ストーンヘンジの中央にある「祭壇石」。
新石器時代の人々がスコットランド北東部、おそらくはオークニーやシェットランドから750kmもの長い道のりをかけて運んできたと言われていて、
それを証明したのが、2024年8月14日付けの『Nature』の論文。
このニュースは、週末に各メディアで大きく報じられました。
イギリスの新聞「The Guardian」も同様。
さらに、「The Guardian」の記事では、1920年代にストーンヘンジで発掘されたメイスヘッドが、地質学的にはヘブリディーズ諸島のもので、オークニーでも、ストーンヘンジと同じ時代の遺跡からよく似た遺物が見つかっていて、
考古学者たちは、ストーンヘンジのメイスヘッド自体が、西の島々から輸入された石を使ってオークニーで作られたのではないかとさえ考えている、と述べています。
私は歴史に明るくないのですが、「The Guardian」の記事の写真を見たときに、
すぐに思い出されたのが、スコーン(scone)。
そう、クリームティーやアフタヌーンティーでもおなじみのお菓子ですね。
スコーンの由来は諸説あるのですが、
そのひとつ、スコットランドの、その名もスコーン城の、The Stone of Scone/The Stone of Destiny(運命の石)を想起させるんですよね。
歴代国王の戴冠式に使用された椅子の土台で、だからベーシックなスコーンは石の形に焼き上げられる、という、ね。
ストーンヘンジ中央の「祭壇石」がスコットランドから来ていたのであれば、
ストーンサークルがスコットランドにあるのは当然で、関連も濃厚、ってことなのかな?
もう証明されているのかな?
そして、スコーンに見るように、このような円型状のものは、特別な意味を持っていた、ってことなのかな?
スコーンの由来とされる「運命の石」とストーンヘンジの「祭壇石」に関連はあるのでしょうか?
謎は深まる。
謎を解きたい。