イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

好きなリンク先を入れてください

イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


by ricoricex
プロフィールを見る
画像一覧
通知を受け取る

カテゴリ:英語でレシピを読む!( 114 )



e0038047_08381308.jpg

これはカタカナで使われることもあるから、おなじみといえばおなじみの言葉。
重さを量るための“はかり”は“スケール”と呼ばれることもありますね。

“スケール”は英語から。
scaleと綴り、“はかり”のほか、“縮尺”“比率”もあります。

“はかり”の意味の場合、sを伴うscalesを使うこともあり、イギリスではこちらが主流で、
アメリカ合衆国ではscaleが一般的だとされています。

これ、20年近く前、私がイギリスで学生をしていたときに、
授業で何気なく発せられた言葉で、
へええええ〜っ!と思って即座に英英辞書を引いたら、
確かにはっきりと、台所のはかりの場合、
scalesはイギリス英語、scaleはアメリカ英語と明記してあったんですよね
(当時は授業に持参していたんだよなぁ、あんな重いものを。今では信じられない!)

確かに、イギリスのレシピでは“はかり”はscalesで登場するんですよね、こんな風に。
e0038047_08382699.jpg


しかし、言葉は変わる。“はかり”も然り。
上記の例は2008年にイギリスで出版されたレシピ本からですが、
2018年現在では、むしろイギリスでもscaleが優勢なように見受けられます。
下記のリンクをチェックすると、scalesとscaleが混在しており、かつscaleが主流であることがよくわかります。

Best digital kitchen scales
https://www.bbcgoodfood.com/content/top-five-digital-kitchen-scales


11 best kitchen scales
https://www.independent.co.uk/extras/indybest/house-garden/best-kitchen-scales-2016-digital-salter-john-lewis-traditional-vintage-retro-8437576.html



これ、2010年代に入ってからなのかなぁ。
自然な流れとしてこうなったのかなぁ。何かきっかけがあったのかなぁ。
変遷を調べたいなぁ。


というわけで、
scales/scale → はかり
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 01:大さじ小さじ~ → https://ricorice.exblog.jp/23158480/
○英語でレシピを読む! ~道具 15:まな板~ → https://ricorice.exblog.jp/27511762/
○英語でレシピを読む! ~道具 14:乳鉢&乳棒~ → https://ricorice.exblog.jp/27467161/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → https://ricorice.exblog.jp/23524210/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-10-11 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_21063039.jpg

確かに、そうだわ!
台所で不可欠な道具で、でもそれだけにすっかりそういうもんだと認識していましたが、
先日、お仕事でご一緒したシェフの方の発言で改めて気づきました。

その方は海外で修業され、厨房では英語が共通語というところもあり、
「まな板は英語で“chopping borad/チョッピング・ボード”って言うんですよね。知らなかったので、厨房でとまどいました」と。

確かに、そう。
当連載“英語でレシピを読む”の「工程 19:刻む」の中でも軽くお伝えしたように、
まな板、というと日本では“cutting board/カッティング・ボード”がまかり通っている気がしますし、実際のところ、通じなくはないのでしょうが、
イギリスでは(英語圏全体かどうかは不明です)、
“chopping borad/チョッピング・ボード”
と言う方がずっと一般的です。

というのも台所でまな板が必要なときって、cutではなくchopするときなんですよね。

cut → (ストンと)切る
chop → 刻む/みじん切りにする

cutが必要なものは、ストン、ストンと切るもので、
パンであればbread boardをチーズであればcheese boardを用い、
肉などであれば何度か包丁を入れておしまい。
包丁が入りやすいものであれば皿の上でcutすることも少なくないし、
調理用バサミを使うこともよくあります。
(ついでも言うと、cutting boardはDIYっぽいイメージもあるかもしれません、私の印象ですが)。

一方、刻んだりみじん切りにしたりはまな板なしではできない、かつ作業する時間がある程度必要。
すると、また板を使うメインの作業はchopなんですよね。

なので、まな板をchoppong boardと表することが多いのは、
実際の生活にふれてみると大いに納得!なわけです。

レシピでもこんな風に登場します。
e0038047_21063537.jpg

e0038047_21064070.jpg

e0038047_21064496.jpg


“よいまな板の選び方”や“古くなったまた板をぴかぴかにする”という記事でも、chopping boardが用いられています。
What chopping board to buy
https://www.bbcgoodfood.com/howto/guide/board-choice


How to refresh an old chopping board
https://www.theguardian.com/lifeandstyle/2009/aug/23/how-to-refresh-chopping-board



というわけで、
chopping board → まな板
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~ → https://ricorice.exblog.jp/24409518/
○英語でレシピを読む! ~工程 18:切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24381739/
○英語でレシピを読む! ~工程 17:切る(まとめ)~ → https://ricorice.exblog.jp/24357522/
○英語でレシピを読む! ~道具 14:乳鉢&乳棒~ → https://ricorice.exblog.jp/27467161/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-09-20 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_12182515.jpg

すり鉢、というと、ゴマをするボウルみたいなものね、になり、
つい日本の道具と思いがちですが、
乳鉢、だとどうでしょう。

なんだか理科の実験のようですが、確かにそう。
記憶が正しければ、私がイギリスで購入した乳鉢と乳棒も薬の調剤器具を作るメーカー、ってきいたような。。。(すごおく曖昧)。

乳鉢と乳棒、確かにイギリスで人の家を訪ねると台所に大きいものがどんと鎮座していることが少なくなく、
それだけ(意外と?)使用頻度が高いんだなぁ、と感じたりするわけです。

では、この乳鉢と乳棒はいつ使うか、というと、
ナッツを砕いたり、コショウの実とかコリアンダーシードなど、包丁でみじん切りするには丸過ぎるスパイス類を潰したり、ニンニクとオイルをすり合わせたりするときに使います。
フードプロセッサーのグライダー機能を使えばいいのですが、
量が少ないと、乳鉢と乳棒の方がラクというか速かったり、
あと風味がより際立つ、ってこともあるんですよね。

この乳鉢と乳棒、英語ではそれぞれ、
mortar/モォター、pestle/ペスル
と呼びます。
そう、pestleのtは発音しないのです。
スコットランドの国家であるアザミ、thistleをスィスルと言うのと一緒ですね。

で、これがおもしろいところなんですが、セットで呼ぶ時は、
pestle and mortar
で、pestleが先なんですよね。
乳鉢であるmortarが先に来そうな感じですが、pestle、そしてmortarというのが定形化しています。
e0038047_12184316.jpg

e0038047_12184816.jpg

e0038047_12185582.jpg


pestle and mortarについて、おもしろい記事を見つけたので、貼り付けますね。
最初は、“よいpestle and mortarの選び方”で、その歴史から記事は始まります。
次は“pestle and mortarの目的別ベストバイ”で、たとえばメイソン・キャッシュ/Mason Cashル・クルーゼ/Le Creusetといったメーカーもpestle and mortarを作っているのが興味深い。
それだけ、ヨーロッパのキッチンでは(というより世界で、ですが)普遍的な台所器具、ということの表れのように思えます。

How to Choose and Use the Best Mortar and Pestle Set
https://foodal.com/kitchen/general-kitchenware/spice-grinders/best-mortar-and-pestle-set-reviews/


Best pestle & mortars – on test
https://www.bbcgoodfood.com/content/top-five-mortar-and-pestles



乳鉢でなくてもすり鉢でもいいと思うかもしれませんが、
ゴマ以外で、コショウやナッツで使おうとすると目が荒いというか詰まるというか、で
欲しいなぁ、とイギリスでぐるぐるしたことのある私。

私が求めていたのは、手の平に収まるぐらいの小さなサイズ。
一般的なサイズよりもずっと小さいのですが、
なんせ素材が大理石だったり陶器だったり(木、のこともありますが)で大きいと重いのと、
ちょっとだけ、のときに欲しかったから
(量が多いと、時間に余裕があるとき以外は時間重視でグラインダー機能を使うので)。

なかなか好みのものに見つからず、ふうむ、と思っていたときに、
はっと、あの店に行けばあるんじゃない?とひらめき、
それはもう確信のようなもので、行けば果たしてあったのでした。
こういうのも買い物(?)経験を積むとピンと来るようになるのねぇ(笑)。


というわけで、
pestle and mortar → 乳鉢と乳棒
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 05:グラウンド~ → https://ricorice.exblog.jp/23738822/
○英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~ → https://ricorice.exblog.jp/24409518/
○英語でレシピを読む! ~工程 54:ゼスト~ → https://ricorice.exblog.jp/26085868/
○英語でレシピを読む! ~道具 12:耐熱皿~ → https://ricorice.exblog.jp/27191271/
○英語でレシピを読む! ~道具 11:容器~ → https://ricorice.exblog.jp/27147544/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-09-05 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_19285359.jpg

唐突にラップフィルム、ラップと言われても???だと思いますが、
レシピや台所にいるときに出てくれば、それは食品用ラップフィルム、
サランラップやクレラップに代表されるアレで、すんなり理解できるんじゃないかな
(サランラップもクレラップも登録商標で、一般名称としてはラップ、ラップフィルム、食品ラップフィルムとなります)。

このラップフィルム、イギリスではこのように呼びます。

cling film/クリング・フィルム

同じ英語圏でも、こういう呼び方をするのは、おそらくイギリス(連邦の国々も?)だけかと。
広い英語としては、“plastic wrap/プラスティック・ラップ”が使われると思います。

で、“cling film/クリング・フィルム”。
このcling、“ぴったりつく”“くっつく”という意味の動詞で、
cling filmはこれから派生した言葉です。

レシピでは以下のように登場します。

wrap in cling film(ラップで包む)
e0038047_19290466.jpg


wrap the pastry in cling film(生地をラップで包む)
e0038047_19290889.jpg


wrapped in cling film(ラップで包んで)
e0038047_19291490.jpg
※wrapped はwrapの受け身形

cover with cling film(ラップで覆う)
e0038047_19292912.jpg


cover the bowl with cling film(ボウルをラップで覆う)
e0038047_19293530.jpg


cover loosely with cling film(ラップでふわっと覆う)
e0038047_19294079.jpg
※looselyは“ゆるく”“だらりと”の意

remove the top layer of cling film(いちばん上のラップを外す)
e0038047_19300231.jpg



このcling filmのように2つの単語が合わさってひとつの言葉となる言葉の場合、
2つの単語のまま、くっつけて1つの単語として表現することがあり、
cling filmもclingfilmと表されることが少なくありません。
e0038047_19300608.jpg



これ、2つの単語か1つの単語にするかは、明確なルールがないようなんです、よねぇ。
1つの単語が短いもの同士がくっついたときや広く一般化したものは1つの単語とすることが多いようですが、
必ずしもそうとも言い切れず。

ただ、迷った場合は、2つの単語で表記する方が無難です。
間に-(ハイフン)をはさむというやり方もありますが、必ずしもそこまでしなくてもいい、という考え方のようです。

dining room/dining-room


というわけで、
cling film → (食品用)ラップフィルム
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 12:耐熱皿~ → https://ricorice.exblog.jp/27191271/
○英語でレシピを読む! ~道具 04:ふた~ → https://ricorice.exblog.jp/25169646/
○英語でレシピを読む! ~道具 09:絞り袋~ → https://ricorice.exblog.jp/27099407/
○英語でレシピを読む! ~道具 11:容器~ → https://ricorice.exblog.jp/27147544/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-08-17 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_20263770.jpg

前回の“英語でレシピを読む!”では、
“(所定の位置に)おく”を意味するsetをご案内しました。


その中で、setという言葉はレシピではあまり出ないけれど、と言いましたが、
setはある単語を伴うと、俄然登場頻度が増します。

それがこれ。

set aside

asideは、 “脇へ”“かたわらへ”“離れて”という意味なので、
set asideは“とっておく”、調理の場合は“脇においておく”という方が通じやすいかもしれません。
たとえば、ハーブのみじん切りを材料としてスープなどに入れるとき、飾り用にちょっとよけておく場合とか、
泡立てたりオーブンで焼いたりしたものをいったんおいておいて、別の作業をするときとか、
そういったときの“とっておく”“脇においておく”がset asideで表現される、というわけです。

例を見てみましょう。

set aside for 10 minutes(10分間そのままでおいておく)
e0038047_18253747.jpg


drain well and set aside(水気をよく切り、脇においておく)
e0038047_18254156.jpg
drainは“水気を切る”の意

set aside until the icing hardens(アイシングが固まるまでおいておく)
e0038047_18254650.jpg


wrap in cling film and set aside(ラップをして脇においておく)
e0038047_18255104.jpg
※cling filmはplastic wrap/ラップのこと

何となくでも、ニュアンスとしてお分かりいただけたかと思います。

このset asideという言葉、英語から意味を推測するのは、
setもasideもそれぞれの持つ言葉の意味をそのまま表現したもので、さほどむずかしくはないのですが、
日本語から英語に置き換えるときにさっと出て来ないように感じます。


というわけで、
set aside → とっておく、脇においておく
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 68:(所定の位置に)おく~ → https://ricorice.exblog.jp/27356816/
○英語でレシピを読む! ~工程 67:(ていねいに)おく~ → https://ricorice.exblog.jp/27329382/
○英語でレシピを読む! ~工程 57:ガーニッシュ~ → https://ricorice.exblog.jp/26119316/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24302469/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-08-06 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_16465549.jpg

前回の“英語でレシピを読む!”で取り上げたのは、
“(ていねいに)おく”を意味するplace


今回は、placeとはまた違ったニュアンスで使われる、
“おく”を表す言葉をご紹介したいと思います。

set

これも、より限定された“おく”を意味する言葉で、こんな風に使われます。

set a table(食卓の準備をする)
e0038047_16470076.jpg
※直訳すると“食卓をセットする” → “カトラリーや食器を並べる”

日本で暮らしていると、こっち(↓)の方が分かりやすいですか、ね。

table setting(テーブルセッティング)
e0038047_16470781.jpg


このテーブルセッティング、こうも言います。

Setting the table(食卓を準備すること)
e0038047_16471267.jpg


このときのsetは、“決まった場所におく”ってこと。
お皿が真ん中で、左側にフォーク、右側にナイフ、もしくは、茶碗が左で、汁椀が右、手前にお箸、といった具合に、br>食卓の上での食器やカトラリーの配置、どこにおくかってのは決まってますよね。
だからsetを使うわけです。

実際にこの言葉、実際に日々の生活の中で現れます。
「Set the table, please!(テーブルの準備して〜)」といった具合に。


こういう“おく”を意味するsetは台所に立っているとき、レシピの工程ではほとんど出てきませんが、
食のシーン全体で見ると、登場する機会の多い言葉。
テーブルセッティングという言葉だけに慣れていると、
このsetが動詞として前面に出てくると、一瞬戸惑うかもしれませんが、
テーブルセッティング経由して考えると、あっ、そういうことね!っとなるかと。


というわけで、
set → (所定の位置に)おく
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 67:(ていねいに)おく~ → https://ricorice.exblog.jp/27329382/
○英語でレシピを読む! ~工程 57:ガーニッシュ~ → https://ricorice.exblog.jp/26119316/
○英語でレシピを読む! → https://ricorice.exblog.jp/i33/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-07-21 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_21103786.jpg

たとえば、バター/butterのように、ずっと名詞とばかり認識していた言葉が、
英語にふれる頻度が高くなると、
動詞でも使う(バター/butterの場合は“バターを塗る”)ってことに気づくことがあり、
もしかしたらこれもそんな言葉のひとつかもしれません。

place

第一に認識されているのは、“場所”“ところ”という意味かと思いますが、
これも動詞として、レシピ本でもしばしば登場します。

意味は“おく”

たとえばこんな風に使われます。

place a warmed naan bread(温めたナンをおく)
e0038047_21104056.jpg


place the burgers(ハンバーガーのパテをおく)
e0038047_21104674.jpg


place the baking tray(天板をおく)
e0038047_21105129.jpg


place all the dishes or teacups(すべての皿もしくはカップをおく)
e0038047_21105608.jpg


っと、“おく”であればputでいいんじゃないの?という疑問が頭をもたげてきませんか。
私はそうでした。

で、よくよく眺めていると、確かにputでもいいケースも多いけれど、わざわざ使い分けをしている場合もあるな、と気づき、
そして辞書などで確認したら、やっぱりこういうことか!と納得しました。

putは広い意味合いの“おく”なのでplaceが意味する“おく”も網羅できます。
では、placeが意味する“おく”とは何か?

これ、“ていねいにおく”“注意深くおく”“すえる”“配置する”になるんです。
たとえば、鍋に材料を入れる場合は、とりあえず鍋に入れればいいわけで、鍋の中のどこかは関係ない。
でも、お皿に複数の料理を盛り付けるときや高さのあるハンバーガーなどをおく場合、ていねいに決まったポジションにおかないといけない。
後者はplaceを用いる。こういう違いです。

冷蔵庫や電子レンジ、オーブンに入れる場合や、とりわけて食べる大皿の料理をテーブルの中央におく場合など、このあたりは微妙なところですが、
putも使えばplaceも使う、といった具合です。


こういうの、やり過ごすのは簡単だけれど、つい、なんでだろう?って思ってしまう。
そうして推察して、辞書やネイティブにきいたりして、納得する。
時間はかかるけれど、ネイティブでない限り、こういう作業を経て、体系的に論理的に自分の中に組み込むことができるのかなぁ、とも感じています、私の場合。

というわけで、
place → (ていねいに)おく
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 02:バター~ → https://ricorice.exblog.jp/23631569/
○英語でレシピを読む! ~工程 57:ガーニッシュ~ → https://ricorice.exblog.jp/26119316/
○英語でレシピを読む! ~工程 01:シーズン~ → https://ricorice.exblog.jp/23570154/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-07-12 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_18135787.jpg

それまでstiffという言葉は知っていたけれど、
感覚として理解できるようになったのは、
英語でレシピを読むようになってから。

stiffという言葉、料理よりはお菓子作りでよく登場します。
メレンゲを泡立てたり、生地やクリームが形作るのに充分なほどのかたさを示すとき。
たとえばこんな風に。

until stiff(かたくなるまで)
e0038047_18143112.jpg


充分にかたいことを表現するためには、こういう言い方を。
until very, very stiff(とてもかたくなるまで)
e0038047_18153051.jpg


until fairly stiff(しっかりかたくなるまで)
e0038047_18150041.jpg


生地やクリームのかたさの状態を表現するときは、こんな感じ。
a stiff sough(しっかりとした生地)
e0038047_18160061.jpg



しっかりしたメレンゲ作りでよく出てくるのは、
until they hold stiff peaks(角がピンと立つまで)
e0038047_18163124.jpg
※ピンと立った角が(維持)できるまで → ピンと角が立つまで


もちろん文章としても登場します。
they are stiff(しっかりかたい)
e0038047_18173748.jpg


こういう言い方もできます。
(it) holds its shape(しっかりと形を保っている)
e0038047_18191848.jpg



というわけで、
stiff → かたい/ピンとした
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 65:とろとろの/液状の~ → https://ricorice.exblog.jp/27259967/
○英語でレシピを読む! ~道具 10:口金~ → https://ricorice.exblog.jp/27126361/
○英語でレシピを読む! ~道具 09:絞り袋~ → https://ricorice.exblog.jp/27099407/
○英語でレシピを読む! ~工程 57:ガーニッシュ~ → https://ricorice.exblog.jp/26119316/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-06-19 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_19234445.jpg

実際にイギリスに住むようになったときに感じたことのひとつに、
言葉にやたらyをつけるなぁ、ってことがあります。

その代表的なものがテレビを意味するtelly(テリー)。
最初、わかんなかったよ! 人の名前かと思ったよ!

テリー(テレビ)に限らず、
○○っぽい、○○みたいな、を表現するにも
yがつく言葉は多用されます。

食べ物回りだと、
milky(ミルキー) → 牛乳(の風味)たっぷり
eggy(エギー) → 卵っぽい
をはじめ、
かのイギリスの超人気テレビ番組「The Great British Bake Off」(通称、GBBO)のジャッジ、ポール・ハリウッド/Paul Hollywoodの定番のセリフ、
Soggy bottom! 」もそうですね。
意味は、“タルトやケーキの底(bottom)がべっとりしている”、つまり、“(底が)生焼け”“焼きが不足”ってこと。


この言葉もそう。

runny

runを形容詞化したものです。
この場合のrunは“走る“ではなく“流れる“。
川が流れるのときに用いられるrunですね。
つまり、runnyとは“流れるような”ってこと。

このrunnyがどう使われるか、っていうと、
液状に近いものの濃度、より液体に近くとろとろの状態を示すときに使われます。
たとえばこんな感じ。

runny honey((流れるように)液状の/とろとろのハチミツ)
e0038047_19235491.jpg


runny eggs(とろとろの(半熟(よりもう少し手前))卵)
e0038047_19240010.jpg


runny buttercream(とろりとやわらかいバタークリーム)
e0038047_19240573.jpg


名詞だけでなく動詞にもくっついて、こういう言い方もします。
get runny(とろとろの液状にする)
e0038047_19241116.jpg



以下、お食事中の方、お控えください。
このrunnyという言葉、私が最初に認識したのは、料理や製菓ではありません。

風邪を引いたときに鼻水が止まらず、だらだら出ることがあるでしょ、
あれをrunny noseっていうんですね。
まさに流れ出る鼻水、ってわけです。


というわけで、
runny → とろとろの/液状の/流れるような
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 56:注ぐ/かける~ → https://ricorice.exblog.jp/26109011/
○英語でレシピを読む! ~道具 06:おたま/レードル~ → https://ricorice.exblog.jp/26024011/
○「The Great British Bake Off」シリーズ9の番組スポンサーにAmazonが! → https://ricorice.exblog.jp/27118252/
○人気ベイカー、ポール・ハリウッドへの一問一答 → https://ricorice.exblog.jp/22037113/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-06-05 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback

e0038047_21251314.jpg

カラースプレーの英語(イギリスだけ、かな?)を辞書を引くと、
“あられ糖”と出てきて、
これには大きく異議を唱えたい!

素直に考えると、coloured sprinkleってのが妥当だろうけど、
カラースプレーを表現する独特(と、私には思える)言い方があるんですよね。

hundreds and thousands

小さい粒がたくさん、ってことか!ですが、
これも知らないと使えない言葉です。

「ケーキを作ったけれど、かわいらしくしたいなぁ」
「hundreds and thousands使えば?」
なんて、会話の中に出て来たら???ですが、
レシピ本を眺めていて、仕上げに“hundreds and thousandsを散らす”と登場すれば、
その本が写真つきであれば、なるほどね!とわかる。

実際にレシピではこんな感じで出てきます。

sprinkle over your hundreds and thousands(hundreds and thousandsを散らす)
e0038047_21251945.jpg


finish with hundreds and thousands(hundreds and thousandsで仕上げる)
e0038047_21253370.jpg


数字でこんな風に表現されることも。

100 and 1000’s
e0038047_21254085.jpg



というわけで、
hundreds and thousands → カラースプレー
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 37:散らす~ → http://ricorice.exblog.jp/25609410/
○英語でレシピを読む! ~工程 38:ふりまく/まき散らす~ → https://ricorice.exblog.jp/25639011/
○英語でレシピを読む! ~工程 57:ガーニッシュ~ → https://ricorice.exblog.jp/26119316/
○英語でレシピを読む! ~道具 09:絞り袋~ → https://ricorice.exblog.jp/27099407/
○英語でレシピを読む! ~道具 10:口金~ → https://ricorice.exblog.jp/27126361/




↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

プロフィール ・活動内容  ・著書
 (↑お手数ですが、それぞれクリックしてくださいね)

お仕事・講演などのご依頼は、
 chattexあっとまーくyahoo.co.jp までメールでご連絡を!


by ricoricex | 2018-05-23 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback