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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライター、フードアドバイザー、情報発信サポーター“羽根則子”がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。


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2011年 01月 13日 ( 1 )



ナイトフェリーの疲れもあって、昨晩は早く就寝。おかげで今日は早起き。
散らかしっぱなしで寝て、荷物もすっかり整理しても朝食までにまだ時間がある。天気もいので散歩へ。ジョガーの姿もちらほら。ヘルスコンシャスになったのかなぁ〜。(後日、携帯電話会社かスポーツシューメーカーだったかがキャンペーンをやっているから、それじゃない、と言われました。)
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宿に戻り、ダイニングルームで朝食。リクエストはイングリッシュ・ブレックファストがいいけれど、スモールポーション。この宿はパンは手作りなんです。素朴でおいしい。
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このダイニングルームが部屋に負けるとも劣らないかわいらしさ。ゆる〜いポップでキッチュな感じが私好み。心なしかikeaアイテムが多いような。。。
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朝食を摂りながら、宿のお兄さんや、隣席の中年カップルとしばしおしゃべり。昨日も、そして今日もワイナリーに行くんだ〜と行ったら、そりゃいいね、今、イングランド、特にこの辺りはワインがよくなっているって評判だし、と。

快適に過ごしたB&Bをチェックアウトし、駅へ向かう。途中、マーケットをやっているのに出くわす、
店は10店舗ちょいと、多くはないけれど、楽しそう。
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見始めたら時間がかかりそうなので、いささか残念だけれど、駅へ向かう。
ブライトンから列車でLewesへ。ブライトンを出発して、すぐローマ時代の水道橋(?)のような橋を渡る。建築好きの私としては、こういうの、わくわくするんですよね〜。
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途中、サセックス大学とブライトン大学のあたりに、大きなスタジアムみたいな建物を建築中。なんだろう?
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Lewesに到着したのは10時30分頃。タクシーを拾って、Breaky bottomというワイナリーへ向かいます。
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このLewesという街、タクシーで通り過ぎただけですが、なかなか雰囲気のある小さな街。興味深い古い建物が残っていそうなのです、次に来る機会があれば、少し街歩き(時間は半日もあれば十分か?)もしたいな〜。
街を抜け、幹線道路と思われる道から、丘陵地帯へ、しかし、何もない牧草地をひたすらアップダウン。タクシーの運転手さんの運転は確信めいているけれど、果たしてこんな人里離れたところに、と不安になり始める。
いえいえ、大丈夫でした。無事、Breaky bottomに到着!

登場したのは、気難しそうなおじさん。タクシーを呼んで来てもらうのは時間がかかるので、今のうちに帰りのタクシーをお願いしようということになる。オレは忙しいから、あんまり時間はとれないよ、と言われ、じゃあ1時間ほど時間をくれる?とお願いする。そうして、タクシーの運転手さんに12時に来てもらうよう手配。
このおじさん、繁忙期以外はひとりで作業をしているのだとか。本当に小さい小さいワイナリー。物置小屋/作業小屋みたいなところで醸造を行っている。
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最初は気難しそうな印象だったけれど、だんだん打ち解けてくる(と思ったのは私だけ?)。タンクに耳を当てると発酵している音が聞こえるよ、とか、そういわれるとそんな気もしなくもない。
作業もなるべく手でやりたいと、プレスは昔の器具で。じゃあ、ルミアージュも?と訊くと、いや〜、それだけはさすがに無理。なんでリッジビューに頼んでるんだ、と。
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その後、畑を案内してくれる。なるべく手作業ということで、収穫もハンドピッキングだとか。羊も飼ってるんだよ〜と。
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家族経営よりさらに小さいワイナリー。目の行き届く範囲で仕事をしていて、セオリーやポリシーが実に明確。本当になみなみならぬ情熱を感じます。本当にワインを造る、そのことが好きなんだなぁ〜。
ラベリングする部屋に移動。ピンクのラベルのボトルがあったので、あれっ、ロゼも造っているの?と訊くと、いやいや、オレはブドウだけでなくカシスも栽培してて、それでカシス・リキュールも造ってるんだ、で、スパークリングワインとカシス・リキュールを合わせたキール・ロワイヤルもアイテムとして揃えているんだ、と。
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カシス・リキュールも〜! ははは、そうなんだ。そんな驚くことでもないだろう。
じゃあ、試飲してみる?と言われ、ご自宅のリビングに移動。あいにく家にはスパークリングワインがなかったので、ワイナリー(といってもすぐそこ)へ取りに行って、あけてくれる。
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これが、う、う、う、うまいのなんの! まさに理想的なスパークリング! くいくい飲んでしまう。それを見て、おいしい?もっと飲む?と訊かれ、遠慮なく、調子に乗って(私は人の厚意は素直に受けることにしているのだ)、気づけばハーフボトルぐらい飲んでしまった! 私はお酒があまり飲めず、グラス2杯が精いっぱいなのに〜。
それだけおいしかったってこと。感激したなぁ〜、忘れられない!
なんせ量産していないので、地元のウエイトローズ4、5軒にしか卸してないそう、あとの手段としてはオンラインで購入。日本にいるとどっちもダメなので、また買いに来なきゃ! 

40年以上もワイン造りに携わっているこのおじさん、イングリッシュワインをずっと見続けて来た人で、興味深い話もいろいろしてくれたのです。イングリッシュワイン産業はここ5年で飛躍的に伸びてるんだよ。納得〜。その少し前にきいたことはあったけれど、3年前に来たときにサリー州を車で走っているときに、vineyardとかの標識をよく見かけて、驚いたし、イングリッシュワインが盛んになっているんだよ、と言われ、実感したもの。あ〜、その頃だったら、まさしく、だね、と。
昨日はリッジビューに行き、もうひとつ行きたかったナイティンバーに断られた(ここは一般にオープンにしていないのです。でもダメもとで連絡したら、ワイナリーの建物が工事中だから、安全面もあってNGと丁重に断られたのです)と言ったら、ああ、あそこはそうだろな〜、と。
そして、衝撃的な発言が! オレは小泉八雲の遠縁なんだ、と。はっ、彼はギリシャ人じゃなかったっけ?と言うと、それは母方ね、父方はアイルランド人でそっちの方、と。いや〜!びっくりです。それっぽい名前つけたら売れるんじゃない?と言ったら、そーかもな、だって。
そうそうしゃべっているうちにタクシーが到着。少し待ってもらって、スパークリングワイン、カシス・リキュール、キール・ロワイヤルを購入。
新しいワインにチャレンジしてるとのこと。また見に来るね、ああ、またおいで、と言ってくれてお別れ。

Lewesからは乗り換えなしでロンドンへ。電車の中で、B&Bの部屋で用意してあったペンギン(チョコバー)を食べる。
ヴィクトリアに向かうこの路線、駅の手前、右手にバターシー発電所が見えるで、飛行機ではシャッターチャンスを逃したけれど、今度はしっかり撮りました。
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地下鉄が動いているかどうか確認するまでもなく、この日の移動は駅からフラットに戻るだけのはずなので、バスでフラットに戻る。
16時過ぎに帰り、お茶を飲んだりしてのんびり。Vがハロッズの近くに買い物に行くけれど、一緒に来る?と言われ、そーだなー、ハロッズでも行くか〜と一緒に出かける。
食品売り場をぶらぶら。ワイン売り場は改装中。クリスマス売り場がとっても華やか。そうだよね、そういう時期だよね。
ハロッズは20時閉店だけれど、同じ通り沿いのキッチン用品店Divertimentiは19時閉店。こっちが見たいと、ハロッズを後にする。
Divertimentiは楽しいな〜。見てるとあれもこれも欲しくなる。ショップアシスタントのお姉さんに、もうすぐ閉店よ、と声をかけられ、ロンドンの食情報の本、ランチョンマットとショッピングバッグを購入。
そうなのよね、19時閉店というのは、リアルな閉める時間だから、お客はそれより早く退散しないといけないのよね〜。
フラットに戻って、Vが食べてね、と言ってくれたマーローのミンチのライスを詰め物で夕食。あっさりと食べやすく、おかわりもしてぺろっと食べた次第。
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by ricoricex | 2011-01-13 23:09 | 旅の記憶 | Trackback