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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2018年 09月 05日 ( 2 )



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ようやくお知らせできる日を迎えることができました。
トラスパレンテのパン哲学』(誠文堂新光社)、
2018年9月7日(金)(実際には数日後、週明けかな)からお目見えとなります!(エリア、書店により異なります)

トラスパレンテのパン哲学』は東京・中目黒に本店を構え、
首都圏をメインに現在7店舗(もうすぐ8店舗!)を展開するパン屋さん、トラスパレンテのパンとお店づくりを案内する本です。
私は制作指揮/編集統括としてお仕事をしました。

トラスパレンテのパン哲学』では、2008年のオープンから進化を続け、人気商品の変遷や同じレシピでも各店による違いを写真とともにお見せします。
店頭には1日約100種類のパンが並び、多くのパンを作るための生地に、種類や副材料の使い方、カフェスペースのあり方も紹介。
トラスパレンテ・ファンの方はもちろん、パン好きの方、そしてこれからパン屋さんを開業しよう、2号店を出そうとお考えの方に、好適な1冊です。



この『トラスパレンテのパン哲学』は、2010年出版の『トラスパレンテのパンづくり』(↓)の続編ともいえる本です。


実は『トラスパレンテのパンづくり』も私が携わった本でして、
通常、書籍企画は私から持ち込むか、出版社さんから打診を受けるか、のどちらかですが、この『トラスパレンテのパン哲学』については、『トラスパレンテのパンづくり』でご一緒したカメラマンの方から第2弾を作れないか、とご連絡をいただいたことから始まりました。
その後、トラスパレンテ各店を訪ね、オーナーシェフやスタッフの方と話をし、
こういう方向で本を作るとおもしろいんじゃないかな、という構想が私の中でかたまり、
カメラマンさん、出版社のご担当の方と相談して、方向性を確認して、GO!となったわけです。

そのカメラマンさんとは、お互いに引っ越したりで、私生活の変化もあったりで疎遠になっていて、ン年ぶりだったのですが、
こうしてお声掛けしてもらい、ご一緒できて、本当にうれしかった!

デザインをどうしようか、スタッフ再集合で『トラスパレンテのパンづくり』と同じデザイナーさんにするかどうか迷いました。
この書籍の内容が前回の見せ方を引き継いでの第2弾、ではなく、
ン年経っての変化(進化、と呼ぶ方がふさわしい)を強調したいな、と思い、
となると違いを明確にしたかったので、違うデザイナーさんに依頼
(明確な視覚としての違いは、デザインに拠るところが大きいので)。
初めまして!の方でしたが、こちらの意図を汲んでくださり、
そしてトラスパレンテらしさをデザインで見事に表現してくださいました!

トラスパレンテさんとはもちろん、カメラマンさん、デザイナーさん、そして出版社のご担当の方と、あれこれ相談しながらアイディアを出し合いながら、
それぞれがそれぞれを思いやり、協力し合って書籍が作れたことは大きな喜びです。
この楽しいワクワク感は、書籍の仕上がりにもばっちり反映されています。

トラスパレンテのパン哲学』の書店での販売はもう少しだけ先ですが、オンラインでの予約・購入ももちろん可能。予約の受け付けはすでに開始しています。
ひとりでも多くの方に読んでいただけると、とてもうれしいです!
どうぞお手にとってご覧ください。



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by ricoricex | 2018-09-05 12:00 | お知らせ | Trackback

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すり鉢、というと、ゴマをするボウルみたいなものね、になり、
つい日本の道具と思いがちですが、
乳鉢、だとどうでしょう。

なんだか理科の実験のようですが、確かにそう。
記憶が正しければ、私がイギリスで購入した乳鉢と乳棒も薬の調剤器具を作るメーカー、ってきいたような。。。(すごおく曖昧)。

乳鉢と乳棒、確かにイギリスで人の家を訪ねると台所に大きいものがどんと鎮座していることが少なくなく、
それだけ(意外と?)使用頻度が高いんだなぁ、と感じたりするわけです。

では、この乳鉢と乳棒はいつ使うか、というと、
ナッツを砕いたり、コショウの実とかコリアンダーシードなど、包丁でみじん切りするには丸過ぎるスパイス類を潰したり、ニンニクとオイルをすり合わせたりするときに使います。
フードプロセッサーのグライダー機能を使えばいいのですが、
量が少ないと、乳鉢と乳棒の方がラクというか速かったり、
あと風味がより際立つ、ってこともあるんですよね。

この乳鉢と乳棒、英語ではそれぞれ、
mortar/モォター、pestle/ペスル
と呼びます。
そう、pestleのtは発音しないのです。
スコットランドの国家であるアザミ、thistleをスィスルと言うのと一緒ですね。

で、これがおもしろいところなんですが、セットで呼ぶ時は、
pestle and mortar
で、pestleが先なんですよね。
乳鉢であるmortarが先に来そうな感じですが、pestle、そしてmortarというのが定形化しています。
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pestle and mortarについて、おもしろい記事を見つけたので、貼り付けますね。
最初は、“よいpestle and mortarの選び方”で、その歴史から記事は始まります。
次は“pestle and mortarの目的別ベストバイ”で、たとえばメイソン・キャッシュ/Mason Cashル・クルーゼ/Le Creusetといったメーカーもpestle and mortarを作っているのが興味深い。
それだけ、ヨーロッパのキッチンでは(というより世界で、ですが)普遍的な台所器具、ということの表れのように思えます。

How to Choose and Use the Best Mortar and Pestle Set
https://foodal.com/kitchen/general-kitchenware/spice-grinders/best-mortar-and-pestle-set-reviews/


Best pestle & mortars – on test
https://www.bbcgoodfood.com/content/top-five-mortar-and-pestles



乳鉢でなくてもすり鉢でもいいと思うかもしれませんが、
ゴマ以外で、コショウやナッツで使おうとすると目が荒いというか詰まるというか、で
欲しいなぁ、とイギリスでぐるぐるしたことのある私。

私が求めていたのは、手の平に収まるぐらいの小さなサイズ。
一般的なサイズよりもずっと小さいのですが、
なんせ素材が大理石だったり陶器だったり(木、のこともありますが)で大きいと重いのと、
ちょっとだけ、のときに欲しかったから
(量が多いと、時間に余裕があるとき以外は時間重視でグラインダー機能を使うので)。

なかなか好みのものに見つからず、ふうむ、と思っていたときに、
はっと、あの店に行けばあるんじゃない?とひらめき、
それはもう確信のようなもので、行けば果たしてあったのでした。
こういうのも買い物(?)経験を積むとピンと来るようになるのねぇ(笑)。


というわけで、
pestle and mortar → 乳鉢と乳棒
と覚えてくださいね。

ではでは〜!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 05:グラウンド~ → https://ricorice.exblog.jp/23738822/
○英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~ → https://ricorice.exblog.jp/24409518/
○英語でレシピを読む! ~工程 54:ゼスト~ → https://ricorice.exblog.jp/26085868/
○英語でレシピを読む! ~道具 12:耐熱皿~ → https://ricorice.exblog.jp/27191271/
○英語でレシピを読む! ~道具 11:容器~ → https://ricorice.exblog.jp/27147544/




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by ricoricex | 2018-09-05 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback