野菜はオーブンでじっくり火を通すとおいしい、と知ったのは、イギリスのクッカリースクールで。
自然な甘みが引き出され、とりわけ顕著なのは根菜とパプリカ。
このパプリカの性質を利用し、さらにトマトも仲間に加えて、スープに応用したのがこのレシピです。
通常のスープの作り方は野菜を適当な大きさに切って、水と一緒に鍋に入れて、という工程をとるのですが、さらにひと工夫、違うアプローチで、といったところ。
野菜の扱いに時間と手間がかるので、余裕のあるときのメニューになりますが、その価値は十分。
とろりと甘く、ふくよかな味わいが楽しめます。
仕上げにオリーブオイルをたらすのもおすすめです。
<材料(3人分)>
トマト……250g
赤パプリカ……1個
タマネギ……1/2個
ニンニク……1片
水……225ml
コンソメ……1/2個
オリーブオイル……適量+大さじ1
バター……5g
塩・コショウ……適量
<作り方(調理:25分 冷ます:30分 オーブン:30分)>
下準備
*オーブンを180℃に温めておく。
*耐熱皿にバターを塗っておく。
1. 天板の2倍の長さ以上に切ったアルミホイルを天板に敷いて、オリーブオイルを薄くひく。
2. 赤パプリカは縦半分に切ってタネをとり、切った面を下にして天板に並べる。
3. アルミホイルで赤パプリカを軽く覆い、180℃のオーブンで15分火を通す。
4. ニンニクはつぶして1/4に切る。タマネギ半個を1/4に切る(1個に対して1/8)。トマトはヘタをとる。
5. 4のトマト、タマネギ、ニンニクを耐熱皿に並べ、オリーブオイル大さじ1をふりかける。
6. 3の赤パプリカを取り出し、入れ替わりに5をオーブンに入れ、30分焼く。
7. 6の赤パプリカのアルミホイルの端を折り、約30分、蒸らしながら粗熱をとる。
8. 7の赤パプリカの粗熱がとれたら、薄皮をはがす。6のトマトの皮をはがす。
9. 鍋に7の赤パプリカを汁ごと、6のタマネギ、ニンニク、7のトマトを、耐熱皿に残った汁ごと入れる。
10. 9にバター、水、コンソメ、塩・コショウを加え、強火にかける。
11. 赤パプリカとトマトを軽くつぶし、かき混ぜるる。
12. 沸騰したら約5分とろ火にかける。
※ふたをしない。
13. ブレンダーでピュレ状にし、味見をして、足りないようであれば塩・コショウを足す。
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