人気ブログランキング |

イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。http://hanenoriko.daa.jp/


by ricoricex
プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

カテゴリ:英語でレシピを読む!( 124 )



e0038047_23161408.jpg

当ブログの連載、“英語でレシピを読む!”で、これまで野菜の数え方をいくつかご紹介してきました。

○株/○玉 → https://ricorice.exblog.jp/27985952/
○本 → https://ricorice.exblog.jp/25111600/
○片~ → https://ricorice.exblog.jp/26320387/
小房 → https://ricorice.exblog.jp/28070095/
房/束 → https://ricorice.exblog.jp/24636494/
(小)枝 → https://ricorice.exblog.jp/24613688/
などなど。

うへ〜、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。
日本語で、たとえばジャガイモが1つなら“ジャガイモ1個”となり、英語でも単純に、“1 potato”でOKなのですが、そればかりではなく、1株とか1本とか、単位を伴って表現する必要があるのは英語でも同様。
数えられない名詞(不可算名詞)や、きちんと使い分けをしないと誤解を招く場合には、単位を伴って表現するんですよね。

これもそうかもしれません。

1 clove of garlic

以前、ご紹介したこの言葉、日本語にすると
ニンニク1片
となります(↓)。


これ、あくまで1片なんですよね。
ニンニクを丸ごと使う場合や作る分量が多い場合は、1片、2片では対応できず、
1株/玉、2株/玉となります。

その場合、どう言うか。

1 bulb of garlic/1 garlic bulb(ニンニク1株/玉)

となります。

ニンニク1片と1株/玉では大きく違いますもんね。
なのできちんと表記して、使い分ける必要があります。


ん? ええと、株/玉はheadじゃなかったっけ?

はい、そうです。
カリフラワーやキャベツなどの場合は、headです。
でもニンニクはbulbなんです(headを使う人もいるけれど、bulbの方が一般的)。

ニンニクと同様にbulbを伴うものに、タマネギがあります。
日本ではあまり使いませんが、フェンネルも同様。
ニンニク、タマネギ、フェンネルの共通項は球状、球根であること。
なので、チューリップなど、花の球根もbulbで表現されるんですよね。

もっとも、タマネギの場合は、1 onion、2 onionsで表現されることがほとんど。
日本語でも、タマネギ1株/玉と呼ばす、タマネギ1個とするのが多いのと一緒ですね。


bulbはレシピではこのように登場します。

1 bulb of garlic(ニンニク1株/玉)
e0038047_23214470.jpg


4 garlic bulbs(ニンニク4株/玉)
e0038047_23214501.jpg


6 plump bulbs of garlic(ニンニク(大)6株/玉)
e0038047_23214768.jpg
※plumpは“大きい”の意

2 large fennel bulbs(フェンネル(大)2株/玉)
e0038047_23214766.jpg



お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、
bulb(s) of ○○ → ○○(数)株/玉
△△ bulb(s) → △△株/玉を(数)個
という2つの言い方が存在し、

1 bulb of garlicであれば、ニンニク(の球根)1株/玉1 garlic bulbであれば、ニンニク株/玉1個といったニュアンスになります。

というわけで、
bulb → 株/玉
と覚えてくださいね。

ではでは〜!




〜〜これまでの関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 18:○株/○玉~ → https://ricorice.exblog.jp/27985952/
○英語でレシピを読む! ~単位 17:○片~ → https://ricorice.exblog.jp/26320387/
○英語でレシピを読む! ~単位 11:○本~ → https://ricorice.exblog.jp/25111600/
○英語でレシピを読む! ~単位 19:小房~ → https://ricorice.exblog.jp/28070095/
○英語でレシピを読む! ~単位 09:房/束~ → https://ricorice.exblog.jp/24636494/
○英語でレシピを読む! ~単位 08:(小)枝~ → https://ricorice.exblog.jp/24613688/


** ご予約受付中です **

Amazon


楽天ブックス


by ricoricex | 2019-05-06 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_19123536.jpg

カリフラワーやブロッコリー、キャベツを丸々数えるときの“○株”“○玉”の英語表現について、前回の“英語でレシピを読む!”でご紹介しました(↓)。


実際に調理するとき、カリフラワーやブロッコリーの場合は、小房に分けて使うことが多いかと思います。
この“小房”を何と呼ぶか。

これ、英語で
floret
といいます。

floretは、その綴りから、花を意味するflowerが思い出されますが、まさにそう。
floretは“小さな花”という意味も持つのです。
“小房”にしろ“小花”にしろ、“小さい”というのがポイントです。

きちんと文献にあたれば、ちゃんと出てくると思うのですが、
このet(ette)を語尾に伴う言葉は、“小さい”を表し、フランス語を語源としているのではないか、と。

簡易キッチン/ミニキッチンは、kitchenet/kitchenette(キチネット)だし、
小ブリなタルトは、tartelette(タルトレット)だし
(女性の名前のPauletteやCharlotteも、男性のPaul、Charlesに対して、小さい(&かわいい)だった、はず、だし)。

floret、レシピではこのように使われます。

broken into florets(小房に分けた)
e0038047_19123901.jpg


cut the head into small florets(株を小さな房に分ける)
e0038047_19123999.jpg
headは“株”“玉”の意

ちなみに、ですが、小さく切り分けるときはintoを伴うことも、これでよくわかります。

“切り分ける”というよりも、“切り外す”というニュアンスを持たせることも、こんな感じで。

cut little broccoli florets off the head(ブロッコリーの株を小房に切り外す)
e0038047_19124011.jpg


というわけで、
floret → 小房
と覚えてくださいね。

ではでは〜!




〜〜これまでの関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 18:○株/○玉~ → https://ricorice.exblog.jp/27985952/
○英語でレシピを読む! ~単位 17:○片~ → https://ricorice.exblog.jp/26320387/
○英語でレシピを読む! ~単位 11:○本~ → https://ricorice.exblog.jp/25111600/
○英語でレシピを読む! ~単位 08:(小)枝~ → https://ricorice.exblog.jp/24613688/
○英語でレシピを読む! ~単位 09:房/束~ → https://ricorice.exblog.jp/24636494/
○英語でレシピを読む! ~工程 18:切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24381739/


** ご予約受付中です **

Amazon


楽天ブックス


by ricoricex | 2019-04-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_20255483.jpg

3月に入りましたが、まだまだ冬野菜のおいしい季節です。

八百屋さんで野菜を眺めているときに、ふと、あっ、これまだお伝えしていなかった!ってことに思いいたり、今回は、その英語表現をご紹介します。

カリフラワーとか、ブロッコリーとか、白菜とか、キャベツとか。
大ぶりの結球している野菜を数えるときに、日本語だと“1株”“2玉”っていいますよね。
もっとも日常会話の中では、“1個”“2個”ですませているかもしれませんが、レシピでは“1株”“2玉”と表現されます。

日常会話では前後の文脈から、たとえばキャベツの場合であれば、その“1個”が“1玉”なのか“葉1枚”なのかわかりますが、レシピにおいては、そのあたり、特に文字だけの場合はきちんと伝えないと、とんでもない料理ができあがってしまう可能性があります。

これ、英語でも同じ。
買い物をしたり、会話を交わしたりしている中では、“○株”“○玉”といった助数詞を意識せず、カリフラワーであれば“1 cauliflower(カリフラワー1個)”や“2 cabagges(キャベツ2個)”ですませられるでしょう。
しかし、レシピとなれば、日本語同様、事情が変わってきます。

では、“○株”“○玉”は英語でどう表現するか。
こう、表現します。

head (of)

そう、“頭”と同じ“head”を使うのです。
例を見てみましょう。

1 head cauliflower(カリフラワー1株)
e0038047_15214974.jpg


1 head savoy cabbage(サヴォイキャベツ1玉)
e0038047_15214902.jpg


1 cauliflower medium head(カリフラワー(中)1株)
e0038047_15215065.jpg
※順番が前者と異なるのは、この場合、中くらいのカリフラワーを株で1個、といったニュアンス

2 heads of broccoli(ブロッコリー2株)
e0038047_15215024.jpg


1/2 a head of cauliflower(カリフラワー1/2株)
e0038047_15215043.jpg


厳密には、最後の2つの“2 heads of broccoli”“1/2 a head of cauliflower”のように、headと野菜の間にofが入るのですが、レシピの材料においては、省略されることの方が多いように思います。
助数詞という使い方ではないのですが、レシピの工程では、headはこんな風に登場することもあります。

trim the outer leaves from the cauliflower head(カリフラワーの外葉を取り除く)
e0038047_15215119.jpg
※trimは“調節する”“切り取る”の意


というわけで、
head (of) → ○株/○玉
と覚えてくださいね。

ではでは〜!




〜〜これまでの関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 17:○片~ → https://ricorice.exblog.jp/26320387/
○英語でレシピを読む! ~単位 11:○本~ → http://ricorice.exblog.jp/25111600/
○英語でレシピを読む! ~単位 08:(小)枝~ → http://ricorice.exblog.jp/24613688/
○英語でレシピを読む! ~単位 09:房/束~ → http://ricorice.exblog.jp/24636494/
○英語でレシピを読む! ~単位 10:茎〜 → http://ricorice.exblog.jp/24658570/


** ご予約受付中です **

Amazon


楽天ブックス


by ricoricex | 2019-03-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_18253483.jpg

台所に欠かせない消耗品といえば、
サランラップやクレラップなどに代表されるラップフィルム。
これ、イギリスでは、“cling film/クリング・フィルム”と言います(↓)。


この、ラップフィルム同様、台所に不可欠な消耗品といえば、アルミフォイル。
辞書を引くと、“aluminium foil/アルミニウムフォイル(英)”、“aluminum foil/アルミナムフォイル”(米)と出ています。

が、これ、正式名すぎて、日常生活では使わないなぁ、少なくともイギリスでは。
では、日常的な言い方としてはどう呼ぶか。
こう言います。

tin foil/ティンフォイル
e0038047_18254058.jpg


tinはブリキ、スズで、それはそれなのですが、
イギリスでは缶詰め/缶をtinと呼び(canではなく)(↓)、

“tin foil”も同じような流れから来たのかなぁ、とふんでいます。
(厳密には、“aluminium foil/アルミニウムフォイル”と“tin foil/ティンフォイル”とは違うのですが、一般的にはほとんど区別しないで使われます)

レシピでは以下のように登場します。

in fresh tin foil(きれいなアルミフォイルで)
e0038047_18254134.jpg


remove the tin foil(アルミフォイルを外す)
e0038047_18254170.jpg


tin foil folding(アルミフォイルで包んだもの)
e0038047_18254106.jpg
※foldi+ingで“包んだもの”


確かに、実際の会話の中ではtin foilは頻繁に使うのですが、
レシピでは単に、foilと表記されることの方が多いように見受けられます。

wrapped in foil(アルミフォイルで包んで)
e0038047_18254270.jpg
※wrappedはwrapの受け身形

また、tinとfoilを2つの単語とせず、くっつけてひとつの言葉、tinfoilとして表記されることもあります。
e0038047_18254217.jpg



というわけで、
tin foil → アルミフォイル
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 13:ラップフィルム~ → https://ricorice.exblog.jp/27418428/
○英語でレシピを読む! ~食材 08:缶~ → https://ricorice.exblog.jp/24221126/
○英語でレシピを読む! ~道具 11:容器~ → https://ricorice.exblog.jp/27147544/
○英語でレシピを読む! ~食材 10:余りもの~ → https://ricorice.exblog.jp/26248313/
○アルミフォイルの正しい使い方ってあるの? → https://ricorice.exblog.jp/27910866/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2019-02-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_11470387.jpg

イギリスの場合は日本より使用する頻度が低いし、
そもそも日本でもレシピ自体にはあまり出てこないし、
で、後手に回ってしまっていました。。。

e0038047_11564882.jpgフライ返し

フライパンで作った目玉焼きをお皿に移したり、
ハンバーグをひっくり返したりするときに使う、アレです。

イギリスだとフライパンを日本ほど頻繁に使わないし、
レシピでも、日本語の場合を想像すると分かりやすいのですが、
わざわざ“フライ返しでハンバーグをひっくり返す”とは言わず、
単に“ハンバーグをひっくり返す”ですよね。

なので、レシピ本ではあまり出てこない、のですが、
でも、実際に台所に立つと、
「ええと、フライ返し、どこだっけ?」
なんてことはおおいにあるわけでして。

では、フライ返しを英語でなんというか、っていうと、

turner

“(ひっくり)返す”の“turn”にerがついた言葉で“(ひっくり)返すためのもの”、
つまり台所の道具としては“フライ返し”ってわけです。

e0038047_11470402.jpg
単にturnerとして目にすることもあるし、
レシピ、というよりも台所道具の紹介などで見ることが多いので、
よりどんなフライ返しかを示すために、
素材や用途を伴うことも少なくありません、こんな風に。

ステンレス製のくっつかない穴あきフライ返し(stainless steel non-stick slotted turner)
e0038047_11470445.jpg
※“slotted”は“穴のあいた”の意

ハンバーグ用フライ返し(hamburger turner)
e0038047_11470545.jpg
※hamberger/ハンバーガーは日本語だと、ハンバーグをバンズではさんだものになりますが、イギリスではハンバーグも指します


というわけで、
turner → フライ返し
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 17:穴じゃくし~ → https://ricorice.exblog.jp/27611822/
○英語でレシピを読む! ~道具 06:おたま/レードル~ → https://ricorice.exblog.jp/26024011/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → https://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 18:ミキシング・スプーン~ → https://ricorice.exblog.jp/27672143/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → https://ricorice.exblog.jp/23604607/
○英語でレシピを読む! ~道具 07:麺棒~ → https://ricorice.exblog.jp/26038867/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2019-01-05 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_20595146.jpg

語感が体を表す、ということはあるもので、
これも、そんな言葉のひとつ。
私は最初、耳で知り、前後の文脈から、こーゆーことかな、と思ったら、ズバリだったというね。

その言葉は、
fluffy

“フラッフィ”
と読みます。

意味は“ふわふわの”。
声に出して見るとわかる(と思いたい)のですが、
“ふわふわ”した感じがするんですよね〜。

たとえばパンケーキ
イギリスの典型的なパンケーキは、フランスのクレープを思わせる薄いものですが、
アメリカのパンケーキはふわふわで厚みがあり、
この違いを表現するのに、“fluffy”は使われます、こんな風に。

ふわふわのアメリカン・パンケーキ(fluffy American pancakes)
e0038047_21000158.jpg


“ふわふわ”は軽さでもあり、それを強調するために、lightを伴うことも少なくありません。
軽くてふわふわ(light and fluffy)
e0038047_21000157.jpg


以下の写真のように、軽やかなスポンジ・ケーキなどに適した粉にも、
謳い文句としてlight and fluffyがしっかりと使われています。
e0038047_21000253.jpg

e0038047_21000389.jpg


この“ふわふわ”はごはんにも求められ、
というのも、イギリスで主流のごはんはインド料理などで供されるタイプで、
日本の粘りがあるものとは別物だからです。

ふわっとしたごはん(fluffy rice)
e0038047_21000277.jpg



この“ふわふわ”は食感だけでなく、雲や布団、動物にも使われます、
ふわふわの雲(fluffy clouds)といった具合に。
日本語の“ふわふわ”と一緒ですね。


というわけで、
fluffy → ふわふわの
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 66:かたい/ピンと張った~ → https://ricorice.exblog.jp/27284094/
○英語でレシピを読む! ~工程 65:とろとろの/液状の~ → https://ricorice.exblog.jp/27259967/
○英語でレシピを読む! ~食材 01:セルフレイジング・フラワー~ → https://ricorice.exblog.jp/23273881/
○<イギリス菓子・レシピ> スポンジ・ケーキ【Sponge Cake】 → https://ricorice.exblog.jp/15032971/
○イギリス菓子・レシピ> スポンジ・ケーキ(とかしバター入り)【Sponge Cake(with Melted Butter)】 → https://ricorice.exblog.jp/15635570/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-12-22 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_13485817.jpg

当連載「英語でレシピを読む!」で、
道具 16:はかり”をご紹介したときに痛感したのですが(↓)、

自分の情報は随時刷新していかないとなぁ。

これもそんな言葉のひとつ。

mixing spoon/ミキシング・スプーン

“かき混ぜるためのスプーン”という意味で、
まさにそのとおりの使い方をするのですが、
ここで言われる“スプーン”は注意が必要です。

道具 17:穴じゃくし”でもお伝えしたように、
イギリスでいう“スプーン”は“スプーンの形状をしたもの”を意味することが少なくなく、
必ずしも卓上で使うカトラリーだけを指すわけではないんですよね。

そして、“ミキシング・スプーン”の場合は、
これと同じものを日本では一般的ではなく、
同じような使い方をするものとしては“木べら”となります。


ボウルに入れた材料を混ぜたり、フライパンで炒め物をするときなどに使い、
これ、“wooden spoon/ウドゥン・スプーン”と呼ばれる、
のですが。。。

そう、まな板でも見られるように、
かつては木製だったものがプラスティックになったり、と素材が多様化しています。
wooden spoon/ウドゥン・スプーン”も然り。
直訳すれば“木製スプーン”になっちゃいますからねぇ。。。
e0038047_15082896.jpg


そこで、“wooden spoon/ウドゥン・スプーン”は健在といえど、
その用途から、目にするようになったのが、
mixing spoon/ミキシング・スプーン
というわけです。
e0038047_13490261.jpg


なので、レシピでは、
mixing spoonで登場することが多いものの、
素材を明確にするために、
木製ミキシング・スプーン(wooden mixing spoon)
e0038047_13490679.jpg

シリコン製ミキシング・スプーン(silicone mixing spoon)
e0038047_13490981.jpg

などと、mixing spoonの前に素材をつけて、表現されることもあります。


というわけで、
mixing spoon → 混ぜるための道具
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 16:はかり~ → https://ricorice.exblog.jp/27586152/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → https://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~道具 17:穴じゃくし~ → https://ricorice.exblog.jp/27611822/
○英語でレシピを読む! ~道具 06:おたま/レードル~ → https://ricorice.exblog.jp/26024011/
○英語でレシピを読む! ~道具 15:まな板~ → https://ricorice.exblog.jp/27511762/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-12-07 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_10131970.jpg

穴じゃくし、って使いますか?
私は使わないんですよね。
せいぜい鍋を食べるときに小さいタイプのものを使うぐらいで、
台所では、網じゃくしかコランダーを利用しています。

穴じゃくしが必要な場合、というのは、
素材の大きなもの、たとえば、ゆで卵やポーチドエッグ、魚や肉などを引き上げるとき。
イギリスのレシピ本でも、そんなときに使われ、
穴じゃくしはslotted spoonと呼ばれます。

slotは“小さい穴”という意味ですから、slotted spoonは“小さな穴のあいたスプーン”、ってこと。
日本の道具におきかえると“穴じゃくし”になる、ってわけです。

こんな感じで、イギリスのレシピ本に出てきます。

穴じゃくしを使う(use a slotted spoon)
e0038047_13525868.jpg


穴じゃくしで取り除く(remove with a slotted spoon)
e0038047_13530677.jpg



ところで、玉じゃくしは、英語で“ladle/レードル”(↓)。


これに穴があいたものですが、slotted ladleとは呼ばないのがおもしろいところ。
spoonなんですよね。

そして英語でいう“spoon”の定義は、日本のそれと違うように思えます。
というのも、“穴じゃくし”が“slotted spoon”なら、“木べら”は“wooden spoon”と、
どちらもspoonで表現されているんですよね。(厳密には“木べら”=(イコール)“wooden spoon”ではありませんが、ここでは便宜上)。


これ、“穴じゃくし”も“木べら”もイギリスのものは、
(ディナー)スプーンの形状をしているからなんです。
なので、厳密にはslotted spoonを“穴じゃくし”とするのは違うのですが、用途としてはそれなので。
もちろん中には、“木べら”にはまっすぐなへらタイプもありますが、
(ディナー)スプーンが大きくなったようなものが一般的なんですね。

ということは、日本でスプーンというと、“さじ、すくって口に運ぶもの、カトラリーのひとつ”になるかと思いますが、
英語の場合は、 “くぼみのあるすくうもの(大きさは二の次)”というのが定義となり、
その中にカトラリーとしてのスプーンがあり、スプーンの形状をした道具があるんじゃないかな。

このslotted spoonも言葉は意味でとらえると、理解が早い一例ですね。


というわけで、
slotted spoon → 穴じゃくしで代用
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 06:おたま/レードル~ → https://ricorice.exblog.jp/26024011/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → https://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24302469/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → https://ricorice.exblog.jp/23604607/
○英語でレシピを読む! ~道具 07:麺棒~ → https://ricorice.exblog.jp/26038867/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-11-23 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_00130802.jpg

当連載「英語でレシピを読む!」で前回お届けした“~工程 70:浸ける~”(↓)、

こちらと似たようなシーン、お茶やコーヒーなどを作るときにみられる言葉に
brew/ブルー
があります。

“brew”だけだとピンとこないかもしれませんが、
“brewery”だとどうでしょう。
カタカナにすると、ブルワリー
(日本語ではブリュワリーと表記されることが多いですね)。
そう、ビールなどの醸造場のことです。

なので、“brew”とは“醸造する”ということ。
これがドリンクにはなると、日本語では“淹れる”に置き換えられます。

では、“steep”と“brew”はどう違うのか。
以下、私の感覚ですが、
steep → 浸出する、浸して水にエキスなどを出す
brew → 煎じる/煮出す(に近い)
感じかなぁ。

状況によりますが、ざっくと、
ティーバッグは“steep”で、
茶葉からしっかり淹れる場合は“brew”といったように受け止めています。

steep”と同じく、台所の調理の際に頻繁に使う言葉ではないけれど、
お茶まわりだと頻出する言葉で、レシピではこんな感じで登場します。

12〜24時間抽出する(brew 12-24 hours)
e0038047_00131673.jpg


冷たい(状態から)コーヒーを淹れる(brew cold coffee)
e0038047_00132018.jpg


ダージリンを抽出させて作ったドリンク(drink of darjeeling tea brewed)
e0038047_00134390.jpg


“brew”は名詞としても使われ、“水出し○○”として使われる“brew”がまさにそう。
淹れて、飲める状態になったもの、ということですね。○○

水出し茶(cold-brew tea)
e0038047_00134809.jpg


水出しコーヒー(cold-brew coffee)
e0038047_00161349.jpg


例を見てわかるように、
steep”と“brew”の間にしっかりと線引きをするのは、なかなかむずかしいものもありますが、
それでも“水出し○○”では“brew”が使われるように、
“brew”には“(時間をかけて)しっかり淹れる”という意味合いがあることが理解できるかな、と思います。


というわけで、
brew → (じっくりていねいに)淹れる
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 70:浸ける~ → https://ricorice.exblog.jp/27563134/
○英語でレシピを読む! ~工程 58:浸す~ → https://ricorice.exblog.jp/26183479/
○英語でレシピを読む! ~工程 56:注ぐ/かける~ → http://ricorice.exblog.jp/26109011/
○英語でレシピを読む! ~工程 53:搾る~ → https://ricorice.exblog.jp/26068692/
○英語でレシピを読む! ~工程 55:ドリズル~ → https://ricorice.exblog.jp/26094437/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-11-06 00:00 | 英語でレシピを読む!

e0038047_18300303.jpg

こういう言葉に出くわすと、
言語は単に置き換えての言葉ではなく意味で捉えないと、理解がむずかしいことを痛感します。

steep/スティープ

この言葉、“(勾配が)急な”などの形容詞として記憶することが先かな〜、と思いますが、
“浸ける” “浸す”といった動詞としてもの意味もあり、台所でも使われます。

ただし、台所といってもストライクの調理ではなく、お茶やコーヒー、ハーブやスパイスなどを使うドリンクを作るときに見られます。

例を出しましょう、こんな感じです。

ティーバッグを浸す(steep the tea bags)
e0038047_18301694.jpg


約10分浸ける(steep for about 10 minutes)
e0038047_18302750.jpg


浸けて(浸して)おく(let it steep)
e0038047_18303519.jpg
※letは“そのままの状態にしておく”といったニュアンス。ザ・ビートルズの「Let It Be」と一緒ですね

浸けて(浸して)おく(allow to steep)
e0038047_18305463.jpg
※letの方が一般的だけれど、allowは“許す”という意味で、“させておく”としても使われる、英語らしい表現

ここで疑問が生じた方もいらっしゃるかと思います。

“浸す”を意味する言葉には、“soak”もあるじゃないか(↓)、どう違うの?


soak”の場合は、“浸して水分を吸わせる”です。たとえば乾燥豆だったり、ドライフルーツだったり。
一方、“steep”は水分を吸わせることが目的ではなく、浸すことによって、浸されるもの、茶葉だったりのエキス(便宜上、エキスとします)を水分に移すことを指します。
何のために“浸す”のか、その目的がまったく逆なんですよね。

また、紅茶やコーヒーをお湯や水に浸して飲み物を作るのであれば、“淹れる”と日本語をあてることもでき、
さらには“extract(抽出する)”ではないか、という声も聞こえてきそうです。
確かに、“抽出する”という行為を取り出して、辞書で引くと真っ先に登場するのは“extract”だと思います。
そして、間違いではない。

でもね、“extract”という言葉、専門用語っぽいというか化学用語というかに聞こえてしまうんですよ。
このあたり、“抽出する”が与える、日本語と英語のニュアンスも違いも大きいかと思います。
英語の場合は、学問ではなく、台所で実践として使うような言葉では、“steep”の方がぐっと広く使われています。


“浸ける” “浸す”を意味する“steep”、動詞だけでなく、
“浸けること” “浸したもの”といった名刺でも使われます、こんな風に。

短時間で浸けること/浸したもの(quick steep)
e0038047_18305791.jpg


時間をかけて浸けること/浸したもの(long steep)
e0038047_18310101.jpg



この“steep”という言葉、製菓や料理よりも、
紅茶などお茶をやっている、興味がある人により重要な言葉かもしれませんね。


というわけで、
steep → 浸ける/浸す/淹れる
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 58:浸す~ → https://ricorice.exblog.jp/26183479/
○英語でレシピを読む! ~工程 56:注ぐ/かける~ → http://ricorice.exblog.jp/26109011/
○英語でレシピを読む! ~工程 53:搾る~ → https://ricorice.exblog.jp/26068692/
○英語でレシピを読む! ~工程 55:ドリズル~ → https://ricorice.exblog.jp/26094437/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24302469/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-10-23 00:00 | 英語でレシピを読む!