天ぷら食べたいな〜、
専門店じゃなくって、町の割烹、っていうのかな、
お寿司もあってお刺身もあって、冬はお鍋もあって、そこに天ぷらもあって、みたいなお店、
地元の人たちの冠婚葬祭や、会社の小ぢんまりとした集まりで使うようなお店、
ファミレスが一般化する前のファミレス的な、気軽で気楽なお店、で。
きちんとした割烹はあっても、食堂よりはちょっといい、でも普段着でそのまま飛び込めるこの手のお店って、今や貴重。
「鮨割烹巴」(武蔵小山、東京)はそんな私の希望に沿ったお店。
ランチは、日替わりの和食膳や、にぎりやちらしは1000円前後で食べられるけれど、
天ぷらが食べたかったので、ともえ膳(1980円)にする。
麒麟のクラフトビールSPRING VALLEYも頼むとしますかね〜
(本当は瓶ビールを飲みたかったけど、麒麟は一番搾りしかなかった。。。クラシックラガーが好きなのだ)。
昼に少し飲むのは気持ちいい。夜飲むより好きかも。極楽、極楽!
こういうお店の天ぷらは、専門店と違って主張しすぎないのがいい。
さっくり、軽やかでやさしい。
一品一品出てくるので、リッチな気分。
お刺身、天ぷら、焼き魚、茶碗蒸し(たっぷり!)、ご飯とお味噌汁、香の物。
天ぷらが終わったくらいで、ご飯はいつがいいか、聞いてくれるのもありがたいねぇ。
ご飯はおかわりOKってのもありがたいねぇ。
日常の延長にある、でも家では作れない、ちゃんとおいしい、はいいね。
すごくおいしい、とは違う、いつもの、安心と信頼、なんだよなぁ。
私がこの店が好きなのは、今どきの(イギリスの)言い方で表現するとneighourhoodっていうのかな、ご近所感覚のお店で、
それが証拠に、近所の人、特に年寄りが多いんだよなぁ。
今日は小上がりでは親族の集まりがあって、予約をしに立ち寄った人も。
そして、これが私にとってものすごくポイントが高くって、
お店の方は気さくなんだけど、程よい距離感があるのがいい。
私は下町なんかのプライベートゾーンにずかずか土足で入ってくる感じが苦手で、かといってまったくの知らんぷりはちょっと寂しい。
そのあたり、東京の城南地区、山手の下町の飲食店は心地いいんだよねぇ。
fri 26/01/24