イギリス産ワインをプロモートする団体、ワインBG/Wine GBによる、ワインBG アウォーズ/Wine GB Awards 2019が2019年6月17日(月)&18日(火)に、ロンドンのMasters of Wineを会場にジャッジが行われ、7月3日(水)には、254本のワインから、<金賞/Gold medals>39本、<銀賞/Silver medals>53本、<銅賞/Bronze medals>124本が選ばれた受賞ワインが発表されました(↓)。
WineGB Awards 2019 results
https://www.winegb.co.uk/wp-content/uploads/2019/07/Final-Wine-Award-Results-2019-.pdf
各賞受賞ワインについては、昨日、一昨日とお知らせしました(↓)。
寸評がなかなかに興味深かったので、本日はそちらを以下にお伝えします。
・登録された256本のワインのうち、216本が入賞
・入賞ワインの56%/122本がスティルワイン、44%/94本がスパークリングワイン
・スパークリングワインは金賞が26本、銀賞が29本、銅賞が39本
・スティルワインは金賞が13本、銀賞が24本、銅賞が85本
・入賞ワインの122本のスティルワインのうち、68%/84本が2018年収穫のブドウを使ったもの
(これは2018年がブドウにとってよい年だったことを意味する)
・2016年のワインは熟成のポテンシャルが期待できる
・ピノ・ノワール、シャルドネ、バッカス(バフース)が入賞ワインのブドウ品種トップ3
・ガメイ、シャスラ、ソーヴィニヨン・ブランがこれから注目したいブドウ品種
・入賞ワインのうち、1/4はイングランド南西部(コーンウォール、デヴォン、サマセット、ヘレフォードシャー、ウスターシャー、グロスターシャー)産。金賞ワインは6本
・入賞ワインのうち、半数近くはイングランド南東部(ケント、サセックス、サリー)産
・イングランドはテムズ&チルターン、ドーセット、ハンプシャーから、ウェールズからも入賞ワインあり
・金賞ワイン39本のうち26本はスパークリングワイン
・金賞入賞のスパークリングワインの半数は、シャルドネ・ベース
・金賞入賞のスパークリングワインの半数以上はイングランド南東部産
・金賞入賞のスパークリングワインで、バッキンガムシャーとバークシャーが健闘
へえええ〜、おもしろい!
やっぱり、2018年はヴィンテージイヤーだったのねぇ。
そして、イングランド南西部が健闘している印象。イングランド南東部がもう少し比率が高いと思ってた(その意味ではスパークリングワインは、推量どおり)
単に受賞ワインを紹介するだけでなく、その結果から分析、評価があるってのが、いいなぁ。
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○発表! ワインGBアウォーズ2019 その1 → https://ricorice.exblog.jp/28392364/
○発表! ワインGBアウォーズ2019 その2 → https://ricorice.exblog.jp/28395091/
○イギリスで、自国産スパークリングワイン消費の増加が記録的! → https://ricorice.exblog.jp/28175981/
○イギリスでスパークリングワインの消費が増加中(英国産含む) → https://ricorice.exblog.jp/27931513/
○生産者曰く、2018年のイングリッシュワインは期待大! → https://ricorice.exblog.jp/27419996/
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