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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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カテゴリ:イギリス菓子・レシピ( 262 )



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イギリスで長きにわたって愛されているプディング(デザート)。
学校給食の記憶が蘇る、イギリス人にとってノスタルジックなデザートです。
スポティッド・ディックという呼び方が広く知られていますが、
“Spotted Dog/スポティッド・ドッグ”という呼び方もあります。

スポティッド・ディックは19世紀には文献に登場した長い歴史を持つプディングで、
そのことを端的に示すのは、
蒸して作るスティームド・プディングであることと、
スエット(牛のケンネ脂。日本ではすき焼きでおなじみの、白い脂の塊)を使うこと。
もっともスエットについては。現在では米粒状にパラパラになったものが売られていて、
使い勝手のよさもあり、こちらが断然ポピュラーか、と。

このスポティッド・ディック、古いお菓子の例に漏れず、材料も作り方もシンプル。
その分、作り手の技量が問われる部分も大きく、
給食で登場するのが楽しみだった人がいる一方、そのおかげで苦手になった方も。
必ずしも必要ではないのですが、私がレモンを加えているのはそのため。
レモンピールを加えてもよし、オレンジに置き換えてもよし、
柑橘系を少し加えると食べやすさが増すかと思います。

スポティッド・ディックの名前ですが、
スポティッドは材料で使うレーズンが“斑点のよう”に見えることから。
そしてディックという名前の由来についてははっきりしないものの、
私自身はいくつかある説のひとつ、その語感からプディングの短縮系であり愛称からと推察しているのですが、
なんせdickという言葉ですからね。
議論というかジョークというか、の対象になり、
ついには2009年、フリントシャーではその名称を“Spotted Richard/スポティッド・リチャード”に変更するという事態に発展。
これ、ニュースで大きく報じられたので、私も強く記憶しています。
いやはや。。。

食べるときは、たっぷりのカスタードを添えるのが“らしく”、私自身もいちばん好きな食べ方。
とはいえ、イギリスのようにインスタント・カスタードが一般的でない日本では、
わざわざ準備するのは大変なので、
ハチミツやゴールデン・シロップをかけたり、シンプルにバターをのせてとかしながら食べるといいでしょう。

e0038047_14155411.jpgスエットもバターで代替してもいいのですが、
スポティッド・ディック独特の重量感はやはりスエットでないと出にくい。
とはいえ、こちらも入手が大変だったりするので、
バターを使って、雰囲気だけでも味わっていいかと思います。
人によっては重さが出るスエットではなく、軽やかなバターの方が好み、という方もいらっしゃるかもしれませんしね。

<材料(1本分/3〜4人分)>
薄力粉……115g
ベーキングパウダー……小さじ1
スエット……45g
グラニュー糖……大さじ2
レーズン……75g
牛乳……大さじ3
レモン……1/2個
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<作り方(調理:20分 蒸し:1時間)>
下準備
*クッキングシートをくしゃくしゃにする。
*蒸し器(もしくは鍋に上げ底をして蒸し器に仕立てる)に水を入れ、沸騰させる。
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1. レモンは皮をおろし、レモン汁を搾る。薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。
※レモン汁は大さじ1必要。
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2. ボウルに1のふるった薄力粉とベーキングパウダー、スエット、グラニュー糖、レーズン、1のレモンの皮をおろしたものを入れて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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3. 2のくぼみに牛乳と1のレモン汁を注ぐ。
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4. 手で生地をひとつにまとめ、直径4cm×長さ15cm程度の円柱にする。
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5. 準備しておいたクッキングシートでややすき間をもたせてゆったりくるみ、さらにアルミホイルで包む。
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6. 湯が沸騰した蒸し器に入れ、ふたをし、弱火で1時間蒸す。
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by ricoricex | 2018-10-07 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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イメージはさわやかな夏の日の午後、テニスでひと汗かいたあとの1杯。
私の勝手な想像です。
スパークリングワインがベースのシュワシュワと、
適度な甘さと酸味が疲れを癒してくれるイメージだから、です。

デザートワインを除いて、普段私は甘口のワインを好まないのですが、
このカクテルだけは、甘口が断然いい!
なので、甘めのスパークリングワインとして知られるイタリアのアスティがぴったりです。
なければほかの、できればイタリアの甘口スパークリングワインを使ってください。

柑橘類にライム、というのがポイントで、
酸味や甘さだけなく、独特の緑っぽさが、
アスティのブドウの甘さとはじける泡の清涼感によく合います。

アルコールがあまり飲めない方も
これだとすっきりとした甘さで、比較的なじみやすいかな、とも思います。

<材料(1人分)>
アスティ(もしくは甘口スパークリングワイン)……120ml
ライム……1個
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<作り方(調理:5分)>
1. ライムを半分に切り、輪切りを1枚作る。
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2. 1の輪切りに切り込みを入れる。ライムを搾る。
※ライムの絞り汁は大さじ2必要。
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3. グラスに2のライムの搾り汁を入れる。
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4. アスティで満たし、軽くかき混ぜる。
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5. 2のライムの輪切りをグラスのふちにひっかけて、飾る。
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by ricoricex | 2018-09-16 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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私が小学校高学年の頃、1970年代後半、ふわりと軽いケーキといえばエンゼル・ケーキでした
(もっとも、正確にはエンゼル・フード・ケーキと言い、
 エンゼル・ケーキはイギリスにある別のケーキを指します)。

それがいつの頃か、1980年前後だと記憶していますが、「フレイバー」の台頭により、
アメリカ合衆国生まれのシフォンケーキが日本で大きな市民権を得ます。
確かに、手みやげとかでもらったりする機会、多かったですもんね。

シフォンケーキの特徴はその軽さにあります。
卵を卵白と卵黄に分けて泡立てることで、気泡を多く含み軽くなるのはもちろん、
最大の貢献役は油脂にサラダ油を使うことです。
バターやショートニングではないことがポイントで、
シフォンケーキ独特の軽さは、油が果たすところが大きいのです。

私の知る範疇では、イギリスでシフォンケーキを見たことはありません。
レシピ本でも見ないような。。。
ただ、イギリスの食用語辞典にはちゃんと載っているので、
知りたい人がいる、知っている人がいるお菓子ではあるのでしょう。

イギリスではさほど認識されていないシフォンケーキですが、
紅茶フレイヴァーのものもよく見るので、
消費量は確実に減っているとはいえ、まだ紅茶のイメージの強いイギリスゆえ、
当ブログでもご紹介する次第です。

紅茶はティーバッグを使ってください。
理由は茶葉が粉砕されているから。
いわゆる茶葉は葉が大きいので香りや風味が出ていいのですが、
この紅茶のシフォンケーキに使う場合は、グラインダーなどで細かくする必要が生じるので
その分手間がかかります。
紅茶の種類は好みですが、香り高いアールグレイがなんといってもおすすめです。

私のレシピは軽さを出すために、薄力粉だけでなく、コーンスターチも使いましたが、
薄力粉だけでもOKです。
また、コーンスターチを米粉(ライスフラワー)に置き換えてもいいかと思います。
そして総量が変わらなければ、配合も好みで自由にアレンジしてみてください。

シフォンケーキは冷ますときに宙ぶらりんに逆さまにするので、
ケーキが型から外れないように、紙を敷いたり、バターを塗ったりしないのですが、
そのため生地が型にはりついて、洗うときに面倒なんですよね。。。
なので、シフォンケーキ専用の型はもちろんありますが、
よほど頻繁に作るのでなければ、100円ショップでも販売している紙タイプがラクです。

シフォンケーキはそのまま食べても充分ですが、
仕上げに表面に粉糖をふったり、泡立てた生クリームを添えたりするとぐっとよそいき風になります。

<材料(直径17〜18cmのシフォン型1個分)>
薄力粉……60g
コーンスターチ……20g
ベーキングパウダー……小さじ1
グラニュー糖……70g
卵……4個
紅茶(ティーバッグ)……小さじ2(2バッグ分)
牛乳……50ml
サラダ油……大さじ3
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<作り方(調理:25分 オーブン:35分)>
下準備
*オーブンを170℃に温めておく。

1. 紅茶はティーバッグから取り出し、器に入れる。
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2. 牛乳を沸騰させ、1に注ぎ入れる。
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3. 卵は卵黄と卵白に分ける。薄力粉とコーンスターチ、ベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。
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4. 卵白は角が立つまでしっかり泡立て、グラニュー糖を半量加え、さらに角がピンと立つまで泡立てる。
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5. 3の卵黄に残りのグラニュー糖を加え、白っぽくなるまでしっかり混ぜる。
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6. 5にサラダ油と2の牛乳で抽出した紅茶を葉っぱごと残さず加えて、しっかり混ぜる。
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7. 6に3のふるった薄力粉とコーンスターチ、ベーキングパウダーを加えて、混ぜる。
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8. 7に4の卵白を泡立てたもの1/3量を加え、泡立て器で混ぜる。
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9. 8に4の卵白を泡立てたもの1/3量を加え、泡立て器で混ぜる。
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10. 9に残りの4の卵白を泡立てたものをゴムベラで加え、底からしっかり切るようにして混ぜ合わせる。
※混ぜる作業そのものは泡立て器がやりやすいが、最後にゴムベラを使うことでボウルの卵白を残さずきれいに加えることができる。
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11. シフォン型に10の生地を流し入れ、竹串などで2〜3周ぐるぐる回し、型ごとトントンと台に2〜3回たたき、空気を抜く。
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12. 170℃のオーブンで35分焼く。
※途中、表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆う。
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13. オーブンから取り出したら型ごとひっくり返し、中心を瓶などで支えて冷ます。
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14. 充分に冷めたら、型とケーキの間にナイフや竹串などを差し込んで、ていねいに1周回し、型から外す。
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by ricoricex | 2018-09-02 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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平たく言うと、アイスクリーム・サンデー。
それを“ニッカーボッカー・グローリー”と呼ぶとはなんとも不思議!です。

ニッカーボッカーとはご存知の方もいらっしゃるでしょうが、
日本では土木や建築現場の作業着として見られる、
膝下までの長さで裾をすぼまったタイプのズボンのこと。
さらにいうと、このニッカーボッカーという言葉はオランダ人に見られる姓が由来。
ヨーロッパからアメリカに多くの人が移民として渡った時代、
オランダからもやって来て、だからこそニューヨーク(ヨークはイングランドの街の名前)ならぬ、
ニューアムステルダム(アムステルダムはオランダの都市にして首都)と呼ばれたこともあったわけで、
それだけ多くのオランダ人が新大陸アメリカに渡り、
彼らの履いていた妙ちきりんな(失礼!)ズボンを、
オランダ人姓のニッカーボッカーと呼ぶようになった、というわけです。

しかし、このアイスクリーム・デザートがなぜ、
ニッカーボッカーという名前なのかについては謎に包まれています。

有力な説としては、イングランド北部のお菓子屋さんで、アイスクリーム・サンデーを
“ニッカーボッカー・グローリー”として供したことが始まり
(1929年のローカル新聞に“ニッカーボッカー・グローリー”として記録されています)だとか、
冷蔵庫が使われるようになる前の19世紀のニューヨークにあった、
冬場に湖から切り出し保存した氷を夏に販売していた
“ニッカーボッカー”という業者名から回り回ってデザート名になったとか、
があります。
さてさて、真偽の程はいかほどに。

その名前の由来が明らかでない“ニッカーボッカー・グローリー”ですが、
定義みたいなものはちゃんとあり、
それは背の高いグラスに、アイスクリーム、ミックスフルーツ、フルーツシロップ(ソース)またはチョコレート、ウィップクリームで層を作る、というもの。

刻んだナッツやウエハース、メレンゲ、大人向けにアルコールをしのばせてもよし、
ここれは缶詰めを使いましたが、フレッシュな果物でもよし、
季節とあるものを利用すれば、アレンジは大きく広がります。

<材料(4人分)>
アイスクリーム……適量(1カップ/1人分テーブルスプーン2すくい)
ミックスフルーツ缶……1缶(正味約240g)
生クリーム……100ml
ストロベリーソース…大さじ4
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<作り方(調理:20分)>
1. ミックスフルーツ缶の水気を切る。
※飾り用にチェリー4つはとっておく。
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2. 生クリームは軽く角が立つまで泡立てる。
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3. 器に1のミックスフルーツ1/4量を入れ、アイスクリームをテーブルスプーン2すくいおき、ストロベリースース大さじ1をかける。
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4. 3に2の泡立てた生クリーム1/4量をおき、1でとっておいたチェリーを飾る。
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by ricoricex | 2018-08-26 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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中近東料理に欠かせない、基本のパンと言えばピタパン。
それはイギリスを経由したモダンスタイルでも同じこと。

ピタパンは一般的な家庭で作る小麦粉メインのパンの要領とさして変わりはないものの、
ピタパンをピタパンたらしめているのはその形かな、と思います。
楕円形であるのがポイントです。

やわらかさをキープするため、焼き上がったらふきんでくるむことも大事な点です。
焼き上がって粗熱をとってから、焼き上がってすぐに、好みはそれぞれですが、
私自身はやわらかいテキスチャーのパンがあまり好みでないので、
粗熱をとってからふきんでくるむようにしています。

<材料(8個分)>
強力粉……350g+適量
インスタント・ドライイースト……小さじ1(3.5g)
塩……小さじ1/2
グラニュー糖……大さじ1/2
水……225ml
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<作り方(調理:45分 発酵:1時間25分 オーブン:8〜10分×2回)>
下準備
*大きいボウルにバターを塗っておく。
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1. 水を人肌程度に温める。強力粉と塩を合わせてふるう。インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を混ぜる。
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2. 1の強力粉と塩を合わせたものに、インスタント・ドライイーストとグラニュー糖を合わせたものを加えて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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3. 2のくぼみに、1の人肌程度に温めた水を注ぐ。
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4. 生地をこねる。最初はべたべたするが、だんだんまとまってくる。
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5. 弾力が出てきて、なめらかになるまで、約5分こねる。
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6. 指で押してしっかり戻るようになったら、バターを塗っておいたボウルに移し、軽くラップをして、暖かい場所で約1時間、生地が約2.5倍になるまで発酵させる。
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7. ぬれふきんを天板/トレイの上におく。
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8. 6の生地をひとこね(ガス抜き)し、生地を8等分にする。
※半分、半分、半分とカットする。きっちりやりたい場合は、この時点で生地の重さを量り、8等分した重さに分割する。
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9. カットした生地を丸め、丸めた面を下にし、少し間隔をあけ、ぬれふきんの上に並べる。
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10. ぬれふきんで覆い、約10分生地を休ませる。
※ふきん1枚で生地の底と上に覆うちょうどよい大きさ。
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11. 天板にクッキングシートを敷く。
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12. 作業台とのべ棒に強力粉をふるい、10の生地を手で平たくしておき、5mm程度の厚さの楕円形にのばす。
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13. 11の準備しておいた天板に、12の生地を少し間隔をあけて並べる。
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14. 大きいビニール袋に入れ、暖かい場所で約15分発酵させる。
※ビニール袋にふわっと入れ、空気が入らないようにする。
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15. オーブンを220℃に温める。
16. 220℃のオーブンで8〜10分、表面に焼き色がつくまで焼く。
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17. 焼き上がったら網の上で粗熱をとり、ふきんでくるむ。
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by ricoricex | 2018-08-19 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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イートン・メスの大人版といったところでしょうか。
生クリームとメレンゲを合わせる、基本的な考え方はイートン・メスと同じ。
違いは、スコッチ・ミストの場合は、風味づけにウィスキーを使うこと。
大人版、と私が称するのはそのためです。

ウィスキーといえばスコットランド。
このデザートの名称が“スコットランドの霧”なのも、
ウィスキーを使うからに他なりません。

食べるシーンは自由。
暑い日の冷たいデザートとして食べてもいいのですが、
私自身はどっしりたっぷりの濃厚なディナーの締めに食したい。
ふくよかな満足感を持続させ、かつ最後まで盛り上げてくれるような気がするのです。

このレシピでは仕上げに乾煎りしたアーモンドスライスを使いましたが、
オーツをローストして活用すると、よりスコットランドらしい。
また、使う材料こそ少ないシンプルレシピですが、だからこそ、
ウィスキーによる違いは味と風味に明確に表れます。
ウィスキーによる違いを試してみるのもおもしろいかもしれません。

<材料(4人分)>
生クリーム……200ml
ウィスキー……大さじ1 1/2
アーモンドスライス……小さじ1

〜〜メレンゲ〜〜
卵白……1個分
グラニュー糖……50g
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<作り方(調理:30分 オーブン:3時間以上)>
下準備
*天板にクッキングシートを敷いておく。
*オーブンを100℃に温めておく。
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1. メレンゲを作る。ボウルに卵白を入れて泡立て、グラニュー糖を加え、さらに角がピンと立つまで泡立てる。
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2. 準備しておいた天板に、1をテーブルスプーンですくっておいていく。
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3. 100℃のオーブンで1時間焼く。
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4. 表面がかたまり、焼き上がっているのを確認したら、火を切り、最低2時間、そのままオーブンの中に入れておく。
※かたまっていない場合は、表面がかたまるまで、さらに焼く。
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5. アーモンドスライスをフライパンで乾煎りにする。
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6. 生クリームを角が立つまで泡立てる。
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7. 6にウィスキーを加えて混ぜる。
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8. 4のメレンゲを軽く砕き、7に加え、さっくり混ぜる。
※さっと混ぜるぐらいでOK。しっかり混ぜないこと。
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9. 器に盛り、5の乾煎りにしたアーモンドスライスをおく。
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by ricoricex | 2018-08-12 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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“挟む”を意味する“サンド”は、完全にカタカナ英語。
英語では“挟む”を意味する“サンドイッチ”を“サンド”とは略しません。
なので、イギリスのケーキの定番中の定番、
ヴィクトリア・サンドイッチ(・ケーキ)をヴィクトリア・サンド(・ケーキ)と呼ぶことも
絶対と言っていいほどありません。

なせかっていうと、英語の頭だと、
サンド=sand=砂
になるから、なんですよね。
“サンドときいて、“サンドイッチ”を連想することはなく、まず思い浮かべるは“砂”ってわけです。

今回ご紹介するサンド・ケーキは、その象徴といってもいいでしょう。
名称の理由は、何かを挟んだケーキではなく、その食感が砂のようだから。

サンド・ケーキは現在あまり見ないタイプですが、イギリスの伝統的なケーキのひとつで、
パウンドケーキと同じ配合ゆえ重さのあるヴィクトリア・サンドイッチ(・ケーキ)
ふわふわと軽いスポンジ・ケーキの中間、といったところ。
“砂”と称されるザクザクした食感は小麦粉だけでなく、ライスフラワー(米粉)だったりコーンスターチだったり、アーモンドプードルだったり、別の粉の配合を多くして作るからです。

確かに、このザクザク感と軽やかな食感は、夏場でも食べられる軽快さ。
スポンジ・ケーキと違ってデコレーション要らずなので、
焼きっぱなしでいい手軽さもいいところです。

かつてはシェリーと一緒にを食べていたとか。
コーヒーや紅茶は熱いのはもちろん、冷たくても違和感なく合います。
ほうじ茶や中国茶と合わせてもよさそうです。

<材料(直径18cmのケーキ型1個分)>
バター……70g
グラニュー糖……85g
卵……2個
薄力粉……25g
ライスフラワー(米粉)……50g
コーンスターチ……60g
ベーキングパウダー……小さじ1 1/2
レモン……1個
粉糖……適量
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<作り方(調理:25分 オーブン:25〜30分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバター塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. 薄力粉とライスフラワー、コーンスターチ、ベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。レモンの皮をおろし、レモン汁大さじ1分を搾る。
※レモンの皮をおろしたものと搾り汁は一緒にしておいてよい。
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2. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
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3. 2に1のふるった粉類を少し入れ軽く混ぜ、卵を3回に分けて入れ、混ぜる。
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4. ふるった粉類を入れて混ぜ、レモンの皮をおろしたものとレモン汁を加えてさっくりと混ぜる。
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5. 4の生地を用意しておいた型に流し入れ、表面をならす。
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6. 180℃のオーブンで25〜30分焼く。表面に焼き色が付き、生地がかたくなったらOK。
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7. オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分以上そのままにしておき、その後型から出し、網の上で冷ます。
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8. ケーキが冷めたら皿におき、粉糖をふる。
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by ricoricex | 2018-08-05 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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ノスタルジックな子供時代のデザート、といったところでしょうか。
イギリスの子供の誕生日パーティなどでおなじみのデザートで、
理由は、トライフルなどと同様、
素材を買ってきて、あとは盛り付けるだけ、
それでしっかりごちそうに見えるからな、と思っています。

このときのゼリー、なぜか赤い色と相場が決まっているようで、
赤い果物といえばイギリスのお菓子ではラズベリーを使うことが多いイギリスで、
こちらはイチゴに軍配が上がる模様。

ゼリーもアイスクリームも一から作れば、
ぐっとていねいなデザートになりますが、
ゼリーは素を、アイスクリームは市販のものを使えば、簡単に作れます。

バニラアイスクリームをすくうときは、テーブルスプーンで十分。
ただ、そのままだと、作業しづらいので、
コップなどに湯を入れ、そこにテーブルスプーンをくぐらせてから
アイスクリームに入れるとうまくいきます。
このとき、湯を入れたコップなどをアイスクリームの近くにおかないように注意。
アイスクリームがとけてしまいます。

<材料(4人分)>
ゼリーの素(赤)……1個
バニラアイスクリーム……1カップ
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<作り方(調理:15分 冷蔵:数時間)>
1. パッケージに従ってゼリーを作る。
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2. 1のゼリー液の粗熱がとれたら、プリン型に注ぎ、十分に冷めたら、冷蔵庫で指定時間ほど冷やし固める。
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3. 器に2のゼリーを取り出し、アイスクリームをおく。
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by ricoricex | 2018-07-08 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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シラバブの兄弟のようなデザート菓子、といえばよいでしょうか。
少しとろみのついた生クリームベースの菓子で、
イギリスのクラシックデザートのひとつ。

16世紀後半から17世紀にはすでによく知られるデザートとなり、
シェイクスピアの作品にも登場します。
もっとも当時は食べ物、ではなく、飲み物、という位置づけだったようで、
このあたりもシラバブと似ています。

材料は、生クリーム、砂糖、レモン。
たったこれだけ。
生クリームは、イギリスではダブルクリームと呼ばれる脂肪分の高いクリームを使います。
なので、日本では生クリームで代用、となるわけですが、
このとき、間違っても主目的がウィップクリームの植物性を使わないように。

拍子抜けするほど簡単に作れるデザート。
レストランのデザートとして登場することもありますが、
そこではさすがに芸がないからなのか、
ショートブレッドやビスコッティを添えたり、
ベリー類などをトッピングしたりして、供されることが多いようです。

<材料(4人分)>
生クリーム……200ml
グラニュー糖……50g
レモン……1個
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<作り方(調理:15分 冷蔵:2時間以上)>
1. レモンは皮をすりおろし、レモン汁を搾る。
※レモン汁は大さじ3使う。
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2. 鍋に生クリームとグラニュー糖を入れ、とろ火にかける。
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3. 2をときどきかき混ぜ、沸騰したら、1分そのままにする。
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4. 3を火からおろし、1のレモンの皮をおろしたもの、レモン汁を加える。
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5. 4の粗熱がとれたら、器に注ぎ、十分に冷めたら、冷蔵庫で2時間以上、冷やし固める。
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by ricoricex | 2018-07-01 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback

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1969年生まれの私が小学校中〜高学年だったのは、1970年代後半。
当時は写メはおろか、コピーすら巷にない時代(青焼きとかガリ版(どっちもちょっと前?)だったような)だったので、
自分でたまに購入するレシピ本以外は、図書館や友だちから借りて、
写経のごとく、必死に書き写していました。

そんなとき、よく見たのがこのパイナップル・アップサイドダウン・ケーキ。
生や缶詰めを食べる分にはまったく平気なのに、
給食に出てくる酢豚に入ってくるパイナップルに辟易していたので、
当時の私は見向きもしなかったのです。

大人になり、イギリスのレシピ本を眺めていたら、
パイナップル・アップサイドダウン・ケーキが幾度となく登場し、
そこには必ずといっていいほど、クラシックなレシピ、と紹介されていて、
確かに今の時代見ないよなぁ、日本もイギリスも同じか!と合致点を見つけて、
妙に感心してしまいました。

パイナップル(に限らずですが)は火を通すと、より甘みが増しておいしくなることを知り、
では、と作ったのがこのレシピ。

子どもの頃に眺めた日本のレシピがどうだったか確かな記憶はないのですが、
底にパイナップルとドレンチェリーをおくのは同じものの、
バタークリームのようなものを敷くことはしていなかったような。
生地も蒸しパンに近かった記憶。

イギリスのものはトッピングにバタークリームのようなものを敷き、
レシピによっては、タルト・タタンのようにカラメライズさせて作ります。
このトッピングがケーキにじゅわ〜と染みて、おいしい。
ラム酒がなければパイナップル缶汁でもいいけれど、
ここはラム酒が断然いい!と断言したい。
少量ながら一気に風味が増し、大人もしっかり楽しめる趣に変身し、
南国ムードに満ちあふれます。

<材料(直径18cmのケーキ型1個分)>
薄力粉……120g
ベーキングパウダー……小さじ1
バター……100g
グラニュー糖……80g
卵……2個(約120g)
パイナップル缶汁……大さじ2

〜〜トッピング〜〜
バター……30g
グラニュー糖……30g
ラム酒……小さじ1
パイナップル(缶の輪切り)……3 1/2枚
ドレンチェリー……3 1/2個
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<作り方(調理:50分 オーブン:35〜40分)>
下準備
*バターを室温でやわらかくしておく。
*型にバターを塗り、クッキングシートを敷いておく。
*オーブンを180℃に温めておく。
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1. トッピングを作る。パイナップルは缶の水気を切り、1枚を残して半分に切る。ドレンチェリーは半分に切る。
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2. ボウルにバターとグラニュー糖を入れ、クリーム状になり、白っぽくなるまでかき混ぜる。
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3. 2にラム酒を加えて、混ぜる。
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4. 薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。卵をときほぐす。
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5. ボウルにバターを入れ、クリーム状になるまでやわらかくする。グラニュー糖を加え、軽く白っぽくなるまでさらにかき混ぜる。
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6. 5に4のふるった薄力粉とベーキングパウダーを少し入れ軽く混ぜ、卵を2〜3回に分けて入れ、混ぜる。
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7. 残りのふるった薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ、パイナップル缶汁を加えてさっくり混ぜる。
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8. ケーキ型に3を敷き、1のパイナップルとドレンチェリーを並べる。
※まずは中心にパイナップルをおき、その後、その中心のパイナップルにくっつけるように、対角線状順にパイナップルを並べる。パイナップルの穴にドレンチェリーをおく。ふちになる1/2カットにおくドレンチェリーは、ケーキの中心寄り、パイナップルにくっつけるようにおくと、焼き上がりがきれいになる。
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9. 6の生地をケーキ型に入れ、表面をならし、180℃のオーブンで30〜40分焼く。
※トッピングのパイナップルとドレンチェリーがずれないように、生地を落とす感じでおいてから、表面をならす。まずはトッピングが隠れるように、その後、生地をある程度おいて表面をならす、を繰り返す。
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10. オーブンから取り出したケーキは型に入れたまま10分以上、そのままにしておき、その後上下逆さまにひっくり返して型から取り出し、クッキングシートを外す。
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