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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2018年 10月 07日 ( 2 )



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今からが、実はいいシーズンかもしれません。

私が、企画提案からはじまり制作指揮/編集統括として仕事をし、
2018年5月8日に発売になった『グラス・スイーツ・バリエーション』。

グラス・スイーツとはアイスクリームやソルベをメインにデザートに仕上げたもの。
本書は、プロの技術でパフェ/ヴェリーヌを進化させたグラス・スイーツの本です。
(そう、グラス・スイーツのグラスとは、器のglassと、アイスクリームのglacéをかけています)

今年の夏はとにかく暑くって、となると、欲しくなるのは実はアイスクリームではないんですよね。氷そのものだったりする。
なので、暑い夏が過ぎ去った、今からがグラス・スイーツにふさわしいシーズンなんじゃないかな〜、と思っています。


先日、この『グラス・スイーツ・バリエーション』の監修をしていただいた、
横浜・たまプラーザの洋菓子店「ベルグの4月」を取材・撮影以来、久々に訪問。
http://www.bergue.jp/

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おっ、『グラス・スイーツ・バリエーション』の告知をドン!としていただき、うれしい限り!

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しかも、2010年発刊の『アントルメ・グラッセの技法』も一緒にディスプレイしてあるじゃないの! 感激!
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で、ですね、10月6日(土)〜8日(月)のこの三連休は、「ベルグの4月」に駆けつけたい!のです。
というのも、なんと、30周年を記念して、
・記念のロースケーキが販売
・外れなし!人気アイテムがその場で当たる、くじ引き
※税込み1000円以上のお買い上げの方が対象
が開催されています。
ロールケーキが気になる私です。
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さて、改めて宣伝。
グラス・スイーツ・バリエーション』は書店および、Amazonなど、オンラインで発売中。
ベルグの4月」のウェブサイトからも購入可能です(↓)。
(このページがいいんだなっ!)



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by ricoricex | 2018-10-07 12:00 | お知らせ | Trackback

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イギリスで長きにわたって愛されているプディング(デザート)。
学校給食の記憶が蘇る、イギリス人にとってノスタルジックなデザートです。
スポティッド・ディックという呼び方が広く知られていますが、
“Spotted Dog/スポティッド・ドッグ”という呼び方もあります。

スポティッド・ディックは19世紀には文献に登場した長い歴史を持つプディングで、
そのことを端的に示すのは、
蒸して作るスティームド・プディングであることと、
スエット(牛のケンネ脂。日本ではすき焼きでおなじみの、白い脂の塊)を使うこと。
もっともスエットについては。現在では米粒状にパラパラになったものが売られていて、
使い勝手のよさもあり、こちらが断然ポピュラーか、と。

このスポティッド・ディック、古いお菓子の例に漏れず、材料も作り方もシンプル。
その分、作り手の技量が問われる部分も大きく、
給食で登場するのが楽しみだった人がいる一方、そのおかげで苦手になった方も。
必ずしも必要ではないのですが、私がレモンを加えているのはそのため。
レモンピールを加えてもよし、オレンジに置き換えてもよし、
柑橘系を少し加えると食べやすさが増すかと思います。

スポティッド・ディックの名前ですが、
スポティッドは材料で使うレーズンが“斑点のよう”に見えることから。
そしてディックという名前の由来についてははっきりしないものの、
私自身はいくつかある説のひとつ、その語感からプディングの短縮系であり愛称からと推察しているのですが、
なんせdickという言葉ですからね。
議論というかジョークというか、の対象になり、
ついには2009年、フリントシャーではその名称を“Spotted Richard/スポティッド・リチャード”に変更するという事態に発展。
これ、ニュースで大きく報じられたので、私も強く記憶しています。
いやはや。。。

食べるときは、たっぷりのカスタードを添えるのが“らしく”、私自身もいちばん好きな食べ方。
とはいえ、イギリスのようにインスタント・カスタードが一般的でない日本では、
わざわざ準備するのは大変なので、
ハチミツやゴールデン・シロップをかけたり、シンプルにバターをのせてとかしながら食べるといいでしょう。

e0038047_14155411.jpgスエットもバターで代替してもいいのですが、
スポティッド・ディック独特の重量感はやはりスエットでないと出にくい。
とはいえ、こちらも入手が大変だったりするので、
バターを使って、雰囲気だけでも味わっていいかと思います。
人によっては重さが出るスエットではなく、軽やかなバターの方が好み、という方もいらっしゃるかもしれませんしね。

<材料(1本分/3〜4人分)>
薄力粉……115g
ベーキングパウダー……小さじ1
スエット……45g
グラニュー糖……大さじ2
レーズン……75g
牛乳……大さじ3
レモン……1/2個
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<作り方(調理:20分 蒸し:1時間)>
下準備
*クッキングシートをくしゃくしゃにする。
*蒸し器(もしくは鍋に上げ底をして蒸し器に仕立てる)に水を入れ、沸騰させる。
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1. レモンは皮をおろし、レモン汁を搾る。薄力粉とベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。
※レモン汁は大さじ1必要。
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2. ボウルに1のふるった薄力粉とベーキングパウダー、スエット、グラニュー糖、レーズン、1のレモンの皮をおろしたものを入れて混ぜ、真ん中にくぼみを作る。
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3. 2のくぼみに牛乳と1のレモン汁を注ぐ。
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4. 手で生地をひとつにまとめ、直径4cm×長さ15cm程度の円柱にする。
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5. 準備しておいたクッキングシートでややすき間をもたせてゆったりくるみ、さらにアルミホイルで包む。
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6. 湯が沸騰した蒸し器に入れ、ふたをし、弱火で1時間蒸す。
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by ricoricex | 2018-10-07 00:00 | イギリス菓子・レシピ | Trackback