あ〜、あ〜、あ〜っ!!!
モリイが息子にウィリアムって名前をつけたのは、リーアム(・デヴリン)からだ〜っ!
リーアム(リアム)はそのままで名前であると同時に、ウィリアムの愛称であって、
はたまた、リーアム(リアム)はアイルランド系の名前で、それがイングランドになるとウィリアムになるわけで。
(ショーンはアイルランド系の名前で、イングランドのジョンと、起源が同じ、ってのと同様。でももっとわかりやすい、のに)
ハリイ・ケイン、ってアルファベットで綴ると、Harry Kane、だよね?
えっ、ハリー・ケインと同姓同名? イングランド代表? フットボーラー?
あ〜、混乱する!
私は、視覚が脳の認知と強く結びついているから、文字も(音の表記ではなく)ビジュアルで認識するから、ってのもあるのでしょう、
今の今まで気がつかなかったよ!
終盤で<自分がいかにして戦争に勝ったか> 雑誌の類のもの、と出てきて、
ん? これって、元の英語は“How I Won the War”ってこと?
ジョン・レノンが出演した映画のタイトルと同じじゃない!
“Keep Calm and Carry On”同様、戦時下のスローガンというか常套句というか、なの?
冒険小説ゆえ、ブローニングも出てきて、
銃のブローニングが、スコットランドの詩人、ブラウニングと同じ綴り、 Browningと気づいたのは、同じく、ジャック・ヒギンズの『死にゆく者への祈り』を読んでいたとき。
ちょうど映画『気狂いピエロ』を観たタイミングと一緒で、銃が出てくるシーンで、「そういう詩人がいる」とかなんとかナレーションが入って、あっ!となったわけです。
にしても、2〜3年ぶりに『鷲は舞い降りた』を読んだけど、おもしろいですねぇ。
同時に、クラシックであり基礎教養であり、ってのも思い知らされますねぇ。
歳をとって読み返すから気づくこともある、ってことでしょうが、
言葉、綴り、に目が向いた今回、オリジナルの英語版も手元に置いとかないといけないかも、とも感じてしまいました。。。
もうすぐVJデーでもあり、戦勝国でないと書けない小説だよなぁ、とも。
この日が近くなる今頃や、11月11日のリメンバランス・デーでのロイヤルアルバートホールでのセレモニー(厳か、というよりも、華やか。こういう場の大円団で演奏される「威風堂々」((Land of Hope and Glory)がそれを物語る)などを現地イギリスで観ると、どうにも居心地の悪い気持ちになる、ジャパニーズの私です。
・・・
『鷲は舞い降りた』ではジャージー島のセント・ヘリアやコーンウォールのパトストゥなど、行ったことのある風景が、頭の中に広がり、
初めて読んだ時は20代前半で、行ったことがなく行く予定もなかったから、特に引っかかりもなかった、のにね。
特に、ジャージー島は、飛行場からタクシーを拾ったときに、30分くらい乗ってたかな、道中、タクシーの運転手さんと他愛ない話をあれこれしたのですが、
ジャック・ヒギンズが住んでる?住んでいた?んですよ〜、って言ってて、そのとき、タクシーの車窓から見た光景が。彼の小説と直結してしまうようになったんですよねぇ。