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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。http://hanenoriko.daa.jp/


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2018年 11月 23日 ( 1 )



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穴じゃくし、って使いますか?
私は使わないんですよね。
せいぜい鍋を食べるときに小さいタイプのものを使うぐらいで、
台所では、網じゃくしかコランダーを利用しています。

穴じゃくしが必要な場合、というのは、
素材の大きなもの、たとえば、ゆで卵やポーチドエッグ、魚や肉などを引き上げるとき。
イギリスのレシピ本でも、そんなときに使われ、
穴じゃくしはslotted spoonと呼ばれます。

slotは“小さい穴”という意味ですから、slotted spoonは“小さな穴のあいたスプーン”、ってこと。
日本の道具におきかえると“穴じゃくし”になる、ってわけです。

こんな感じで、イギリスのレシピ本に出てきます。

穴じゃくしを使う(use a slotted spoon)
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穴じゃくしで取り除く(remove with a slotted spoon)
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ところで、玉じゃくしは、英語で“ladle/レードル”(↓)。


これに穴があいたものですが、slotted ladleとは呼ばないのがおもしろいところ。
spoonなんですよね。

そして英語でいう“spoon”の定義は、日本のそれと違うように思えます。
というのも、“穴じゃくし”が“slotted spoon”なら、“木べら”は“wooden spoon”と、
どちらもspoonで表現されているんですよね。(厳密には“木べら”=(イコール)“wooden spoon”ではありませんが、ここでは便宜上)。


これ、“穴じゃくし”も“木べら”もイギリスのものは、
(ディナー)スプーンの形状をしているからなんです。
なので、厳密にはslotted spoonを“穴じゃくし”とするのは違うのですが、用途としてはそれなので。
もちろん中には、“木べら”にはまっすぐなへらタイプもありますが、
(ディナー)スプーンが大きくなったようなものが一般的なんですね。

ということは、日本でスプーンというと、“さじ、すくって口に運ぶもの、カトラリーのひとつ”になるかと思いますが、
英語の場合は、 “くぼみのあるすくうもの(大きさは二の次)”というのが定義となり、
その中にカトラリーとしてのスプーンがあり、スプーンの形状をした道具があるんじゃないかな。

このslotted spoonも言葉は意味でとらえると、理解が早い一例ですね。


というわけで、
slotted spoon → 穴じゃくしで代用
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~道具 06:おたま/レードル~ → https://ricorice.exblog.jp/26024011/
○英語でレシピを読む! ~道具 01:木べら~ → https://ricorice.exblog.jp/23524210/
○英語でレシピを読む! ~工程 15:水を切る~ → https://ricorice.exblog.jp/24302469/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → https://ricorice.exblog.jp/23604607/
○英語でレシピを読む! ~道具 07:麺棒~ → https://ricorice.exblog.jp/26038867/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2018-11-23 00:00 | 英語でレシピを読む!