
整理中につき。
やっぱり手放せないな〜。
もう随分前(20年くらい?)、本の仕事でご一緒した方から譲り受けたもの。
打ち合わせで訪ねたときに、「手狭になっちゃってね。誰か欲しい人がいれば」とのことで、これ幸い!と送ってもらった。
どんな思いで読んでらしたんだろう、と思いながら、BNのページをめくった。
この時も、別の時も打ち合わせの指定時間が11時頃だったかな。
お昼を準備してくださっていて、打ち合わせが終わると同時にふるまってくださった。
自分の分も作るから、と。
一度はキッシュ。
ごく家庭的で、普段からよく作ってらっしゃるんだろうなぁ、といった感じの、気軽で肩肘張らないもので、その心遣いにも感謝した。
ある時、撮影でご準備くださった器があまりにステキで、感嘆の声を上げたら、
「もう使わないから、持っていく?」と譲ってくださった。
本の仕事は、オムニバスやアンソロジーなんかは別だけど、
ひとりの監修者/著者と関わるときは、長丁場だし、一見直接的には仕事とは関係のないようなあれこれも(でも実はこれが大事だったりもするんだけど)話したりする機会も多い。
その方はフラットで、こちらの言うことにも真剣に耳を傾けてくださった。
何気なく言われたことで、ありがたい言葉がいくつもあって、心の奥に大事にしまっている。
私は、基本的に仕事は仕事、それ以外で関わりを持たないので、関係性が近しいわけではないけれど、
その方はどこか、師のようでもあり。
本の仕事で、制作側として最後に残るのは、こういうことなんだよなぁ。
映画を作ったり、アルバムを作ったりする人も同じなんじゃないかな。

