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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:イギリス菓子・レシピ( 260 )



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ノスタルジックな子供時代のデザート、といったところでしょうか。
イギリスの子供の誕生日パーティなどでおなじみのデザートで、
理由は、トライフルなどと同様、
素材を買ってきて、あとは盛り付けるだけ、
それでしっかりごちそうに見えるからな、と思っています。

このときのゼリー、なぜか赤い色と相場が決まっているようで、
赤い果物といえばイギリスのお菓子ではラズベリーを使うことが多いイギリスで、
こちらはイチゴに軍配が上がる模様。

ゼリーもアイスクリームも一から作れば、
ぐっとていねいなデザートになりますが、
ゼリーは素を、アイスクリームは市販のものを使えば、簡単に作れます。

バニラアイスクリームをすくうときは、テーブルスプーンで十分。
ただ、そのままだと、作業しづらいので、
コップなどに湯を入れ、そこにテーブルスプーンをくぐらせてから
アイスクリームに入れるとうまくいきます。
このとき、湯を入れたコップなどをアイスクリームの近くにおかないように注意。
アイスクリームがとけてしまいます。

<材料(4人分)>
ゼリーの素(赤)……1個
バニラアイスクリーム……1カップ
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<作り方(調理:15分 冷蔵:数時間)>
1. パッケージに従ってゼリーを作る。
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2. 1のゼリー液の粗熱がとれたら、プリン型に注ぎ、十分に冷めたら、冷蔵庫で指定時間ほど冷やし固める。
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3. 器に2のゼリーを取り出し、アイスクリームをおく。
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by ricoricex | 2018-07-08 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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シラバブの兄弟のようなデザート菓子、といえばよいでしょうか。
少しとろみのついた生クリームベースの菓子で、
イギリスのクラシックデザートのひとつ。

16世紀後半から17世紀にはすでによく知られるデザートとなり、
シェイクスピアの作品にも登場します。
もっとも当時は食べ物、ではなく、飲み物、という位置づけだったようで、
このあたりもシラバブと似ています。

材料は、生クリーム、砂糖、レモン。
たったこれだけ。
生クリームは、イギリスではダブルクリームと呼ばれる脂肪分の高いクリームを使います。
なので、日本では生クリームで代用、となるわけですが、
このとき、間違っても主目的がウィップクリームの植物性を使わないように。

拍子抜けするほど簡単に作れるデザート。
レストランのデザートとして登場することもありますが、
そこではさすがに芸がないからなのか、
ショートブレッドやビスコッティを添えたり、
ベリー類などをトッピングしたりして、供されることが多いようです。

<材料(4人分)>
生クリーム……200ml
グラニュー糖……50g
レモン……1個
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<作り方(調理:15分 冷蔵:2時間以上)>
1. レモンは皮をすりおろし、レモン汁を搾る。
※レモン汁は大さじ3使う。
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2. 鍋に生クリームとグラニュー糖を入れ、とろ火にかける。
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3. 2をときどきかき混ぜ、沸騰したら、1分そのままにする。
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4. 3を火からおろし、1のレモンの皮をおろしたもの、レモン汁を加える。
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5. 4の粗熱がとれたら、器に注ぎ、十分に冷めたら、冷蔵庫で2時間以上、冷やし固める。
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by ricoricex | 2018-07-01 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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1969年生まれの私が小学校中〜高学年だったのは、1970年代後半。
当時は写メはおろか、コピーすら巷にない時代(青焼きとかガリ版(どっちもちょっと前?)だったような)だったので、
自分でたまに購入するレシピ本以外は、図書館や友だちから借りて、
写経のごとく、必死に書き写していました。

そんなとき、よく見たのがこのパイナップル・アップサイドダウン・ケーキ。
生や缶詰めを食べる分にはまったく平気なのに、
給食に出てくる酢豚に入ってくるパイナップルに辟易していたので、
当時の私は見向きもしなかったのです。

大人になり、イギリスのレシピ本を眺めていたら、
パイナップル・アップサイドダウン・ケーキが幾度となく登場し、
そこには必ずといっていいほど、クラシックなレシピ、と紹介されていて、
確かに今の時代見ないよなぁ、日本もイギリスも同じか!と合致点を見つけて、
妙に感心してしまいました。

パイナップル(に限らずですが)は火を通すと、より甘みが増しておいしくなることを知り、
では、と作ったのがこのレシピ。

子どもの頃に眺めた日本のレシピがどうだったか確かな記憶はないのですが、
底にパイナップルとドレンチェリーをおくのは同じものの、
バタークリームのようなものを敷くことはしていなかったような。
生地も蒸しパンに近かった記憶。

イギリスのものはトッピングにバタークリームのようなものを敷き、
レシピによっては、タルト・タタンのようにカラメライズさせて作ります。
このトッピングがケーキにじゅわ〜と染みて、おいしい。
ラム酒がなければパイナップル缶汁でもいいけれど、
ここはラム酒が断然いい!と断言したい。
少量ながら一気に風味が増し、大人もしっかり楽しめる趣に変身し、
南国ムードに満ちあふれます。

<材料(直径18cmのケーキ型1個分)>
薄力粉……120g
ベーキングパウダー……小さじ1
バター……100g
グラニュー糖……80g
卵……2個(約120g)
パイナップル缶汁……大さじ2

〜〜トッピング〜〜
バター……30g
グラニュー糖……30g
ラム酒……小さじ1
パイナップル(缶の輪切り)……3 1/2枚
ドレンチェリー……3 1/2個
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<作り方(調理:50分 オーブン:35〜40分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. トッピングを作る。パイナップルは缶の水気を切り、1枚を残して半分に切る。ドレンチェリーは半分に切る。
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2. ボウルにバターとグラニュー糖を入れ、クリーム状になり、白っぽくなるまでかき混ぜる。
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3. 2にラム酒を加えて、混ぜる。
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4. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。
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5. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
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6. 5に4のふるった薄力粉とベーキングパウダーを少し入れ軽く混ぜ、卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
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7. 残りのふるった薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ、パイナップル缶汁を加えてさっくり混ぜる。
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8. ケーキ型に3を敷き、1のパイナップルとドレンチェリーを並べる。
※まずは中心にパイナップルをおき、その後、その中心のパイナップルにくっつけるように、対角線状順にパイナップルを並べる。パイナップルの穴にドレンチェリーをおく。ふちになる1/2カットにおくドレンチェリーは、ケーキの中心寄り、パイナップルにくっつけるようにおくと、焼き上がりがきれいになる。
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9. 6の生地をケーキ型に入れ、表面をならし、180℃のオーブンで30〜40分焼く。
※トッピングのパイナップルとドレンチェリーがずれないように、生地を落とす感じでおいてから、表面をならす。まずはトッピングが隠れるように、その後、生地をある程度おいて表面をならす、を繰り返す。
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10. オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分以上、そのままにしておき、その後上下逆さまにひっくり返して型から取り出し、クッキングシートを外す。
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by ricoricex | 2018-06-03 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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ラッシーを初めて知ったのは30年ぐらい前のこと。
インド料理店がメジャーになりはじめた頃のことです。

最初、ラッシーときいたときは、名犬か?ととっさに連想したのですが、
そんなわけはなく、ご存知のように実態はヨーグルト飲料。

子どもの時分に家で、(今でいう)スムージーや夏場にバナナセーキ(氷も一緒に回すのがポイント!)を飲んでいた身としては、
よく知っている味。
時分でもできるじゃん!と適当に作っていたのを、
今回初めて数値化した次第です。
ちなみに、バナナ・ラッシーはKela Lassi(ケーラー・ラッシー)と言います。

ご存知の方も多いかと思いますが、その歴史的背景からイギリスはインド料理店が多い。
そこでもラッシーはおなじみだし、甘いラッシーでいえばマンゴーが定番。
世界でもっとも知られるラッシーはマンゴー味のアーム・ラッシーで間違いないでしょう。

ラッシーはヨーグルト飲料の総称で、
甘くないもの(セイヴォリー)もあり、実は甘いタイプよりもこちらが伝統的なんだとか。

<材料(2人分)>
バナナ……1本
無糖ヨーグルト……250g
牛乳……75ml
ハチミツ……大さじ1/2
バニラエッセンス……2〜3滴
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<作り方(調理:5分)>
1. バナナは輪切りにする。
※飾り用に数枚とっておく。
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2. 飾り用バナナは、少し切り込みを入れる。
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3. 2以外の材料をすべてブレンダーで回す。
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4. グラスに注ぎ、3のバナナをグラスのふちにひっかけるようにして飾る。
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by ricoricex | 2018-05-27 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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母の日は各国で日にちが違い、
イギリスの場合は、復活祭(Easter)までの四旬節(Lent)期間中の、第4日曜日がそれにあたります。
というのもこの日曜日は、16世紀には人々は奉公先から帰省して母親、そして家族に会える、
年にたった一度の里帰りの、それはそれは貴重な機会。
なのでイギリスでは母の日は四旬節期間中の日曜日、
年によって違いますが、3月のいずれかの日曜日であることが多いです。

マザリング・バン、直訳すると母の(日の)パン(bunは小型パンの意)は、
この母の日の前日の土曜日に、イングランド南西部の街、ブリストルのパン屋さんで売られていました。
もともとはキャラウェイシードやアニスシードが仕上げの飾りに使われていたとか。
今はアイシングをかけた後のトッピングは自由自在。
なくてもいいのですが、お祝い気分を表すためか、カラースプレーでカラフルに彩ることが多いようです。
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ちなみに、現在イギリスでは母の日を
Mother’s Dayと表現することも少なくないですが、
歴史的にはMothering Sundayと呼ばれ、
だからこそ、その日のためのこのパンは
Mother’s Bunsではなく、Mothering Bunsなのです。

<材料(8個分)>
〜〜パン生地〜〜
強力粉……225g
インスタント・ドライイースト……大さじ1/4
グラニュー糖……大さじ1
バター……20g
水……145ml

〜〜アイシング〜〜
粉糖……37.5g
水……大さじ1/2
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<作り方(調理:45分 発酵:1時間30分 オーブン:12分)>
下準備
*ボウルにバターを塗っておく。
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1. 強力粉と塩を合わせてふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。水は人肌程度に温める。
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2. インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を混ぜる。
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3. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
※フードプロセッサーが小さい場合は、適度な量の粉類とバターを回し、その後でフードプロセッサーに入らなかった粉類と合わせる。
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4. 3をボウルにあけ、2のドライイーストとグラニュー糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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5. 4のくぼみに、1の人肌程度に温めた水を注ぐ。
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6. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。弾力が出てきて、なめらかになるまで、約10分こねる。
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7. バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が約2.5倍になるまで発酵させる。
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8. ぬれふきんを天板/トレイの上におく。
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9. 7の生地をひとこね(ガス抜き)し、生地を8等分にする。
※半分、半分、半分とカットする。きっちりやりたい場合は、この時点で生地の重さを量り、8等分した重さに分割する。
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10. カットした生地を丸め、丸めた面を下にし、少し間隔をあけ、ぬれふきんの上に並べる。
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11. ぬれふきんで覆い、約10分生地を休ませる。
※ふきん1枚で生地の底と上に覆うちょうどよい大きさ。
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12. 天板にクッキングシートを敷く。
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13. 11の生地を丸め直し、12のクッキングシートを敷いた天板にある程度間隔をあけて並べる。
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14. 大きいビニール袋に入れ、暖かい場所で約30分、生地が約2倍になるまで発酵させる。
※ビニール袋にふわっと入れ、空気が入らないようにする。
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15. オーブンを200℃に温める。

16. 14の生地を200℃のオーブンで12分、表面に焼き色がつくまで焼く。
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17. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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18. アイシングを作る。粉糖と水をよく混ぜ合わせる。
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19. 18のアイシングを17のパンの表面にかける。
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by ricoricex | 2018-05-13 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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その名のとおり、スコットランドはボーダーズ/Borders地域を代表するお菓子。
ドライフルーツがぎっしり詰まったタルトです。
クルミなどのナッツが入ることもあり、
味わいはミンス・パイとピーカン・パイの中間といったところでしょうか。
ただ、それほどねっとりむっちりねっちりしていないのは、
卵とレモン汁が入るから、と推察します。

スコットランドのボーダーズ地域には、この手の焼き菓子が
名前を変えていろいろ存在し、
そこには違いがわかるものもあればわからないものもあって、
つまりはそれだけたくさんのこのボーダー・タート・タイプのお菓子が作られ、そして愛されてきたことに他なりません。

このボーダー・タート、現地では朝食と昼食の間のひと休みの時間に食されることが多かったとか。
もちろんティータイムでも食後のデザートに食べてもOK。
食べるのも熱いうちでも冷めてからでもよく、ダブルクリーム(濃いめの生クリーム)を軽く立てて添えるのもおすすめです。

このレシピではミックスドライフルーツを使いましたが、カランツだけ、カランツとレーズンを合わせて使ってもよし。
ナッツもクルミではなくアーモンドを使うのもあり、です。
中には、フランジパーヌ(クレーム・パティシエール/カスタードクリームにクレーム・ダマンド/アーモンドクリームを加えたもの)に思わせるものを、フィリングに入れるタイプもあります。

<材料(直径18cmのパイ皿1枚分)>
ショートクラスト・ペイストリー……225g
ミックスドライフルーツ……115g
クルミ……20g
三温糖……45g
バター……40g
卵……1個
レモン汁……大さじ1
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<作り方(調理:30分 オーブン:25分)>
下準備
ショートクラスト・ペイストリーを作って、冷蔵庫で休ませておく。(ショートクラスト・ペイストリーの作り方はこちら → http://ricorice.exblog.jp/21363785/
*パイ皿にバターを塗る。
*オーブンを190℃に温めておく。
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1. ショートクラスト・ペイストリーを2mmほどの厚さにのばし、1のパイ皿に敷き、はみ出した部分を切り取る。
※パイ皿との間にすき間ができないように、ショートクラスト・ペイストリーをしっかり敷く。
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2. クルミは粗みじん切りにする。バターをとかす。卵をときほぐす。
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3. 2のとかしたバターに三温糖を加え、混ぜる。
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4. 3にミックスドライフルーツ、2の粗みじん切りにしたクルミを加え、しっかり混ぜ合わせる。
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5. 4に2のときほぐした卵、レモン汁を加え、混ぜる。
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6. 1に5を入れ、表面をならす。
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7. 190℃のオーブンで30分焼く。
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8. 粗熱がとれたらパイ皿から外し、網の上で冷ます。
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by ricoricex | 2018-05-06 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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以前にご紹介した、イギリス人の好きなクラシックケーキのひとつ、レモン・ドリズル・ケーキ
その際は、トレイベイクで焼いて四角く切ったものでしたが、
同じ材料で、パウンド型、つまりローフ・スタイルにしたのがこれ。

同じものを、焼く型を変えて、と言ってしまえばそれまでですが、
見た目も、焼くときの熱の入り方と時間で食感も若干変わってきます。
(そもそも、イギリスでレモン・ドリズル・ケーキというときは、
 このパウンド型で焼いたタイプをもっともよく見るのですが、
 パウンド型で焼くとなると、なんとなく決心のようなものが必要になるように思えたので、
 より親しみやすいトレイベイクを先に出したわけです)

焼きっぱなしでアイシングをかけただけだと芸がないので、
レモンピールをスライスしてのせています。
ケーキにアイシングを吸わせて、しっかりなじませた方がよいので、
作ってすぐではなく、一晩おくとよりおいしく食べられます。

<材料(12×21.5cmのパウンド型1本分)>
薄力粉……175g
ベーキングパウダー……小さじ1 1/2
バター……90g
三温糖……150g
卵……2個
牛乳……大さじ6
レモンの皮をおろしたもの……1個分
レモンピール……10g

〜〜アイシング〜〜
レモン汁……1個分(大さじ3)
三温糖……80g
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<作り方(調理:40分 オーブン:40〜50分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。レモンの皮をおろす。
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2. バターと三温糖をよくかき混ぜる。
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3. 2に1のふるった薄力粉とベーキングパウダーを少し入れ軽く混ぜ、卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
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4. 残りの薄力粉とベーキングパウダーを入れてざっくり混ぜる。
※粉っぽさが残っているぐらいでよい。
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5. 牛乳とレモンの皮をおろしたものを加えて混ぜる。
※このときポタッと落ち、とろみのある生地であればOK。
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6. 5の生地のパウンド型に入れ、180℃のオーブンで40〜50分焼く。
※生地をケーキ型に入れたあと、平面をならし、中央をくぼませる。
※途中、表面が焦げそうになったら(匂いがする)、アルミホイルで覆う。
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7. ケーキを焼く間にレモンを半分に切ってレモン汁をしぼり、三温糖を加えてよくかき混ぜる。レモンピールを薄く切る。
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8. ケーキが焼けたら、ケーキが熱いうちに7のアイシング半量を塗る。
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9. 型から外し、網の上におき、残りのアイシングを塗る。
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10. 7のレモンピールを表面に飾る。
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by ricoricex | 2018-04-29 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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ぽつぽつと大きな孔があき、たっぷりのバターで食べる、
もちもち食感のイギリスのパンといえばクランペット
パイクレットはクランペットによく似た生地を
型を使わずに平たく焼いたもので、
イーストを使ったパンケーキ、といったところでしょうか。

このパイクレット、イングランドは中部から北部にかけて、それとウェールズで見られ、
その起源は18世紀に遡ることができます。
名前の由来は“pitchy bread(ダークな/べとついたパン)”を意味するウェールズ語“bara pyglyd”とされています。

パイクレットの定義としては、“発酵生地をグリドル(平たい鉄板のようなもの)で焼いたもの”と言うことができますが、
これ、オーストラリアやニュージーランドでは事情が異なるようで、
これらの国々でいうパイクレットとはスコッチ・パンケーキ(ドロップ・スコーンとも言います)。
つまり小ぶりなパンケーキのことで、発酵生地、ではないんですよね。
イーストを使わず、膨らますためにはベーキングパウダーを使います。
どこでどうなったのか、この違いも興味深い。

パイクレットを食べるときは、クランペット同様、
でき立てにたっぷりのバターやハチミツ(イギリスではゴールデンシロップ)と一緒がおすすめ。
お茶菓子としてはもちろん、甘くないので、
朝食やブランチのパンの代わりとしても活躍してくれます。

<材料(8枚分)>
強力粉……125g
ベーキングパウダー……小さじ1/4
インスタント・ドライイースト……小さじ1/4
塩……小さじ1/4
水……100ml
牛乳……75ml
サラダ油……適量
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<作り方(調理:8分 発酵:30分 フライパン:約10分×3回)>
1. 強力粉、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるう。水と牛乳は人肌程度に温める。
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2. 1の粉類にインスタント・ドライイーストを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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3. 2のくぼみに、1の人肌程度に温めた水と牛乳を注ぐ。
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4. 3をなめらかになるまで混ぜ合わせる。
※このとき、生地が山芋をすりおろしたような状態になればOK。
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5. 暖かい場所で約30分発酵させる。
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6. フライパンを火にかけ、サラダ油を薄くひく。
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7. フライパンが熱くなったら弱火にし、5の生地を大さじ2程度ずつ、間をあけておく。
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8. 2〜3分経ち、生地にぶくぶく気泡ができ始めたらひっくり返し、さらに2分焼く。
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by ricoricex | 2018-04-15 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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「あっ、これってベイリーズっぽい!」
それが私の第一印象。
ベイリーズ/Baileysはアイルランドが生んだ、
クリームとアイリッシュウイスキー、カカオ、ヴァニラが一体渾然となったクリーム系リキュール。
とろんとした甘さがスウィートな夢に誘ってくれそうで、ナイトキャップにもってこい。
常備していた時期もあります。

このビアフリップ、
フリップとはミックスドリンク、つまりカクテルを意味し、
黒ビールを使って作るカクテルのこと。
冷たいものと温かいタイプの両方があり、私のは後者。

1の工程でシェイクするとき、カクテルのシェイカーがあれば越したことはないのですが、
蓋がぴったり閉まる細長い容器、大きめのジャムの瓶などで代用できます。

ところで、ビアフリップを作って飲むのは、
日本国内にとどめておくのが賢明です。
というのも、イギリスでは生卵を食す、という習慣はなく、
厳密にいえばこういうクラシックなレシピに残っているぐらいですから
あるにはあったのですが、
現代では推奨される行為とされず、
高齢者や乳幼児、妊婦や体が弱い人はNGという認識です。

これはサルモネラ菌が理由。
2017年に品質を保証する「ブリティッシュ・ライオンマーク/British Lion Quality」の赤いマークがついた卵は、
生で食べても大丈夫、と基準を変更したものの、
習慣というものは、そう簡単に変わらないだろうなぁと感じます。
生卵が食卓にのぼること自体が皆無に等しいわけですから、
なおさらだろうと思われます。

かく言う私も、生卵(卵かけごはんも好んでは食べません)をはじめ、
生魚、生野菜、生の果物よりも、火を通したものの方が断然好きなので、
健康上うんぬんではなく、嗜好として理解はできるのですが。

ともあれ、今や日本だと受け入れ可能なイギリスの伝統的なカクテル、
それがビアフリップなのかもしれません。

<材料(1人分)>
黒ビール(ギネスなどのスタウト)……50ml
ラム酒……大さじ1
卵……1個
グラニュー糖……大さじ1/2
ナツメグ……適量
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<作り方(調理:3分)>
1. ナツメグ以外の材料を瓶などに入れ、シェイクする。
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2. グラスに注ぎ、ナツメグをふる。
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by ricoricex | 2018-04-01 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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“薄いビスケット生地に、カランツをはさんだお菓子”
というのが、ガリバルディ・ビスケット(単にガリバルディとも)の定義、
ではありますが、日本で生まれ育った人であれば、
むしろこう称した方が、ぐっとわかりやすいでしょう。

e0038047_13234842.jpg東ハト「オールレーズン」のオリジナル。

オールレーズン」は1972年に発売開始。現在も販売されているベストセラーです。
私は1969年生まれで、子どもの頃はテレビっ子でした。
テレビCMの影響で、このタイプのビスケットは「オールレーズン」というすり込みができ上がり、
その元ネタがイギリスのお菓子とは、長い間知らなかったのです。

現在では、イギリスではノスタルジックでオールドファッションなビスケットとなってしまったガリバルディ・ビスケット。
とはいえ、今でもスーパーマーケットでは見ることができるし(自分で作る、というよりは買う)、
一定の根強いファンはまだまだ健在!と思われます。

イギリスでガリバルディ・ビスケットが誕生したのは1861年。
というのも、その名前からピンと来る方もいらっしゃるかもしれませんが、
ガリバルディとは、イタリアの初代国王にして国民的英雄の、ガリバルディのこと。
イギリスを訪問したことのあるガリバルディがイタリア統一したのを記念して、
イギリスで発売されたのは、このガリバルディ・ビスケット、というわけです。
ちなみにオーストラリアやニュージーランドでもこの手のビスケットは見られます(名称が違いますが)。

ガリバルディ・ビスケットは、薄いビスケット生地に、カランツをはさんで作るのですが
(私のレシピは、入手しやすいレーズンで代用しています)、
このぎっしりカランツが入った見た目から、“squashed-fly biscuits”
な〜んて呼ばれたりしていまして、これ、
日本語に訳すと“たたき潰した蠅のビスケット”。
まあ、確かにそう見えなくもないのですが。。。

このガリバルディ・ビスケット、そしてこの通俗的な表現の“たたき潰した蠅のビスケット”、
私が愛してやまない、児童文学の金字塔である、
アーサー・ランサムの一連の冒険物語のひとつ『ひみつの海(原題:Secret Water)』(1939年)にも登場します。


そのくだりは、今、振り返っても違和感なく確認でき、
それだけ長く広く愛されているお菓子の証拠でもあるわけです。

<材料(24個分)>
薄力粉……110g+適量
ベーキングパウダー……小さじ1
バター……20g
グラニュー糖……25g
牛乳……大さじ2
レーズン……50g
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<作り方(調理:30分 オーブン:12〜15分×2回)>
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. 薄力粉、ベーキングパウダーと塩を合わせて、2〜3度ふるう。バターを適当な大きさ(3cm角より小さいとよい)にカットする。レーズンは粗みじん切りにする。
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2. フードプロセッサーに1の粉類とバターを入れ、そぼろ状になるまで回す。
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3. 2をボウルにあけ、グラニュー糖を加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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4. 3のくぼみに、牛乳を注ぐ。
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5. ナイフでざっくり混ぜたら、手で生地をひとつにまとめる。
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6. 作業台とのべ棒に薄力粉をふるい、5の生地を約20×30cmの長方形にのばす。
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7. 6の生地の半分に1の粗みじん切りにしたレーズンを広げる。
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8. 7のレーズンをおいていない半分の生地を、レーズンをおいた生地に重ね、90度回し、のべ棒で約20×30cmの長方形にのばす。
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9. 24等分(6×4/3×7cm)に切り分ける。
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10. 準備しておいた天板に9を並べ、180℃のオーブンで12〜15分焼く。
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11. 焼き上がったら網の上で冷ます。
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