
ケーキと呼ぶものの、これはパイ菓子。
同じく、ドライフルーツをフィリングにした小ぶりな菓子、
エクルズ・ケーキによく似た一品です。
エクルズ・ケーキとの違いは見た目。
同じ円型でも、より平たいのがエクルズ・ケーキの特徴です。
そしてチョーリー・ケーキはエクルズ・ケーキに比べるとフィリングの甘さがやや控えめ。
生地はサクサクのパフ・ペイストリーまたはフランキー・ペイストリーではなく、
チョーリー・ケーキでは通常、ほろほろのショートクラスト・ペイストリーを使うのも
エクルズ・ケーキとの違いです。
細かい部分で違いはあるものの、チョーリー・ケーキもエクルズ・ケーキもよく似た仲間であり、
エクルズもチョーリーもランカシャーにある町の名前。
物理的に距離の近い、これらの地で生まれたケーキに似た部分が多いのは当然なのかもしれません。
このチョーリー・ケーキ、私のレシピでは、日本では入手しやすいレーズンを使っていますが、
カランツを使うのが現地のやり方。
そして、カランツが入ったさまがそう見えるのでしょう、
“fly pies”、つまり“蠅のパイ”なんて呼ばれることも。
このあたり、同じくカランツがぎっしり入ったガリバルディ・ビスケットを
“squashed-fly biscuits/たたき潰した蠅のビスケット”と呼ぶのと同じですね。。。
生地であるショートクラスト・ペイストリーをのばすとき、
大きく切ったラップフィルムで挟んで、作業します。
そうすると、作業台に薄力粉をふるう必要がなく、かつ汚れず、
残った生地もまとめやすいのでたどり着いた、私のやり方です。
食べるときは、このままでお茶菓子として、
温かいうちにシングルクリーム(生クリーム)やアイスクリームを添えてデザート(プディング)として、
伝統的な食べ方に倣って、ランカシャー・チーズと一緒に軽食として食べるのも特におすすめです。
ランカシャー・チーズが簡単に入手できない場合は、
同じく牛の生乳を原料とするセミハードチーズ、チェダーで代用してもいいでしょう。
<材料(6個分)>
ショートクラスト・ペイストリー……約250g
卵白……1個分
〜〜フィリング〜〜
レーズン……75g
ドライミックスフルーツ……25g
三温糖……大さじ1
バター……10g
オレンジ・キュラソー……小さじ1

<作り方(調理:30分 オーブン: 20分)>
下準備
*ショートクラスト・ペイストリーを作って、冷蔵庫で休ませておく。
(ショートクラスト・ペイストリーの作り方 → https://ricorice.exblog.jp/21363785/)
1. フィリングを作る。レーズン、ドライミックスフルーツ、三温糖、バターを鍋に入れ、弱火にかけ、混ぜ合わせる。


2. バターがとけ、バターと三温糖が全体にまんべんなくからまったら火からおろし、オレンジ・キュラソーを加える。



3. 冷めるまでそのままにしておく。

4. オーブンを200℃に温める。卵白をときほぐす。天板にクッキングシートを敷く。



5. 作業台でショートクラスト・ペイストリーを5mmほどの厚さにのばし、直径7〜7.5cm程度の円型で抜く。
※余った生地はこねすぎないようまとめて、同様に型を抜く。








6. 円型で抜いた生地をさらにうすくのばし、直径10cm程度の円にする。




7. 3のフィリングの1/6量を6の生地の中央におく。


8. 生地のふちに水をつけ、生地の端を中央に集めるようにして閉じ、フィリングを包み込む。
※しっかり閉じること。



9. 閉じた面を下にして、のべ棒でのばし、表面を平らにしながら、直径7cm程度の円にする。
※生地が破れたり、フィリングがはみ出したりしてもよい。





10. 4のクッキングシートを敷いた天板に、間隔をあけておく。

11. 10のケーキの表面に4のときほぐした卵白を塗る。


12. 200℃のオーブンで20分焼く。

13. 焼き上がったら網の上で冷ます。


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