
私にとって押しずしは思い出の味。
木型に入れて押し出し、でんぶなどでトッピングした、小皿に入るサイズのものは幼稚園児から小学校低学年のとき、それ以降は、大きな円型のタッパーウェア(直径30cm、もっとあったかな?)に、バラすしをベースに錦糸卵や細いノリを散らしたもの。
おかずを作る時間がないとき/面倒なときに(お吸い物と簡単な何か)、よく登場しました。あとは人が来たときかな。仲のいい家族同士がよく集まっていたので(発表会の様相を見せるファミリーパーティのような大仰なものでなく、日常の延長で)。
なので、おすしはお祝いごとで、みたいなことをきいたとき、うちでは思いっきりケの料理だったので、びっくりしたものです。
昨今のイギリスでは、すしはますます市民権を得るようになり、くるくる寿司店、テイクアウェイのお店、高級店、スマートカジュアル、がひしめき合っているいるなか、デパートのフードホールや大型スーパーマーケットでは、その場で作ったすしを提供してくれるコーナーができていて(そして、増加傾向にあります)、へ〜っと思ったものでした(↓)。
すしに限らず、ですが、イギリス人と接していて、またイギリスでのレシピを眺めていて思うのは色彩感覚が違うんだな、ってこと。
サーモンやマグロが人気なのは、慣れているから、ってこともありますが、赤い色も大いに関係していると、私は捉えています。
逆にいうと、シンプルなヒラメの握りとか、お醤油で全体が茶色に染まった料理などはアピールしない、ということです。
どこかに差し色を入れるとかしないと。
そんなことを思いながら、また子どもの頃の記憶と、色みのきれいな3色そぼろをヒントに、おすしだってパウンド型を使えばいいじゃない、ってことで、作成したのがこのレシピ。
なじみのある素材だし、これだと、比較的誰にでも親しんでもらえるのではないか、と思っています。
<材料(12×21.5cmのパウンド型1本分/3〜4人分)>
米……1.5合
昆布……約10cm
日本酒……大さじ3
水……適量
サヤエンドウ……10枚
塩……少量
卵……1個
サラダ油……適量
〜〜すし酢〜〜
酢……大さじ3
砂糖……大さじ1 1/2
塩……小さじ1/2
〜〜鶏そぼろ〜〜
鶏挽き肉……100g
日本酒……小さじ1
砂糖……大さじ1
醤油……小さじ2

<作り方(調理:1時間)>
1. 米をとぎ、昆布と日本酒も入れ、最後に水を通常の1.5合分よりも少なめになるように入れて、炊く。

2. 鍋に水と塩を少量入れて、沸騰させる。

3. サヤエンドウはヘタを取る。ボウルに冷水を入れる。



4. 2の湯が沸いたら、3のサヤエンドウを入れ、3分ゆでる。


5. 4のサヤエンドウを 3の冷水にあけ、キッチンタオルなどではさんで軽く押さえ、余計な水分をとる。




6. サヤエンドウのスジを外し、斜め細切りにする。




7. フライパンにサラダ油を入れて弱火で熱する。卵をときほぐす。




8. 7のときほぐした卵を1/3量をフライパンに入れ、表面がかわいたら、裏返す。焼き上がったらまな板におく。





9. 8を全部で3回行う。

10. 鶏そぼろの日本酒、砂糖、醤油を混ぜ合わせる。


11. 9のフライパンの余計な油をふきとり、中火にかけ、鶏挽き肉を入れる。


12. 11の鶏挽き肉を絶えずかき混ぜ、色が変わったら、10を入れる。




13. 水気がなくなるまで、かき混ぜながら火にかける。
※12と13でかき混ぜながら、なのは、鶏そぼろをぽろぽろにするため。菜箸を6本とか多く使ってもよい。


14. 9の薄く焼いた卵を半分に切って、重ねる。


15. くるくる巻き、14のカットした面に対して垂直に包丁を入れ、細く切る。




16. パウンド型にラップを二重に敷く。
※すしがそれなりの重さがあるので、持ちこたえられるようにするため。

17. すし酢の材料を合わせる。

18. ごはんが炊き上がったら昆布を外し、ボウルなどに入れ、すし酢を入れ、さっくりと切るように混ぜる。








19. 16のパウンド型に、15の細く切った卵を広げ、平らにならす。




20. 19に18のごはんの1/2量を入れ、表面を平らにしながら押す。




21. 20に13の鶏そぼろを広げ、平らにならす。




22. 21に残りのごはんの1/2量を入れ、表面を平らにしながら押す。




23. すし全体をラップで覆い、30分ほど軽く重石をする。
※パウンド型に水を張って使っているが、タルトスコーンでも豆でも米でもよい。また、パウンド型がなければ、あき牛乳パックを利用するなどするとよい。



24. 23をひっくり返して皿におき、6の細く切ったサヤエンドウを広げる。





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