『はなればなれに』 @ ヒューマントラストシネマ渋谷(東京)
特集上映“追悼 ジャン=リュック・ゴダール映画祭”
渋谷、有楽町では、4月28日(金)〜5月18日(日)まで開催され、現在は他のエリアや全国でかかっているよう。
1960年代と80年代を中心に、9作品をラインナップ。
結局3本しか観れなかった。。。
『ウイークエンド』 と、『パッション』と、
この『はなればなれに』と。
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『はなればなれに』(1964年)
タイトルはフランス語だと、Bande à part(バンド・アパート)。
もはや、タランティーノの映像制作プロダクションの名前としての方が、認識度は大きいかもしれない。
『はなればなれに』は前に観てる、と思うんだけど、ダンスのシーン以外、な〜んにも覚えちゃいなかった。
ハル・ハートリーの作品で、もろ影響を受けてるの、あったな。
ふと、『突然炎のごとく』(1962年/フランソワ・トリュフォー監督)に感化されて、この作品を撮ったんじゃないか、って思う。
共通項は、男2人女1人という状況だけといえばそれまでだけど、なんか、ね。
アンナ・カリーナが走っているシーンがやたらかわいい。
んだけど、『突然炎のごとく』でもジャンヌ・モローも走ってたな。
カフェの名前だったかな、「勝手に逃げろ」「万事快調」と出てて、オリジナルのフランス語が同じかどうかわからないけど、その後の映画タイトルにつながっていく、のか。
語学学校で、トーマス・ハーディ、シェイクスピア、『ロミオとジュリエット』が出てきて、
やっぱりシェイクスピアを土台として持っとかないとなぁ、とまたしても思う。
そういえば、『勝手にしやがれ』でも『ロミオとジュリエット』は出てきて、予告編にも使われていたな。
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若くして、名声がもたらしたもの。
この人は自分のために映画を撮るようになったんだなぁ、とつくづく。
結局、『はなればなれに』はおもしろいか?
もう少しやりようがあった、んじゃない、やっぱり。
tue 16/05/23