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イギリスの食文化研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。chattex アットマーク yahoo.co.jp


by ricoricex
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夕食@バンプキン/Bumpkin(ロンドン)


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その日の夜、予定があり、
でもそこではせいぜいワイングラス片手に軽くつまむ程度で食事は望むべくもなく。
19時スタートのそこでの時間は2時間30分〜3時間で、終わった頃には夕食難民確定だったので、
先にお腹に入れてから出向くことに。

そんなことをつらつら考えていたら、「ご飯食べようよ」と、友人。
ちょうどいい!と午後遅い、夕食には早い時間だけど大丈夫?と訊くと、「いいよ」との返事。
私の夜の用件は地下鉄ピカデリーラインの西側、友人の動線と照合して、サウス・ケンジントンあたりでどう?ということに。

おっ、チャンス!とばかり、私が提案したのはバンプキン/Bumpkinでした。
サウス・ケンジントン駅を降りて、オールド・ブロンプトン・ロードを西へ歩くこと7〜8分(10分はかからない、と思う)、
このあたりはめぼしいスポットがあるわけではなく、知らないと気づかないかもしれないけれど、
このあたりはテリトリーである私にとって、前を通るたびに気になっていたのです。
https://bumpkinuk.com/


夕食@バンプキン/Bumpkin(ロンドン)_e0038047_21103548.jpg
そうして、その日、サウス・ケンジントン駅で待ち合わせて、いざ。
友人の手にはなにやらプリントアウトしたものが。
「さっき予約入れたばっかり。だけど予約特典でプロセッコがグラス付きだって」と。

そうだ、そうだ、直前だろうが(オンライン)予約を入れておくと、特典に預かること多いのよね〜。
飲食店だけでなく、博物館とかの入場料もそんなところがあったような。。。

入店したのは17時前。
さすがにこの時間、ほかのお客さんは2組ほど。
にしても外からは気がつかなかったけれど、中に広いのねぇ。
奥に長い、というよりも、間口が狭く、奥に広がっていて、その向こうが厨房。
オープンキッチン、というわけではないけれど、仕切りが低いので、厨房の様子がそれとなく伝わる。
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この店の名前、バンプキン/Bumpkinとは“(野暮ったい)田舎者”という意味で、
レンガの壁に木のテーブルに、とrusticというか田舎の素朴さをインテリアでも演出。
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肝心の料理は、というと、これがポイントで、イギリスらしさ、を意識したもの。
キャッチコピーは“A Taste of Seasonal Britain”。
旬の野菜などをふんだんに取り入れ、またイギリスならではの食材も使い、
伝統的な田舎の料理をベースに、味つけや盛りつけに、今らしいエッセンスをプラス。

ガストロパブのメニューともまた違った、もう少し“田舎らしく”素朴さを打ち出した、といったところです。

で、予約特典のプロセッコを飲みながら、メニューを確認。
後で少し食べるんだよなぁ、ってことでプディング(デザート)はパスして、スターターとメインの2コースにすることに。
友人は甘いものを好んで食べないので、同様に2コース。

それぞれ3種の選択肢から、私が選んだのは、
・コーンウォールのヤーグチーズとトマトのピザ風パン/Cornish Yarg & Tomato Firebread
・スズキのグリル、レンズ豆の煮込み添え、ケイパーのバターソース/Seabass, Puy Lentils, Caper Butter Sauce
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おっ、ヤーグチーズがあるじゃない!
ヤーグチーズは牛乳から作られるセミハード・タイプのチーズでネトルの葉で包んで熟成させるのが特徴。
名前こそ知っていたものの食べたことがなかったので迷わず注文。
そして、好物のスズキ。
私は脂ののっていない、というか、あっさりした魚が好きで、
スズキは日本だとものによっては泥臭い、とされていますが、
イギリスで食べるのは上品で厚みのある白身魚、といった様相で、非常に私好みなのです。

で、私、学習しないなぁ、と我ながら苦笑いしてしまったのが、
ヤーグチーズにつられてスターターを選んだのですが、これfirebreadと呼ばれるピザ風パンのトッピングとして使われているんですね。
で、このピザ風パン、というのが直径15cmはありそうな代物で、
そこにチーズがのっかっているわけで、スターターだけでお腹ぱんぱん!な状態に。

私は大食いな方ですが、スターター = 量が少ない、という図式がイギリスでは当てはまらないことをつい忘れてしまうことが多く、
メインが登場する頃には、あああああ〜、お腹ぱんぱん!ってことが少なくないのです。。。
この日のメインはスズキはともかく、レンズ豆も一緒で、これまたお腹にたまる一品。

味は、というと、突出したところはないけれど、おだやかで温かみが感じられ、
とんがったもの、ぐっとレイドバックしたもの、とは違う、等身大の味わい、って印象。
変に背伸びする必要も、ぐっとB級に走ることもなく、このあたりバランスがむずかしいだろうけれど、うまくまとめているんじゃないかな。

気になる値段は2コースで£15。
これにサーヴィス料が加算され、
そしてイギリス人の友人は習慣でおいていかないと居心地が悪いようで、チップをプラスして、
ひとり£18程度払った、かな。

記憶が曖昧なのですが、この価格設定は2015年11月当時、遅い時間までのランチ、もしくはプレシアターとしてセットメニューを設定していたのかもしれません。
2018年9月の状況としては、バンプキンのウェブサイトによると、
平日16時まではセットメニューを、2コース£15.95、3コース£21.95で提供し、
それ以降の夜の時間はアラカルトで対応。
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そして、食事の締めくくりとしてのプディング(デザート)とは別に、
プディング(デザート)&ドリンクのメニューもあり、お茶だけの利用も可能。
レストランなのでサーヴィス料は加算されるけれど、
ドリンクメニューはエスプレッソやアメリカーノが£2.5から、そしてアシェット・デセールといった趣でタルトやケーキを提供してくれ、
何より、コーヒーショップよりもぐっとゆったりできるので、
のんびり時間を過ごしたいときに訪問するのもいいなぁ、と感じます。
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thu 12/11/15


~~過去の関連記事も併せてどうぞ
○夕食@ザ・カースル/The Castle(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/27278748/
○夕食@オベイン/Aubaine(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/26068693/
○ランチ@ブックス・フォー・クックス/Books for Cooks(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/23968640/
○ランチ@ハンサム・キャブ/The Hansom Cab(ロンドン) → https://ricorice.exblog.jp/22654083/



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by ricoricex | 2018-09-13 00:00 | イギリスの店レポート