスらしさ”を打ち出すための戦略ですねぇ〜(だからこそ、説明は英語)。

いやぁ〜、こんなときですね、フランス語をかじっていて、よかった!って思うのは
(食関連という仕事柄、とりあえずメニューと厨房のフランス語はわかるので)。
フランス語がまったくで、英語も苦手で、だと、
メニューみて、なんだこれ? 説明は長めの文章で読む気が失せるだろうからなぁ。


さて、カフェ・ルージュ、私は15時に入店して食事メニューをオーダーしたのですが、
時間帯柄ケーキとドリンクのセットメニューもあるし、お茶だけワイン1杯だけでも使えて、
こりゃ、まさにファミレス感覚で利用できますな。

ヴィクトリア駅というターミナル駅、長距離バスの場合はヨーロッパからってのもあり、旅行客の姿が多い(英語以外の言葉もちらほら聞こえる)。
家族やグループも多い。
そういえはばスタッフも、私が話した3人は全員フランス語訛りだったな。
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冒頭で、1990〜2000年代に「カフェ・ルージュいいんじゃない」という声が多かった、と述べました。
その説明を、2018年2月25日(日)づけのイギリスの新聞“The Guarian/The Observer”のこの記事にみてとれます(↓)。
Moules Britannia: why are celebs flocking to Café Rouge in Highgate?
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/shortcuts/2018/feb/25/moules-britannia-why-are-90s-celebs-flocking-to-cafe-rouge-in-highgate


1996年初版の小説で、2001年以降レネー・ゼルウィガー主演で映画化&公開された『ブリジット・ジョーンズの日記/Bridget Jones's Diary』にもカフェ・ルージュ登場していることがそれを象徴しているんじゃないかな。


sun 05/11/17


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○夕食@オベイン/Aubaine(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26068693/
○ランチ@ガーニェ/ガルニエ/Garnier(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25707157/
○ランチ@ル・ポン・デ・ラ・トゥール/Le Pont de la Tour(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/25630910/
○パリ祭にちなみ、イギリスのフランス料理店ベスト30をピックアップ → https://ricorice.exblog.jp/25917298/
○「ブリジット・ジョーンズの日記」 → https://ricorice.exblog.jp/9275136/




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