
『大人は判ってくれない』『アントワーヌとコレット 〈二十歳の恋〉より』『夜霧の恋人たち』 @ 目黒シネマ(東京)
目黒シネマで今週、2023年4月22日(土)〜28日(金)にかかるのは
特集上映“フランソワ・トリュフォーの冒険”。
去年2022年夏だったかな、4K/デジタルリマスターでかかったのがおりてきた。そのとき、1本も観に行けなかったのでありがたい!
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『大人は判ってくれない』(1959年)
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ/「アントワーヌ・ドワネルもの」の1作目。
初めて観たのは20歳手前だった、と思う。
うわぁ〜、いいな!って思った。
その3〜4年前だったか、私が高校生のときにNHKで『たけしくんハイ!』のドラマがあって、このたけし役の子とジャン=ピエール・レオ(役名はアントワーヌ・ドワネル)が、役柄は違うんだけど、体つきだったり猫背だったりガニ股だったり、つまり身のこなし方や表情が似てて、どちらの少年もどちらの作品にずっぱまりで、こりゃキャスティングの勝利でもあるな、って感じたんだよな〜。
今回、約35年ぶりに観て、観始めるまでそんなだとは想像してなかったけれど、仔細をしっかり覚えていたのに我ながら驚く。
いい作品だな、という一言で済ませていたのは、その頃の私は言語化する術がなかったからで、いちいちしっかり覚えていたのは、意識していなかったけれど、それだけ強く心に刻まれたからに他ならない。
でね、前はまったくそんなことなかったのに、今回私は号泣しましたよ。。。
ジャン=ピエール・レオの表情ね。護送車の涙なんて、もうね。そして、友達の男の子の優しさね。
バルザックは、イギリスにおけるディケンズみたいなもんなのかな。
1950年代のフランスの学校ってこうなんかな。
こんなふうにテーブルをセットするんだな。
フランスの子供はずる賢いよなぁ(体育の授業かなんかで少しずつ抜けちゃうのとか、主人公が牛乳をかっさらったりとか、友達がかばったりかくまったりとか)。
そもそもこれが非行/不良? まったくかわいいもんじゃない。
って感想を抱いたのを思い出し、今回もそれは変わらない。
新発見としては、街のビスケット(LU?)のポスターはサヴィニャック?
あと、ストーリーはなかなかハードだけど、音楽が軽やかでテンポが良いのが、この映画をよい方向に色づけているんだな、と痛感した。
つくづく、『大人は判ってくれない』はいい邦題だなぁ。原題の『Les Quatre Cents Coups』じゃあ何のこっちゃだもん。
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『アントワーヌとコレット 〈二十歳の恋〉より』(1962年)
初見。
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ/「アントワーヌ・ドワネルもの」の2作目。
これ、いいね。キュンキュンしちゃうよ。かわいいなぁ。
こういうもどかしさって、文章でも音でもなく漫画でもなく、映像が向いている気がする。
そして、こういうのに私は一生、何回観てもその度にときめいちゃうんだろうな〜。
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『夜霧の恋人たち』(1968年)
「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズ/「アントワーヌ・ドワネルもの」の3作目。
『大人は判ってくれない』同様、以前に観てるんだけど、記憶がごっちゃになってる。でも何とごっちゃになってるんだ?
いろんな意味で、渋谷系っぽいんだよね。
いや、逆。渋谷系のオリジネーター、というか。
私の嗜好としてはそこまでじゃないな〜(笑)。
なんとなく観るのにはちょうどいい(ディスってるわけじゃないよ!)
それよりも、、、
気送便で、あっ!と声をあげそうになった。
これって、『未来世紀ブラジル』オリジナルの郵便手段じゃなかったのね。。。ちゃんとそういうのがあったのね。。。
数年前にロンドンのポスタル・ミュージアムに行って(↓)、郵便用に地下鉄道に乗車して、ばっちり見学もしたのに、いったい私は何を観ていたんだろう。
あと、ユニークがユニークと訳してあったけれど、英語の場合もその方が適しているなと感じることが多いように、唯一無二とした方がよかったのでは?
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今日は、わ〜い、特製マッチもらっちゃった!
通常は粗品要らない、なんだけど(苦笑)。
マッチって珍しいね。なんで? 今は喫煙者には厳しい世の中なのに。それとも非常時用って意味合いなのかなぁ。
喫茶店や飲食店のマッチ集めてた(というか気がつけば集まってた)なぁ。最大で靴箱に3箱ほど持ってたよ。手放しちゃったけど。


1週間で、全部で12のトリュフォー作品を上映するのよね。
ほぼ日替わり、みたいな。
一体どうすりゃいいのよ。
気づけばトリュフォーが亡くなった歳を超えちゃった。
『定本 映画術』は何十年かけて、遅々として進まず。一体何やってんだ、私。。。
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予告上映で狂喜乱舞しそうになっちゃった。
まだスケジュールが出てないけど、近々目黒シネマで『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』かけるんだ!
ともに予告がリアルタイムの1960年代っぽく、当時のを再編集したのかなぁ、これがめちゃくちゃかっこいい! 特に『勝手にしやがれ』はしびれる!
4Kリバイバルでかかった去年は気狂いみたいにほいほい観に行って、今年に入ってからも日仏学院で上映された機会を逃さず、今度は目黒か〜(ちょっと前に大森か蒲田でかかってたけど行けなかった)、またうなされたように出かけちゃうんだろうな。
私が観たいものバンバン持ってきてくれて、もう目黒シネマさえあればいいかもしれない。
sat 22/04/23

