<イギリス>
“Dishoom Canary Wharf recalls 1970s Irani cafes near Bombay Stock Exchange
「Dishoom」の新店、カナリーワーフ店は店舗デザインにも注目”
モダンレトロなインドカフェ、といえばいいのかな、
イギリスで人気の飲食店「Dishoom」はこんなお店です(↓)。
https://ricorice.exblog.jp/27226476/
https://ricorice.exblog.jp/28488672/
この「Dishoom」が、5年ぶりにロンドンに新店舗をオープン。
ロンドンの多くの銀行本店の近くというロケーションから、1970年代のインド、ボンベイ証券取引所近くのイラン人カフェをイメージして、店舗デザインがなされた、と。
「Dishoom」は、私がこれまで行った範疇(ケンジントン、キングス・クロス)でも、内装など店舗デザインが素敵なんですよね。それぞれにストーリーを持たせていて、外食が単に食べる、だけでなく、体験する場である、ってことを再認識させてくれます。
これまでと同じ建築スタジオをタグを組んだとのこと、この記事の写真を見る限りでも、期待できそうです。
“Vertical Farming Has Found Its Fatal Flaw
垂直農法で栽培された野菜が食卓まで届かない理由”
1年ほど前の記事ですが、大事なことを伝えているので、要約を記しておきます。私の備忘録も兼ねて。
2022年6月、6月、イギリスのベッドフォード郊外に広大な垂直農場「Infarm」がオープン。
年間2000万本の野菜を生産するようになる、はずだったのだが。。。
11月29日、半数以上にあたる約500人の従業員を解雇。イギリス、フランス、オランダでの事業を縮小し、利益を上げられる可能性の高い国に集中するという同社の計画に乗っ取ったものだ。
理由は、エネルギー価格の上昇。
植物を育てるLEDには大量の電力が必要で、この分野は電力価格の上昇に非常に弱い。2020年12月から2022年7月にかけてEUの消費者向けエネルギー価格は58%近く上昇。1年半前、ヨーロッパの垂直農園は運営コストの約25%を電気代に費やしていた。
そしてインフレが高進するヨーロッパでは、従来の畑や温室で栽培される作物との競争が激しく、価格競争に太刀打ちできない。
垂直農法が生き残る可能性があるのは、エネルギーが安く、屋外で作物を栽培するのが難しい国々で、中東がそれに該当する。
目下のところ、垂直農場は農業の変革には至っていない。
垂直農法は露地栽培に比べ水や農薬の使用量を大幅に削減でき、サステナブルな野菜栽培方法としてPRされてきたが、LED電球を点灯させるために必要なすべてのエネルギーは、栽培された野菜が最終目的地まで何百キロもトラックで運ばれる露地栽培の野菜よりもCO2排出量が多いことを意味する。
すべての電力が自然エネルギーでまかなわれる世界であれば、CO2排出量はもっと少なくなるはずだが、現実はそうではない。
模索は続く。
<イギリス、ではないけど>
“Wines of the Year 2023: The top-scoring bottles
「Decanter」による、2023年のトップワイン”
ヨーロッパのワインのマーケットの中心はイギリスで、世界のワインメディアの牽引役でもある「Decanter」。
その「Decanter」が、エキスパートとともにお気に入りのワインを選出、ブラインドテイスティングによる点数の高いボトルから、個性的なリストを作成したのが、これ。
私としては、ジョージアワインが入っているのが、感慨深い。
というのも、ここのところジョージアワインの試飲会に足を運び、そのたびにおもしろさを感じているから。
同じワインメーカーの同じものでも、年によって味に幅(違い)があるのも、ワインだってぶどうから作る、つまり農作物の加工品だから、違いが生じて当然なわけで、そのあたりも興味深い。
wed 03/01/24