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イギリスの食、イギリスの料理&菓子 ricorice.exblog.jp

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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
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Fly Away Somewhere Alone -2-


Fly Away Somewhere Alone -2-_e0038047_08495364.jpg

これまでの話はこちら → → https://ricorice.exblog.jp/30637087/


機内に入ると、私の隣、通路側の乗客はすでにいて、私の前の席の人と話していたので、「席変わりましょうか」というと、「いやいや、ただのneighbourだから(たまたま知り合って、ちょっと話しているだけ)」と。
「久しぶりのヨーロッパ便だけど、14時間のフライトは長いですね」
「まったく。あっ、そう、トイレとかで席を離れたいときは遠慮なく声をかけてくださいね。寝てたら、ツンツンして構いません」とにっこりしたのは、オランダ出身の好青年。
食事のときとか話をすると、音楽(音響)関係の仕事をしている、とのことで日本での仕事を終えての帰国とのこと。原宿のフェンダーショップの話などをする。

ロンドンは年に2回出張で行っている、と。
「変わっちゃったかなぁ」と言うと、「そんな大きな変化はないですよ。ただ、物価がねぇ」
Everything is pricy、か(そして、現地で、それを実感する)。

にしても、ですね、荷物を預ける以外は、オプションで何もつけなかったので(オプションにあったかな?)、
支給されるのは枕とブランケット、イヤホンのみ。
スリッパも歯ブラシセットも、なし。なくていいけど、なくなったんだな、と。
エチケット袋もしょぼくなったなぁ。

機内販売(免税)もなくなってた。けど、これって、もう随分前から?
なくなった、ってこと? 購入はオンラインで、ってこと。
自分が買い物をしないのでまったく注意を払ってなかったから、今さら気づいたのかもしれない。(20年ほど前に利用したSAS(スカンジナビア航空)の免税品のカタログが、ちょっとざらっとした感じの厚みのある紙を使っていて素敵で、機内誌ともども今も大事にとってます。)

そして、機内食、ね。
私、機内食、割と好きなんです。味、というより、あのコンパクト感と近未来的な感じが。
で、今回のKLM、量が減った、気がします。
そして、往路の最初の食事で、お豆腐の照り焼き(がんも、みたいなものだった)と魚のフライ、という選択肢だったときに、ああ、もう本当に肉を食べる時代は終わったんだな。と痛感してしまいました(2度目の食事はチキンか野菜、という選択肢でした)。
ベジタリアンメニューはオプションで別にありますが、まあ、これはたいていの航空会社でも前からありますね。ただ、以前は、航空会社によるでしょうが、別途料金ではなかった、かもしれません。

カトラリーはとうの昔に、ステンレス(?)からプラスティック。
グラスもとうの昔にプラカップになったし、コーヒーなんかはプラスティックのカップ(&ソーサー)に入れてくれてたけど、今は紙コップだし。
喫煙OKだったってのも遠い昔、ですねぇ。

2回出た食事は、まあ、こんなもんかな(量は減ったとはいえ)、でしたが、
途中の軽食で出されたサンドイッチに悲しくなってしまった。。。
成田に着く頃から、無性にプレタ・マンジェのサンドイッチが食べたくなって、あと何時間かでありつける!な気分だったので、余計に。
食パンに具材を挟んでカットして、ラップで包んであって、ひとつはハムとチーズ(だったかな?)、もうひとつがナポリタンの具、みたいなので、これが、私にとって悪夢の時間以外の何物でもなかった、小学校の給食を連想させるもので、深いため息。

途中、ノーザンライツ(オーロラ)が見えますと、というアナウンス。
機内が少し色めき立つ。
こういうアナウンス、初めてだなぁ。ルートが変わったから見られるようになった、のかなぁ。

ふと、あれっ、乗り換え、大丈夫かな(間に合うかな)という疑問がもたげる。


wed 08/11/23


続きはこちら → → https://ricorice.exblog.jp/30637090/


by ricoricex | 2023-12-16 00:02 | 旅の記憶