<イギリス>
“The ‘sleepy girl mocktail’ is just making dry January all the more unbearable
寝つきをよくするモクテルは、Dry Januaryに有効か”
イギリスの流行はTikTokに端を発し、Dry January(ノンアルコールの1月)で賑わせているのが、そのまも“sleepy girl mocktail”。
チェリージュース、炭酸水、そしてマグネシウムパウダーで作ったモクテルで、一見ヘルシーに思えるのだけれど、紹介しているのはインフルエンサーで、医学的にも栄養学的にも睡眠をよくするとする根拠はない、と。
なかなか辛辣ですが、垂れ流しにするのではなく、咀嚼してその上で見解を述べる姿勢は、メディアの、それがマスメディアであればあるほど、ますます必要かな。
“‘Restaurants can’t be run off a spreadsheet,’ says new chief of Neapolitan pizza business Franco Manca
フランコ・マンカ新社長曰く「レストランは表計算ソフトでは経営できない」”
フランコ・マンカはサワードウを使ったナポリ・ピザの専門店。
日本企業のトリドールが買収し、新社長に抜擢されたマルセル・カーンは、
「自分は財務の人間ではない、
スタッフ、顧客、そして料理を大切にする人間を責任者に据えるという意識的な決断をしたのだと思います」と。
レストランは、ビジネスである以上利益を出す必要はあるけれど、料理も大事だけど、何よりホスピタリティ産業だからなぁ、と私も思っちゃうなぁ。
“London's best greasy spoon cafés
ロンドンのベスト・グレイシースプーン・カフェ”
トップの写真を見て、おっ、Regency Cafeと思ったら、
やはり、そうでした。
“greasy spoon”は脂でギトギトのスプーン、そこから転じて、揚げ物などを出す、安食堂のことで、カフ/caff(カフェではない)という言い方をすることも。
日本で大衆食堂がどんどんなくなっているように、イギリスでも同様、減少の一途をたどっています。
(その一方でソーシャルメディアで若い世代に人気沸騰なところも出てきていますが、それはごく一部)
そんな絶滅危惧種の、ロンドンのgreasy spoon cafeを集めたのがこの記事。
ピックアップされた9軒は以下のとおりです。
01. Regency Cafe(ピムリコ)
02. E Pellicci(ベスナル・グリーン)
03. River Café(フラム)
04. Terry's Cafe(サザーク)
05. Norman's Cafe(タフネル・パーク)
06. The Electric Café(ウェスト・ノーウッド)
07. Mario's Café(ケンティッシュ・タウン)
08. Andrew's Restaurant(グレーズ・イン・ロード)
09. Marie's Café(ウォータールー)
中には、2020年開業の新顔も!
ちなみに、01. のRegency Cafeと、02. のE Pellicciは、私も行ったことありまして。
こちらのレポート(↓)で、どんな感じのお店なのかつかめてもらえるかな〜、と思います。
朝食@リージェンシー・カフェ/Regency Cafe(ロンドン) https://ricorice.exblog.jp/25484104/
朝食@イー・ペリッチ/E. Pellicci(ロンドン) https://ricorice.exblog.jp/25893204/
wed 31/01/24