2024年7月20日(土)・21日(日)開催された「BOOK MARKET 2024」(↓)で出合った一冊。
パッと見で、おっ、と思い、
聞けば、放浪の詩人が世に出るきっかけとなったエッセイを、半世紀ぶりに復刊させた、とのこと。
九州(熊本・福岡)を、仕事も転々としながら、底辺の暮らしを綴ったもので、
作品も、作者も初めて聞いた。
熊本で漂白の詩人、なんて、種田山頭火、みたいじゃない。
北部九州を転々とした、なんて、林芙美子、みたいじゃない。
こういうの、こういうイベントのいいところよね。
出版社の担当の方が、どんな思いで本を作ったか、ちゃんと語ってくれる。
じゃあ、と買ってみる。
おもしろい、んだけど、そこまでは刺さらなかった、かなぁ。
こういうのは、最終的には好み、だからねぇ。
『放浪の唄』がどうの、ではなく、読み継がれるものの凄みを感じた。
出版社の方が詩人だけどエッセイが、とおっしゃっていたのはなんとなくわかる気はする。
なので、エッセイを2、3読んでみたい。
そして、名前がそぐわないかも、って思っちゃった。
高木護、って詩人、というよりも、スポーツ選手とかお役人、みたいじゃない。