1か月ほど前、2024年8月下旬、八幡(福岡県北九州市)を訪ねたときのこと。
入ったのマックスバリュにテナントとして入っていて、目を留めてしまいました。
「八幡饅頭」
https://tsuruyahonpo.co.jp
“白あんをカステラ生地で包んだ素朴なお菓子”で、
長崎街道(シュガーロード)はそれなりに調べたけど、記憶にない、と思ったら、
2014年2月に84年の歴史にいったん幕を下ろしたものの、
2021年に復活させた(とウェブサイトにありました(↓)。
https://tsuruyahonpo.co.jp/2021/09/01/hello-world/
なんてことをソーシャルメディアに投稿したら、貴重な意見交換ができたので、備忘録として残しておきたいと思います。
・福岡では地元TVCMで流れていたそう
(こちらの終盤にあります(↓))
https://tsuruyahonpo.co.jp/history/
・千鳥饅頭(福岡県飯塚市)の弟さんが創業(↓)
https://tsuruyahonpo.co.jp/history/
なので、千鳥饅頭と似ている、のも納得。
こんなのも見つけまして(↓)、
出処がわからないのですが、ちゃんとしたところ、地元の新聞とかなぁ、
で、私初めて知ったのですが、黒田藩は養鶏に力を入れていたんですね。
道理で。だから、鶏卵素麺もあったのか!
もちろん、シュガーロードの南蛮菓子は卵をたくさん使うのも特徴のひとつではありますが、ないことには作れないわけで、
藩が鶏卵を産業として推奨していた、ってのもお菓子文化には大きいですね。
<課題>
八幡の「鶴屋」は佐賀の老舗和菓子店「鶴屋」と関連があるのかな?
八幡の創始者は佐賀市久保田町出身で、実家は1630年創業。佐賀は1639年創業。
お菓子、という点だけでなく、時代や環境、状況などと絡めて調べたい。
炭鉱や製鉄は産業、シュガーロードは菓子、そのカテゴリーからのみ語られがちですが、全部密接に結びついているんですよね。
八幡の「鶴屋」は、まさに日本の近代化、製鉄業に興隆に伴い、昭和5年(1930)、官営八幡製鉄所の前に開業したわけですから。
調べたいこと、ほんと、いろいろです。
そして、私はネット老人で、1995年からネットに触っていて、
・人やメディアを介して情報が伝播される
に加えて、
・情報を介して人やメディアがつながる、しかもワールドワイドで、マスも個人も同じ土俵で(厳密には違うけど)
ということに驚き、価値観の大きな転換を促され、それをまた感じた次第です。