
とてももなくおもしろい! レベルが違う!
生きるのも死ぬのも呆けるのも怖くなくなる。
南米の死生観や世界観もあるんだろうけど、
人も町も、濃密であっけらかんとした生と死が一緒くたになり、
それを物語という形をとって、しかもかたくるしくないエンターテイメント性も伴っていて、むしろぶっとんでいて、ぐいぐい読ませる。
同じ名前の人物があれこれ登場するけれど、そんなの、誰が誰かなんて、どーでもよくなる。
ものすごく映像的、なんですね。
意識の流れよりも、描写とエピソードで構築されているからでしょう。
においまで漂ってくるよう。
訳者の力も、相当大きい。
まだ、言語化できないものの、とりあえず覚え書き。
現時点で言えるのは、若い頃に挫折したりよくわかんなかったりしたものが、ガンガン楽しめるようになって、
歳をとって本当によかったってこと。
・・・
『百年の孤独』は、確か今、映像化が進んでいる、んじゃなかったかな。
今までされてなかった方が不思議。
私が映像作家だったら、とびつく、と思うもん。
で、誰がいいかなぁ、と思いを巡らせたら、
今村昌平、だ!
一族の物語でいうと、『ゴッドファーザー』はひとつのやり方で、
私としては、評価はするけれど、好きではないんですよね、絆みたいな縛りの色が強くって、メロドラマちっくで。
同じマフィアものなら、スコセッシの『グッドフェローズ』の方が断然好みだし。
でも、『百年の孤独』を撮るのはスコセッシじゃないなぁ。
あっ、今村昌平、じゃない!
待てよ、もしかして、『神々の深き欲望』で近いことをやったのか。
あいにく、未見。。。観たい!
新文芸坐か国立映画アーカイブでかけてくれないかな。

