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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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イギリスの食ニュース(2024年8月22日)


イギリスの食ニュース(2024年8月22日)
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<イギリス>
“London area that chased far-right out of town have a new target to get rid of
ロンドン東部地区、人気ベーカリーの出店に困惑”


場所は、ウォルサムストウ、ベーカリーはアルチザンベーカリー先駆者的存在の「ゲイルズ/Gail’s」
出店を阻止する嘆願書に署名が集められました。
というのも、地元の独立した家族経営のビジネスが集まっていて、大切にしたいことから。
「ゲイルズ」の品質に敬意は払いつつも、ウォルサムストウの魅力に欠かせない個性や多様性が薄れる恐れがあるから、と。
チェーン店は、そこがどんな店か知っていてありがたい存在ではあるのですが、そのエリアの特性を奪う、ってのは確かにそう、なんですよね。


“The £2.20 cup of tea: is this too much to pay for a hot drink?
£2.20の紅茶は高すぎるのか?”


ウェールズ・レクサムのカフェに届いた手紙は、一杯の紅茶の値段に激怒したものでした。値段は、£2.20。
しかし、地元の、同じような独立系の飲食店で値段を調べたところ、他の店では紅茶一杯に£2.29〜2.50、平均価格は£2.42でした。
高い、と思うかもしれませんが、それでもコーヒー一杯の平均価格(カフェラテは£3.51)より£1ポ以上安い。
お店側の言い分としては、「広告とマーケティング、経理費、清掃用品、修繕費、電気代、人件費、厨房と店内の設備、ライセンス料、決済処理費、POSソフト、銀行手数料、電話とインターネット、水道代、廃棄物処理費、家賃、ローン、配送料、購読料/会員費などがかかる」と。
確かに、今のイギリスはどこもかしこも外食は、高い。でも、私としては、お店側の言い分の方が納得できるなぁ。目の前に提供される飲み物や食べ物にかかっているお金は、材料費だけ、じゃないですからねぇ。
確かに、イギリスが今ほどフーディーでなかった30年ほど前は、パブでビールも食事もドリンクも飲んでいた頃は、コーヒーや紅茶は£1しなかった、と記憶していますが、コーヒーとか、う〜む、って味でしたよ。。。


<日本>
“英国産シーフードが日本市場へ進出!高品質な魚介類が注目を集める理由”

これ、今のピンポイントだと、正直、大きな疑問。
イギリスの水産業が盛況、とは思えないし、
イギリス人と日本人とでは嗜好が違うし
(日本では、脂がのった、がよしとされますが、イギリスでは、どうかな?
 現に、さばは、日本のものほど脂がのっていなくって、だからこそ、脂も油も苦手な私は好み)。
イメージとして、イギリスにそこまでシーフードのイメージがないし(逆に、むしろ、日本にはあるだろうから)。
でも、温暖化などで、とれる魚も季節も変わっているから、実は可能性は大きい、のかもしれない。


thu 22/08/24

by ricoricex | 2024-08-22 12:00 | イギリスの食ニュース