
製作総指揮: ダニー・ボイル、(共同)脚本: アーヴィン・ウェルシュ、キャスト: ユエン・ブレムナー
いつもの布陣、って感じですねぇ。
『Pistol(セックス・ピストルズ)』同様、ダニー・ボイルによる、アラン・マッギーを主人公にすえたファンタジー。
冒頭でかかってたのがRocksでズッコケそうになって、LoadedかCome Together、ややひねってCountry Girlになるよなぁ、と思ったけど、すぐさま、ああ、これはシリアスさを出さないためにあえてなんだろうなぁ、と納得。
そもそもきちんと(?)クリエイション・レコーズの来し方を求めるなら、すでに『Upside Down』があるわけだし。
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それよりも、、、
クリエイションは初期からリアルタイムで体験しているから、いちいち当時の自分の行動と照合してしまうよ。
音楽オタクが高じて現地に行って、ついには住んじゃったくらいだから(苦笑)。
1991年、クリエイションから『スクリーマデリカ』『バンドワゴネスク』『ラヴレス(当時の邦題は、愛なき世界)』が並んでるのなんて、涙、涙、涙。同時に、いずれも色味がマゼンタだ〜、となってしまった。
この3枚以外にも良質なアルバムがクリエイションから出て、そりゃ熱狂したんもんです。
TFCのシーンで日本の女の子のファンが、ってのもおかしい。
ちょっと時代が噛み合ってないけど、まあ、いい。
当初はねぇ、田舎の青年団バンドに野郎ファンって感じで、実際2018年、現地では当時野郎、今は立派なおっさんが大半だったし、初来日(『Thirteen』の後)のon airも野郎が多かったし、
突然、女の子が飛びつくようになってて、不思議なんだよなぁ。『Grand Prix』以降かなぁ、何かきっかけがあったのかなぁ。
パンクの象徴のごとく、ダムドがかかったのはよかったねぇ〜。
お父さんとの確執とか和解とか、は要らなかったねぇ〜。、
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イギリスのクリスマスって、ほんと、日本のお正月に似てるんだよね〜。(これも義務、と)家族や親戚が集まる、っていう。
だから家族が揃うシーンはクリスマス(か冠婚葬祭)なんだよね〜。
案の定、紙の王冠かぶって、という。
私がイギリス人だったら、イギリス人って恥ずかしい、って間違いなく思うだろーなー。
お母さんがね、理解者でね、やさしいんだよね。
マンチェスターのギャラガー兄弟のお母さん、ペギーさんも、こんな感じ(精神的支え、という意味で)なんだろうなぁ、と思ったり。
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パンフレットのデザインがまんま「Studio Voice」で笑った、
Barras(Barrowland)、C86、ポストカード、53rd & 3 rd、セカンドサマーオブラブ、オレンジジュースetcが抜けてるぞ!はあるけど、まあ、いい始めたらキリがないわな。
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ダニー・ボイルは、すっかりこの手の音楽ものの人になっちゃった感があり、それだけじゃないとはいえ、印象としては強い。果たしてそれはいいことなのか。。。
『007』撮って欲しかったな〜。

