
すり鉢、というと、ゴマをするボウルみたいなものね、になり、
つい日本の道具と思いがちですが、
乳鉢、だとどうでしょう。
なんだか理科の実験のようですが、確かにそう。
記憶が正しければ、私がイギリスで購入した乳鉢と乳棒も薬の調剤器具を作るメーカー、ってきいたような。。。(すごおく曖昧)。
乳鉢と乳棒、確かにイギリスで人の家を訪ねると台所に大きいものがどんと鎮座していることが少なくなく、
それだけ(意外と?)使用頻度が高いんだなぁ、と感じたりするわけです。
では、この乳鉢と乳棒はいつ使うか、というと、
ナッツを砕いたり、コショウの実とかコリアンダーシードなど、包丁でみじん切りするには丸過ぎるスパイス類を潰したり、ニンニクとオイルをすり合わせたりするときに使います。
フードプロセッサーのグライダー機能を使えばいいのですが、
量が少ないと、乳鉢と乳棒の方がラクというか速かったり、
あと風味がより際立つ、ってこともあるんですよね。
この乳鉢と乳棒、英語ではそれぞれ、
mortar/モォター、pestle/ペスル
と呼びます。
そう、pestleのtは発音しないのです。
スコットランドの国家であるアザミ、thistleをスィスルと言うのと一緒ですね。
で、これがおもしろいところなんですが、セットで呼ぶ時は、
pestle and mortar
で、pestleが先なんですよね。
乳鉢であるmortarが先に来そうな感じですが、pestle、そしてmortarというのが定形化しています。



pestle and mortarについて、おもしろい記事を見つけたので、貼り付けますね。
最初は、“よいpestle and mortarの選び方”で、その歴史から記事は始まります。
次は“pestle and mortarの目的別ベストバイ”で、たとえばメイソン・キャッシュ/Mason Cashやル・クルーゼ/Le Creusetといったメーカーもpestle and mortarを作っているのが興味深い。
それだけ、ヨーロッパのキッチンでは(というより世界で、ですが)普遍的な台所器具、ということの表れのように思えます。
How to Choose and Use the Best Mortar and Pestle Set
https://foodal.com/kitchen/general-kitchenware/spice-grinders/best-mortar-and-pestle-set-reviews/
Best pestle & mortars – on test
https://www.bbcgoodfood.com/content/top-five-mortar-and-pestles
乳鉢でなくてもすり鉢でもいいと思うかもしれませんが、
ゴマ以外で、コショウやナッツで使おうとすると目が荒いというか詰まるというか、で
欲しいなぁ、とイギリスでぐるぐるしたことのある私。
私が求めていたのは、手の平に収まるぐらいの小さなサイズ。
一般的なサイズよりもずっと小さいのですが、
なんせ素材が大理石だったり陶器だったり(木、のこともありますが)で大きいと重いのと、
ちょっとだけ、のときに欲しかったから
(量が多いと、時間に余裕があるとき以外は時間重視でグラインダー機能を使うので)。
なかなか好みのものに見つからず、ふうむ、と思っていたときに、
はっと、あの店に行けばあるんじゃない?とひらめき、
それはもう確信のようなもので、行けば果たしてあったのでした。
こういうのも買い物(?)経験を積むとピンと来るようになるのねぇ(笑)。
というわけで、
pestle and mortar → 乳鉢と乳棒
と覚えてくださいね。
ではでは〜!
〜〜過去の関連記事も併せてどうぞ
○英語でレシピを読む! ~単位 05:グラウンド~ → https://ricorice.exblog.jp/23738822/
○英語でレシピを読む! ~工程 19:刻む~ → https://ricorice.exblog.jp/24409518/
○英語でレシピを読む! ~工程 54:ゼスト~ → https://ricorice.exblog.jp/26085868/
○英語でレシピを読む! ~道具 12:耐熱皿~ → https://ricorice.exblog.jp/27191271/
○英語でレシピを読む! ~道具 11:容器~ → https://ricorice.exblog.jp/27147544/
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