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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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『放浪の唄』


『放浪の唄』_e0038047_09255547.jpg


2024年7月20日(土)・21日(日)開催された「BOOK MARKET 2024」(↓)で出合った一冊。

パッと見で、おっ、と思い、
聞けば、放浪の詩人が世に出るきっかけとなったエッセイを、半世紀ぶりに復刊させた、とのこと。
九州(熊本・福岡)を、仕事も転々としながら、底辺の暮らしを綴ったもので、
作品も、作者も初めて聞いた。

熊本で漂白の詩人、なんて、種田山頭火、みたいじゃない。
北部九州を転々とした、なんて、林芙美子、みたいじゃない。

こういうの、こういうイベントのいいところよね。
出版社の担当の方が、どんな思いで本を作ったか、ちゃんと語ってくれる。

じゃあ、と買ってみる。

おもしろい、んだけど、そこまでは刺さらなかった、かなぁ。
こういうのは、最終的には好み、だからねぇ。
『放浪の唄』がどうの、ではなく、読み継がれるものの凄みを感じた。

出版社の方が詩人だけどエッセイが、とおっしゃっていたのはなんとなくわかる気はする。
なので、エッセイを2、3読んでみたい。

そして、名前がそぐわないかも、って思っちゃった。
高木護、って詩人、というよりも、スポーツ選手とかお役人、みたいじゃない。



by ricoricex | 2024-08-01 00:00 |