
<イギリス>
“This very posh Belgian chocolatier is opening a flagship store in central London this month, with a macaron carousel and exclusive flavours
「ピエール・マルコリーニ」旗艦店がロンドン中心部にオープン!”
ベルギー発高級チョコレートショップ(ショコラティエ)、「Pierre Marcolini/ピエール・マルコリーニ」が3月27日(金)、ロンドンのリージェント・ストリートに登場します。
住所:Pierre Marcolini 56 Regent Street
https://eu.marcolini.com/
「ピエール・マルコリーニ」はすでに、ロンドンのノッティング・ヒル、メリルボーン・ハイ・ストリート、デパートの「セルフリッジズ」と「ハロッズ」にも店舗をがあり、このロンドンの中心部のリージェント・ストリート店は、旗艦店となります。
限定フレイヴァーに加え、専用ホットチョコレートカウンターも設置し、特製「グラン・クリュ」ドリンクを提供。店内を回転式カウンターでレモンティーとピスタチオマカロンが巡回する姿も目を引きます。
イギリスは、イギリス人は概してチョコレート大好きで、スーパーマーケットなどで売っている気軽なものから専門店な高級なものまで百花繚乱。実際、私は、ロンドンでエキスパートと回るショコラティエ・ツアーに参加したこともありますし。
ただ、先日の「Lindt/リンツ」の2号店のオープンなど(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/33905244/
国外からイギリスに進出するショコラティエが増えるのではないか、という予感大。
おそらく、イースターやバレンタインデー、クリスマスなど需要が見込まれる前のオープンを目指して。
“BrewDog sold Highland estate for knockdown price after abandoning its reforestation plans
「ブリュードッグ」は森林再生計画を断念し、スコットランドの農園を破格の値段で売却”
先週の週明け、3月2日(月)、大きなニュースとして駆け巡った、
スコットランド発パンクなクラフトビール「BrewDog/ブリュードッグ」の経営破綻(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/33902527/
バーや醸造施設を、アメリカの飲料・医療用大麻会社「Tilray/ティルレイ」が買収したのは広く報道されましたが、
それだけでなく、スコットランド史上最大の森林を植林する計画だった、ハイランドのキンララ農園が、昨年売却されていたことが明らかになりました。
数百万本の植樹、劣化した泥炭地の再生、エコツーリズムの促進などを通じて、「ブリュードッグ」のカーボンニュートラル化の取り組みをアピールするものだったのですが。。。
<イギリス、ではないけど>
“Punching, Slamming, Screaming: A Chef’s Past Abuse Haunts Noma, the World’s Top-Rated Restaurant
世界最高評価のレストラン「ノーマ」、レストラン業界で炙り出される暴行が日常茶飯事の体質”
https://www.nytimes.com/2026/03/07/dining/rene-redzepi-noma-abuse-allegations.html
世界的評価と名声を獲得しながら、2023年レストランを閉店し、現在は、ラボと富裕層向けポップアップを展開しています。
この閉店は、2022年、デンマーク、そして世界のメディアが「ノーマ」の無償労働への依存と搾取を報じた後、
シェフであるRené Redzepi/レネ・レゼピが高級レストランのシステム全体が“持続不可能”になったとしており、
その前にも2008年のドミュメンタリー番組や2015年の自身のエッセイ、2022年のイギリスのメディア「The Times」のインタビューでも、暴行を認め謝罪しています。
「誰かを殴ったことは一度もない」が、「おそらくぶつかったことはあるだろう」としていますが。。。
このニューヨーク・タイムズの記事は、3月11日からLAで行われるポップアップに向けて、レネ・レゼピの過去が再び議論の的になり、
35人の元従業員に独自にインタビューをして、まとめたもの。
「ノーマ」の厨房での暴行を告発するサイトもあり(↓)、
https://www.noma-abuse.com/
これらを受けて、「ノーマ」もソーシャルメディアで、声明を発表しています(↓)。
https://www.instagram.com/p/DVl7HeHilBP/?img_index=1
そして、これからこういうの、どんどん出てくるんだろうなぁ。
レネ・レゼピ、「ノーマ」側にもいい分はあるだろうし、インタビューに応えた人が話を盛った可能性もある。
それでも、フィジカルにしろ、メンタルにしろ、性差問わず、暴行があった事実は疑いようがなく、
虐待を受けた側の(心の)傷はそう簡単にはいえないでしょう。
被害を受けた側が声をあげられるようになった今、
レネ・レゼピ、「ノーマ」を非難するだけでなく、ではレストランはどうすればいいのか、の問題提起をしたのではないでしょうか。
古い体質、と一蹴するのは簡単。
負の連鎖を断ち切るためにどうするのか、
とてもない大きな名声と評価を得たプレッシャーとどうわたりあっていくのか。
「ノーマ」だけじゃない。氷山の一角でしょう。
ホスピタリティ業界に関わらず、労働の現場全体で、根本的な大きな転換期にある今を象徴するようなニュースにも思えます。
mon 09/03/26

