
2年前から雲行きが怪しくなり、1年ほど前の2018年4月にいったんは沈静化したように思えたのですが、そうではなかった、んですね。。。
ジェイミー・オリヴァー/Jamie Oliverのレストランビジネスが、ついに破産を迎えたことが、2019年5月21日(火)にイギリスの各メディアで大きく報じられました。
KPMGの管理下に入り、これまでに閉店を重ね、25軒残っていたイギリス国内のレストランは、ガトウィック空港内にある3軒を残して閉店。
これによって、1000人ものスタッフが職を失うことになります。
フランチャイズ店や海外のレストランは引き続き営業を続けるものの、この残る3軒含め、これからどうなるか。。。
レストランのひとつ、Fifteenは社会からドロップアウトした若者のための働き口としてのレストランで、そのためのプログラムも整えていた、んですよね。
残す店舗のひとつに、このFifteenのコーンウォール店があるところに、わずかながら良心が感じられるのは私だけでしょうか。
私の記憶が確かなら、Fifteenの1号店は、少なくともロンドン以外ではここじゃなかったかな。
Fifteenコーンウォール店はフランチャイズで、現在の運営は、Cornwall Food Foundation(CFF)というチャリティ団体。
当初の意図が今も引き継がれているところに、ジェイミー・オリヴァーのレストラン事業は終わっても、残されるものはあるんだな〜。
よかった、というのも変ですが、よかったなぁ、と感じてしまいました。
参考までに、当ブログでのこれまでの記事をどうぞ(全部ではありませんが)。
時系列に並べますので、これまでに何が起こってきたかが、これらに目を通していただけるとわかるかと思います。
“ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ”(2017年1月)
“ジェイミー・オリヴァーのビジネスが転換期?”(2017年10月)
“ジェイミー・オリヴァー、さらに12つのレストランを閉鎖へ”(2018年1月)
“ジェイミー・オリヴァーの外食ビジネスはどこへ向かうのか”(2018年4月)
“ジェイミー・オリヴァー、自身の言葉でレストラン経営危機を語る”(2018年9月)
にしても、時代に追い抜かれてしまったんだなぁ、というのが私の率直な感想です。
以前の記事でも言及しましたが、たくさんの優良店がしのぎを削るようになった今、お客さんの舌も耳も肥え、いくらネームヴァリューがあっても、特徴がそれだけだと太刀打ちできなくなった、ということなのではないか、と。
そこそこのいい価格帯なのに、料理は凡庸、となるとお客さんは当然納得しないよなぁ。
本気でレストランビジネスをやるのであれば本腰を入れないとダメ、ってことでもあるかと。
このニュース、イギリスのメディアで、主だったところだけでも以下のように伝えています。
これから追随する情報が出てくるかと思いますが、まずは、ということで。
BBC
Jamie Oliver restaurant chain collapse costs 1,000 jobs
https://www.bbc.com/news/business-48352026
Financial Times(イギリスの経済紙)
Jamie Oliver’s restaurant chain falls into administration
https://www.ft.com/content/f4b81e9a-7bb5-11e9-81d2-f785092ab560
The Guardian(イギリスの新聞)
Jamie Oliver's empire collapses as 22 UK restaurants close
https://www.theguardian.com/food/2019/may/21/jamie-oliver-jobs-administrators-restaurants-jamies-italian
Big Hospitality(イギリスの飲食メディア)
Jamie Oliver's restaurant group calls in administrators
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2019/05/21/Jamie-Oliver-s-restaurant-group-calls-in-administrators
London Eater(イギリスの飲食メディア)
Jamie Oliver’s U.K. Restaurant Empire Collapses
https://london.eater.com/2019/5/21/18633810/jamie-oliver-restaurants-administration-jamies-italian-fifteen
Daily Mail(イギリスのタブロイド紙)
Jamie's recipe for disaster: Experts reveal faults that led to collapse of chef's sprawling restaurant empire
https://www.dailymail.co.uk/news/article-7054977/How-Jamie-Olivers-restaurant-empire-Jamies-Italian-Union-Jacks-Barbecoa-fell-grace.html
この22店舗閉鎖のニュースとこれまでの経緯とが、簡潔でわかりやすいのは、2019年5月22日(水)づけのBBCのこれかな〜(↓)。
~~ これまでの関連記事も併せてどうぞ
○ジェイミー・オリヴァー、6つのレストランを閉鎖へ → http://ricorice.exblog.jp/25138762/
○ジェイミー・オリヴァーのビジネスが転換期? → http://ricorice.exblog.jp/26092220/
○ジェイミー・オリヴァー、さらに12つのレストランを閉鎖へ → http://ricorice.exblog.jp/26320388/
○ジェイミー・オリヴァー、イタリア料理店に続きステーキハウスも閉鎖へ → https://ricorice.exblog.jp/26819474/
○ジェイミー・オリヴァーの外食ビジネスはどこへ向かうのか → https://ricorice.exblog.jp/27151474/
○ジェイミー・オリヴァー、自身の言葉でレストラン経営危機を語る → https://ricorice.exblog.jp/27464189/
○2017年イギリスでよく売れた料理本・トップ10 → https://ricorice.exblog.jp/26218882/
○イギリスでシュガー・タックス(砂糖税)がスタート → https://ricorice.exblog.jp/27132064/
○シュガー・タックス(砂糖税)導入は問題解決の糸口となるか? → https://ricorice.exblog.jp/24308455/
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