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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2016年 10月 26日 ( 1 )



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当連載では、「英語でレシピを読む! ~工程 28:混ぜる(まとめ)
を皮切りに、“混ぜる”に該当する英語の言葉をみています。

もっともよく使う言葉、
かき混ぜる/stir混ぜる/mixに続き、今回取り上げるのは、
beat

beatって、“たたく”とか “打つ”とかという意味が一般的で、音に関連する言葉という印象があるかと思います。
それが、なんでレシピで登場するの?
そう思われる人がいるかもしれませんね。

このbeatって言葉、実は比較的高い頻度で登場します。特にお菓子のレシピで。
意味は、“(泡)立てながら混ぜる” “すり合わせる”。
一番よく見るのは、卵(+α)を泡立てるときで、こんな感じ。

卵と牛乳を立てながら合わせる(beat the egg and milk)
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e0038047_1214759.jpgこれらの作業をするときに電気機器を使うことも少なくなく、
(電動)泡立て器は英語で(handheld) electric whisk、もしくはbeatにerがついたbeater/ビーター。
(泡立てる/ウィスク/whiskについてはこちら → http://ricorice.exblog.jp/23604607/
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なので、泡立て器を使って、バターと砂糖をすり合わせるときにもbeatを使います。
バターと砂糖を一緒にすり合わせる(beat the butter and sugar)
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これ、泡立て器じゃなくって、手でやるとよくわかるのですが、
リズムを刻むようにダダダダダと連続的に打ち込む動作になります。その結果として、泡立ち、そして、複数の材料があったら、混ざる、といった具合。

フォークを使ってよく混ぜる(beat well with a fork)
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なんて言葉は、たとえばオムレツを焼く際に、卵や塩・コショウなどを合わせて卵液を作るときに登場します。
泡立てる必要はないけれど、フォークを使ってシャカシャカシャカと一定のリズムを刻むように合わせますもんね。


私は、英語に限らず、外国語は、ある段階から上に行こうとすると、
これならこの言葉といった対で覚えるのではなく、その言葉の概念を覚える方が、よっぽど理解がはやいと思っています。
beatもそんな言葉のひとつ。

beatをダイレクトに“(泡)立てながら混ぜる” “すり合わせる”としてではなく、
リズムを刻む動作のこと → 泡立つ → (結果として)混ざる
という記憶の仕方が、よっぽど応用がきくのです。

ミキサー/mixerが混ぜることを主軸においていることに対し、泡立て器/ビーター/beaterは、日本語が意味するように(泡)立てることが主な目的で、(泡)立てた結果として、混ざる、という、ね。


というわけで、
beat → (泡)立てながら混ぜる/すり合わせる
と覚えてくださいね。

ではでは~!


〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~工程 28:混ぜる(まとめ)~ → http://ricorice.exblog.jp/24680465/
○英語でレシピを読む! ~工程 29:かき混ぜる~ → http://ricorice.exblog.jp/24699618/
○英語でレシピを読む! ~工程 30:混ぜる~ → http://ricorice.exblog.jp/24718043/
○英語でレシピを読む! ~道具 02:ウィスク~ → http://ricorice.exblog.jp/23604607/
○英語でレシピを読む! → http://ricorice.exblog.jp/i33/




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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ライター/アドバイザー”羽根則子のブログです。

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by ricoricex | 2016-10-26 00:00 | 英語でレシピを読む! | Trackback