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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

イギリスの食ニュース(2025年12月31日)


イギリスの食ニュース(2025年12月31日)
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<イギリス>
“Experts reveal the best supermarket champagne and sparkling wine for New Year’s Eve
専門家が教える、ニューイヤーズイヴにぴったりなお買い得スパークリングワイン”


大晦日、というよりも、ニューイヤーズイヴ、といった方がいいでしょう。
この日、この夜は、イギリスでは、シャンパーニュ/スパークリングワインのボトルを開ける日と相場が決まっています。
日本の厳かな空気感と違って、花火もあがったりと華やかで賑やか、なんですよね。

で、このニューイヤーズイヴにふさわしいスパークリングワイン/シャンパーニュを、ワイン専門家がピックアップしたのがこの記事です。
もちろんお金に糸目をつけなければいくらでも、ではありますが、条件は“お買い得”。
そこで欠かせないのがスーパーマーケットのPB商品です。

選ばれた5本の値段は£16〜35から。“お買い得”だから、と侮ることなかれ。
今や、スーパーマーケットや独立系メゾンは、ワイン市場でで受賞歴のあるボトルを製造しています。
今年、2025年を振り返っても、「Co-op」のシャンパーニュがインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティションで世界最高峰のシャンパンのひとつに、「Aldi」の£15のボトルはワールド・シャンパン・アワード2025で優勝しました。「Tesco」のクラブカード会員限定のプルミエ・クリュも優勝に僅差でした。

この記事で紹介されているワインの産地はシャンパーニュをはじめ、フランス最古のスパークリングワイン産地とされるラングドック・ルーションにリムー、南アフリカ、そしてイングランドはケント、といったランナップです。
手頃な値段なので、まずはお試し(嗜好はそれぞれ違いますからね)感覚で飲むのもアリ!だと思います。


“New Year's Eve named 'most overrated night' as Brits plan to stay home and save
イギリスの調査結果によると、ニューイヤーズイヴは「最も過大評価された夜」”

https://www.mirror.co.uk/news/uk-news/new-years-eve-named-most-36431062

2,000人の成人イギリス人を対象とした調査結果によると、
半分が12月31日は家で過ごす予定で、街で過ごすよりも£116を節約できると見込んでいることが明らかに。72%は、外出するよりも家で過ごす方が楽しいと回答しました。
4割近くが、これまで経験したニューイヤーズイヴの夜の外出はすべて「がっかり」で、その理由は、会場の混雑(47%)、高価な飲み物(38%)、バーの行列38%)などが挙げられています。
17%は、外出する代わりに友人を家に招いて食事や飲み物を楽しむ、と回答。13%はテイクアウトを選び、シェアして楽しみ、その内容は、中国料理、インド料理、ピザが上位3位を占めました。

では、新年(元日)は、というと、バーやクラブに行く代わりにホームパーティーに参加する可能性が高く、Z世代とミレニアル世代で、39%が「よりリラックスした雰囲気」と「より良い食べ物と飲み物」を求めている模様です。

ここまでを読むと、クリスマスもそうですが、これまでの伝統やあり方にとらわれなくなってきているなぁ、と思いきや、
24%の人が街に出かけることに「社会的な期待からプレッシャーを感じ」ており、この数字はZ世代では44%にまで上昇しているようで、ああ、そうか、と。
それぞれの人の個性そのものは大切にしつつ、イギリス、ひいてはヨーロッパは社会通念はなかなか強いな、と感じます。

例えば、ソロダイニング(一人で外食)。
そもそもの外食のあり方が日本やアジアと違って、単に食べるだけでなくソーシャルな意味もあるゆえ、ソロダイニングは奇異な目で見られがちで、連れ立って、といってもカップルが暗黙の前提になっているんですよね。
個人を重んじるからこそ、どう振る舞うのが正解かわからない(そもそも正解はないのですが)、こういう場合はこうすべき、という無言の圧というか常識に拠ってしまうってことかなぁと感じます。


“Anthony Hopkins shares advice as he celebrates 50 years of sobriety
禁酒50周年のアンソニー・ホプキンス、アドバイスを語る”


当たり役、とは怖いもので、もちろん他にも見事な役柄はあるけれど、1969年生まれの私世代だと、どうしても『羊たちの沈黙』のドクター・レクターの印象があまりに強く、それ以降何を観ても、人を食べちゃうんじゃないの、って思ってしまう、アンソニー・ホプキンス。

本日、12月31日に88歳を迎えるこの名優、前々日の12月29日には、禁酒から50周年を迎え、インスタグラムでビデオメッセージを投稿しています
(紹介しているBBCの記事からも見られますが、こちらからもどうぞ(↓))。
https://www.instagram.com/p/DS2R3fviOsE/

きっかけは、1975年に飲酒運転で意識を失い、運転中に危うく死にそうになった経験。アルコール依存症だった彼は、この日を境にお酒をきっぱり断ったそうです。
依存症からの回復を一日一日の積み重ね、とも話していて、アルコールだけでなくあらゆる依存は、意志の強さなどではなく、ないことを習慣にできるってことでもなく、いつでも簡単に戻れることを意識しつつ、なんとか今日を乗り切った、ってことの持続じゃないのかなぁ、と思うのです。

そうそう、企画を提出したのは10年近く前ですが、4年前にはこんな本も作りました(↓)。



wed 31/12/25

by ricoricex | 2025-12-31 12:00 | イギリスの食ニュース