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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


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Everything But The Girl『Fuse』




EBTGの24年ぶりのアルバム『Fuse』。
2023年4月21日、(現地時間で?)日付が変わると同時に解禁だったからかもしれないけれど、夜聴くと良さが増すような気がする。

今の時代の今の音。
キャリアを重ねたミュージシャンが、とりわけ久々にバンドとしてがっぷり組んで、となると、どういう方法をとるか。
かねてのファンが求めているかつての音、今の感覚を取り入れた音。


正解はないんだろうけど、彼らの場合は、リスナーにも、だけど、まずは自分たちに誠実な気がする。
というのも、えてして後者の場合は、本人たちが実際に今の音を楽しんでいるかどうかよりも、こういうのやっておきたい、時代に取り残されたくない感が、ときに痛々しく聞こえるのよね。
でも、そうじゃなくって、今自分たちの興味のある音を昇華させてる、ってのが新アルバムではよくわかる。これまでのスタイルだったし、今回もそうだった。

私とてベン・ワットのソロ、マリン・ガールズ、トレイシー・ソーンのソロ、EBTGの『Eden』などと初期の作品に熱狂したクチだけど、
変化は当然だし、それが自分の思考に合わなければ聞かないし、合えば聴く。

“to defy categorisation even at the risk of losing a guaranteed audience.”
“固定ファンを失ったとしても、カテゴリーにとらわれないでやる”.

“懐古趣味のライブをする気はない”
“過去は振り返らない”。
“今やっていることに自信を持つ”

言っていることが一貫してるな〜。かくありたい、もんです。


肝心の音触り、というか核の部分は、2年前にリリースされたケミカル兄弟の「The Darkness That You Fear」に似たところがある。
喪失感とその向こうにある希望の光、みたいな。

・・・

以下、レビューや音源など。










by ricoricex | 2023-04-22 00:00 | 音楽