5〜6年前だったか、イギリスの新聞のコラムに、「The Guardian/ガーディアン」だったか、「The Times/タイムズ」だったかは忘れてしまったのだけれど、フードクリティックが“食の潮流”みたいなテーマで綴っていて、タクシーで交わされたエピソードを織り込んでいたのが、非常に印象的でした
(ブログに残しておけばよかったな〜。いつ、とか、誰、とかがわからない。。。)。
そこにあったのは、タクシーの運転手さんが食が趣味というから、一体どういうことか? 料理を作るのが好きなのか、休みとあらば食べ歩いているのか、と思いきや、食がテーマのテレビ番組を視聴するのが娯楽、だと。
示唆に富んでいて、考えさせられる意見だなぁ。
そう感じたのは、そのフードクリティックだけでなく、コラムを読んだ、私も、でありました。
明らかなのは、それだけ食がテーマのテレビ番組が増えた、ってこと。
いや〜、ほんとにね。
私なんか、住んでいない分、変化に気づきやすいから、イギリスを訪ねるたびに驚く。
イギリスの食を扱ったテレビ番組というと、当ブログでも取り上げて紹介することのある「The Great British Bake Off/グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ」(通称、GBBO)が筆頭に挙げられ、ほかにも連日花盛り。
そんなイギリスの食のテレビ番組に、「Great British Menu/グレイト・ブリティッシュ・メニュ」があります(↓)。
2006年から続く番組で、毎年春(もしくは夏から秋)にBBCで放送されます。「The Great British Bake Off/グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ」がアマチュアが腕を競い合う番組ならば、こちら、「Great British Menu/グレイト・ブリティッシュ・メニュ」はプロのシェフによる競争番組。
勝者は、その年ごとのスペシャルイベントで供される4コース料理(スターター/魚/メイン/デザート)のひとつを担当する権利が与えられます。
今年、2019年は14回目の年。
番組は、3月20日(水)にスタートし、現在、放送中。
この「Great British Menu/グレイト・ブリティッシュ・メニュ」シリーズ14で、勝者による4コース料理がふるまわれるのは、Abbey Road Studio/アビー・ロード・スタジオ。
ご存知、The Beatles/ザ・ビートルズが最後のオリジナルアルバム(とされていた)『Abbey Road/アビイ・ロード
この最後のレコーディングから今年は50年。それを記念してのディナーってわけです。
ちなみに、アビー・ロード・スタジオは、ザ・ビートルズのアルバム『アビイ・ロード
「Great British Menu/グレイト・ブリティッシュ・メニュ」シリーズ14が始まったその日、イギリスの飲食メディア“Big Hospitality”にあったのは過去5回のメニュを振り返りましょう、という記事(↓)。
Great British Menu - looking back at the last five years
https://www.bighospitality.co.uk/Article/2019/03/20/Great-British-Menu-chefs-retrospective
過去を振り返ることは、現在、そして未来を知ることにもつながる、というわけで、当ブログでもご紹介したいと思います。
○シリーズ13(2018年)
Starter(スターター): "Cep-tional" by James Cochran
Fish(魚): "Bun in the Oven" by Ellis Barrie
Main(メイン): "Poor Man's Goose" by Tom Brown
Dessert(デザート): "Tea and Cake" by Chris Harrod
○シリーズ12(2017年)
Starter(スターター): "Whatever The Weather" by Pip Lacey
Fish(魚): "Turbot With Strawberries & Cream" by Tommy Banks
Main(メイン): "The Grass Is Greener" by Michael Bremner
Dessert(デザート): "Honouring Venus Rosewater Champions" by Selin Kiazim
○シリーズ11(2016年)
Starter(スターター): "Ordinary To Extraordinary" by Mark Abbott
Fish(魚): "Preserving The Future" by Tommy Banks
Main(メイン): "A Celebration Of Rose Veal" by Mark Froydenlund
Dessert(デザート): "Golden Empire" by Adam Reid
○シリーズ10(2015年)
Starter(スターター): "We All Stand For Jerusa-lamb" by Rich Bainbridge
Fish(魚): "Emancipation" by Michael O'Hare
Main(メイン): "Teaching And Preaching" by Matt Gillan
Dessert(デザート): "Inspiring Women" by Rich Bainbridge
○シリーズ9(2014年)
Starter(スターター): "Your Share" by Adam Simmonds
Fish(魚): "We Shall Fight Them On The Beaches" by Emily Watkins
Main(メイン): "Blitz Spirit" by James Durrant
Dessert(デザート): "Homage To The Dickin Medal" by Colin McGurran
そうそう、この番組には各料理ごとにゲスト審査員が登場するのですが、今年、2019年の「Great British Menu/グレイト・ブリティッシュ・メニュ」シリーズ14のデザートの審査員に、な、な、なんと、フッキーが!
あっ、フッキーといっても。吹石一恵でもノブ&フッキーでもありません。
Peter Hook/ピーター・フックのことです。元New Order/ニュー・オーダーのベーシストです(ギターよりもギターらしい、メロディアスで存在感抜群のベースを弾く、という。。。)。
また、メインのゲスト審査員は元Wham!/ワム!のAndrew Ridgeley/アンドリュー・リッジリーです。
日本にいると、ミュージシャンの場合は、新譜の発売とかライブ情報とか音界隈の情報ばかりが入ってきますが、イギリスのテレビ番組を観ていると、この人、このバンド、こんな番組に出るんだ!ってことにしばしば出くわします。
感心することもあれば、お間抜けなこともあって、番組本体よりもそっちに気が向いてしまう私です。
まあ、それは日本でも一緒か。ミュージシャンは必ずしも音楽番組ばっかに出てるわけじゃないもんね。
にしても、「Great British Menu/グレイト・ブリティッシュ・メニュ」にしろ、「The Great British Bake Off/グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ」にしろ、何かにつけ、いちいちGreatをつけるあたり、いつまで大英帝国気分なんだ?って訊きたくなってしまうのは、私だけでしょうか。
~~これまでの関連記事も併せてどうぞ
○「The Great British Bake Off/グレイト・ブリティッシュ・ベイクオフ」まとめ → https://ricorice.exblog.jp/27975696/
○「The Great British Bake Off」シリーズ9はこんな感じで幕を閉じました → https://ricorice.exblog.jp/27598839/
○「The Great British Bake Off」のすごさを見たっ! → https://ricorice.exblog.jp/23951455/
○人気ベイカー、ポール・ハリウッドへの一問一答 → https://ricorice.exblog.jp/22037113/
○ケーキの女王、メアリー・ベリーへの一問一答 → https://ricorice.exblog.jp/21409015/
** ご予約受付中です **
Amazon
楽天ブックス

