昨年から企画を進め、今年に入って本格的に制作が始まった『ポルトガル菓子図鑑』(誠文堂新光社刊)が、2019年11月6日(水)にいよいよお目見えとなりました。
11月6日(水)は発送される日なので、実際には、本日7日(木)から週末にかけて、店頭に並ぶでしょう(エリア、書店により異なります)。
『ポルトガル菓子図鑑』は、拙著(というか企画も構成も執筆も校正も、挙げ句の果てに菓子制作やスタイリングまで高い比率を自作自演でやったわけだけど)『増補改訂 イギリス菓子図鑑』、編集統括/制作指揮を務めた『ドイツ菓子図鑑』の姉妹版ともいえる本。
既刊の本同様、『ポルトガル菓子図鑑』でも、制作指揮/編集統括を務め(映画でいうと監督です)、ポルトガルのお菓子についてのストーリーや背景をいろいろご紹介する本に仕上げました。
レシピも入れていますが、これはあくまでどんなお菓子なのかを知るための補助的役割、といったところです。
ポルトガル菓子は日本のお菓子とも関わりが深く、南蛮菓子と称されるカステラや鶏卵素麺、金平糖、カスドースなどは、ポルトガルのお菓子がルーツ。
なので、ポルトガルのお菓子だけでなく、日本のお菓子に関心のある方にも、興味深い内容になっているかと思います。
著者&監修をしてくださったのは、京都・北野天満宮近くにあるポルトガル菓子専門店、“Castella do Paulo(カステラ・ド・パウロ) ポルトガル菓子店”のドゥアルテ智子さん。
打ち合わせや撮影で訪れ、撮影&試食したポルトガル菓子だけでなく、ポルトガル料理の賄いをお腹いっぱいいただいたことも、いい思い出です。
個人的に感慨深いのは、『イギリス菓子図鑑』を手がけた頃には思いもしなかったけれど(当時は、こういった本が世の中に受け入れられるかどうか、確信はあったのだけれど、数字(売れるということ)として証明されるかどうかで頭がいっぱいで、それ以上のことが考えられなかった)、こうしてシリーズ化できていること。
そして、同じ方々、出版社のご担当、ブックデザイナーさん、カメラマンさんと再集結し(『イギリス菓子図鑑』『増補改訂 イギリス菓子図鑑』は物理的な問題で別のカメラマンの方です)、あれこれアイディアを出し協力し合いながら、本を作ることができ、こうして世に送り出せるのは大きな喜びで、製作者冥利に尽きます。
もちろん、ほかにもご協力くださったみなさま、本当にありがとうございます!
書店、そしてオンラインでの購入ももちろん可能です(その際は、画像をクリックしてくださいね)。
ひとりでも多くの方に読んでいただけると、とてもうれしいです!
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