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イギリスの食研究家、食のダイレクター/編集者/ライターの羽根則子がお届けする、イギリスの食(&α)に関するつれづれ。http://hanenoriko.daa.jp/


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<イギリス菓子・レシピ> 紅茶のシフォンケーキ【Tea Chiffon Cake】


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私が小学校高学年の頃、1970年代後半、ふわりと軽いケーキといえばエンゼル・ケーキでした
(もっとも、正確にはエンゼル・フード・ケーキと言い、
 エンゼル・ケーキはイギリスにある別のケーキを指します)。

それがいつの頃か、1980年前後だと記憶していますが、「フレイバー」の台頭により、
アメリカ合衆国生まれのシフォンケーキが日本で大きな市民権を得ます。
確かに、手みやげとかでもらったりする機会、多かったですもんね。

シフォンケーキの特徴はその軽さにあります。
卵を卵白と卵黄に分けて泡立てることで、気泡を多く含み軽くなるのはもちろん、
最大の貢献役は油脂にサラダ油を使うことです。
バターやショートニングではないことがポイントで、
シフォンケーキ独特の軽さは、油が果たすところが大きいのです。

私の知る範疇では、イギリスでシフォンケーキを見たことはありません。
レシピ本でも見ないような。。。
ただ、イギリスの食用語辞典にはちゃんと載っているので、
知りたい人がいる、知っている人がいるお菓子ではあるのでしょう。

イギリスではさほど認識されていないシフォンケーキですが、
紅茶フレイヴァーのものもよく見るので、
消費量は確実に減っているとはいえ、まだ紅茶のイメージの強いイギリスゆえ、
当ブログでもご紹介する次第です。

紅茶はティーバッグを使ってください。
理由は茶葉が粉砕されているから。
いわゆる茶葉は葉が大きいので香りや風味が出ていいのですが、
この紅茶のシフォンケーキに使う場合は、グラインダーなどで細かくする必要が生じるので
その分手間がかかります。
紅茶の種類は好みですが、香り高いアールグレイがなんといってもおすすめです。

私のレシピは軽さを出すために、薄力粉だけでなく、コーンスターチも使いましたが、
薄力粉だけでもOKです。
また、コーンスターチを米粉(ライスフラワー)に置き換えてもいいかと思います。
そして総量が変わらなければ、配合も好みで自由にアレンジしてみてください。

シフォンケーキは冷ますときに宙ぶらりんに逆さまにするので、
ケーキが型から外れないように、紙を敷いたり、バターを塗ったりしないのですが、
そのため生地が型にはりついて、洗うときに面倒なんですよね。。。
なので、シフォンケーキ専用の型はもちろんありますが、
よほど頻繁に作るのでなければ、100円ショップでも販売している紙タイプがラクです。

シフォンケーキはそのまま食べても充分ですが、
仕上げに表面に粉糖をふったり、泡立てた生クリームを添えたりするとぐっとよそいき風になります。

<材料(直径17〜18cmのシフォン型1個分)>
薄力粉……60g
コーンスターチ……20g
ベーキングパウダー……小さじ1
グラニュー糖……70g
卵……4個
紅茶(ティーバッグ)……小さじ2(2バッグ分)
牛乳……50ml
サラダ油……大さじ3
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<作り方(調理:25分 オーブン:35分)>
下準備
*オーブンを170℃に温めておく。

1. 紅茶はティーバッグから取り出し、器に入れる。
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2. 牛乳を沸騰させ、1に注ぎ入れる。
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3. 卵は卵黄と卵白に分ける。薄力粉とコーンスターチ、ベーキングパウダーを合わせて、2〜3度ふるう。
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4. 卵白は角が立つまでしっかり泡立て、グラニュー糖を半量加え、さらに角がピンと立つまで泡立てる。
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5. 3の卵黄に残りのグラニュー糖を加え、白っぽくなるまでしっかり混ぜる。
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6. 5にサラダ油と2の牛乳で抽出した紅茶を葉っぱごと残さず加えて、しっかり混ぜる。
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7. 6に3のふるった薄力粉とコーンスターチ、ベーキングパウダーを加えて、混ぜる。
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8. 7に4の卵白を泡立てたもの1/3量を加え、泡立て器で混ぜる。
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9. 8に4の卵白を泡立てたもの1/3量を加え、泡立て器で混ぜる。
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10. 9に残りの4の卵白を泡立てたものをゴムベラで加え、底からしっかり切るようにして混ぜ合わせる。
※混ぜる作業そのものは泡立て器がやりやすいが、最後にゴムベラを使うことでボウルの卵白を残さずきれいに加えることができる。
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11. シフォン型に10の生地を流し入れ、竹串などで2〜3周ぐるぐる回し、型ごとトントンと台に2〜3回たたき、空気を抜く。
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12. 170℃のオーブンで35分焼く。
※途中、表面が焦げそうになったら、アルミホイルで覆う。
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13. オーブンから取り出したら型ごとひっくり返し、中心を瓶などで支えて冷ます。
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14. 充分に冷めたら、型とケーキの間にナイフや竹串などを差し込んで、ていねいに1周回し、型から外す。
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(↑135の英国お菓子ストーリーを詳しく紹介しています




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by ricoricex | 2018-09-02 00:00 | イギリス菓子・レシピ