
ロンドンはもろイーストもだけれど、クラーケンウェルやファーリンドンあたりも不案内。
この日は午前中、ロンドン郊外で用事があって、利用したターミナル駅はファーリンドン。
ロンドンに戻ってきたときは、遅いランチタイムといった時間帯で、さて、どこへ、ということで、はっ!と思い出して向かったのが、モダン・パントリー/The Modern Pantry。
https://www.themodernpantry.co.uk

“カナダ生まれ、ニュージーランド育ち、北欧にルーツを持つアナ・ハンセン/Anna Hansenシェフが作るのは、素材を生かしたシンプルモダンな料理。
味噌や柚子といった日本の素材や中近東のハーブやスパイスなどを自在に扱い、今の時代のボーダーレスをお皿の上で表現。”
ってことで、気になっていたんですよね〜。
前菜は12種、メインは6種がスタンバイ。
オーダーしたのは、
・サーモンの刺身/H. Forman & Sons’ salmon sashimi, truffled yuzu soy & black mustard seed dressing, amchur roasted seeds £6.80
・菊芋などのキャベツ包み/Roast Jerusalem artichoke pearl barley, mascarpone & miso filled January king cabbage, pickled squash dukkah £15.50
これにスペインのロゼをグラス、そしてサーヴィス料をプラスして、トータル£33.24。



前菜は、見た目美しく、柚子の香りがほのかに香り、ローストした種が食感のアクセントになって心地よい。
一方のメインは、う〜ん、キャベツが切りづらかったのと、味がぼんやりしていて、というか、ほとんど味がしなくって、下に敷かれたかぼちゃ(としておく)のピュレの甘さが、それはごく自然な甘さなんだけれど、そっちが立って、メインのキャベツ包みとは味も食感も合わなくって、残念!
ただね〜、こういうクリーン・イーティング的なアプローチは、日本ではあまり見ないので、なかなかおもしろい。
それと、味がしない、って書いたけれど、特にナチュラル系のメニューって、イギリスの場合、本当に味が淡白。
まあ、岩塩ななんかもらって、少し振りかければ一気に味が締まる予感大なので、それで解決するといえばそれまでではあるのだけれど。
そう考えると、日本の外食(中食も)って味が強いなぁ。
余韻もべたっと残って、ものすご〜く喉が乾くことが多いんですよね。
外食は嫌いじゃないけれど、自宅で食べる方が舌が落ち着くのはそのせいです。
ところで、私がお店に入ったときは13.30頃で、ほぼ満席。
あ〜、無理かな〜、と思ったのだけれど、大丈夫よ!と言ってくれて、席に通してくれたのでした。
このフレンドリーで笑顔な接客、程よいざわざわ感、決めすぎない白を基調とした店内も心地よい。
私は厨房に近い席だったのだけれど、サービススタッフと厨房の人たちが和気あいあいと楽しそうなのもよかった。


私が食事を終える頃、ちょうどお茶の時間に切り替わるタイミングで、スレートにブラウニーなどのお菓子をのせてテーブルにおく、ってのも目を引いて、注文OKだったけれど、そのあとの予定を考慮して、見送り。

料理はうううう〜ん、な部分があったけれど、見た目はセンスがあって、それは内装なども同様。
気持ちがほぐれる空気感もあって、外食って単にお腹を満たすためのものじゃないのよね、と思った次第です。

mon 11/11/13
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