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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex

発展目覚ましいイングリッシュワイン、3万人もの雇用を生み出す試算


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多少の波はあるものの、イングリッシュワイン(&ウェルシュワイン)は、質、量とも年々上昇し、右肩上がりを続けています。

現在、イギリスのワイン業界に従事する人は、ブドウ畑で働く人、ワインメーカー、管理などのサポート、セラードアのスタッフなど、すべてひっくるめて2,000人ほど。
これが、次の20年以内に2〜3万人の新しい雇用を生み出す試算がはじき出されました。

ここでキーとなるのはツーリズム。
実際にワインエステイトやヴィンヤードに足を運んでもらい、体験としてのイングリッシュワインに注力する模様。
例えば、ワイナリーツアーとかテイスティングルームとか併設レストランとか宿泊施設とか、そういったものです。

確かに。

私がこれまで訪問したイギリスのワインエステイトでも、「イングリッシュワインの発展にはツーリズムが大事!」と。
その理由を尋ねると、こんな答えが。
イングリッシュワインの生産者はどこも規模が小さい。イギリスで大手といったところで、有するヴィンヤードはオーストラリアの大型ワインエステイトの駐車場レベル。かつ、ニューワールドの毎年ヴィンテージイヤーというほどのブドウの質や収穫は望めない。ということは単純に値段と質を考えると、ニューワールドを購入するでしょう。
でも、自分の国で、もしかしたら、車ですぐのところに、イギリスにも優良なワインエステイトはあるかもしれない。そのことを知って欲しいし、そのためにはワインを五感で楽しむ場が必要。それがワインツーリズムにつながるのです。
加えて、地場、できるだけ近いところの作物でできたものを消費することは、地域の生産者のサポートにもなるし、輸送費も少なくてすむから、環境にもやさしいでしょう」と。

加えて、現在では、ブレキジット(ブレグジット)/Brexitによる見通しの立てづらさから、確実な自国の産業を推し進めたい考えも、そこには見え隠れする、と私は捉えています。

にしても、活躍めざましいとは、まさにイングリッシュワインのことだなぁ。

現在、500以上のヴィンヤード、165を数えるイギリスのワインエステイト。
昨年、2018年は前年比なんと30%増で、1560万ポンドものワインを生産。
アメリカ合衆国、スカンジナビア諸国をはじめ、40カ国にも輸出しています。
ブドウ畑は10年前の60%増で、現在7000エーカー(約2845万3600平方メートル)。
昨年は160万本のブドウの木が新たに植えられ、今年は200万本が加わる予定です。


このニュース、イギリスの料飲メディアの2019年3月21日(木)づけて以下のように伝えています。

The Drinks Business
UK wine industry could create 30,000 new jobs
https://www.thedrinksbusiness.com/2019/03/uk-wine-industry-could-create-30000-new-jobs/


The Morning Advertiser
English wine industry to create up to 30,000 jobs
https://www.morningadvertiser.co.uk/Article/2019/03/21/English-wine-industry-to-create-up-to-30-000-jobs





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○Brexit/EU 離脱! これがイギリス国民が出した答 → https://ricorice.exblog.jp/24481123/
○イギリスでスパークリングワインの消費が増加中(英国産含む) → https://ricorice.exblog.jp/27931513/
○イギリス政府による、自国ワインの消費がますます増加 → https://ricorice.exblog.jp/27708252/
○発展目覚ましいイングリッシュワインの現状はこんな感じ → https://ricorice.exblog.jp/27541695/
○生産者曰く、2018年のイングリッシュワインは期待大! → https://ricorice.exblog.jp/27419996/


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by ricoricex | 2019-03-30 00:00 | イングリッシュワイン