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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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イギリスの食ニュース(2025年9月30日)


イギリスの食ニュース(2025年9月30日)
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<イギリス>
“The oldest purpose-built train station pub in the world is in Britain – and it’s just been protected for future generations
世界最古の駅構内のパブが、歴史的建造物として保護されることに”


公式に世界最古の駅構内パブとして認定されている、ダラム州イーグルスクリフ、クリーブランド・ベイにあるパブ。
1852年、ストックトン・アンド・ダーリントン鉄道の会長のために建てられ、2世紀近く経った今でもなお、人々に愛されています。
飲む、だけでなく、スポーツ観戦、パブクイズ、ブルースミュージックナイトなど、さまざまな催し物が開催され、活気に溢れています。

このバブを含め、クリーブランド・ベイはグレードII指定建造物に指定されました。
これにより、建物は保護され、次世代に受け継がれることになります。
鉄道駅でいうと他にも6つが指定され、公式に鉄道遺産となりました。
イギリスの鉄道200周年を記念する広範な事業の一環であるようですが、こうやって保存されるのは、素直にいいなと感じます。


“Rick Stein’s Cornwall restaurant empire hit by Reeves’s tax raid
リック・スタインのレストランが税金政策の変更で打撃を受ける”


Rick Stein/リック・スタインは、テレビなどメディアでおなじみの料理家のひとり。
50年前に1975年、コーンウォールのパドストウに、その名も「The Seafood Restaurant/シーフードレストラン」をオープンし、
シーフードのパイオニアであり、地方を食で注目させた、今でいう村おこし、地産地消を先駆けて行った人物です。
それがどういうものかを体験したくて、私も2007年、訪ねました(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/7916430/
https://ricorice.exblog.jp/7934159/

今年は、50周年ということで、当時のメニュー・価格で提供する、ということをやって(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/33464712/
https://ricorice.exblog.jp/33665939/

今秋、オーストラリア・シドニーに3軒目のレストランをオープン(↓)、
https://ricorice.exblog.jp/33669702/

とあって、順風満帆なのかな、と思っていたのですが、なかなか厳しいようです。

「シーフードレストラン」の2024年の売上高は130万ポンド減少し、1,890万ポンドに。税引前損失は20万4,000ポンドから45万9,000ポンドに拡大。
スタイン氏が経営するもう一つの会社、スタインズ・トレーディングの売上高を加えると、レストラン全体の総売上高は5.4%減の3,040万ポンドとなりました。

ホスピタリティ業界と小売業界は、低賃金労働者やパートタイム労働者が多いことを理由に、雇用主の国民保険料を引き上げ、支給基準を引き下げた決定によって特に大きな打撃を受けていて、
昨年10月の予算案でこれらの変更を発表して以来、ホスピタリティ業界では9万人近くの雇用が失われました。
ちなみに、リック・スタインのグループはコーンウォール州で最大の民間雇用主のひとつであり、2024年末時点で355人の従業員を抱えています。

これだけが理由ではないかもしれませんが、税金政策の影響は大きいのでしょう。


<食、ではないけど>
“The World’s First Museum Of Youth Culture Is Opening Its Doors In London – With A 6,500-Square-Foot Space In Camden Dedicated To Rave Flyers To Walkmans and Iconic Band Tees
世界初の「ユースカルチャー・ミュージアム」がロンドンにオープン!”


2025年12月、ロンドンはカムデンにの6,500平方フィートの空間に、世界初の「Museum of Youth Culture/ユースカルチャー・ミュージアム」がオープンします。
https://www.museumofyouthculture.com

へえええええ〜っ!
オリジナル記事のヘッドラインの後半には“レイブのフライヤーからウォークマン、そして伝説のバンドTシャツまでを展示”とあり、あっ!と思ったら、そのとおり、1980〜90年代にかけての、音楽を軸としたイギリスのユースシーンが中心、っぽいです。
もろ、ですよ、リアルタイムで影響を受けまくりましたからねぇ。

おもしろいなぁ、と思うと同時に、そうそう、こういうことよ!と思ったのは、
一般の方から寄贈された15万点以上の写真、オーラルヒストリー、という地べたの感覚、も取り入れる、というね。

イベントの開催も計画されていて、
今後、バーミンガムとグラスゴーにも開設が予定されているとか。こちらも気になりますねぇ。


tue 30/09/25

by ricoricex | 2025-09-30 12:00 | イギリスの食ニュース