「松本清張記念館」へ。
https://www.seicho-mm.jp
10年ぶり、かな。
企画展の「松本清張と井上靖―新進作家と目標の星」はさして興味がわかず、見ず。
オリジナル映像[推理劇場 日本の黒い霧-遙かな照射]を全部観たかったけど1時間20分と長丁場なので次回。
地下の読書室で読みふけりそうになったけど、これも次回。
一緒に行った23歳の若者は、松本清張を知らないので、あれこれ質問される。
言われればそうだな〜、古代史と推理が並列だし、仕事部屋の机で斜めになってる机はコンピュータ以前の手描きの時代に、グラフィックデザイナーや建築家が使ってたものだし。
知らないと、なんで?になるだろうな。
映像を全部観なかったのは、若者が退屈かな(下地がないのが分かったから)、ってのもあったけど、『日本の黒い霧』や『黒地の絵』を、私がちゃんと説明できるともヒントだけでも伝えられるとは到底思えなかったから。読んだのは、何十年も前だし。
年譜の、
“福岡県企救郡板櫃村(現、北九州市小倉北区)で出生”
は、いい加減、修正した方がいいんじゃないの。
本人が“広島生まれ”と語ってるわけで(しかも、こちらが濃厚)、でも、確証はない、って言うのなら、並列でいいから入れてよ。
何も言及しないのは、おかしい。視線が来館者に向いてないな〜(映像もその傾向が見られた)。
作家・松本清張を育んだ東京に出るまでの長い期間を、北九州市で過ごしたんだから、記念館がこの地にある意味と意義は十分にあるし、それでいいじゃないの。
にしても、この日は、「北九州市漫画ミュージアム」とはしごして(「くらもちふさこ展」が目当てだったんだけど)、
すっかり“松本”祭り。
sat 24/08/24