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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
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イギリスの食ニュース(2023年8月19日)


イギリスの食ニュース(2023年8月19日)
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<イギリス>
“One of London’s most iconic restaurants set to close after 56 years
ロンドンを代表するフランス料理店、56年の歴史に幕”


「Le Gavroche」、2024年1月に閉店。賃貸契約の終了を機に、将来を考えた結果の決断、とのこと。
レストランこそ閉店するものの、ポップアップなどでは「Le Gavroche」として登場するそうです。
この記事では、レストランの年表もあり。
家族でやってきて、引き継がれるもんだとばかり思っていました。
記事を読みながら、イギリスがまだフーディーじゃない時代からですし、関わりのある料理人たちの名前からうかがえるように、改めてその役割の大きさを感じた次第。


“You’ll be able to get free drinks at over 900 UK pubs this Sunday for the World Cup final
サッカー女子ワールドカップ決勝戦の日曜日、イギリスの900軒以上のパブでフリードリンクを提供!”


8月20日(日)は、イングランドはスペインとの優勝戦。
なんと太っ腹!なオファーをしたのは、Greene King系列のパブ。
ユニフォームとかフェイスペイントとか、イングランドサポーターであることがぱっと見でわかれば、ビールでもワインでもスピリッツでも、キックオフの午前11時から午後2時までの間、1杯無料、とのこと。
Greene Kingは昨年の男子ワールドカップの際も無料提供していて、
時代はsober(飲まない)、んだけど、飲む人は飲むし、飲むためにパブに来て、興奮状態の中、1杯で終わるわけないだろうから、呼び水としては非常に有効、なのかも。
い、です。。。


“Councils urged to let pubs open early for fans to roar on Lionesses
イングランド代表を応援するため、パブを早く開店するよう議会が要請”


先のニュースの続き、というか、関連、というか。
サッカー女子ワールドカップ、なんせ決勝ですからね。サッカー男子とあわせても、1966年以来初の決勝(らしい)。
キックオフ前にパブに集まれるように、と。
現在、日曜日の午前10時以前のアルコール販売は禁止されていて、パブや飲食店は各ライセンスで開店時間やアルコールを提供できる時間が決まっていて。という状況。
夏季休会中で国会は開かれてなくって、緊急召集の要求は却下され、結果、地方議会や警察に延長の承認を依頼。
他もろもろ、なかなか手続きが大変なのねぇ。。。

それはそれとして、なんだかんだでパブで飲みながら観戦、が王道なんだな〜。
8月11日までに申請が必要だった、ってことで、先のニュースのGreene Kingはそうした、ってことなのかな?
にしても、議会が動くって、すごいね。


“AC/DC's Brian Johnson visits Northamptonshire village pub
AC/DCのブライアン・ジョンソン、小さな村のパブに現る”


イングランド中東部のノーサンプトンシャー州の村、ポールブルックにあるパブ『Kings Arms』にやってきたのは、AC/DCのブライアン・ジョンソン。
道に迷ってのことだったらしい。
対応したスタッフは、AC/DCの長年のファンで、思いがけない来訪者に大喜び!
約45分、白ワインを飲みながら喋り、母親秘伝のトマトソースのレシピを明かしてくれたらしい。Oxoキューブが味の決め手、だとか。
嬉しかっただろうなぁ。
私も、ロンドンのデザイン・ミュージアムで、サー・ポール・スミスに会ったとき(↓)は嬉しかったもんな〜。一生自慢するもんな〜。
ポール・スミス展@デザイン・ミュージアム


“Wine bar group Vinoteca on the brink after filing for protection from creditors
ワインバーグループ「Vinoteca」が債権者からの保護を申請。倒産の危機か?”


2005年創業。
現在、ロンドンの5店舗で営業しているものの、鳴り物入りでオープンしたバーミンガムの大きな店舗はオープンからわずか1年も経たず、今年5月に閉鎖。
理由は、コスト上昇、インフレ、エネルギー料金の高騰、定期的な列車のストライキなど。
「Vinoteca」は管財人を選任する意向を裁判所に申し立てたため、債務超過に陥る危険性にさられている、と。
どこも状況は同じ、かもしれません。。。
「Vinoteca」、ワインバーであり、ワインが楽しめる食事ができるスポットでもあり、ワインが買えるショップでもあり、敷居が高くなくって、なかなかいいなぁ、と思っているので(↓)、事情はあるにせよ、なんとか踏ん張って欲しいところではあります。
ランチ@ヴィノテカ/Vinoteca(ロンドン)


sat 19/08/23






by ricoricex | 2023-08-19 12:00 | イギリスの食ニュース