『神々の深き欲望』(4K 1968年/今村昌平監督) @ 目黒シネマ
生は性であり、性は生である。
土俗信仰って、生き物の根幹とも言える性の捉え方に一番“らしさ”が出る気がする。
『鯨神』(宇能鴻一郎)を読んでいる、ちょうどのタイミングでかかりました。
そして、どうしても『ウィッカーマン』(↓)を思い出しちゃうね。あと、『奇跡の海』(↓)も(原題のBreaking the Wavesが映画の本質そのままなんだけどな。訳ってむずかしい)。
(『神々の深き欲望』の“深き“がprofound”になってて、あっ、そうか、なるほど!)
そういえば、『神々の深き欲望』は『ウィッカーマン』と合わせて、『ミッドサマー』の元ネタとされているんですよね。
今村昌平の熱量ですねぇ。
北村和夫のうまさ、河原崎長一郎の苦悩する青年ぶり、圧巻なのは、沖山柊子の凄まじさ、でしょう! 神がかっている、というか、のりうつっているというか。
役者たちも鬼気迫っていて、現場にいたら、気が狂いそう。
もう、こういう映画は作れないだろうなぁ。
しっかし、9月15日に4Kレーザープロジェクター導入以降の目黒シネマは怒涛のラインナップで困っちゃうよ。。。
sun 29/09/24