舌を刺すようなピリッとした辛みが身上のブルーチーズは塩気も強いので、
セロリを筆頭に水分が多い野菜や、イチジクなどとろりと甘い果物と合わせるのが定番。
ということはセロリのスープの場合も、
アクセントにブルーチーズが欲しいところ。
仕上げに散らせば、好コンビ参上!です。
セロリは生で食べると、独特のさわやかな強い香りとシャキッとした食感がありますが、
火を通すと一気におだやかになります。
それを補う意味でも、ブルーチーズの存在は欠かせません。
とろみをつけるのに生クリームでもいいのですが、
セロリの繊細さは、同じ野菜のジャガイモの方が引き立ててくれます。
コクを出すための食材も、肉のブイヨンではなくコンソメの方がおすすめです。
日本ではまだそこまで知名度がないように思えるのですが、
イギリスでブルーチーズといえばスティルトン。
おなじみの、イタリアのゴルゴンゾーラ、フランスのロックフォールと並んで、
世界三大ブルーチーズとされるほど。
このスティルトンを使えば、よりイギリスらしさを演出できます。
<材料(2人分)>
バター……10g
タマネギ……1/2個
セロリ……150g
ジャガイモ……100g
牛乳……75ml
水……350ml
コンソメ……1/2個塩・コショウ……適量
ブルーチーズ……15g
<作り方(調理:35分 煮込み:20分)>
1. セロリは茎と葉の部分を分け、セロリの葉数枚は飾り用に粗みじん切りにする。セロリは筋をとりながら薄く切る。タマネギは薄く切る。ジャガイモは皮をむき、薄く切る。セロリの葉と筋と一緒に束ね、タコ糸で縛る。
2. 鍋にバターを入れ弱火にかけ、1の薄切りにしたセロリとタマネギを入れ、ふたをして、やわらかくなるまで3〜5分汗をかかせる。
※ときどき鍋をゆするとよい。
3. ふたをあけて軽くかき混ぜ、牛乳、水、コンソメ、1の薄切りにしたジャガイモ、セロリの葉と筋を縛ったものを入れ、塩・コショウをして、約20分とろ火にかける。
※ふたをしない。
4. セロリの葉と筋を縛ったものを取り除き、軽くかき混ぜ、ブレンダーでピュレ状にし、味見をして、足りないようであれば塩・コショウを足す。
※濃い場合は、水を足してのばし、火にかけて温め直す。
5. 皿に盛り、ブルーチーズを崩しながら散らし、1の粗みじん切りにしたセロリの葉を飾る。
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