名は体を表す。
ってなわけではないのだけれど(いや、あるのだけれど)、
このお店は、オーガニック食材店。
入ってすぐの陳列棚にはごろんと大きなカンパーニュ系の焼き立てパン、
目の前にはこんもりと盛られ鮮やかな色味が魅惑的な果物のコーナー、
奥に進むとグロッサリー、そして精肉コーナーもあったり、
規模こそ大きくないものの、かごなどを利用した活気あるディスプレイと相まって、
なかなか楽しいお店です。
このお店、イートイン、というか、しっかり食事もでき、2Fはそのための場所。
1Fの入って右手にもテーブルが設置されており、
ちょっとお茶をするにちょうどいいのがこのスペースです。
店内は入って左手には焼き菓子なども販売され、ここで飲み物もろともオーダーして、
持ち帰り/イートインを伝え、イートインの場合は、商品を受け取った後、先のテーブルを利用するシステム(だったはず。。。)。
この日の午後、夕食までお腹が持たない!
ってなわけで、駆け込んだのが、このナチュラル・キッチン/Natural Kitchenでした。
https://www.naturalkitchen.co.uk/
ちょっとお茶をしにふらっと入れる場所が、多くないんですよね。
なので、さしたる思いがあるわけではなく、目に留まったから入った、というのが、この日の私です。
味を覚えていないのは、とにかくお腹を満たすため、と、座ったギャザリングテーブル(相席ですね)で、隣り合わせた人とずっと喋っていたから。
その方はエセックスだったかサセックスだったか、ロンドン近郊にお住まいで、
月に1回ぐらいの割合でロンドンに来ているそう。
昨今(当時)の飲食代の高さをこぼしてらっしゃり、
「ナチュラル・キッチンぐらいしか、この界隈は来れる店がなくなっちゃったわ」と。
住民でない私は食材を買うことは基本ないのだけれど、その方曰く、「買い物もよくするの」。
私は私で、ちょっとお茶できるところがなくって、ナチュラル・キッチンを入ったところにカフェスペースがあったな、と思い出して飛び込んだ、と伝えたら、笑って、「そうね、お茶できるところも少ないかも」と。
それが5年前。
今回、画像を引っ張り出して眺めていたら、今は変わっているかも(もしくはこれから変えるかも)、なことが見られて、それがおもしろかった。
それは何か、というと、
・紙コップでドリンクを提供
・テーブルにプラスチックのカトラリーを設置
いくら1Fの入れ替わりの激しい、気軽な立ち寄り場所のカフェスペースとはいえ、
オーガニックを標榜するナチュラル・キッチンとあらば、
マグでのドリンク提供や木製カトラリーに切り替わっているのでは、と思うわけです
(実際はどうかは確認していないので、不明です)。
なんせ、今はこういうご時世ですから(↓)。
5年という歳月は長いようで短く、短いようで長く、
それまで当たり前だったこういう備品に対する私の意識も変わったわけで、
こういうのはたまに訪ねるからこそ、違いに気づきやすいことでもあり、
そろそろ再訪しよう、と思った次第です。
sat 09/11/13
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