
アイルランドが発祥とされる、マッシュドポテトとスプリングオニオンのコンビネーションです。
別名、“Pandy”“Cally and Poundy”と呼ばれることもあり、これはハロウィーンのために、大釜(cauldron)のジャガイモをゆでて潰して(pound)、からきているようです。
カジュアルな料理なせいか、
個人的にはバターよりもマーガリンの方が合うかな、と思います。
バター/マーガリンは5のプロセスで一緒に加えてしまっても構いません。
この場合、最後にくぼみの部分を作りバター/マーガリンを入れる作業は省きます。
リッチな味わいにしたいなら、生クリームを少し加えます。
ジャガイモを電子レンジで回すのは、やわらかくするため。
電子レンジは便利な反面、やり直しがききません。
様子をみながら回し過ぎにならないように注意します。
十分にやわらかくなったら時間が短くてもOK。
逆に時間が足りなければ、もう少し回してください。
アサツキはもともとはスプリングオニオンを使います。
入手しづらいので、ここではアサツキで代用。
アサツキの量はお好みでどうぞ。
このレシピでは多めに入れましたが、この半分程度でも十分です。
特にむずかしい料理ではないのですが、
熱いうちに手早く混ぜ、食べるのがポイントです。
このレシピは軽食感覚の場合の量なので、
付け合わせにするなら、この分量で約4人分となります。
<材料(2人分)>
ジャガイモ……2〜3個(300g)
アサツキ……3本
牛乳……70ml
バター/マーガリン……15g
塩・胡椒……少々

<作り方(調理:20分)>
1. 鍋に牛乳を入れる。
2. アサツキは根元に近い白い部分やややかたい緑の部分は1cm程度に切り、1の鍋に入れる。アサツキの緑のやわらかい部分も1cm程度に切っておく。


3. ジャガイモは皮をむき、2〜3cm程度の角切りにする。耐熱容器に入れ、皿などでカバーをし電子レンジに約5分かける。途中、2、3度、取り出し、ジャガイモをかき回す。




4. 電子レンジの時間が残り1分をきったら、2の牛乳とアサツキの白い部分を入れた鍋を弱火にかける。

5. 3のジャガイモに4の牛乳とアサツキを入れて、熱いうちにつぶす。


6. 5にアサツキの緑の部分、塩・胡椒を加え、かき混ぜる。



7. 1人分ずつをスプーンなどでまとめながら皿に盛り、真ん中にくぼみを作る。


8. くぼみに材料の1人分(材料の半分)のバター/マーガリンを入れ、とかしながら食べる。

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・『イギリスの食、イギリスの料理&菓子』は“イギリスの食研究家”“食の編集者/ダイレクター/ライター”羽根則子のブログです。
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