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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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『碾臼』


『碾臼』_e0038047_21581560.jpg

とにかく眠くてだるい数日を過ごしている。
ページ数があまりなく、刺激的でないものを読もうと、取り出したのは、
『碾臼』(1965年/マーガレット・ドラブル著)。

もう何度読み返しただろう。
30年以上、繰り返し繰り返し読んでいる。

できごとだけを拾うとシングルマザー、女性の自立、といったフェミニズムの文脈で語られるんだろうけど、
私の場合はそうではなく、それらはあくまで設定に過ぎなくって、

Crippled inside
Lost in translation
Different class

を丁寧に描いていて、そこに深く揺さぶられるんだと思う。
映画『こわれゆく女』(1975年/ジョン・カサヴェテス監督)を観るたびに、心を炙り出されて身動きがとれなくなるように。

にしても、ここのところ、『夜空に星のあるように』(1967年/ケン・ローチ監督)『ワン・プラス・ワン』(1968年/ジャン=リュック・ゴダール監督)、『ワン・プラス・ワン』、おまけで『冒険者たち』(1967年/ロベール・アンリコ監督)、
『ザ・ビートルズ:Get Back』(2021年/ピーター・ジャクソン監督) 、『ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート』(2022年/ピーター・ジャクソン監督) ※映像素材としては1969年
と 1960年代後半の(スウィンギング・ロンドンの)時代のものにふれているなぁ。
とかく点で、または縦軸で語られがちだけど、同時代でも当然クラス(階級)や立場(職業)によって違うから、横軸で考えてみたい。

by ricoricex | 2022-02-28 00:00 |